2022-07-19 Tue

2019年制作 チェコ / ウクライナ / スロヴァキア
監督:ヴァーツラフ・マルホウル
≪キャッチコピー≫
『僕は、生きて、家に帰る』
≪ストーリー≫
少年(ペトル・コラール)は東欧のとある場所に疎開し、無事にホロコーストから逃れる。だが、疎開先の一人暮らしの叔母が病気で亡くなり、さらに叔母の家が火事で焼け落ちたため一人で旅に出ることになる。孤児になった彼はあちこちで白い目で見られ、異物として周りの人々にむごい扱いを受けながらも懸命に生きようとする。
≪感想≫
ヘビー級の暗い作品。
どんよりどよどよ・・・。
これまた食らっちゃいましたよ。
主人公のユダヤ人の少年は、両親のもとから叔母に預けられ
そこから二転三転、怒涛のバイオレンスな展開に。
ゆく先々で巻き起こる凌辱や虐待。
ほんの少しだけ良き人に会えるものの、やっぱり少年に
巻き起こるのは悲惨な出来事ばかり。
ルック的にもエロやグロがたっぷり詰まった本作。
序盤の目玉くりぬきシーンや、動物を焼き殺したりするシーンは
思わず目を覆ってしまいました・・・。
ふぅ・・・・。
あまりにも地獄が続き過ぎて鑑賞後はどんより。
上映時間も3時間弱という長丁場。
ただ、なんでしょう。
描かれている事はとっても悲惨で重々しいんですが、
ルック的にはなんか劇画的というか。
映画的というか。
正直、凄い食らったんですが、映画的には良作だったのかなと
思ったりもします。
そんなこんなで。
楽しめる作品では決してありませんでしたが、まぁ観て
良かったかなと。
・・・・いやいや。
やっぱりきつかったなぁ・・・。
ずしりと食らうヘビー級の作品でした。
≪点数≫
3点
(22.04.10鑑賞)

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