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No.2107 『非常宣言』
No2107 『非常宣言』
2022年制作 韓
監督:ハン・ジェリム

≪キャッチコピー≫
『それぞれの選択が
        運命を決める』

≪ストーリー≫
娘とハワイに向かう飛行機恐怖症のジェイ・ヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で自分たちにつきまとっていた若い男性(イム・シワン)が、同じ便に乗っていることに不安を覚える。飛行機が離陸して間もなく乗客の男性が死亡したことをきっかけに、乗客たちが次々と命を落としていく。一方、妻とのハワイ旅行をキャンセルした刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)は、妻が乗った飛行機がバイオテロの標的になったことを知る。

≪感想≫
韓国映画。

ハワイ行きの飛行機でバイオテロが起こって右往左往するっつーお話。

ジャンルは航空パニックもの。
しかもテロの内容がウイルス的な。

まさに新型コロナが流行している現代社会に通ずるお話に仕上がっておりました。

飛行機内でウイルスに感染している人と感染していない人をすみ分けする。
感染の可能性がある人を端へ追いやり自らの身を守ろうとする人たち。
そして、終盤、飛行機が空港に着陸しようとすると、今度は空港付近の住民たちが
受け入れを拒否する。
今まで、飛行機内で起こってた区別が社会全体での区別となり国家間の区別をすることになって。
モラルや倫理観なんてないない。
観ていて絶望的になりましたよ。

現実社会でも起こっていましたね。
新型コロナウイルスが蔓延したダイアモンド・プリンセス号。
あの船内でもこのような事が起こっていたのでしょうか。

本作では、飛行機内の乗客が全員感染してしまい、全員一致で
もう着陸をしないという決断をします。
自らを犠牲にする気持ちはとても逞しくグッときたのは確かなんですが、
ただ、やっぱり周りの行動、国や社会の行動に納得がいかなかったので
ピンとこなかったんですよね。

最後の着地は本当に良かった。
お話自体は結構、粗びきで無理矢理感も否めませんでしたが、
文字通りしっかりと着陸できたのではないでしょうか。

そうそう。
嫌な部分をもう一つ。
日本の対応の最悪っぷり。
あの日本含む各国の受け入れ拒否の部分はまぁわかるんです。
ただ、いざ無理やり着陸しようとしたときの自衛隊の威嚇行為と
神風特効的な体当たり。
あれはないんじゃないか??
いくら何でもあの対応はありえないような気がするんですよねぇ・・・。
ちょっとだけ嫌な気分になりましたよ。

そんなこんなで。
とてもタイムリーな話題。
観るならやっぱり今でしょう。
そしてデカいスクリーンで観るべきでしょう。

しっかし韓国映画の凄まじさたるや。
このスケールの邦画はなかなか観れないぞ。

≪点数≫
  6点
                                           (23.01.09鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)