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No.1953 『オールド』
No1953 『オールド』
2020年制作 米
監督:M・ナイト・シャマラン

≪キャッチコピー≫
『そのビーチでは、
    一生が一日で終わる。』

≪ストーリー≫
バカンスを過ごすため美しいビーチを訪れ、それぞれに楽しいひと時を過ごすキャパ一家。そのうち息子のトレントの姿が見えなくなり、捜してみると彼は6歳の子供から青年(アレックス・ウルフ)へと成長した姿で現れ、11歳の娘マドックスも大人の女性(トーマシン・マッケンジー)に変貌していた。不可解な事態に困惑する一家は、それぞれが急速に年老いていることに気付く。しかしビーチから逃げようとすると意識を失なってしまい、彼らは謎めいた空間から脱出できなくなる。

≪感想≫※大ネタバレあり
M・ナイト・シャマラン監督最新作。

お話的には、全ての出来事に対して何となく理屈が伴っていて。
今までのシャマラン監督作品やこの手の作品って謎が謎のまま
終わっていってもやもやする感じになるのですが、本作はツッコミどころは
多々あるものの、意外と腑に落ちて。

なぜ老化現象が起こるのかとか。
あれって、周りの環境が人間の成長を促進させている的な感じなんですよね。
最後の脱出の件も納得。
先の理論で周りの環境の影響を受けないようにしてしまえば
脱出もできるっつー訳ですね。
なるほどねぇ・・・。

冒頭のホテルの従業員たちが実は加害者側だった件や、
冒頭の少年たちが名前と職業聞きゲームをしていて、最後にそのシーンの
意味を持たせる件とかも楽しかった。

物語のネタ的に今のコロナ渦の中のワクチン騒動をちょっと彷彿とさせたり。

まぁまぁまぁ。

お話的にはちょっとだけ嫌な部分が。
ネタバレですが、本作の犠牲者たちって病気を持っている人たちなんですよね。
その病気にかかっている人たちに薬を与えて、どれだけで治るか的な実験をしていて。
製薬会社の実験的なお話なんですが、それは10,000歩譲って良いとして、
そこに連れ合い、子供達を巻き込むのはやっぱり不快だったりもしましたよ。
みんな被害者なんですが、子供たちの巻き込まれ度があまりにも酷くて、
むむむってね。

演出について。
カメラワークやら演出がとても良い感じでした。
例えば、子供達の成長度合いはルックが一番大切で分かりやすいシーケンスなのに
なかなか見せてくれないもどかしさと謎々しさだったりとか上手に
写していたんですよねぇ。
あと、老眼になってその人の視界がぼんやりとして、その映像を主観的に見せる件とか。
ぼんやりとした映像の中からあいつが近づいてくるシーンとか最高だったなぁ。

そうそう。
シャマラン監督も登場していましたね。
しかも、役柄的に監視者何だけど監督的な立ち位置。
それこそ映画監督的なね。
そこら辺も巧みで面白いなぁと。

そんな感じで。
シャマラン監督最新作。
シャマラン印がたっぷりと盛り込まれていましたが意外に後味の良い作品。
一定量の満足度は得ることができました。
満足!!

≪点数≫
  7点
                                           (21.09.29鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)