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No.2040 『トップガン マーヴェリック』
No2040 『トップガン マーヴェリック』
2022年制作 米
監督:ジョセフ・コシンスキー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
マーヴェリック(トム・クルーズ)は、かつて自身も厳しい訓練に挑んだアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称「トップガン」に教官として戻ってくる。父親と親友を空で失った過去を持つ彼の型破りな指導に、訓練生たちは反発する。彼らの中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)もいた。

≪感想≫※大ネタバレあり
先日観た「トップガン」の新作。
なんと36年振りの新作なんですって!!

しかも本作って実は2019年に上映予定で。
コロナの影響でやっとこさ2022年に公開!!
それこそ映画館で何十回も予告を観たことか・・・。

満を持して劇場にて鑑賞してまいりました。
もちろん前作も復習済み!!

さてさて。

最高!!
これぞ続編!!
前作の作りや演出、お話、出演者等々しっかりと継承された最高の作品に仕上がっておりました。

お話について。
本作はあるプロジェクトを成功させることが任務だったので、
それをいかにドラマチックに描いていくのが勝負かと思いきや・・・。
その任務を成功させたと思いきや・・・。
前作はこのぐらいで終わりだったんです。
いやいや、これでは続編とは言えないよね。
っつーことでまさかのここからもうひと展開!!
このままマーヴェリックがルースターのために命を落とす的な展開で
終わりでも良かったんです。
ただそこからの展開がさらに我々の心をアゲることになるとは。
マーヴェリックとルースターがコンビを組んでF14に乗り込み敵地からの
脱出からの空中バトル。
最高かよ!!
前作のルースターの父親であるグースとのコンビを彷彿とさせる
グッとくる演出。
どれだけ高揚させてくれるんだよ・・・。
なんでしょう・・・ラストのマーヴェリックが帰艦してみんなとワイワイキャッキャするシーンは
泣いちゃいましたもんね。

音楽も最高。
前作を彷彿とさせる楽曲たち。
オープニングの「Danger Zone」は前作から踏襲していて、これまた
続編としての正統なオープニング!!
そりゃ、アガるよねぇ・・・。
ルースターがクラブで盛り上がりながらピアノを弾きがたっているシーンも
前作のオマージュ。
最高かよ。

他にも前作の作りをしっかりと引き継いだ演出。
マーヴェリックのバイクシーンだったり。
中盤のチームでアメフトをするワイワイキャッキャシーンだったり。
映像に関しても技術や物が進化しているからか、とにかく迫力もあるし
奇麗だし、見応えたっぷり。
クライマックスの敵機とのバトルはめちゃくちゃアガりましたよ。
ひたすら握りこぶしをギュッとしながら鑑賞していました。

キャラクターについて。
キャストでいうと、アイスマン(ヴァル・キルマー)がこれまた
良い味出してんだよね。

そしてこれが本作が素晴らしいといえる1番の理由・・・。
トム・クルーズ力大爆発。
しっかりと年を重ねて魅力は衰えない。
前作ではフレッシュなトムさま。
本作ではロートルながらも現役感バリバリのルック。
先に書いたアメフトシーンでも若造たちに混ざってワイワイするトム・クルーズ。
見た目的にも肉体的にも全然負けていない。
超人ですよ、本当に・・・。

余談ですが、ひたすら第一線で活躍するトム・クルーズ。
日本の俳優さんでいうとキムタクが近いものがあるんじゃないかなぁと思ったり。

そんなこんなで。
ひたすら気持ちがアガり続ける作品。
続編としても最高な傑作。
これぞ超王道エンタメ作品。
本当に素晴らしかったです。

≪点数≫
  10点
                                           (22.06.05鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2039 『トップガン』
No2039 『トップガン』
1986年制作 米
監督:トニー・スコット

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”がある。若きパイロットのマーヴェリックもパートナーのグースとともにこのトップガン入りを果たし、自信と野望を膨らませる。日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで次々と課題をクリアしていく。しかしライバルのアイスマンは、彼の型破りな操縦を無謀と指摘する。その一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリーに心奪われていく。

≪感想≫
巷で話題になっている新作「トップガン マーヴェリック」。
何気に1作目の本作を観たことがないかも・・・。
めちゃくちゃ色んな所で映像を観ているので観た気になっていたなぁ・・・。

ってなわけで予習がてらレンタルしてまいりました。

さてさて。

うん!!
古き良き時代の青春映画!!

若き日のトム・クルーズがこれまたキラッキラしていてね。

誰もが聞いたことであろうあの名曲「Danger Zone」。
アガりますねぇ・・・。

お話はベッタベタでこれまた時代を象徴したようなお話。
はねっかえりの天才パイロットが友人の死をきっかけに
再生するっつーお話。
ちょっとだけこの鼻につく感じが、昔の描き方っぽいなぁと
ざらつきましたが、そんなこと問題ないない。

なんだかんだで最後まで見入ってしまう。
メインとなる戦闘機アクション。
最初は正直、何がどうなっているのか、誰がどの機体に乗っていて
よくわかんない部分もあったんですが、クライマックスの戦闘シーンは
それもなくなり、めちゃくちゃ見応えがありましたよ。

キャストも良かったな。
トム・クルーズは言わずもがなですが、僕的には
ライバルのアイスマン演じるヴァル・キルマーが良かった。
「顔」が素晴らしかったんですよね。
あと、メグ・ライアンも出てたなぁ。
キュートだったなぁ。

そんなこんなで。
これだけ人気が出る作品はやっぱりいつ観ても色あせない。
トム・クルーズの魅力がたっぷり詰まった作品。
さぁ、いよいよ最新作の鑑賞だ!!

≪点数≫
  8点
                                           (22.06.04鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2038 『あのこは貴族』
No2038 『あのこは貴族』
2020年制作 邦
監督:岨手 由貴子

≪キャッチコピー≫
『同じ空の下、私たちは違う階層(セカイ)を生きている――。』

≪ストーリー≫
都会に生まれ、結婚こそが幸せという価値観を抱く20代後半の榛原華子(門脇麦)は、結婚を意識していた恋人に振られてしまう。名門女子校時代の同級生たちの結婚や出産を知って焦る彼女は相手探しに奔走し、良家出身で容姿端麗な弁護士・青木との結婚が決まる。一方の時岡美紀(水原希子)は富山から上京して慶應大学に進むものの中退、働いていてもやりがいを感じられず、恋人もおらず、東京で暮らす理由を見いだせずにいた。全く異なる生き方をしていた2人の人生が、思わぬ形で交わっていく。

≪感想≫
お嬢様育ちの女性と田舎から来た女性。
東京という日本のど真ん中に住む人たち。
そこには階層が間違いなくあって、その階層の中で生きている。
それぞれの階層の人たちはなかなか交わることはない。
良いところもあれば悪いところもある。

ある人は結婚こそが幸せと感じ、婿探しに奔走。
良家に嫁いだ後も跡継ぎを迫られ息苦しい生活を送る。
もしかしたらお金持ちに嫁いだその子は傍から見たら羨ましいのかもしれない。
何不自由なく見えるその暮らしは、その子にとっては乾いた生活で
なんの楽しみもないように映っていてね。
むむむ・・・。
ちょっとだけ以前観た「Swallow/スワロウ」を思い出したり。

何でしょう・・・。
全体的に淡々と押しつけがましくなくそこにある真実を
映し出してくるというか。
声高に問題定義をしているのではなく、受け手の僕らがしっかりと
咀嚼して何が問題かを浮かび上がらせる。
巧みですねぇ・・・。

それぞれの階層が交わるとき・・・。

ふと思ったのが、その階層の中から一歩踏み出した人たちが
新たなる感情を覚え、成長し、人生がさらに彩り始めるんだろうなぁと。
例えば本作に登場するバイオリニストの逸子は早々にその階層から飛び立ったからこその
自立と自由があったし、主人公の華子だって、最後はそういう事ですもんね。
それまであたりまえに過ごしていたその階層の自由と窮屈さ。
当たり前に過ごすことの寂しさが彼女を羽ばたかせる。
最期の華子の表情にはグッときましたねぇ。

ただこれは階層云々ではなくって、誰に対してもあてはまることだったり。
意外と普遍のテーマだったりするんですよね。
それこそ男性の僕にも言えることだったりね。

とにもかくにも。
女性への応援賛歌であり、地方出身者への応援賛歌であり
貴族出身者の応援賛歌。
なんなら観ている僕への応援賛歌だったりもしてね。
派手さもなく穏やかな素敵な作品。
枠から外れることで生まれる想いもある。
自由や生きがいを手に入れるためのもがき。
皆に幸あれ!!

そうそう。
本作は原作小説があるんですね。
読んでみようかな。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.22鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2037 『返校 言葉が消えた日』
No2037 『返校 言葉が消えた日』
2019年制作 台湾
監督:ジョン・スー

≪キャッチコピー≫
『自由が罪と教えられた時代。
     あなたなら、どう生きましたか?』

≪ストーリー≫
台湾にある翠華高校。放課後の教室で眠ってしまった女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が目を覚ますと、校内に人の気配は無く、いつもと違った異様な雰囲気に満ちていた。自分が参加している読書会のメンバーでひそかに思いを寄せる男子学生ウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)を見つけた彼女は、外へ出ることのできない校舎から抜け出そうとするが、廊下の先の扉の向こうに広がる悪夢のような光景を目にする。

≪感想≫
台湾ホラー映画。
人気ホラーゲームを映画化したんだって。

なるほど、ホラーっぽくもありましたが、ミステリ要素も
たっぷり含まれた良作でした。
それでいて青春群青劇でもあったり、恋愛要素も含まれていたり。
巧みですね。

さてさて。
章立てで進んでいくストーリー。
徐々に明かされていく真実。
最後は切なくもカタルシス爆発な展開。
良くできた作品。

誰もが持っている恋の嫉妬や妬みが時代によっては
とんでもない結末を迎えてしまう。

そこに出てくる人たちは誰も悪くないんです。
主人公のファンはもちろん、時代の犠牲者であり、社会の犠牲者でもあるわけで。
抑圧、弾圧されている人たち。
その中で抗いながら夢見る若者たち。

それらの物語をホラーテイストたっぷりで描き出す。
本当によくできた作品。

ラストのオチは切なさたっぷりで涙腺が緩む。

むむむ・・・。
それでも、とにかく生き続けるしかないんですよねぇ。
どんより・・・。

とにもかくにも。
ドラマとしてもホラーとしてもミステリとしてもとても見応えのある作品。
台湾の歴史も知ることができたしね。
満足満足。
しっかし、基となるゲームはどういう作品なんだろう・・・。
気になるなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.20鑑賞)
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No.2036 『英雄の証明』
No2036 『英雄の証明』
2021年制作 イラン/仏
監督:アスガー・ファルハディ

≪キャッチコピー≫
『英雄か、詐欺師(ペテン)か』

≪ストーリー≫
イランのシラーズで暮らすラヒムは、借金の罪で収監されているが、借金さえ返済すればすぐに自由の身になれる状況だった。ある日、彼の婚約者が金貨17枚を拾い、借金は帳消しになるはずだったが、ラヒムは罪悪感から落とし主に金貨を返すことを決意する。そのことがメディアで取り上げられ、ラヒムは英雄に祭り上げられるが、SNSで広まったあるうわさによって状況は急変する。

≪感想≫
イラン映画。
監督は以前観た「セールスマン」を撮ったアスガー・ファルファディ監督。
他にも色々、評判の良い作品を撮っている印象。
巨匠と言ってもいいキャリアの監督。

さてさて。
いやぁ~・・・すげぇなぁ。

あるあるな行動が一人の男の人生を狂わせていく。
なんでしょう、僕でもこの行動やっちゃうよなぁの数々。
悪いことなんだけど、このぐらいのことはあるでしょう。

小さな嘘がとんでもない結果を招いていく。
奇跡的に悪い方向にはまっていく感じ。
確かに、主人公のラヒムはダメダメな男なんです。
自らの保身に走って突発的にダメな行動に出てします。
ただ、このダメな行動は結構、許容範囲で・・・。
もちろん誠実に生きていくことは必要で、悪さはしないことに
越したことはないんですが、ここら辺は、やっぱり普通の人間なら
少しだけ羽目を外すというか、道を外れるというか。

そこら辺の倫理観みたいなもののラインをちょっと考えさせられる感じ。
脚本の妙なのかな。
ずしりと考えさせられる。

あと、本作ってSNSの恐怖についても示していました。
ある人はSNSを使って名誉を回復しようとする。
ある人はSNSを使って評判を下げようとする。
それに踊らされる視聴者たち。
本質はどこにあるのかしっかりと情報を精査しながら飲み込んでいかなきゃなぁと反省・・・。

それらのことを抑えた演出で、日常に潜ませながら淡々と描き出す。
ちょっとケン・ローチ監督作品を思い出したりしました。
実際にどこかで起こりえるであろう感じがどんよりと。
もやもやもやもや。

タイトルも素晴らしいな。
「英雄の証明」
まさしく、自らが英雄であるという証明をさがすお話でしたもんね。

とにもかくにも。
観終わった後も色々と考えさせられる作品。
複雑そうな人間の生態と複雑なお話をめちゃくちゃ分かりやすく描いている本作。
凄いなぁ・・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.15鑑賞)
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No.2035 『ザ・スイッチ』
No2035 『ザ・スイッチ』
2020年制作 米
監督:クリストファー・ランドン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
さえない毎日を送る地味な女子高生ミリー(キャスリン・ニュートン)は、指名手配中の連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)に襲われ鋭利な凶器で突き刺されてしまう。やがて彼女が意識を取り戻すと、なんと中年男のブッチャーと体が入れ替わっていた。24時間以内に入れ替わりを解かないと一生元の姿に戻れなくなるミリーは、自分の体を取り戻すため、女子高生姿で大量殺人を企てるブッチャーに立ち向かう。

≪感想≫
しがない女子高生がサイコパスシリアルキラーと
入れ替わるっつーお話。
ん??どこかで聞いたことのある設定。
なんか日本のドラマで似たような設定があったような・・・。
まぁまぁまぁ。

さてさて。
バイオレンスたっぷり。
シリアルキラーに惨殺されていく人たち。
今回、何が良かったって殺される奴らが嫌な奴だったっというところ。
何気にスッキリさせられたんですよね。
それと死んでほしくないキャラたちがしっかりと生き残っているところも好印象。
エンタメに特化したこの演出は◎。

お話について。
最後のもうひと展開は良かった。
何となく落ち着いたところからのラストバトル。
確かにあのまま終わっていたら少し物足りなかったかな。
ただねぇ。
それなら、もう少しいききってくれても良かったなぁ。
もっと派手に言ってほしかった感じ。

そんなこんなで。
一定量の楽しさを味わえた本作。
キャラクター的にも主人公の親友二人との関係も素敵だったし、
初恋相手の彼も素敵だった。
お姉ちゃんも良かったなぁ。
満足なんですが・・・。
ただ、なんでしょう・・・。
もう少し突き抜けても良かったかな。

あと一歩!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (22.05.14鑑賞)
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No.2034 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
No2034 『ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス』
2022年制作 米
監督:サム・ライミ

≪キャッチコピー≫
『禁断の世界<マルチバース>が、開かれる。』

≪ストーリー≫
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、禁断の呪文によって時空をゆがませ、マルチバースの扉を開いてしまう。世界を元通りにするため、彼はスカーレット・ウィッチことワンダ(エリザベス・オルセン)に助けを求めるが、時すでに遅く、恐るべき脅威が人類に迫っていた。そしてその脅威こそがドクター・ストレンジと同じ姿をしたもう一人の自分だった。

≪感想≫※ネタバレあり
MCUシリーズ最新作。
今回は「ドクター・ストレンジ」の続編。

タイトルにある通りマルチバースがテーマ。
前作の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」やドラマシリーズの「ロキ」あたりから
マルチバースの波が止まらない。
もうねぇ・・・正直、サプライズが止まらないわけですよ。
めちゃくちゃ嬉しい反面、ちょっとこれを許してしまうと
何でもありになって、正直、追い続けるのが難しくなってくるんじゃないかと
不安になっているのも事実・・・。

どっちが良いのかなぁ・・・。
嬉しいんだけど、ちょっとこれぐらいで止めてほしいなぁと思ったり・・・。
まぁまぁまぁ。

そんなこんなで本作について。

また新たなる面白さを広げてきたMCUに脱帽・・・。

本作はマルチバースがテーマでもあるので色んな世界のストレンジが登場。
予告編でも観た色んな世界のストレンジ。
まさか、こういう登場の仕方だったなんて・・・。
千手観音的なストレンジは敵だと思っていたのになぁ(苦笑)
しっかりと色分けしていたキャラクター。
おざなりは一つもなく丁寧に描かれていましたよ。

ワンダは相変わらず切ない役回り。
本作ではまさかヴィラン側に回るとは・・・。
彼女には早く幸せになってほしいです・・・。

本作ではマルチバースならではの登場人物たち。
その最たるものと言えばイルミナティなる集団。
メンバーはファンタスティック・フォーのゴム人間のリード・リチャーズ。
インヒューマンズのブラックボルト。
ストレンジの兄弟子であるモルド。
女性版キャプテン・アメリカ。
モニカ・ランボー版キャプテン・マーベルもいました。
そして、僕的サプライズがこの方。
X-MENシリーズのプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。
彼らが登場してからはひたすらテンションがアガりっぱなし。
これからどんな活躍をしてくれるんだろうってワクワクドキドキ。
ただ、それもつかの間、彼らはあっさり退場してしまいます。
・・・どよぉ~ん。
けど、これはこれで良かったのかな。
おまけ的なサプライズで終わらせて、正式な物語には関わらせないこの感じ。
今後のことを考えるとあまり広げすぎるのもねぇとも思ったり。

その代わりと言っちゃあなんですが、本作から登場のニューキャラクター、アメリカ・チャベス。
彼女がめちゃくちゃ魅力的で。
本作は、ストレンジとワンダのダブル主演かと思いきやこのアメリカ・チャベスの
成長譚でもあったんですよね。
彼女に関しては今後も活躍してくれそう。
楽しみが止まりません。

演出等々について。
本作の監督はサム・ライミ監督。
「スパイダーマン」シリーズの監督ではあるんですが、基本はホラー畑の
方なのかな。
本作は結構ホラーテイスト強めでこれぞサム・ライミ印!!
ゾンビやお化け的な演出も多かったしホラー演出で驚かすシーンも
たくさんあったし。
見応えが抜群でしたよ。
アクションも素晴らしかったなぁ・・・。
あの楽譜と音符を使った魔法バトルはフレッシュ。
音楽までもアクションに取り入れるなんてすげぇよ。
最高でしたよ。
クライマックスの千手観音的なゾンビストレンジのバトルも視覚的に◎。
スカーレット・ウィッチの無敵感も半端なくって◎。
あのイルミナティの方々を一人一人をぶっ倒していくシーンは圧巻。
チャールズの仕留め方なんてゲッソリ。
これもサム・ライミっぽいよねぇ・・・。

とにかく全体的に素晴らしかった作品。
MCUシリーズなんだけど、一つの作品としての完成度もとても
高かった印象。

そんなこんなで。
様々なキャラクター。
目まぐるしい展開。
最後の最後まで目が離せないお話。
ゴチャゴチャしそうなのにしっかりと作品としてまとめ上げる監督の手腕。
いやぁ~素晴らしい。
堪能いたしました!!!!

しっかし、MCUは本当にネタバレなしで観ることが必須。
今後はどうなっていくのか。
まだまだ続くであろうMCU。

長生きしなくちゃ!!!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (22.05.04鑑賞)
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No.2033 『ジェントルメン』
No2033 『ジェントルメン』
2019年制作 英/米
監督:ガイ・リッチー

≪キャッチコピー≫
『一流の、
   紳士(ワル)たち。』

≪ストーリー≫
イギリス・ロンドンの暗黒街。一代で大麻王国を築き上げたマリファナ王のミッキー(マシュー・マコノヒー)が、総額500億円に相当するといわれる大麻ビジネスの全てを売却し引退するという情報が駆け巡る。そのうわさを耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、私立探偵、チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、下町の不良たちが、巨額の利権をめぐって動き出す。

≪感想≫
久しぶりのガイ・リッチー監督作品。
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ
シャーロック・ホームズ」「コードネーム U.N.C.L.E.」等々。
一昔前は大好きな監督さんで漁るように観ていました。

あのスタイリッシュな作風とどんでん返し系のオチが
とっても大好きでねぇ・・・。
近年はその傾向は薄れてきて、未見ですがディズニーの実写版「アラジン」の
監督まで担当する始末。

さぁ今回のガイ・リーッチーはどんな作品を撮ってくれたんだい!!
さてさて。
こちとらガイ・リッチー監督の常連じゃいってなもんで、
先の展開をこんな感じかな、あんな感じかななんて考えながら鑑賞。
うっすらその期待値を越えてくる嬉しい展開。
最後の最後まで
「いやっほーい、これこれ!!」
なんて思いながら鑑賞。
初期作品に通ずる演出とお話。
「待ってました!!」
あの時はじつはこうなってました的な種明かしの演出とかこれぞってな感じでしたね。

スタイリッシュで泥臭さも残るお話。

キャラクターもこれまた魅力的。
主人公の麻薬王のミッキーやその右腕的存在のレイ。
ミッキーを追い落とそうとする編集長のビッグ・ベイブや
ゴシップ記者のフレッチャー。
チャイニーズマフィアのドライ・アイ。
そして僕的にはコリン・ファレル演じるボクシングコーチが
良かったなぁ・・・。
もちろん麻薬王ミッキーは最高。
ファーストシーンで彼の死を匂わせる演出。
まさかねぇなんて思って観ていたら案の定。
そこからの展開はまた楽しくってね。
ミッキーがミッキーたる所以。
佇まいも最高にカッコ良かったですよ。

ただねぇ・・・。最後の大オチがちょっとだけスカされた気分。
結局、あのジャーナリストのフレッチャーがこれまでの出来事は全部脚本で、
映画会社に売りつけるっつーお話だった訳で。
んん??それならどこまでが本当でどこまでが嘘なんだ????
なんかスッキリしないんだよなぁ。
そこだけは残念だったな。

とにもかくにも。
キャラクター、演出、ストーリーどれをとっても、観たかった
ガイ・リッチー監督をしっかりを観せていただきました!!
大満足!!

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.03鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2032 『最強殺し屋伝説国岡』
No2032 『最強殺し屋伝説国岡』
2021年制作 邦
監督:阪元 裕吾

≪キャッチコピー≫
『京都最強の殺し屋の
  日常と殺し(ビジネス)を追った
     笑いと殺戮のドキュメンタリー』

≪ストーリー≫
2018年、阪元裕吾監督は、女性二人組の殺し屋が登場する新作映画『ベイビーわるきゅーれ』のシナリオを書き始める。彼はシナリオの参考にするため、フリー契約の殺し屋である国岡昌幸に取材をする。国岡氏は普通の人々と同じように日々の生活を送り、殺しの仕事を淡々とこなしていたが、ある日依頼元との連絡ミスでターゲットとは異なる人間を殺してしまう。

≪感想≫
「ある用務員」「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督作品。
どちらも大好きな作品で。
日本で本格的なアクション映画を撮るなら彼が
第一人者になっていくんじゃないかなぁ・・・。

そんな阪本監督のこれまたアクション映画。

凄腕の殺し屋の仕事や日常を描いたフェイクドキュメンタリー作品。

殺し屋の日常も案外こんなもん。
非現実的な登場人物なのに、そこに映っているのはとてもリアリティ抜群で。
同じ殺し屋たちとの駄話。
依頼主とのやり取り。
ありえないんだけどありえそう。

これってもうコメディ映画じゃん。
ホワイトタイガー集団の登場シーンや彼らが一人ずつ返り討ちにあっていく辺りから
笑いと殺しが融合してきてめちゃくちゃ楽しくって。
げらげら笑いながら鑑賞してましたよ。
そこから徐々にアクションシーンが増えていく。
緊張と緩和を織り交ぜながら、クライマックスのラスボス級の相手との
バトルは一気にシリアス化。
これがまためちゃくちゃカッコ良くってね。
ただ、全体的なテイスト、空気感は一貫していて。
楽しくって笑える現実的な世界観。
今もどこかで国岡が殺し屋家業を営んでいるのではないだろうかと
うっすら思わされたり。
・・・いやいやそれはないか(苦笑)

本作は「ある用務員」「ベイビーわるきゅーれ」の前に撮られた作品なんでしょうね。
予算も全然かかっていない感じ。
どこかアマチュア感も漂う映像。

十八番のアクションシーンもどこか安っぽさが見え隠れ。
ただ、それでもカッコいいシーンは盛りだくさんだし、凡百のアクション映画なんかより
十分に楽しめる。
クライマックスのボッコボコの肉弾戦は本当に素晴らしかった。

あとね。
本作の素晴らしさってこれをドキュメンタリーとして撮った所。
映像もハンドカメラっぽくとることで、画像の粗さや、
映像の雑さも許せるというか。
これが予算が潤沢ならもっとカッチリ決まったアクションや
バッキバキのアクション映画にできるけど、それがないから
アイディアでカバーしているこの志が素晴らしい!!

そんなこんなで。
やっぱり大好き阪元裕吾監督作品。
まだまだ彼には素晴らしいアクション映画を撮ってほしい。
誰かかれに潤沢な予算を!!
そうそう。
「ベイビーわるきゅーれ」の続編制作が決まったようですね。
最高!!
楽しみに待っております!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (22.05.02鑑賞)
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No.2031 『リスペクト』
No2031 『リスペクト』
2021年制作 米
監督:リーズル・トミー

≪キャッチコピー≫
『この歌声は、世界の心をふるわせる。』

≪ストーリー≫
子供のころから圧倒的な歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華として喝采を浴びるアレサ・フランクリン(ジェニファー・ハドソン)。しかし輝かしい活躍の裏では、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)や愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)の束縛や裏切りに苦しんでいた。ぎりぎりまで追い詰められた彼女は、全てを捨て自分の力で生きていこうと決断する。やがてアレサの心の叫びを込めた歌声は世界を熱狂させ、彼女自身も自らへの“リスペクト”を取り戻す。

≪感想≫
ソウルの女王と呼ばれたアネサ・フランクリンの自伝的作品。
近年、この手の作品が増えている印象。
ボヘミアン・ラプソディ」とか。
ジュディ 虹の彼方に」とか。

さてさて。

なんとも波乱万丈な人生。

黒人として。
女性として。
色々と抑圧されてきた時代を生き抜いたアネサ・フランクリン。
心が何度も折れても、それでも歌うことを止めなかった。

様々な想いが歌声に乗って解放されていく。
それは聴いている人たちの心を震わせて、その人たちの抱えているものも
介抱していく。
やっぱり「歌」の力って凄いなぁって。
特に本作の場合、その歌詞も物語とリンクさせていて、これがまたグッとくる。

そんなこんなで。
実在の人物の伝記的作品。
音楽の素晴らしさはもちろんのこと、その時代に生きた一人の女性としての
生き様をしっかりと堪能できたってな感じ。
本作にはマーティン・ルーサー・キング牧師も登場していましたね。
彼女とこのような関りがあったんですね。
なんとも興味深い。

そうそう。
本末転倒かもしれませんが、エンドロールで本人の映像が映し出されその歌声を
聞いたとき、さらに鳥肌が立っちゃったなぁ・・・。
もちろん、本編でのジェニファー・ハドソンの歌声も素晴らしかったんですが、
やっぱり本物の「声」は圧倒的でした。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.01鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2030 『アイス・ロード』
No2030 『アイス・ロード』
2021年制作 米
監督:ジョナサン・ヘンズリー

≪キャッチコピー≫
『生きる希望を、沈ませるな。』

≪ストーリー≫
カナダの鉱山で爆発事故が発生し、作業員26人が地下に閉じ込められる。高い運転技術を誇るマイク・マッキャン(リーアム・ニーソン)ら4人のトラックドライバーが、30トントラック3台に分譲して救出に用いる装置を運搬する。30時間で鉱山内の酸素が尽きることから、彼らは最短ルートを選ぶが、そのルートは氷でできており、スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で割れてしまうという危険な道だった。刻々とタイムリミットが迫る中、マイクたちは決死の思いでハンドルを握る。

≪感想≫※大きなネタバレがあります
大好きリーアム・ニーソン御大の最新作。

タイトルとあらすじから、何となく自然の猛威と戦うお話なのかなと
思いきや・・・。
まさかの陰謀、バトルものに仕上がっていました。

お話自体は目的地に物を運ぶっつー単純なお話。
いわゆる「マッドマックス」的な。

道中、いろんな邪魔や自然の猛威に抗いながら目的地まで向かっていく。
最後の最後まで息つく暇なくハプニングの応酬。
何でしょう。
これぞB級映画と言いますか。
観たかったレベルの作品を寸分違わぬレベルで魅せてくれる。

お話に関してもそうで。
演出に関してもそうで。
キャラクターに関してもそうで。

ツッコミどころ満載のお話だけど勢いで乗り切るこのB級感。
良い塩梅の完全なる悪党。
そしてその決着の付け方。
最高ですよねぇ。

キャラクターでいうとリーアム御大演じるマイクの弟であるガーティが良かったなぁ。
失語症の影響で周りの奴らにいじめられてはそのせいで仕事を失う事に。
心根の優しさと戦場で身に着けた軍人としての武力。
何気に強くって、中盤の肉弾戦は観ていてテンション上がりましたよ。
だからこそ彼の最期はけっこう寂しかったなぁ・・・。
死ぬことはなかったのに・・・。
彼が生き残ってハッピーエンドでも全然納得いったのに。
逆に、彼をあそこでリタイアさせる意味がそこまで感じられなくってね。
それを言うと、序盤でローレンス・フィッシュバーン演じるジムが
リタイアする件もあっさりしていて寂しかったなぁ・・・。
ここら辺は少しだけ残念でしたよ。

そんな感じで。
相も変わらず無敵感大爆発のリーアム御大。
B級臭たっぷりの本作。

十分に堪能させていただきました!!

≪点数≫
  7点
                                           (22.04.30鑑賞)
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