2023-02-27 Mon

2021年制作 米
監督:クリント・イーストウッド
≪キャッチコピー≫
『誘拐した男と、さらわれた少年。
逃亡の果てに二人が見つけた“生きる”道とは―。』
≪ストーリー≫
ロデオ界の元スターのマイク・ミロ(クリント・イーストウッド)は、落馬事故をきっかけに家族とも別れ、今は競走馬の種付けの仕事をしながら一人で暮らしている。ある日、彼は元雇用主にメキシコにいる息子のラフォ(エドゥアルド・ミネット)を誘拐するよう頼まれ、単身メキシコに向かう。マイクは少年ラフォと出会い、二人でテキサスを目指すが、その道のりは困難なものだった。
≪感想≫
クリント・イーストウッド御大監督最新作。
カウボーイを引退した老人が友人の息子をメキシコから
テキサスまで連れ帰るっつーロードムービー。
特に派手に物語が展開することもない。
ひたすら映し出される老人マイクの旅物語。
穏やかながらもマイクの逞しさが醸し出される。
・・・あれ?
これって何を目的に旅してるんだっけ??
本来の目的も忘れてひたすらゆっくりと進んでいく。
所々、危うさを感じる展開にはなるんだけど基本的にはゆっくりと。
友人の息子のラファエルの成長譚でもあり、マイクの終焉譚でもある。
良いバランスで進んでいく物語は意外に気持ち良かったです。
そんな感じで。
これはきっと監督であるクリント・イーストウッドの理想郷を
描いた作品なのではないだろうか。
本当に強い男の生き方というか。
いききらずにちょうど良い塩梅の逞しさ。
クリント・イーストウッドの自伝的作品ですよと言っても
まったく違和感ない。
前作の「運び屋」は結構、派手目な作品でしたが本作はとても
穏やかなロートルのお話。
彼はこれから人生の幕を下ろすための作業を淡々と過ごしているのかもしれない。
・・・いやいや。
彼はきっとまだまだ現役でいつづける気がする(笑)
≪点数≫
6点
(22.12.29鑑賞)

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2023-02-24 Fri

2022年制作 米
監督:ジェームズ・キャメロン
≪キャッチコピー≫
『奪われるのは
目か、心か。』
≪ストーリー≫
神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、子供たちをもうけ、幸せに暮らしていた。しかし、ジェイクたちは再びパンドラに現れた人間たちに森を追われてしまい、海の部族のもとに身を寄せる。だが、その美しい海にも侵略者が接近していた。
≪感想≫
圧倒的映像美。
前作は「森」がテーマの世界観。
そして本作は「海」がテーマの世界観。
これまで観たことのない映像の数々。
もちろん3Dで鑑賞。
海中のシーンはもれなく美しく感動的で、本当に劇場で観れて良かったなと。
前作ではその特異なルックのナヴィ族も見慣れているし、キャラクターも
しっかりと根付いているのでめちゃくちゃ美しく尊い。
赤ちゃんとかのルックも海洋生物たちも凄く神秘的で美しい。
3Dで観たものだから余計に素晴らしかったですよね。
本作は3時間以上と長尺。
美しい映像と、いい意味で古臭いお話の展開のおかげで
最後までだれることなく鑑賞することができました。
古き良き時代のエンタメ作品な感じ。
ただねぇ・・・。
お話について。
正直、前作もあまり好きじゃなかった本シリーズ。
色々と言いたいことがあるんです.
本シリーズって地球人が惑星パンドラを占領しに来て
それに抗うナヴィ族を描いていて。
暴力を暴力で抗って戦いが戦いを生んでいく流れなんです。
それが、なんだか今の時代の描き方とマッチしていない気がして。
もっと解決策をしっかりと提示してほしいというか。
現代とめちゃくちゃリンクしていたりもするからこそね。
だからこそ・・・って感じ。
もう一歩先の希望を観たいというか・・・。
前作に引き続き本作の内容もそんな感じで。
調べてみると本シリーズは5部構成で考えられているみたい。
いやぁ・・・ひたすら続くこの争いを観るのはちょっとしんどいなぁ。
そんな感じで。
前作で映像美については頭打ちの印象もあったのですが
全然、そんなことないない。
さらにクオリティの高い圧倒的映像美を見せていただきました。
先に書きましたが本シリーズは5部構成。
さらに進化した映像が待っている!!
楽しみ。
ただ、この流れのお話を観ていくのは辛いなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(22.12.28鑑賞)

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2023-02-22 Wed

2021年制作 邦
監督:松居 大悟
≪キャッチコピー≫
『“ある1日”で遡る、ふたりの6年間――』
≪ストーリー≫
2021年7月26日。34歳の誕生日を迎えた佐伯照生(池松壮亮)は、サボテンの水やりなどをしてからステージ照明の仕事へ向かい、ダンサーにライトを当てていた。一方、タクシー運転手の葉(伊藤沙莉)は、客を乗せて夜の東京を走っている。トイレに行きたいという客を降ろした葉は、どこからともなく聞こえる足音に導かれて歩き出し、照生が踊るステージにたどり着く。さかのぼること1年前の7月26日。照生は自宅でリモート会議をし、葉はマスクを着けて飛沫シートを付けたタクシーを運転していた。
≪感想≫
ダンサー志望の青年、輝雄。
タクシー運転手の葉。
二人の出会いと別れまでを描いた本作。
まず、本作は物語の描き方が変わっていて。
輝雄の誕生日を遡りながら二人の関係を描き出す。
めちゃくちゃ派手な日常ではないんだけどとてもドラマチックでむず痒い二人のやり取り。
痛くもあるし微笑ましくもあるし。
演出がしゃれていましたね。
同じ日のカレンダーが映っている。
シーンが変わって同じ日程なのに曜日が違う。
・・・???
なるほど、「西暦」がちがうのかぁ・・・。
ってな感じ。
脇を固めるキャラクター達。
実は彼ら彼女らも主役で、それぞれの物語があるんですよね。
例えば、路上ミュージシャンの彼(尾崎世界観さん)。
例えば、いつまでも妻を待ち続けているあの人。
例えば、輝雄くんが通うBarのマスター。
色々な人の物語がある。
輝雄と葉の恋物語もそうだけど、二人がちょっと思い出す世界の中にいる
人たちもとても愛おしい存在でしたよ。
音楽も良かったな。
演者として出演されていた尾崎世界観さんのバンド・クリープハイプの
主題歌「ナイトオンザプラネット」。
それこそ、本作に対する物語を補足するような音楽。
とても素晴らしかったです。
そんなこんなで。
なんとも不思議な映画。
タイトル通りちょっと思い出しただけ。
きっと誰にしもあるちょっと思い出しただけにしておくような大切な思い出。
そのスイッチはどこにあるのか分かんないけど、いつか自分にも訪れる
誰かとのちょっと思い出すあの頃。
それはどんな思い出なのか。
それは誰との思い出なのか。
それはきっと心がくすぐられるようなほろ苦くも大切な思い出なんだろう。
とても良作でした。
そうそう。
本作のキーとなるジム・ジャームッシュ監督の映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」。
とても好きです。
お話については全く覚えていないので見返してみようかな。
それこそ、ちょっと思い出すために・・・。
≪点数≫
7点
(22.12.26鑑賞)

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2023-02-20 Mon

2021年制作 米
監督:ガース・ジェニングス
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
コアラのバスター・ムーンが運営するニュー・ムーン・シアターは連日満席で、ブタのロジータとグンター、ヤマアラシのアッシュ、ゾウのミーナら出演者は大人気。地元で成功を収めながらも、バスターには聖地クリスタル・タワー・シアターで新しいショーを披露するという夢があった。そのためにはクリスタル・エンターテイメント社のジミーのオーディションに合格しなければならなかった。
≪感想≫
シリーズ第2弾。
前作はミュージカルシーンがとても楽しかった印象。
さて2作目となる本作は・・・。
相変わらずのライブ・ミュージカルシーンのクオリティの高さ。
本シリーズを観ていると改めて「音楽」の素晴らしさを認識させられる。
多幸感があって、わからないんだけどグッとくる感じ。
涙が自然と溢れだす。
脊髄反射的に泣かされる。
良いですねぇ・・・。
アニメーションもとても奇麗で楽しかった。
色鮮やかだし、キャラクターも多様でルックも可愛らしいし。
本作は劇場で観ていればもっと楽しめただろうな。
ちょっと後悔。
お話自体はスタンダードで特筆すべき点はなかったかな。
例えば、隠遁している伝説のロック歌手クレイ・キャロウェイの再生のお話は
淡々と進み過ぎだし。
例えば、悪徳経営者のジミー・クリスタルの娘の話もあっさりしていたし。
何でしょう、全体的に波はあるんだけど見応えがないというか。
のめり込むことができなかったんですよね。
全体的に優しさが感じられなかったというか。
そんなこんなで。
お話はまぁまぁまぁ。
ただ、ラストのミュージカルシーンは圧巻のパフォーマンス。
世界観も大好き。
続編が出たら映画館で鑑賞したいな。
≪点数≫
6点
(22.12.23鑑賞)

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2023-02-17 Fri

2020年制作 韓
監督:ホン・ウォンチャン
≪キャッチコピー≫
『殺し合う理由。
そんなものは忘れた――』
≪ストーリー≫
引退を決めたすご腕の暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)。最後の仕事として日本のヤクザ、コレエダ(豊原功補)を殺すが、彼の義兄弟である暗殺者レイ(イ・ジョンジェ)に追われることになる。レイはインナムと接点のある人間を次々と手にかけ、タイに暮らす彼の元恋人を殺した上に娘をさらう。娘の存在を初めて知ったインナムはタイに乗り込むが、レイも彼との直接対決に臨もうとする。
≪感想≫
韓国映画。
設定が面白かった。
凄腕の殺し屋インナムが、タイで長く会っていなかった恋人を殺される。
その恋人には娘がいて誘拐されている様子。
復讐するため、真相を突き止めるためにインナムはタイへ向かう。
そこにはインナムが日本で殺したヤクザの弟レイが復讐のために
タイに訪れていた。
一方でインナムの娘はタイの裏社会のブローカーに臓器売買の標的とされていて・・・。
インナムはブローカーを追い。
レイはインナムを追い。
そしてブローカーは商売を邪魔するインナム、レイと対峙することに。
三つ巴の戦い。
このワクワクする設定に最後まで楽しめました。
ただねぇ・・・。
全体的に面白かった設定と展開。
勢いがあって良かったんですが、よくよく考えるとそこまで深くないというか。
人身売買の闇やLGBTQの問題だったり、うっすら描かれているんですが
特に深く解決はしていない印象。
全てが記号的な描き方で特に刺さることがなかったような。
まぁまぁまぁ。
アクションが結構フレッシュ。
画作りの感じとか観たことない印象。
微妙にスローと早回しを巧みに使う演出は迫力あって楽しかったです。
バイオレンス描写もたっぷりでしたもんね。
主役のインナムの肉弾アクションも良かったんですがガンアクションも良かった。
あのしっかりととどめを刺す撃ち方とか、ちょっと「ジョン・ウィック」シリーズの
アクションを思い出したり。
ヴィランのレイも良かったですね。
ナイフアクションはちょっと「アジョシ」のあいつを思い出したり。
とにかくアクションに関しては十分に楽しめましたよ。
キャラクターも良かった。
あのヴィランであるレイのサイコっぷり。
有無を言わさず徹底的にインナムを追い詰めていく姿がいききっていて
気持ち良かったです。
そんなこんなで。
アクションやキャラクターは大満足。
韓国映画ならではのドロッと沈んだ雰囲気も良かった。
着地も物悲しいんですがこれはこれで良しとしよう。
≪点数≫
7点
(22.12.09鑑賞)

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2023-02-15 Wed

2022年制作 邦
監督:井上 雄彦
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
≪感想≫
私、完全なるSDG(スラムダンクジェネレーション)!!
連載当時、もちろんバスケットが大流行。
僕も毎日、地元の公園で3on3で汗水たらしておりました。
スラムダンクのパスやシュート、プレイを真似しては青春時代を過ごしておりました。
スラムダンクの漫画を語ると自分の青春時代を思い出す。
人生の一部と言っても決して過言ではない作品。
そんな大人気漫画「スラムダンク」の映画版。
監督は作者である井上雄彦先生。
さてさて。
最高過ぎる。
これは僕が待ち望んでいた「スラムダンク」。
ひたすら終わらないでほしいという感情。
涙を流しながら鑑賞。
あの時読んでいた漫画がそのままスクリーンに描き出されたような
アニメーションの連続。
昔、テレビでスラムダンクのアニメが放映されていたのですが、その
アニメーションとは全く違った画質。
CGなのかな。
まったく違和感ないアニメーションで最高。
バスケ描写もとても良かった。
本物の試合を観ているかの如くリアリティ溢れるバスケ描写。
めちゃくちゃカッコ良かったです。
オープニングがとても良かった。
今年ベスト級のオープニング。
鉛筆でカリカリとキャラクターが描かれる。
そしてそれが動き出す。
あの時、見ていたキャラがそのままアニメとなって動き出す。
蘇る思い出、情熱。
命が吹き込まれるこの感じ。
めちゃくちゃアガりました!!!!
音楽もカッコ良かったな。
湘北の反撃が始まりそうになったら鳴り響くドラムのビート。
無条件で心がアガる。
今回、鑑賞していてめちゃくちゃ泣かされて。
例えば、リョータのオリジナルストーリーに涙をこぼし。
例えば、スラムダンクを読んでいた青春時代を思い出しては涙をこぼし。
例えば、結果を知っているが故の映し出されるシーンの尊さに涙をこぼし。
とにかく、原作や自分の思い出が本作の面白さを倍増させてくれて。
とにかく「最高」の一言につきる。
そんな感じで。
とにかく大満足の本作。
恐らく原作未見の方でも楽しめた映画。
SDGの方にはたまらない井上雄彦先生の最新作。
ふと思う。
今回はりょーちんが主役で描かれていましたが、これって
それぞれのバージョンで作れるんじゃないかな。
流川の視点や三井の視点、何なら山王の深津の視点でもいい。
安西監督の視点でも面白いかも。
もちろん男・桜木の作品も観てみたい。
楽しみに待っております!!!!
≪点数≫
10点
(22.12.23鑑賞)

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2023-02-13 Mon

2021年制作 韓
監督:キム・ジフン
≪キャッチコピー≫
『11年越しの夢の我が家が1分で地下500mへ沈む。』
≪ストーリー≫
サラリーマンのドンウォン(キム・ソンギュン)は、11年にわたる節約生活を経てソウルにマンションを購入する。部下のキム(イ・グァンス)らを招いて引っ越しパーティーを開くが、大雨による巨大な陥没が発生してマンション全体が地下500メートルへと落下してしまう。大雨が止まずに穴がどんどん水で満たされる中、ドンウォンはキムや隣人マンス(チャ・スンウォン)などと力を合わせてマンションから脱出しようとする。
≪感想≫
韓国映画。
愛すべきキャラクター達。
というかどこにでもいる普通の人たち。
何ならちょっとこ憎たらしい面々。
旦那と子供の無事を祈る、奥さんが良かったなぁ。
気の良い専業主婦っていう感じのルックが◎。
もちろんメインどころのメンバーも最高。
遭難する人数も最小限で抑えていて、みんなキャラ立ちできる範囲。
僕的MVPはやっぱり謎の偏屈隣人のマンス兄貴が最高でした。
最後のあの行動には有無を言わさず落涙。
アルマゲドン的フィニッシュじゃなくて、もうひと展開加えたのも好印象。
しかもその展開がしっかりと本作の世界観にマッチしていて。
ちょっとこうコメディタッチというか、いくら何でも感がありつつ、
とても腑に落ちた終わり方。
そもそも、本作ってコメディタッチだし、設定もけっこういききっているので
いくら何でも感も半端ない。
それでも、勢いとキャラクターでめちゃくちゃ楽しく仕上げている。
シチュエーションもそこまでないのに、色々、展開があって最後の最後まで
楽しめる。
涙あり、笑いありの娯楽作。
エンタメ的にも予算をかけて撮られた大作。
韓国映画恐るべし!!
≪点数≫
7点
(22.12.18鑑賞)

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2023-02-10 Fri

2022年制作 米
監督:ジャウマ・コレット=セラ
≪キャッチコピー≫
『破壊神覚醒』
≪ストーリー≫
5,000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム(ドウェイン・ジョンソン)。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、ブラックアダムの力はわが子の命と引き換えに得られたものだった。息子を奪われた彼は復讐(ふくしゅう)のため現代の地球で暴れ回り、強大な力を使って破壊行為を繰り返していた。そんな振る舞いを見かね、世界の平和を守るスーパーヒーロー軍団JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が立ち上がる。
≪感想≫
DCシリーズ最新作。
ブラックアダムを演じるのはわれらがロック様。
テイストは「シャザム」チック。
アクションありコメディありの軽いタッチの作風。
一昔前のDCシリーズはダークな印象ですが、本作は子供でも楽しめる
ヒーロー映画。
新キャラも盛りだくさん。
ブラックアダムもそうですが、ホークマンやらドクター・フェイトやら
サイクロンやらアトムやら。
新しいヒーローたちがたくさん出てきてくれました。
ただねぇ・・・。
「ジャスティス・リーグ」の時も思ったんですが、どうしてMCUのように
各ヒーローの単体作品から出して、今回のようなアベンジャーズ的な
出し方をしないのでしょうか。
各キャラの魅力が伝わりにくくって、もったいないんですよね。
残念無念。
ただ、それでも各ヒーローの個性は出ていたので楽しく鑑賞できましたよ。
僕的にはアトムのあまり役に立っていない感じが最高でした(笑)
本作はロック様が主役という事で、やっぱりロック様推し。
どんだけロック様の顔面アップがあるんだっていうくらい(苦笑)
あまりの多さにちょっと笑っちゃいました。
しかも本作のブラックアダムは稲妻みたいな攻撃もできるもんだから、
肉弾戦だけでなく飛び道具を駆使したアクションも。
もうねぇ・・・。
誰にも負ける気がしないんですよね(笑)
これはこれで良しとしよう。
そんな感じで。
ロック様好きな僕としては一定量の楽しさはあったかな。
気負わず観れるポップコーンムービーでした。
今後の展開はどうなるのでしょう。
ポスクレではヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンの姿が!!
どんな展開になるのかなぁ。
それこそ「シャザム!」的なシリーズになるかと思いきや、
「ジャスティス・リーグ」に流れていくのかな。
わくわくわくわく・・・。
≪点数≫
7点
(22.12.11鑑賞)

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2023-02-08 Wed

2022年制作 米
監督:アダム・ニー/アーロン・ニー
≪キャッチコピー≫
『ド派手に探し出せ!』
≪ストーリー≫
新作の宣伝ツアーに駆り出された恋愛小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)は、作品の主人公を演じるセクシーな表紙モデル・アラン(チャニング・テイタム)の軽薄な様子にいら立つ。そんなとき謎の実業家フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が現れ、彼女は突然南の島へ連れ去られてしまう。彼は小説を読み、ロレッタが伝説の古代都市の場所を知っていると考え誘拐したのだった。一方、ロレッタの誘拐を知ったアランは彼女を助けに島へ急行し、再会した二人は脱出しようとするが、思わぬアクシデントが続発する。
≪感想≫
サンドラ・ブロック&チャニング・テイタム主演作。
インディー・ジョーンズ的な宝探し冒険譚。
さてさて。
・・・う~~~ん・・・。
そこまで盛り上がり切れなかったかな。
全体的に想定内というか、いききれなかったというか。
先日、似たような作品「アンチャーテッド」を観ましたが、
あちらの方が派手でドッカンバッカンやっていましたね。
本作はアクションは結構あったものの、そこまで派手じゃなくって。
テイストもギャグをふんだんに盛り込んだ作風だったので、めちゃくちゃやってほしかった。
コメディ部分もそこまで笑えなかったしね。
残念無念。
本作ではブラッド・ピットも登場していました。
めちゃくちゃカッコよくって、彼のアクションは良い感じでした。
途中退場の仕方も、これはこれで良し!!
もちろん、もったいないっちゃあもったいないんだけど潔くって良し!!
なんだろう。
このお話だったら全体的にカッコよく仕上げてほしかった。
もしくはギャグテイストをめちゃくちゃいききってほしかった。
ふぅ・・・。
そんな感じで。
やっぱり全体的に「普通」な印象。
キャストや恐らく予算的にも豪華なはずなのに、そこを活かしきれていなかったかな。
残念無念。
鑑賞後、色々な記事を読んでお勉強。
どうやら本作は1984年の“ロバート・ゼメキス”監督による『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』という
作品のパロディらしい・・・。
あらやだ。
観たことないや。
それを観たらきっと印象が変わるんでしょうね。
残念無念。
≪点数≫
4点
(22.12.04鑑賞)

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2023-02-06 Mon

2022年制作 邦
監督:新海 誠
≪キャッチコピー≫
『行ってきます。』
≪ストーリー≫
九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽は、”扉”を探しているという青年、宗像草太に出会う。草太の後を追って山中の廃虚にたどり着いた鈴芽は、そこにあった古い扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で扉が開き始めるが、それらの扉は向こう側から災いをもたらすのだという。鈴芽は、災いの元となる扉を閉めるために旅立つ。
≪感想≫
「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督最新作。
とんでもなく奇麗なアニメーションは本作でも健在で。
自然や背景、他のアニメとは群を抜いて美しいアニメーションは
やっぱり劇場のどでかいスクリーンで観てこそ。
素晴らしかったです。
お話に関して。
前作「天気の子」でも天災を描いていましたが、本作はもろに
東日本大震災のことが描かれていました。
前作では、全てのものを犠牲にしてでも守りたい存在を守る的な
着地でしたが、本作ではそれがなくってしっかりと周りの存在にも
配慮した着地だったんじゃないでしょうか。
物語の締め方としては本作の方が好きかな。
ただね・・・。
新開監督が描くキャラクターが実はそこまで好きになれなかったり。
本作でも主人公のすずめの突拍子もない言動や行動がたまにノイズに
なってテンションが上がり切れなくなる瞬間も多々。
あと、ネコ型神様のダイジンの立ち位置もピンとこなかった。
味方なのか敵なのか。
まぁまぁまぁ。
音楽に関して。
新海監督作品と言えばRADWIMPSの野田洋次郎さんとのコラボが一つのポイントだったりもするんですが、
本作はそこまでRADみ、野田みが強くなくって。
僕的にはそこも楽しみだったりもしたんですよね。
新海作品は音楽と映画の融合がとても素晴らしくって。
ちょっとライブを観ているような感覚にもなったりしたんだよなぁ。
それが本作はそこまで、というかほとんどなかったのでちょっと残念でした。
とにもかくにも。
お話的には「天気の子」より好き。
ただ、音楽的には「天気の子」や「君の名は。」の方が好き。
もう少し音楽との融合した作風でも良かったかも。
とは言え圧巻のアニメーションはやはり素晴らしい。
新作も楽しみにしております!!!!
≪点数≫
7点
(22.12.03鑑賞)

満足ならクリック!!
2023-02-03 Fri

2022年制作 フィンランド
監督:ハンナ・ベルイホルム
≪キャッチコピー≫
『家族は知らない、
私だけの秘密。』
≪ストーリー≫
北欧フィンランドのとある街。12歳の少女ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)は、幸せな家族の姿を発信することに必死な母親(ソフィア・ヘイッキラ)を喜ばすため、自分の感情を抑え込み、母が望む体操大会の優勝を目標とする毎日を過ごしていた。そんな中、彼女は森で見つけた奇妙な卵を家族に内緒で温める。やがて卵はふ化し、卵から出てきた「それ」は、誰もがうらやむ完璧な家族の実像を暴き出していく。
≪感想≫
不思議なホラー映画。
一見、仲睦まじい一家。
ある日、長女が森の中から卵を拾ってきて孵化させたことで・・・。
さてさて。
なんとも風変わりなホラー映画。
まず制作国がフィンランドという事でもちろん言語もフィンランド語。
これがまた耳慣れない言語だから、本作の不気味な空気感と相まって
世界観が倍増したんですよね。
これは良かったです。
お話的には卵から化け物が孵化して長女の分身に育っていくっつーお話なんですが
この孵化した化け物クリーチャーのルックがまた突飛な感じで。
謎々しいルックじゃなくって意外にも直球。
ちょっと昔風のルックもとても良かったです。
母親から抑圧されている長女のティンヤ。
彼女はけなげに母親に認められようと必死で頑張ります。
彼女の中にある黒いものが分身に引き継がれて、化け物のルックはどんどんティンヤへと
近づいていきます。
この母親がまたとっても毒親でね。
恐らく、彼女もそうやって過ごしてきたんだろうなぁと思ったり。
負の連鎖は続いていきます。
ティンヤはどうやって自立していくのか。
それがあの着地。
きっと母親は、分身をわが子として育てていきそうな感じ。
もやもやもや。
そんなこんなで。
世界観的にちょっと寓話を観ているような感覚。
物語の着地も嫌いじゃない終わり方。
フィンランド映画。
他にも観てみよっと。
≪点数≫
6点
(22.12.03鑑賞)

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2023-02-01 Wed

2021年制作 仏
監督:セリーヌ・シアマ
≪キャッチコピー≫
『それは、8歳のママだった――。』
≪ストーリー≫
8歳のネリー(ジョゼフィーヌ・サンス)は、森の中に立つ祖母の家を両親と共に訪れる。亡くなった祖母の家を整理することになったものの、母は少女時代の思い出が詰まった家にいることに耐えかねて出て行ってしまう。残されたネリーは、母が昔遊んだ森を探索するうちに、マリオン(ガブリエル・サンス)という母と同じ名前を名乗る8歳の少女と出会う。
≪感想≫
「燃ゆる女の肖像」セリーヌ・シアマ監督最新作。
前作の「燃ゆる女の肖像」は僕的に結構衝撃を受けた作品で。
本作も楽しみに劇場にて鑑賞してきました。
さてさて。
ネタバレですが、主人公の少女ネリーがとある森で自分と同じくらいの年齢の少女と出会う。
少女の正体は自分の母親であるマリオンだった。
現実と過去を行ったり来たりするネリーは母との交流を続けるのであった。
的な。
本作、とにかく抑揚がなくって。
静かに物語が進んでいて、しかもファンタジックな世界観。
そして、幻想的な映像と柔らかな生活音のせいで夢の中にいるような・・・。
うとうと・・・正直、ひたすらうとうとしながら鑑賞。
鑑賞後、何となく夢現な感じで。
ただ、そこに映し出されるクライマックスと余韻はとても気持ちが良くって。
少女ネリーと少女マリオンを演じたのは実際の姉妹(双子ちゃん)で。
なるほどねぇ・・・。
先に書いた通り、少し眠ってしまった私。
もう一回観ないとなぁ・・・。
≪点数≫
7点
(22.11.27鑑賞)

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