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No.2087 『アンチャーテッド』
No2087 『アンチャーテッド』
2022年制作 米
監督:ルーベン・フライシャー

≪キャッチコピー≫
『地図にない場所(アンチャーテッド)から
誰よりも早く50億ドルを奪い取れ――』

≪ストーリー≫
バーテンダーとして働く、ネイサン・ドレイク(トム・ホランド)。器用な手さばきをトレジャーハンターのビクター・サリバン(マーク・ウォールバーグ)に見込まれた彼は、一緒に50億ドル相当の財宝を探さないかと持ち掛けられる。サリバンが消息を断った兄について知っていることもあり、行動を共にするネイサン。財宝を狙うサンティアゴ(アントニオ・バンデラス)率いる組織との争奪戦の末、二人は手掛かりとなる十字架を手にする。やがて彼らは、500年前に消えた海賊船を発見する。

≪感想≫
PSの人気ゲームシリーズを映画化。
「トゥームレイダー」シリーズのような感じかな。
ゲームはやったことがなくって興味があるぅ。

さてさて映画化の本作。

なるほど、軽いタッチで観れるポップコーン映画に仕上がっておりました。
とにかくありえないアクションの連続。
オープニングの空中アクションでまず掴みはOK。
現実的にはありえないアクションの数々に、
「なるほどこういうテイストの作品ね」
ってな具合で心構え完了。
そこから最後まで、エンタメ的なアクション。
そして軽いお話展開。

うーん・・・まぁまぁまぁ。

本作は世界一周を目指したマゼランが残した財宝を探すっつーお話で。
マゼランが乗っていた船を見つけてそこから黄金を見つけていくんですが、
ちょっとだけ大好きな「グーニーズ」を彷彿とさせる流れで
ワクワクさせられましたよ。

正直。
全体的に一定のテンションだったのでそこまで乗り切れなかったんですよね。
ヴィランの面々もそこまで魅力的じゃなかったし。
主演のトム・ホランドとマーク・ウォールバーグのバディ感は
最高だったんですけどね。
彼らはには今後も凸凹コンビでやってほしいですね。
ヒロインは・・・まぁまぁまぁ。

とにもかくにも。
映画館のデカいスクリーンでみたらもっと迫力もあったのかな。
頭空っぽエンターテイメント作品。
そこまでは驚きはありませんでしたが、一定量の楽しさは堪能いたしました。

これはシリーズ化するんでしょうね。

まずはゲームをやってみようかな。

≪点数≫
  6点
                                           (22.11.26鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2086 『ある男』
No2086 『ある男』
2021年制作 邦
監督:石川 慶

≪キャッチコピー≫
『愛したはずの夫は、
     まったくの別人でした――』

≪ストーリー≫
弁護士の城戸章良(妻夫木聡)は、かつての依頼者である谷口里枝(安藤サクラ)から亡き夫・大祐(窪田正孝)の身元調査を依頼される。離婚歴のある彼女は子供と共に戻った故郷で大祐と出会い、彼と再婚して幸せな家庭を築いていたが、大祐が不慮の事故で急死。その法要で、疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が遺影を見て大祐ではないと告げたことで、夫が全くの別人であることが判明したのだった。章良は大祐と称していた男の素性を追う中、他人として生きた男への複雑な思いを募らせていく。

≪感想≫
本作は俳優さんたちが素晴らしかった。
「ある男」となる窪田正孝さんの佇まいはとても素晴らしかったし、
在日の苦悩を感じさせる妻夫木さんも流石。
僕的MVPは柄本明さんの怪演っぷり。
すっげぇ不気味で嫌なやつでしたよ。
あと、城戸弁護士(妻夫木)さんの奥さんを演じた真木よう子さんもベストキャスティングだったな。
あの最後の件がとても似合っていたというか。
それまでの佇まいが最後のひと件にぐっと真実味を増加させて、
もやもや具合が倍増した感じ。

最後のあのひとくだり。
あれがあったせいでめちゃくちゃざわっとした気持ちに・・・。

ただでさえ明確なメッセージみたいなものはなかったものの、
何となく清んだ気持ちになっていたところ、あの仕打ち・・・。

いやぁ・・・何が良き事で何が悪き事なのか。

本作のメッセージって恐らく人の過去や血脈は現在の生活にどこまで
影響するのか的なお話なのかなって。
例えば本作で言うと「ある男」となった誠は死刑囚の息子であっても
現在の里枝や息子・娘と過ごした時間はとてもかけがえないものであって。
それこそ、「環境」が「血」を凌駕したんじゃないでしょうか。
在日3世である城戸弁護士もその「血」のせいで周りの雑音に不快な
気持ちにさせられていて。
そういうことを全部、フラットにして目の前の事実と出来事を受け入れてみれば
また違ったクリアな世界が広がっていたりもすんじゃないかって思ったりもしたんですよね。

そんなこんなで。
苦みのあるミステリ作品。
とても大満足。
監督は「愚行録」「蜜蜂と遠雷」の石川慶監督。
あぁ・・・っぽいなぁ。
とても素晴らしかったです。

原作も人気のようですね。
読んでみよっと。

≪点数≫
  8点
                                           (22.11.23鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2085 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
No2085 『ブラックパンサーワカンダ・フォーエバー』
2022年制作 米
監督:ライアン・クーグラー

≪キャッチコピー≫
『想いは、受け継がれる。』

≪ストーリー≫
アフリカの秘境にあるワカンダ国には、平和な日々が訪れたかに思われた。だが、若き国王ティ・チャラを失ったワカンダである事件が起きる。遺(のこ)されたティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)、母親ラモンダ(アンジェラ・バセット)、国王親衛隊を率いる女性戦士オコエ(ダナイ・グリラ)らの前に、新たな脅威が現れる。

≪感想≫
大好きMCUシリーズ最新作。
今回はフェーズ4の最終作にして「ブラックパンサー」最新作。

主演のチャドウィック・ボーズマンが病気のため亡くなって、
代役を立てずに続編を作る試み。

劇中のティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)を弔い継承する作品として
これ以上ない作品に仕上がっておりました。

とにかく、チャドウィック・ボーズマン=ティ・チャラとの別れに焦点を置いた本作。
冒頭のマーヴェルタイトルのシーンからティ・チャラだらけ。
これだけで泣けてくる。

エンディングもシュリがティ・チャラの息子と対面し、これまた兄の面影を見つける。
そこでも涙がほろりと。

本作ではどんだけ泣かせるんだってぐらいグッとこさせられました。
クライマックスのティ・チャラをここぞとばかりに振り返っていくシーンとか。
シュリがネイモアをぶっ倒した後に、みんなに向かって
「ワカンダ・フォーエバー!!!!」
って叫ぶシーンとかね。

とにかく感動させてもらいましたよ。

ティ・チャラだけではなく。
おなじみの面々。
オコエのニュースーツも最高。
シュリも家族との別れを乗り越え良い顔していました。
ニューキャラのリリ・ウイリアムズ=アイアン・ハートの天才っぷりは
今後、どう活躍していくのか期待。

本作で初登場のヴィラン、ネイモア。
両足首に生えている翼を使ってのバトルシーンは見応えたっぷり。
キャラクター的にもとても魅力的で、どちらかというと悪というより、
一歩間違えばヒーローになりえる存在。
今後はきっと味方として戦ってくれるんでしょうね。

ちょっとだけむむむ。
欲を言えばアクションがもっとあっても良かった。
結構、長尺だったのでアクションがもう少し欲しかった。

そんなこんなで。
大好きMCU最新作。
さよならチャドウィック・ボーズマン。
さよならティ・チャラ。
ワカンダ・フォーエバー!!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (22.11.20鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2084 『TITANE/チタン』
No2084 『TITANE/チタン』
2021年制作 仏/ベルギー
監督:ジュリア・デュクルノー

≪キャッチコピー≫
『壊して、生まれる。』

≪ストーリー≫
幼いころ交通事故に遭い頭部にチタンプレートを埋め込まれたアレクシアは、それ以降車に対して異常なほどの執着心を示し、危険な衝動を抑えられなくなる。やがて行き場すら失った彼女は、10年前に息子が失踪し今は一人で暮らす消防士のヴィンセントと出会う。彼の保護を受けながら二人は一風変わった共同生活を始めるが、アレクシアの体にはある秘密があった。

≪感想≫
なんだこれ・・・。

かなりいききった作品。
かなりぶっ飛んだ作品。

正直、よくわかんない・・・。
寓話的でアート的な作品。

何を暗喩しているのか、何を伝えたいのか。
設定から何からぶっ飛んでいて・・・。

車の子を身籠る主人公。
主人公を失った息子と勘違いして引き取る消防士。
奇妙な交流。

バイオレンスたっぷりな殺伐としたシーンの数々。
エロスも満載の官能的なシーンの数々。

目を離せないっちゃあそうなんだけど、いかんせんよくわかんない。
おくちあんぐり。
ぽかーんと鑑賞。

そんな感じで。
印象的な作品なんだけど、置いてけぼりをくらった印象。
調べてみると本作はカンヌ国際映画祭でパルムドールを取ったんですって!!!!
いやはや・・・。

感受性不足の自分が情けない。

≪点数≫
  3点
                                           (22.11.19鑑賞)
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No.2083 『シャドウ・イン・クラウド』
No2083 『シャドウ・イン・クラウド』
2020年制作 ニュージーランド/米
監督:ロザンヌ・リャン

≪キャッチコピー≫
『頼れるのは、私だけ。』

≪ストーリー≫
第2次世界大戦中の1943年。連合国空軍の女性大尉モード・ギャレット(クロエ・グレース・モレッツ)は、最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶ任務を上官から下される。フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ彼女は、男性乗務員たちから侮辱的なことを言われ、銃座へと押し込められる。その機内で、モードは右翼にまとわりつく謎の生物を発見する。

≪感想≫
大好きクロエ・グレース・モレッツ主演作。

時は1940年代。
クロエ・グレース・モレッツ演じる軍人(モード)が特殊任務のため男だらけの戦闘機に
乗り込むと・・・っつーお話。
ルックやシチュエーション、上映時間の短さ(90分ないぐらい)等々、
B級臭プンプンの本作。
恐らく低予算で作られた作品なんだろうなぁ。

ただ、それでも満足いく作品に仕上がっておりました。

演出やルックについて。
中盤のモードが戦闘機から落っこちて、爆風で舞い戻ってくるシーンとか
B級臭溢れていて最高でした!!
あとねぇ・・・。
グレムリンのルックが良い塩梅だったんですよね。
気持ち悪いんだけど、キュートに見える感じとか。
バケモノ感満載なんだけど頑張れば勝てそうな感じとか。
良い意味で笑わせてもらいました。
中盤のグレムリンが戦闘機から落っこちるも飛行するシーン。
クライマックスのモードから逃げまどうシーンとか最高だったなぁ。
特に、飛行するシーンでモードが物をぶつけようとしてもぶつかんないシーンとか
あまりにも滑稽なルックに爆笑してしまいました。

大好きクロエ・グレース・モレッツ。
キック・アス」のヒットガールで一躍スターになったクロエさん。
少女ながらもめちゃくちゃカッコ良いアクションを見せてくれて僕も一気にファンに。
本作では抑圧された女性の代表的な役割で、芯の強いキャラクターを
魅力的に演じていました。
アクションは少しだけでしたが、クライマックスのグレムリン、タコ殴りシーンは
スカッと爽快で気持ち良かったです。
もちろん今後も応援していきます!!

良い意味でB級臭溢れる本作。
演出や物語のとんでも展開も許容範囲。
クライマックスのモードが無双状態になるのも笑っちゃうけど
とにかく気持ちがいい。

そんなこんなで。
久しぶりに大好きクロエ・グレース・モレッツの久しぶりにアクションを
堪能できたし、お話にも大満足。
とても分かりやすいプロットで短い上映時間。
少しお時間が余った時にでも観ていただきたいおすすめできる良作でした。

≪点数≫
  7点
                                           (22.11.18鑑賞)
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No.2082 『七人樂隊』
No2082 『七人樂隊』
2021年制作 香港
監督:サモ・ハン/アン・ホイ/パトリック・タム/ユエン・ウーピン/
ジョニー・トー/リンゴ・ラム/ツイ・ハーク

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1950年代、戯劇学校に入門した少年少女たちは師匠(ティミー・ハン)にカンフー指導を受ける(『稽古』)。
1960年代、校長先生(フランシス・ン)と若い教師らは教育に真摯(しんし)に取り組む(『校長先生』)。
1980年代、高校生のガンフェイ(ジェニファー・ユー)とカーラム(イアン・ゴウ)は恋に落ちる(『別れの夜』)。
香港返還前の1997年、集合住宅で暮らす男性(ユン・ワー)は孫娘を預かる(『回帰』)。

≪感想≫
1本目。
サモ・ハン監督の子供のころの思い出を描いた「稽古」。
2本目。
アン・ホイ監督の「校長先生」。
この2作品はどこかノスタルジックでエモーショナル。
特に「校長先生」は穏やかで重厚な佇まいにグッときました。
3本目。
パトリック・タム監督の「別れの夜」。
これは恋愛ものでしたがなんか変な作品でした。
4本目。
ユエン・ウーピン監督の「回帰」。
面白かったー。
じいちゃんと孫娘との交流のお話でしたが、このじいちゃんが
良いキャラクターでね。
古き良きツンデレ頑固じじぃ感が最高でした。
5本目。
ジョニー・トー監督の「ぼろ儲け」。
大好きジョニー・トー監督印が全開に出ていました。
僕的には一番好きな作品かな。
エンタメ的な語り口とオチはとても良かったです。
6本目。
リンゴ・ラム監督の「道に迷う」。
これも良かったなぁ。
過去の香港と現在の香港を描き出す本作。
そしてラスト。
ツイ・ハーク監督の「深い会話」。
これまでと違った趣の作品。
シニカルでコミカルな流れに思わず
「なんだ、これ???」
出てくる名前と出演者ににやにやしながら鑑賞していましたよ。
それまで、何となく一貫性のあった作品達が一気にひっくり返るような
テイストに仕上がっていて。
良い意味で軽くなった感じ。
様々な監督さんたちが作り上げた趣をこれまた良い意味で、ハードルを
下げてくれた感じ。

なるほどねぇ・・・。

あと、本作に出てきた数々の食事シーン。
決して豪華ではないんだけどこれがまたとっても美味しそうで・・・。
「校長先生」での食事シーン。
「回帰」での食事シーン。
とにかく美味しそうでしたよ。

そんなこんなで。
巨匠、名匠と呼ばれる監督たちが描く過去から今に繋がる香港。
地味目ながらもこれぞミニシアター系作品でとても素晴らしかったです。

そうそう。
本作は劇場で鑑賞したんですが、まさかの貸し切り体験。
とても贅沢な時間を堪能したんですが、こういう作品にももっと観客が入ってくれないと
ミニシアターが廃れちゃう・・・。
僕は通い続けるぞ!!!!

≪点数≫
  6点
                                           (22.11.13鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2081 『子供はわかってあげない』
No2081 『子供はわかってあげない』
2020年制作 邦
監督:沖田 修一

≪キャッチコピー≫
『あの夏の出会いが
       私を変えた』

≪ストーリー≫
ひょんなことから仲良くなった水泳部員の朔田美波(上白石萌歌)と書道部員の「もじくん」こと門司昭平(細田佳央太)は、突然送られてきた「謎のお札」をきっかけに、幼い頃に別れた美波の実の父親を探すことに。もじくんの兄(千葉雄大)の協力を得て実父・藁谷友充(豊川悦司)の居所を探し出した美波は、家族に内緒で父を訪ねる。再会した父の怪しげな雰囲気に戸惑う美波だったが、夏休みをともに過ごし......。

≪感想≫
なんとも朗らかで健やかな世界。

この世界の中に入って青春時代を過ごしてみたかったなぁ・・・。
いや、僕の濁った心じゃあこの世界観を壊してしまうか・・・。

それにしても清い世界でした。

主演の上白石萌歌さん。
恐らく初めて見たんですが、とんでもない存在感。
本作のキャラクターと見事にマッチしていてずっと見ていたい、ずっと応援していたい
彼女の成長を見続けていたいと思えるキャラクターでしたよ。
何より、カメラ映えがするというか、アップでひたすら映していても
画が持つというか。
本当に素晴らしい俳優さんですね。

キャラクターや演出も豊か。
会ったことのなかった本当の父親との交流も、本来なら苦さも交じりそうなものなのに
ひたすら柔らかく朗らか。
クスクスと笑いながら、二人の交流を眺めているこの心地よさ。
あとねぇ・・・もじ君との交流も微笑ましかったなぁ。
これまた、もじ君が良いキャラクターでさ。
彼との物語の中で、序盤に彼が子どもたちに教える書道教室で
「書いた文字が本物になる」件が、のちにとても素敵な演出に繋がる。
中盤の海辺でのもじ君の文字。
終盤の美波のプールサイドでの文字。
そこから生まれる甘酸っぱい青春。
なんとも微笑ましい。
最後の屋上での美波ともじ君のやりとりもとても素敵でした。

いやぁ・・・つくづく良い作品。
というか、本作に出てくる人たちってもれなく素敵なキャラばっかりだったんですよね。
一貫して朗らか。
美波の部活仲間の子たちも最高。
合宿中に美波の親友が美波と電話しているのを傍で聞いているあの子の表情。
最高でしたよ。
豊川悦治演じる美波の本当の父親も良かった。
インチキ宗教家っぽいキャラクターでしたが、とても嫌味がなく
ただの善良なる父親でね。
美波とのひと夏の交流はとても素敵でした。

とにもかくにも。
夏を感じる作品。
青春を感じる作品。
とても健やかで清らかな作品。
それこそ子どもに観せてあげたい作品。
あぁ。
美波ともじ君のその後をもっと観ていたいなぁ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (22.11.06鑑賞)
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No.2080 『黄龍の村』
No2080 『黄龍の村』
2021年制作 邦
監督:阪元 裕吾

≪キャッチコピー≫
『これ、村の決まりやから』

≪ストーリー≫
北村優希ら8人の若者たちはレンタカーでキャンプ場に向かう途中、山の中で車がパンクしてしまう。助けを求め歩きだした彼らは、奇妙なかかしがある村「龍切村」にたどり着く。そこで車を直してくれるという老人・梅宮新次郎に出会った一行は、彼の家で夕食を振る舞われ、泊まっていくよう誘われる。翌朝、物音で目覚めた優希は、不思議な面をかぶった村人たちが外を練り歩く姿を目撃する。

≪感想≫
大好き阪元 裕吾監督作品。

ミニシアター系っぽさ爆発。
自主制作っぽさ大爆発の本作。

恐らく、そんなに予算のない中作られたであろう本作。
もちろん粗っぽさもたくさんあるし、役者の演技や、お話でも
引っかかる部分も少なからずあったんですが、問題ないない。

勢いとノリで最後まで楽しく鑑賞することができました。

さてさて。
まず、すこぶるお話が面白かった。
予告編を観たとき、イケイケ大学生グループが謎の村に遭難して
祟りに巻き込まれる的なお話かと思いきや。

序盤、バカ大学生メンバーがこれでもかっていうほどの品のない
やり取りを繰り返している。
バカやってらぁ・・・ってな感じで鑑賞。

ここから謎の村に遭難していって、さぁここからホラーテイストの
物語がスタートするぞってドキドキしていると・・・。
ここからまさかのテイストが180度切り替わる!!
アクション映画にトランスフォーム。
ここからは阪本監督の真骨頂。
アクションに関して相も変わらず見応えたっぷり。

キャストに関しても見たことある方々ばっかり。
阪本組といった面々。
「国岡」シリーズの伊能昌幸さんだったり、先日観た「グリーンバレット」のボスキャラだった
中村 龍介さんであったり。
他にも、あっさり殺された大学生メンバーの中にも見たことある人がいたなぁ。
復讐集団の兄妹の兄貴の方も絶対、他の作品にもでていたなぁ。
恐らく初めて見たんですが、敵キャラの拳法使いのお姉さん役の小玉 百夏さん。
僕的MVPは彼女で、彼女はアクションが素晴らしかったので、もっと
色んなアクション映画に出てほしいなぁ。
阪本監督の「ベイビーわるきゅーれ」の続編に出てくれないかなぁ・・・。

そんな感じで。
やっぱり大好き阪元 裕吾監督作品。
今後も引き続き追いかけていきたい監督さんです。
次回作が楽しみ!!

≪点数≫
  8点
                                           (22.11.06鑑賞)
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No.2079 『RRR』
No2079 『RRR』
2022年制作 インド
監督:S・S・ラージャマウリ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1920年、イギリスの植民地政策下にあるインド。野性を秘めた男・ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr)はイギリス軍に連れ去られた村の少女を救うため、仲間と共にデリーへ向かう。そこで、ある出来事をきっかけに内なる怒りを燃やす男・ラーマ(ラーム・チャラン)と出会い、互いの身分を知らないまま親友となる。しかしラーマはイギリス軍の警察官であり、ビームの本当の目的を知った彼は友を投獄する。

≪感想≫
超絶ド級のエンタメ作品。
これぞインド映画。
僕たちが思っているインド映画の集大成で完成形と言っていいほどのクオリティ。
めちゃくちゃ楽しかった!!!!

熱量がとにかくすごい!!
もうねぇ・・・これぞエンターテイメントってな感じ。
歌ありダンスありアクションあり。
お話もベッタベタだけど少年心をくすぐる王道ストーリー。
少年漫画的なお話に心躍る踊る。

あまりにも気持ちの良いアクションっぷりに良い意味で笑いながら観てしまいました。
アクションシーンがアイディアたっぷり!!
見たことないアクションシーンの数々。
スローと早回しを巧みに使い分けて魅せるアクション。
楽しくって興奮しまくり。
観ているこっちもアドレナリンが出っぱなし!!
端的に言って最高。
ほんと、どっからこんなこと思いつくんだろう・・・。
序盤のビームが森の猛獣たちと登場するシーンとか最高だったし。
ビームとラーマが水と炎を操ってバトルするシーンとか最高だったし。
終盤のビームがラーマを担いでツープラトンで戦うアクションシーンも最高。
何といってもクライマックスのビームとラーマのテーマソングが流れながらのシーンは
激アツ最高アクションシーンでした!!!!
何回、最高って思わせてくれたか・・・。

終わり方も秀逸。
エンドロールの最後の最後まで楽しめる。
これぞエンターテイメント!!
思わず拍手したくなる。

他にも他にも。
これぞインド映画ってな感じで所々流れる音楽シーン。
全然、邪魔じゃないし間延びもしないししっかりと作品の中に組み込まれていて最高。

キャラについてはイギリス人ボスの夫妻の悪党っぷりも良かったなぁ。
特にあの奥さんの非道っぷりは最高。
彼女の最期も何かをモチーフにしたようなアングルで良かった。

ヒロインのシータも奇麗な方だったなぁ・・・。

心の底から楽しめた本作。
これぞ王道のインド映画!!
超絶ド級のエンターテイメント。

欲を言えばもっと大きなスクリーンで観たかった。
もっと本格的な音響で楽しみたかった。
僕の地元ではミニシアターでしか上映されていなかったんですよね。
残念無念。

いやいや、これを上映してくれただけでも感謝感激!!!!
堪能いたしました!!!!

タイトルのロゴもカッコいいなぁ・・・。
ステッカーが欲しい。

≪点数≫
 10点
                                           (22.11.03鑑賞)
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No.2078 『スティルウォーター』
No2078 『スティルウォーター』
2021年制作 米
監督:トム・マッカーシー

≪キャッチコピー≫
『真実は、深く、
沈んでいく』

≪ストーリー≫
アメリカ・オクラホマ州スティルウォーターに暮らすビル(マット・デイモン)は、娘のアリソン(アビゲイル・ブレスリン)が留学先のフランス・マルセイユで殺人容疑で逮捕されたことを知る。娘の潔白を証明すべく現地へ向かうビルだったが、聞き込みを重ねる彼は地元民に警戒され、何者かに襲われてしまう。それでも諦めないビルは娘を取り戻したい一心で、真犯人を見つけ出そうと奔走する。

≪感想≫
思ってたとの違った印象。
苦みの強い作品。

娘の無実を晴らすために異国の地で奮闘する父親のお話。

最初は父親であるベイカーが娘の冤罪を晴らすために、右往左往するお話
で進んでいくんですが、なんだかひたすら不穏な空気。
全然、前向きな気持ちになれないというか。
そこからベイカーが現地(マルセイユ)で仲良くなった母子と疑似家族関係を
築いていくお話にトランスフォーム。
そして最後はまた娘のお話に戻ってくる。

派手さもなく淡々と映し出されていく映像。
静かに物語は展開していく。
その中で、観ているこっちはキャラクターの人間性を拾い上げる。
ベイカーの少し人間としての闇の部分。
ん??こいつは少し「狂」なる部分を持ち合わせているかもってね。

あと本作ってコミュニケーションのお話だったりもして。
言葉が通じない異国の地で、母子と距離を近くしていく感じ。
そしてベイカーと娘のお話。
そもそも誰とも心を打ちとけていなかったベイカーの成長のお話っぽくもあって。

案の定、彼は少し暴走してクライマックスを迎えます。
結果、彼は成長できたのか・・・。

むむむ。
なんとも色々と考えさせられる作品。

そんなこんなで。
結果それは良かったことなのか。
はたしてこの着地は良かったことなのか。
鑑賞後、色々調べてみると、なんと本作、実話を基に作られているんですって。
へぇーへぇーへぇー。
Netfrixでその事件のドキュメンタリー作品があるみたい。
観てみよっかな。

≪点数≫
  7点
                                           (22.10.30鑑賞)
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その27 『嘉祥佳春』
あけましておめでとうございます。

2023年になりました。

今年は
「流れを読む」
ことを心掛け過ごそう。

殿堂入りの
「体調管理」
も忘れずに。
昨年からちょっとずつ気になる部分が出始めているので
やっぱり気を付けなきゃなあと。

これからも粛々と。

映画鑑賞については劇場鑑賞が増えて、自宅鑑賞が減ってきました。
MCUのドラマシリーズやスター・ウォーズのドラマシリーズを観始めたからかな。
もう少し減らしてもいいぐらい。

映画は100本。
うち劇場鑑賞40本。
くらいを目標に。

あと、昨年末にとある映画を観て、読書欲が復活した。
今年はもう少し本も読みたいな。
楽しみ。

それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お互い幸多き年を。

雑記 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)