2022-06-29 Wed

2020年制作 米
監督:マックG
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
血を求めて暴れまくる悪魔崇拝カルトを制した日から2年。高校生活という名の悪夢に苦しんでいたコールの前にあの悪魔たちが再び現れて、またとんでもないことに!
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
先日観た「ザ・ベビーシッター」にまさか続編があったとは・・・。
前作から2年後の舞台。
コール少年が少しだけ青年になったころ、あの悪魔崇拝者たちの
恐怖がまた彼に近づいてくる・・・。
これぞ続編映画ってな感じで大好き。
バイオレンスっぷりも倍増。
おバカっぷりも倍増。
前作のキャラクター達も勢ぞろい!!
お話も相変わらずおバカな感じでしたが、何となくの
辻褄はあっていて楽しい楽しい。
本作から登場のニューヒロイン・フィービー。
まさか、コールやビーとこんな繋がりがあったとは。
なんだかんだでグッとくるような着地に思わず唸っちゃいました。
すっごいバカなんです。
すっごいグロなんです。
いききっているんだけど、ばかばかしくて楽しいんだけど、
ベタっちゃあベタなんだけど、バランスの良い作品といった印象。
例えばバイオレンス。
前作よりも倍増して血みどろブッシャー!!
しかも前作で死んじゃったおバカ集団が生き返って、またもや
悲惨に死んでいく・・・。
不謹慎ながらも笑っちゃいましたよ。
そうそう。
音楽もノリが良くって良い意味でバカっぽくて
最高でしたよ。
どこかで聞いたことがあるんだけどどこだったっけかなぁ・・・。
全体的に頭空っぽポップコーンムービー。
ってな感じで。
真っ当で正統な続編映画。
僕的にはしっかりと積み上げてきたなぁという印象。
とても満足満足。
この手の続編シリーズでいうと先日観た「ハッピー・デス・デイ」シリーズを
思い出しました。
あれも楽しいシリーズだったなぁ。
≪点数≫
7点
(22.03.24鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト
2022-06-27 Mon

2017年制作 米
監督:マックG
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
寝る時間を過ぎても起きていたコールは、美人のベビーシッターが悪魔崇拝集団の一員と知ってしまう。秘密を守るため、手段を選ばない連中の魔の手が少年に迫る。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
いじめられっ子の少年・コール。
美人でファンキーな彼のベビーシッター・ビー。
仲良しの二人だったが、ある夜、コールはビーの正体を知ってしまう・・・。
B級的なC級的な本作。
いやぁ、楽しかったです。
エロありグロありおバカな作品。
何よりろくでなし若者集団の死にっぷりが良かった(笑)
脳天に包丁ぶっささされたり。
爆破で吹っ飛ばされたり。
ショットガンで木っ端みじんにやられたり。
お話し的にはお家に来たサイコなやつらとバトルするっつーお話。
以前観た「サプライズ」を思い出したり。
あと有名なコメディ映画の「ホーム・アローン」を思い出したり。
キャラ的にもこのサイコ集団のバカっぽさが楽しかったんですよね。
あの黒人のただただ返り血を浴びる役どころとか。
筋肉バカがいたりとか。
ベタなキャラ付けにパロディ要素を取り入れてB級感がさらに増していてね。
あの、コールをいじめるバカっぽいおデブ少年も愉快なやつだったなぁ。
とにかく安っぽく楽しい作品。
クライマックスのカーアクションのありえない展開も
これぞ!!って感じで好印象。
そんなこんなで。
とっても良い意味で薄っぺらい作品。
90分程度の本作。
サクサク観ることができて、それなりの楽しさが担保できている。
何気に楽しめました。
≪点数≫
6点
(22.03.22鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-24 Fri

2021年制作 米
監督:フェルディナンド・シト・フィロマリーノ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
休暇で訪れていたギリシャで、凄惨(せいさん)な自動車事故に巻き込まれたアメリカ人旅行者のベケット(ジョン・デヴィッド・ワシントン)。やがて彼は、自身が政治的陰謀の渦中にあり、身の危険が迫っていることを知ってアメリカ大使館に助けを求めようとする。政治的騒乱のもと、警察と当局の追跡を必死にかわしながら大使館を目指すベケットだが、さらに陰謀の奥深くへとはまり込んでいく。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
ギリシャ旅行に来た一組の夫婦が、何者かの陰謀に
巻き込まれて逃げ回るっつーお話。
先に余談を。
本作の舞台はギリシャ。
先日観た「ロストドーター」も舞台はギリシャだったなぁ。
ギリシャ、行ってみたいなぁ・・・。
さてさて。
まずは良かったところ。
最後の最後まで緊張感ある作りで良かったです。
これでもかっていうぐらいの八方ふさがり感。
少し助かるのかなと思わせておいてすぐ詰まれていく展開。
ひたすら追っかけられる主人公のベケットが、最後は追いかける側に。
ここら辺の展開はとても良かったです。
ベケットのダメ顔っぷりも良かった。
なんでしょう、全体的に情けないんだけど、ギリギリで
危機を回避していく感じが親近感がわいて良かったんですよね。
ここからはダメダメ・・・。
ベケットの奥さんであるエイプリルの必要性が全く感じられなかったこと。
だってさぁ、そもそも今回の事件ってベケットの居眠り運転が巻き起こした訳で。
いわば、エイプリルは今回の事件とは全く関係なく、ただ、旦那の
居眠り運転が招いた事故の被害者になるんですよね。
それなら別に、本作にでてこなくっても良かったのに。
ただただ、登場して亡くなっただけのキャラクターのような気がして。
ちょっと嫌な気分になったな。
あと、ベケットの精神的に不安定なキャラ付けもそんなに意味をなしていなかったような。
抗うつ剤みたいなものを飲んでいるようでしたが、そこまで
活きていなかったんだよなぁ・・・。
むむむ。
そんな感じで。
何気に最後までハラハラドキドキで観ることのできた本作。
しっかし、主演のジョン・デヴィッド・ワシントン。
ちょっと、情けない感じとか頼りないルックとかちょっと
一風変わった役者さんですね。
調べてみると彼はデンゼル・ワシントンの息子さんなんですね。
へぇへぇへぇ。
≪点数≫
6点
(22.03.21鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-22 Wed

2020年制作 韓
監督:ユン・ソンヒョン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
希望のない都市、刑務所から出所したジュンソク(イ・ジェフン)は家族のような友人チャンホ(アン・ジェホン)とキフン(チェ・ウシク)、サンス(パク・ジョンミン)と共に新たな人生のための危険な作戦を計画する。
しかし未来へのあふれる期待も束の間、正体不明の追撃者が現れ、命を懸けて彼らを追いかけ始める…。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
韓国映画。
一攫千金を狙った若造どもが、お金をゲットしたものの、
謎の殺し屋に追われることになるってなお話。
さてさて。
むむむ・・・。
なんだろう、この納得いかない感じ。
もちろん良かったところもありました。
まず最後の着地は大好き。
あのミイラ取りがミイラになる的な展開。
主人公のジュンソクが復讐のために殺し屋ハンを追っかけるシーンで
終わっていく。
ちょっとワクワク感が出ていて良かったなぁ。
あと、本作のヴィランである殺し屋ハンが良かった。
あの無敵感とこいつに目をつけられたらもう終わり感が◎。
良かったところはこんなもん。
あとはむむむ。
なんでしょう、この主人公たちに肩入れすることができなかったんですよね。
もっと言うと、主人公のジュンソクのわがままで始まったこの負の連鎖。
マッチポンプ感が半端なくって。
どっちかというとお前が加害者だろ!!って思っちゃったんですよね。
それで、親友たちが犠牲になっていくのは納得いかなくってね。
まぁ、だからこそ最後の着地にはワクワクさせられたんですが・・・。
殺し屋ハンの目的もイマイチよくわかんなかったし。
何かのメタファーなのかな。
わっかんないや・・・。
そんなこんなで。
雰囲気は好きでしたが、キャラに魅力を感じれなかった本作。
もう少しアクションがカッコよくっても良かったな。
それこそハンを主役にして殺し屋シリーズで何か撮ってほしいなぁ。
本作に関しては少し物足りなかったです。
残念無念!!
≪点数≫
4点
(22.03.20鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-20 Mon

2021年制作 邦
監督:片山 慎三
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
原田智(佐藤二朗)は、中学生の娘・楓(伊東蒼)と大阪の下町で暮らしていた。ある日、彼は娘の楓に指名手配中の連続殺人犯を目撃したと告げ、その翌朝突然姿を消す。警察は本腰を入れて捜索してくれず、楓は自分の力で父を捜して歩く。ようやく日雇い現場に父親の名前を発見して訪ねて行くと、そこには全くの別人の若い男性がいた。
≪感想≫
以前観た衝撃作「岬の兄妹」の片山慎三監督最新作。
連続殺人犯を見かけたという父親が突然の失踪。
娘は父親をさがすことに・・・っつーお話。
いやぁ・・・すごかった。
まさか、こんな作品だったとは・・・。
最後の最後まで先の読めない展開。
思っていたところと違う着地に口あんぐり。
これって大阪のどこだろう。
アングラな町並みはまた本作の雰囲気にマッチしていて良かったです。
中盤ぐらいの山内との街中チェイスシーンは、何気に
見応えがありました。
序盤は娘である楓が失踪した父親・智を探し回る展開。
そこから連続殺人犯・山内との出会い、智とのつながりを確信した楓。
そこから急展開、時系列をいじくって、ここからは山内の
お話に。
さぁ、ここから物語がどう展開していくのだろうと思ったら、
さらに時系列をいじくって、こんどは父親である智のお話に。
徐々に明らかになっていく真実。
これで終わりかと思ったら、さらにもうひと展開、楓と智の
物語に。
最後はまた楓がやっと智の本質を探し当てるという着地。
この構成は凄いなぁ・・・。
ふと思ったのが、ちょっとドロリ韓国映画を観ている感覚に。
「パラサイト 半地下の家族」にも通ずるこの感覚。
社会の見たくない部分を痛烈に描き出しながらも、
不謹慎ながらもクスリと笑えるシーンも盛り込んでいるこの感じ。
何回か思わず笑っちゃいましたもんね。
楓の同級生の男の子とのシーンはもれなく笑っちゃいましたよ。
いるよなぁ、こんな少年・・・(笑)
ちょっとだけ不満点。
たまに、何を言っているのか分かんない部分がありました。
特に、中盤の山内が島の爺さんに介抱されて、家でいろいろと
会話を交わすシーンがあるのですが、全体的に爺さんが
何を言っているのかわかりにくかったんですよね。
そこはちょっとだけ残念だったかな。
あと、本作に出てくる大人たち。
例えば警察や先生。
先生はまだしも警察の対応があまりにもずさんすぎて。
あるあるなのかな・・・。
ちょっと、いくら何でも雑すぎる対応に不快な気持ちになりましたよ。
もやもやもや。
そんなこんなで。
二転三転、とにかく先の読めないストーリー。
「岬の兄妹」も素晴らしかったですが、本作はさらに
パワーアップして見応えのある作品に仕上がっていました。
エンタメにも特化した良作。
余韻もたっぷり。
すげぇなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(22.03.16鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-17 Fri

2022年制作 米
監督:マット・リーヴス
≪キャッチコピー≫
『マスクに隠された
「嘘」を暴け。』
≪ストーリー≫
両親を殺害されたブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は探偵となり、夜は黒いマスク姿でゴッサム・シティの犯罪者を懲らしめていた。しかし、権力者を標的にした連続殺人事件の犯人として名乗り出たリドラーが、警察やブルースを挑発。そして、政府の陰謀やブルースに関する過去の悪事などが暴かれていく。
≪感想≫
DC映画最新作。
今回は大好きバットマンシリーズ最新作。
バットマンはこれまで、ティム・バートン監督が撮ったり、
クリスチャン・ベイルを主演に据えた作品があったり。
その後も、ベン・アフレックを主演に据えたシリーズも楽しめたし、
最近ではヴィランを主役に据えた名作「ジョーカー」も上映されましたね。
何気に全部観ているかも。
大好きMCUとは対極にいるDC映画。
イメージ的にMCUは「陽」でDCは「陰」的な。
さてさて本作はどうなっているのか・・・。
上映時間は176分とかなりの長尺。
最初はちょっとだけ鈍重に感じたのも確か。
それでも中盤ぐらいから、どんどん謎が解き明かされ、
キャラクターが彩付き初めてくると目が離せなくなってね。
なんだかんだで最後まで楽しむことができましたよ。
キャラクターについて。
本作はこれまでのバットマンとはまた違った新しいダークヒーロー。
そもそも、ブルース・ウェインのシーンがあまりなく、ほとんど
バットマンとして行動するシーンばかり。
笑顔もほとんどなく、復讐者としてのバットマンが前面に押し出されていて。
とても新鮮でした。
本作のヴィランであるリドラーが最高のキャラクターでした。
演じたのはポール・ダノ。
サイコっぷりがめちゃくちゃハマっていて見応えがありましたよ。
世界観とテイスト。
ひたすら重々しく暗い世界観。
光もほとんどなくって夜のシーンや雨のシーンがほとんど。
鬱々とした雰囲気にどんよりどよどよ。
アクションについて。
暗めなテイストを活かしたアクションシーン。
あの真っ暗闇で拳銃のフラッシュだけで魅せるバトルシーンとか
良かったなぁ。
あとキャットウーマンのしなやかな体術も素晴らしかった。
対極にいるバットマンの朴訥、無骨アクションも性格がにじみ出ていて
素晴らしかった。
バットモービルのカーアクションもド派手で良かったですよ。
全体的にリアリティのある設定。
これまでのアメコミ映画とは違って、エンタメ的ではなく、何となく
いききらない世界観が好印象。
ちょっとホラーテイストやミステリテイスト、サスペンステイストまで
詰まったロートーンな演出。
また新しいバットマンシリーズの誕生といった感じ。
そんなこんなで。
また新しいバットマンの世界を紡ぎだした本作。
これは恐らくシリーズ化するでしょう。
しかも、最後の方でリドラーが牢屋の中でお話しするあいつ。
ジョーカー・・・なのか??
俄然楽しみになってきました!!
ちょっと余談。
本作の世界観。
これまでのバットマンシリーズにはない暗さだったんですが、
どちらかというとPSゲームの「バットマン・アサイラム」の雰囲気に似ていたなぁ・・・。
久しぶりにゲームでもやってみようかな。
≪点数≫
8点
(22.03.13鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-15 Wed

2022年制作 米
監督:ショーン・レヴィ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
2050年、戦闘機パイロットのアダム・リード(ライアン・レイノルズ)は、タイムトラベル技術の発明を防ぎ未来の世界を救うというミッションに挑む。成功の鍵を握る2018年を目指すアダムだったが、予期せぬ事態により2022年の世界にたどり着いてしまう。そこで出会ったのは、いじめに悩む12歳の自分自身だった。子供の自分から怪しまれながらも、二人のアダムは力を合わせ、世界を救うため強大な悪の存在に立ち向かう。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
出演は「デッドプール」のライアン・レイノルズ、「アベンジャーズ」のマーク・ラファロ、
そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のゾーイ・サルダナ。
アメコミ映画ファンの僕的には嬉しい組合せ。
Netfrixはこの手の豪華共演的な作品が多いですね。
良い良い。
さて本作について。
タイムトラベル系の内容。
正直、深く踏み込んだお話は分かんないし、過去を変えることで
未来がどう変わるのかとか、なんで同じ人間が同じ所にいて
問題ないのかとか考えだしたらキリがない。
ただ本作についてはこの手の難しいお話は度外視して
楽しむことができました。
キャストの妙に加えて、例えば楽しいアクションシーンだったり。
最初は安っぽいアクションなのかなと思ったらそうでもなくって。
魅せるアクションというか。
完全に意識しているであろう「スター・ウォーズ」の
ライトセーバーだったりね。
子どもアダムと大人アダムのやり取りも同一人物なんだけど、
それぞれの性格がしっかりと出ていて、それでも一緒のところは一緒で。
なんだか、そのやり取りもとても楽しくってね。
例えば音楽も楽しかったな。
キメるアクションシーンに流れる古めのロックテイストの
曲とかカッコ良かったもんね。
ちょっと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を思い出しました。
楽しませる音楽は見事でしたね。
そんなこんなで。
既視感バリバリのスタンダードなエンタメ作品。
とても楽しめましたよ。
キャストのファンや王道のエンタメ作品が観たい方に
お勧めです!!
≪点数≫
7点
(22.02.16鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-13 Mon

2021年制作 米
監督:マギー・ギレンホール
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
海辺の町で一人気楽なバカンスを満喫するレイダ(オリヴィア・コールマン)。ビーチで出会った若い母親と幼い娘の様子を見ているうちに、自身が子育てに悪戦苦闘していたころの記憶がよみがえってくる。当時の苦い記憶によって心をかき乱された彼女は、母親として自分が取った行動に向き合うことを余儀なくされる。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
ギリシャの避暑地に一人の女性。
少しだけ鬱々とした彼女の周りで少しだけ心を揺るがす
事件の香りが・・・。
苦々しい作品。
「親」としてではなく「母」としての在り方とは何ぞや。
きっとこの作品のレダのように悩める母親たちはいるのでしょうね。
母親としてどうあるべきか。
一人の研究者としてどう過ごしていくか。
一人の人間としてどう生きていくか。
とても痛くて苦しい作品。
いやぁ・・・。
とても良い作品でしたが、とても苦しい作品。
本作は何といっても演者さんが素晴らしかった。
3人の女優さん。
レダを演じたオリヴィア・コールマン。
本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされていますね。
以前観た「ファーザー」でも素晴らしかったのですが、本作でも
その素晴らしさは健在。
少し不安定な人間像を見事に演じられていました。
若き日のレダを演じたジェシー・バックリー。
僕的には彼女も素晴らしかったな。
現代のレダと違って尖りが強めのキャラクター。
最後は今現在、子育てに追われる女性ニーナを演じた
ダコタ・ジョンソン。
彼女に関しても不安定なんだけど、やっぱりレダとは違う
人間性を見事に映し出しておりました。
3者3様の女優さん。
彼女たちの演技合戦を観るだけでも一見の価値ありでしたよ。
そんなこんなで。
苦くてズシリと来る良作。
サスペンス的な印象もありミステリ的な印象もあるんだけど
しっかりとした人間ドラマ。
見応えのある作品でした。
≪点数≫
7点
(22.03.06鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-10 Fri

2022年制作 米
監督:キム・ファラント
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
クロアチアに住む親友を訪ねる女性。彼女は、女2人で旅行を楽しむつもりだったが、その親友が突然姿を消してしまう。残された彼女は真相を求め、親友を見つけようとして奔走する。やがて彼女は、嘘と裏切りの渦に巻き込まれていく。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
親友とクロアチア旅行中に、その親友が突然の失踪。
彼女はどこに行ったのか・・・っつーお話。
スタンダードなミステリ作品といった感じ。
一人は生真面目な女性。
一方は自由奔放な女性。
ちょっとだけ以前観た「シンプル・フェイバー」なる作品を
思い出したり。
他にも、謎々しい登場人物ばかり。
誰が悪いやつで誰が良いやつなのか。
なんなら、みんな犯人に見えてくる。
最後まで楽しみながら鑑賞させていただきました。
イメージ的にオチが決まっていて、それに向かって
お話を肉付けしている印象。
なので、ちょっとだけ無理のある展開や、勢いだけで
のりきる感じ。
なので少しだけ乗り切れないところもあったり。
まぁまぁまぁ。
それでも最後まで観れたのはやっぱり物語の真相を
知りたいと思わせてくれたから。
一定量の楽しさを味わうことができた本作。
90分程度と短い時間でさっくり観れるので、お時間が
中途半端に余っている方はぜひ!!
≪点数≫
6点
(22.03.05鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-08 Wed

2021年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
20世紀フランスのとある街には、雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集部があり、個性的な人々が集まっていた。国際問題はもとより、アートやファッション、美食などのユニークな記事で雑誌は人気があった。だが、ある日仕事中に編集長が急死し、彼の遺言により、フレンチ・ディスパッチ誌の廃刊が決定したため、編集者や記者たちは最終号を発行する。
≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督最新作。
相変わらずのウェス・アンダーソン印大爆発。
期待を裏切らない作品に仕上がっていました。
どこのコマ、どこのカットを切り取っても絵になるし、素敵な画作り。
とにかくオシャレで最高なんですよね。
本作の世界観と一緒でしゃれた雑誌としても最高。
ただ映像としても最高で、観ているだけでワクワクするというか
ふわふわするというか、キリっとしまるというか。
やっぱりこれは映画としても優れている。
お話に関してはまぁまぁまぁ。
基本的に視覚的情報がとても多いので、お話まで追いついていない状況。
基本、ウェス・アンダーソン監督作品はお話は何となくなイメージがあったりします(苦笑)
本作のストーリーは田舎町の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の
最終号を描いたお話。
様々な記者が担当した記事を映像として描いた内容。
本作の見どころはやっぱり演出。
僕的には中盤のアニメーションが素敵で楽しかったなぁ。
ウェス・アンダーソン監督は前作では「犬ヶ島」、その前は「ファンタスティック Mr.FOX」でストップモーションアニメに
チャレンジしていましたが、次回作あたりで本格的アニメ作品も作って
ほしいなぁなんて思ったり。
あとはとにかく画作りがめちゃくちゃ凝っていて。
先に書きましたが、本当にどこを取ってもウェス・アンダーソン!!
一つの画に描かれる屋敷の全体像とか、おもちゃを観ているよう。
素晴らしい・・・。
キャストの豪華さもウェス・アンダーソン監督作品ならでは。
僕的にはやっぱりレア・セドゥが素敵でしたねぇ。
大好きベニチオ・デル・トロも出ていました。
常連組でいえばオーウェン・ウィルソンやビル・マーレイ、
ティルダ・スウィントン、エドワード・ノートンあたり。
他にも、あんな人やこんな人。
ティモシー・シャラメとシアーシャ・ローナンの美少年、美少女っぷりも
素晴らしかった。
色んな役者をもったいない使い方で映画を彩る。
きっと見逃している方もいるんだろうなぁ。
良いですねぇ・・・。
とにもかくにも。
監督のファンなら間違いない最高の作品。
もれなく私も楽しませていただきました。
今後も作品が発表されたら必ず観に行くであろう監督さんの一人。
次回作はアニメーション作品希望!!
楽しみに待っております!!
≪点数≫
7点
(22.02.27鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-06 Mon

2021年制作 英
監督:マグヌス・マルタンス
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ロンドンからパリへ向かう高速列車が、武装したよう兵集団にハイジャックされた。恋人と共に車内に居合わせた特殊部隊員は、冷酷非道な敵と戦うことを決意する。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
列車テロを一人の男が解決していくっつースタンダードな作品。
キャラクターに変化球をつけて、主人公及び敵ボスがサイコパス
という設定。
この敵ボスのグレースがルックも含め、とてもイケていて。
立ち位置は、政府の商売相手として働いていたのに
手のひらを返されて反旗を翻す役どころ。
キャラクターの良さも相まって肩入れしてしまうキャラクター。
そんなこともあって、最後の着地にはちょっと不満が。
続編的な感じで彼女を生かしながら進んでいく作品を
作ってほしかったなぁと。
一方の主人公であるトム。
彼に関してはそこまでサイコパス感はだしていなかったな。
ただ、グレースとの対峙するシーンでお互いが呼応する所とか
ちょっとだけグッときましたよ。
全体的にダイハード感がある本作。
アクションも結構あったし、見せ場もそこそこあったのですが、
正直、もう少し見応えがあっても良かったのかなと。
例えばクライマックスにトムとグレースの格闘バトルがあったんですが、
もう少しその前の列車のアクションを活かしても良かったのかなと。
他にも列車テロをしているんだけど、そこに関してもあまり
活かされていなかったのかなって感じ。
もったいないない。
テロリスト集団も良い顔している奴らもたくさんいたのに
そこまで立っていなくって、ここももったいなかった。
ちょっと全体的に平板で終わった印象。
まぁまぁまぁ。
とにもかくにも。
一定量の楽しさは味わえたある意味スタンダードな作品。
この終わり方は続編もありえるのか??
いやぁ、それはないか。
だって、敵キャラがちょっと弱いんだもん。
≪点数≫
6点
(22.02.24鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-03 Fri

2018年制作 シンガポール/仏/オランダ
監督:ヨー・シュウホァ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
シンガポールの埋め立て地にある建設現場で働く中国人のワンが失踪した。 事件を追う刑事は自分がその行方不明の労働者の男になった夢を見る。 ワンは夜も眠れずに、ネットカフェでゲームに没頭していた。 そして何かに導かれるように夜の埋め立て地を歩いていくと…。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
舞台はシンガポール。
・・・?
・・・・・??
なんか変な映画でした。
もやもやとした空気感と世界観。
ノワールっぽいんだけど、そうでもない。
ひたすらぼんやりと話が進んでいく。
そのお話自体も幻影で、何が本当で何が描かれているのか
つかみきれなくって。
雰囲気的には以前観た中国ノワール映画の「薄氷の殺人」とか「鵞鳥湖の夜」を
彷彿とさせる。
中盤にある古いノリの音楽に古いノリの踊りのシーンとか「鵞鳥湖の夜」の
あのシーンを思い出したり。
まぁまぁまぁ。
本作は何といっても演者たちの「顔」が良かったな。
あの洗練されていない感じとか、まさにシンガポールのあの世界の
雰囲気にマッチしたキャラクター。
田舎臭い都市の中でもがく移民労働者たち。
搾取するものと搾取されるもの。
夢か虚ろかお話自体はよくわかんなくって。
恐らく華やかな世界の裏ではこういう事も起こっているんだという
ことを描いているのでしょう。
それの華やかな部分を一切排除して、影の部分のみを映し出す。
世界の片隅、日本の片隅でさえもこういうことが起こっているのでしょう。
むむむ・・・。
そんなこんなで。
正直、ぼんやりとした作品なので感想もぼんやり。
しかも、私、お酒をたしなみながら鑑賞したので、さらにぼんやり。
ある意味、本作の世界観にマッチしていたのかも・・・。
≪点数≫
5点
(22.02.23鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-06-01 Wed

2018年制作 米
監督:ジュリアス・オナー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
近い未来、資源不足が深刻化し、新エネルギー開発のために各国から集った科学者が宇宙ステーションで研究を重ねていた。そんな中、実験の際に事故が発生。そして彼らは、恐ろしい別次元の世界に直面することになる。
≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。
以前観た「クローバーフィールド/HAKAISHA」「10 クローバーフィールド・レーン」に続くシリーズ最新作。
実はわたくし、前作の「10 クローバーフィールド・レーン」がとっても大好きな作品で。
あの序盤の謎々しい密室サスペンス劇から終盤のSFアクション大作に
トランスフォーム!!
最高に楽しめた記憶が・・・。
そんなこんなで新作が出るとの情報が出た時から楽しみにしていた本作。
年に1回のNetfrix契約生活に乗じてやっとこさ鑑賞することができました。
さてさて。
なるほど、大きなテーマは合わせつつ、また違った毛色の作風に仕上がっておりましたよ。
本作の舞台は宇宙。
序盤中盤は宇宙ステーションにて
いつも出てくる化け物的なやつは一向に出てこないし、なんだかなぁと思っていたのですが、
世界観は大好き!!
あることをきっかけに、クルーたちは別の次元へと飛ばされる。
過去に行くのではなく、未来に行くのではなく、並行世界の違う次元へとワープする。
・・・ん?
・・・んん??
これって、大好きMCUシリーズで登場しているマルチバースじゃん!!
最高かよ!!!!
違う次元(世界)で同じ人物は生きているんだけど、全く違う環境に生きている。
本作でも、主人公のエヴァは本当の次元では子供たちを事故で失っているが、
新しい次元では子供たちは生きている。
この理屈が成り立っていくと、あとはもうなんでもありになるので、
ちょっと怖い部分もあるのですが、やっぱりわくわくしますよね。
本作ではせまっ苦しい舞台の中、とんでもなく壮大な世界観で楽しませていただきました。
最後は化け物的なやつが登場して終了。
なるほど。
これは、マルチバースが影響して過去作の世界にもここから影響させた
ってことなのか!?
まぁまぁ、そこの辻褄なんてどうとでもなるよね。
そんなこんなで。
前作に引き続き好きな作風。
このシリーズは今後もどんどん作れそうな終わり方と世界観。
楽しみに待っております!!!!
≪点数≫
8点
(22.02.20鑑賞)

満足ならクリック!!