2023-01-09 Mon

2021年制作 米
監督:トム・マッカーシー
≪キャッチコピー≫
『真実は、深く、
沈んでいく』
≪ストーリー≫
アメリカ・オクラホマ州スティルウォーターに暮らすビル(マット・デイモン)は、娘のアリソン(アビゲイル・ブレスリン)が留学先のフランス・マルセイユで殺人容疑で逮捕されたことを知る。娘の潔白を証明すべく現地へ向かうビルだったが、聞き込みを重ねる彼は地元民に警戒され、何者かに襲われてしまう。それでも諦めないビルは娘を取り戻したい一心で、真犯人を見つけ出そうと奔走する。
≪感想≫
思ってたとの違った印象。
苦みの強い作品。
娘の無実を晴らすために異国の地で奮闘する父親のお話。
最初は父親であるベイカーが娘の冤罪を晴らすために、右往左往するお話
で進んでいくんですが、なんだかひたすら不穏な空気。
全然、前向きな気持ちになれないというか。
そこからベイカーが現地(マルセイユ)で仲良くなった母子と疑似家族関係を
築いていくお話にトランスフォーム。
そして最後はまた娘のお話に戻ってくる。
派手さもなく淡々と映し出されていく映像。
静かに物語は展開していく。
その中で、観ているこっちはキャラクターの人間性を拾い上げる。
ベイカーの少し人間としての闇の部分。
ん??こいつは少し「狂」なる部分を持ち合わせているかもってね。
あと本作ってコミュニケーションのお話だったりもして。
言葉が通じない異国の地で、母子と距離を近くしていく感じ。
そしてベイカーと娘のお話。
そもそも誰とも心を打ちとけていなかったベイカーの成長のお話っぽくもあって。
案の定、彼は少し暴走してクライマックスを迎えます。
結果、彼は成長できたのか・・・。
むむむ。
なんとも色々と考えさせられる作品。
そんなこんなで。
結果それは良かったことなのか。
はたしてこの着地は良かったことなのか。
鑑賞後、色々調べてみると、なんと本作、実話を基に作られているんですって。
へぇーへぇーへぇー。
Netfrixでその事件のドキュメンタリー作品があるみたい。
観てみよっかな。
≪点数≫
7点
(22.10.30鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト