2023-05-12 Fri

2021年制作 米/メキシコ/仏
監督:ギレルモ・デル・トロ/マーク・グスタフソン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
第1次世界大戦下のイタリア。10歳の息子を亡くしたゼペットは、悲しみから立ち直れず、木を彫って息子を作ろうとする。翌朝、ゼペットが目覚めると、命を吹き込まれた人形ピノッキオがいた。自由に振る舞うピノッキオに初めは手を焼いていたゼペットだったが、二人は次第に心を通わせ合うようになる。しかし、行き違いによりピノッキオがカーニバルの一座と共にゼペットのもとを去ってしまう。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
ディズニー映画で誰もが知っているであろう名作「ピノキオ」。
実はわたくし、観たことがあるようなないような。
何となく知っているんだけど、オチや細かい内容を覚えていないんですよね。
息子を亡くしたゼペットじいさんが自分で作った木彫りの人形に
命を吹き込んでピノキオとして育てる的な。
そんで、ピノキオは嘘をついたら鼻が伸びる的な。
そんなお話を「シェイプ・オブ・ウォーター」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが映画化。
しかもストップモーションアニメ!!
こんな楽しみなことはない。
デル・トロ監督と言えば先日、これまたNetfrixオリジナルドラマの「ギレルモ・デル・トロの驚異の世界」
を観たばかり。
あの独特なルックと世界観がとても素晴らしくってね。
ディズニーの甘い世界をどんなデル・トロ印に変換してくれたのか。
さてさて。
いやぁ、期待通りの素晴らしい作品に仕上がっておりました。
鑑賞後、オリジナルのあらすじを調べてみると。
大まかなお話は同じだったんですね。
そこはやっぱりデル・トロ監督。
少しダークな雰囲気も醸し出しつつ、それでも子供が観ても
楽しめるファンタジックな作品。
素晴らしい!!
ただデル・トロならではの改編もされていて。
例えば時代が第一次世界大戦中のヨーロッパだったり。
例えばクジラに飲み込まれるのが深海巨大魚?だったり。
所々、ダークでホラーみがあって凄く良かったんですよね。
それでいて、鑑賞後は心が穏やかになっていて暖かくなっているという素敵な感覚。
素晴らしい!!
ストップモーションアニメという所も良かったです。
クリーチャーやキャラクターのルックもそうですが、あの少し不自然で
カクカクとした動きも観ていて気持ち良くってね。
作り手のこだわりや情熱を感じることができて◎。
そんなこんなで。
大好きデル・トロ監督が描いたピノキオの世界。
十分に堪能させていただきました!!!!
≪点数≫
9点
(23.02.19鑑賞)

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