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No.2066 『X エックス』
No2066 『X エックス』
2022年制作 米
監督:タイ・ウェスト

≪キャッチコピー≫
『死ぬほど快感。』

≪ストーリー≫
1979年、アメリカ・テキサス州。女優のマキシーン(ミア・ゴス)、マネージャーのウェインをはじめ6人の男女は、映画「農場の娘たち」を撮影するために借りた農場を訪れる。そこで彼らを迎え入れた老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ一同を案内する。一方マキシーンは、母屋の窓から自分たちを凝視する女性に気付く。

≪感想≫
ミッドサマー」や「へレディタリー/継承」等々を制作した
映画スタジオ「A24」の新作ホラー映画。
A24は他にも「ムーンライト」等々、色々な素敵な作品を輩出しています。
最近で言うと「カモンカモン」もそうですね。
殆どハズレも無く信頼のおける映画スタジオです。

さて本作。
時代背景は1979年。
ポルノ映画を撮りに来た3組のカップル。
ド田舎の廃屋敷を借りた面々だったが隣に住む老夫婦がまさかの・・・ってな内容。

ネタバレですがその老夫婦が殺人マシーンだった訳で。
このじじばばがめちゃくちゃサイコで恐ろしいんですよね。

ただ内容的には心霊的なホラー映画ではなくって、しっかりと理由が語られる系のホラー映画。
しかもその理由がちょっと切なくて。

殺人マシーンのじじばばには当然のごとく若い頃があって、その全盛期の自分を忘れきれず
捨てられず、生きている。
そしてその中の一つに性があってね。

正直、ルック的には不気味で気持ち悪かったりもしたのですが、ちょっとグッときたりもしたんですよね。

演出について。
スプラッタ描写、ゴア描写、グロ描写が盛りだくさん。
本作では一人づつ老夫婦に殺されていくんですが、これがまた
えぐくってね。
一人目の包丁、喉元にグッサグッサシーンはあまりのしつこさに
半目で鑑賞。
二人目の納屋での三つ又の鉾で目玉をグサッシーンもえぐかった。
その後のばばあがもう一発グサッとやるシーンも引いちゃった。
ショットガンぶっぱなして殺すシーンも静から動的な演出に
びっくり。
ワニに殺させるシーンもエグかった。
じじいの死に方もフレッシュだったし。
ばばあの最期もえぐかった。
基本的に本作のグロゴアシーンはもれなくフレッシュな感覚で鑑賞することができました。

驚かし系の演出も盛りだくさん。
じじばばが暗闇からヌッと現れるシーンや、急に出てくるシーンも
やっぱりびっくりさせられまして。

あのシーンも印象的。
序盤のマキシーンが湖みたいなところで泳いでいて背後からワニが
スーッと近づいていくシーン。
真上からの画でめちゃくちゃ緊張感たっぷり。

なんでしょう。
全体的にこうなったら嫌だな、とか、絶対こうなっちゃうよ的な匂いがプンプンで
本当に握りこぶしギュッとしながら薄目で鑑賞するターンが多くってね(苦笑)

あと本作はポルノ映画の撮影という事でエロ要素もシーンもたっぷり。
これもまた一昔前のホラー映画の設定っぽいよねぇ。

時代背景のせいもあって、昔のホラー映画を観ているような感覚に。
これはこれで良し。

そんなこんなで。
思っていたのと違ったテイストの作品。
僕的にはこのテイストのホラーが好きかな。
しっかりと理由がある感じね。
鑑賞後、色々と調べてみると、本作は3部作構想らしくって。
次回作はばばあの若いころを描いた作品なんですって。
楽しみですねぇ・・・。

そうそう。
鑑賞後、本作について色々と調べてみると、なんとびっくり!!
主演のミア・ゴスはあのばばぁも演じていたんですね!!
恥ずかしながら全然、気付きませんでした・・・。
そりゃ、続編も作られるわな。

≪点数≫
  8点
                                           (22.08.21鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)