2022-01-28 Fri

2010年制作 米/英
監督:バンクシー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ストリート・アートについてのドキュメンタリーを制作し始めたロサンゼルス在住のフランス人映像作家ティエリー・グエッタ。ティエリーは覆面アーティスト、バンクシーの存在にたどり着き、取材を始めるが、ティエリーに映像の才能がないことに気付いたバンクシーは、逆にティエリーのドキュメンタリーを自分が監督し始める。
≪感想≫
ドキュメンタリー映画。
バンクシーのドキュメンタリーを撮りたいと行った男が
逆にアーティストとしてデビューするまでのお話を
元々の対象であったバンクシーが監督。
いやはや凄い変で面白い作品でした。
本作の主人公となるティエリーがまた良いキャラで。
ちょっとマヌケっぽくて、やっている事は犯罪だったり
嫌な事だったりするんですが、どうも憎めないというか。
終盤に自分のショーの準備をしている際にこけて骨折したシーンとか
不謹慎ながら笑っちゃった。
正直、そこまで凄いアートに見えない、何なら二番煎じ三番煎じにすら
見えてくる作品の数々。
それが、タイミングやら周りの煽りやらを受けて成功すんだもんなぁ。
それに踊らされる一般ピーポーの僕ら。
何とも皮肉なものよ。
面白くって考えさせられる。
何が本当で何に価値があるのか。
アートとはなんぞや。
このティエリーの一連の流れがもうエンタメチックでね。
一人のまがいもんがほんもんとして着地。
観ているこっちは、何となく全貌が見えているので、この滑稽な
ストーリーが面白く、ただ少しもやりとしたり。
恐らく、こんなことって自分の周りでも起こっているんですよね。
結局、美的な問題も含め自分が感じたことが全てで、
他人の評価に振り回されるなっつ〜ことなんだよなぁ。
ふむふむ。
すっごい良作ドキュメンタリーでした。
しっかし、バンクシーって何もんだ??
SNSやらパパラッチやらがはびこるこの現代で、顔出しもせず、ここまで
有名になるってあり得るのか??
謎の人物にさらに興味が湧いてきました。
≪点数≫
8点
(21.11.03鑑賞)

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2022-01-26 Wed

2020年制作 米
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
≪キャッチコピー≫
『全宇宙から命を狙われる
ひとりの青年に、
未来は託された――。』
≪ストーリー≫
人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、妻ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、息子ポール(ティモシー・シャラメ)と共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し、やがて帝国に対して革命を決意する。
≪感想≫
フランク・ハーバートのSF大河小説を実写化。
とんでもなく壮大なストーリーで、これまでも映画化されたりしていた
みたいだけど、そんなにハネなかったみたい。
それを「メッセージ」や「ブレードランナー 2049」の
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が再度映画化。
ドゥニ・ヴィルヌーブ印大爆発。
この画作りというか、ルックがとにかく絵画的で。
主役のティモシー・シャラメの美しさたるやもう。
あと、世界観も素晴らしい。
未来のお話なので、SF色が強い本作。
惑星デューンのあの壮大さ。
砂漠ミミズのあのデカさ。
一つ一つのスケールが圧巻でした。
キャラクターについて。
僕的MVP。
ダンカン力大爆発。
ポールの兄貴分であり師匠であり親友である存在。
演じたのは「アクアマン」のジェイソン・モモア。
めちゃくちゃカッコ良かったです!!!!
彼とティモシー・シャラメ演じるポールのバディ感というか
その二人の佇まいや関係性がめちゃくちゃ良かったんですよね。
ずっと観ていたかったですよ。
それがあんな結果に・・・。
先のことを考えると凹んじゃいました。
お話について。
本作は2部作とのことで、今回は前半戦。
原作は小説があってとても長いんですって。
なんでしょう・・・。
長尺(2時間30分程度)な上映時間。
正直、もっとテンポよく進めても良かったのかなぁと。
冒頭の展開のなさと、ちょっと何が何だかわかんないお話に
少しうとうとしちゃったり。
むむむ。
ただ、お話が動いてくる最後の方はやっぱり見応えあったし、
あの終わり方には思わず
「ずるい!!はよ次回作を!!」
なんて思ったり(笑)
そんなこんなで。
壮大なスケールと圧倒的なビジュアル。
とにかく続きが観たい!!
続編の制作も決まっており、上映は2023年を予定しているとのこと。
いやぁ楽しみ!!
≪点数≫
7点
(21.10.31鑑賞)

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2022-01-24 Mon

2021年制作 米
監督:リドリー・スコット
≪キャッチコピー≫
『生死を賭けた<真実>が裁かれる――』
≪ストーリー≫
中世のフランスで、騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友であるル・グリ(アダム・ドライヴァー)から暴力を受けたと訴える。事件の目撃者がいない中、無実を主張したル・グリはカルージュと決闘によって決着をつける「決闘裁判」を行うことに。勝者は全てを手にするが、敗者は決闘で助かったとしても死罪となり、マルグリットはもし夫が負ければ自らも偽証の罪で火あぶりになる。
≪感想≫
またやってしまった・・・。
重々しく重厚な作品。
先日、「空白」を観たときにこの手の作品にくらう傾向があると
言ったばかりなのに・・・。
とほほ。
ただ、本作はとても素晴らしい作品でした。
決して観て後悔のない傑作。
堪能いたしましたよ。
物語は3幕構成で、とある事件を3人の視点で語られる流れ。
恥ずかしながら観た事ないんですが、黒澤明監督の「羅生門」的な描き方なんですって。
第1章 ジャン・ド・カルージュによる真実
第2章 ジャック・ル・グリによる真実
第3章 マルグリット・ド・カルージュによる真実
1章・2章だけでも痛くて重い作風なのに、あの3章の字幕が流れる演出・・・。
これが本作の白眉でこの章こそが「真実」というような字幕の出し方・・・。
これから起こりうる悲劇を、先に描いた部分より生々しく重々しく描かれるかと思うと
ちょっと先を観るのが嫌になったり・・・。
それまで、それぞれの都合で描かれた真実。
特にル・グリがマグリットを強姦するシーン。
薄々、予感していたシーンがさらに酷く描かれる。
何とまぁ、監督の意地の悪さよ。
これまたくらってしまいましたよ・・・。
女性を救うためのヒーロー譚として描けそうな本作。
いやそんなことはない!!
本作で描かれる女性はただただ、男性のためだけにあり、自分の尊厳も奪われ
自由も奪われる。
しかもそれが当たり前にまかり通る社会構造になっていて。
何なら自らの命ですら、男(夫)に握られていて。
これまたくらってしまいましたよ。
こういう事が、現代社会でもどんどん表に出始めているのが何とも言えないですねぇ・・・。
演出でいうと、最後の決闘シーンも素晴らしかったな。
バイオレンス色強めで、メチャクチャ派手で見応えがバッチリな分、
こいつらがやっている事の薄っぺらさが際立つというか。
すっごい、興奮するんだけど萎える感じ。
男ってやつぁよぅ・・・。
腐った社会だよなぁ・・・。
なんて思ったり。
いやはや、本当にやるせない気持ちに・・・。
とにもかくにも。
本作は史実に基づいたお話で。
観ている間は、何となくこんなことがあってそれを現代の問題と絡ませながら描いた作品なんだろうなぁと
思っていると、最後の字幕。
本作に登場している人たちは、実在していて、ほとんど本当にあったお話なんですって!!
へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜。
監督のリドリー・スコットは御歳83歳!!
いや、凄い!!
これまたくらってしまった作品ですが、観て良かった!!!!
素晴らしい社会派サスペンスでした。
大満足!!
≪点数≫
9点
(21.10.24鑑賞)

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2022-01-20 Thu

2021年制作 米
監督:テイラー・シェリダン
≪キャッチコピー≫
『暗殺者×未曽有の山火事』
≪ストーリー≫
過去の体験からトラウマを抱える森林消防隊員ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)は、ある日異様な様子の少年コナー(フィン・リトル)と出会う。彼は父親が殺害される現場に遭遇したため暗殺者たちから追われており、父が命懸けで守り抜いた秘密を知る唯一の生存者だった。ハンナは彼を守ることを決意するも、コナーの命を狙う暗殺者たちの追跡に加えて、大規模な山火事が発生し二人は逃げ場を失う。
≪感想≫
監督はテイラー・シェリダンというお方。
以前観た「ウインド・リバー」の監督さん。
なるほどねぇ・・・。
前作もそうですが本作も田舎町を舞台に描いた作品。
沈んだトーンと少し閉塞感のある世界観で極上のミステリー。
ひたすら続く緊張感。
あまり無駄がなく、ずっとひりついた空気感。
お話について。
目の前で父親を殺された少年が暗殺者から追われることに。
少年は森林消防隊のハンナとともに逃げ切れるのかっつーお話。
自然や山火事を舞台にしているのでもっと、自然自然しているのかなと
思っていましたが、そこまででもなくって。
あくまでも対人間を重点的におき、そこに自然の驚異を巧く
織り交ぜた感じ。
そうそう。
「ウインド・リバ-」もそんな作品だったような。
それもあってか、本作は各キャラクターがめちゃくちゃ良かった。
特に良かったのが少年を追っかける二人組の殺し屋。
冷静沈着でプロフェッショナルなんだけど、微妙にウェットというか。
僕的に今年ベスト級の悪役!!
演じたお方はエイダン・ギレン&ニコラス・ホルト。
エイダン・ギレンをどこかで観た事あるなぁと思ったら人気海外ドラマ
「ゲーム・オブ・スローンズ」のリトル・フィンガーじゃん。
全く気づかなかったぁ・・・。
彼らのバディ感も最高だったしそれぞれの着地も最高。
とにかく彼らの写っているシーンはひりひりしていて素晴らしかったです。
悪党で嫌な感じなんだけど、一挙手一投足が見逃せない奴ら。
主役のアンジーも素晴らしかったなぁ。
佇まいがもうめちゃくちゃカッコ良くって。
彼女に委ねていたら絶対大丈夫的な安心感。
過去の業を背負った繊細な人物を見事に体現していました。
いききらないヒーロー像の塩梅がとても素晴らしかったです。
サバイバー夫婦(イーサン&アリソン)も素晴らしかった。
特に身重の体で悪党どもと対峙する奥さん(アリソン)。
とっさの行動の一つ一つが痺れる。
バーナーを使っての反撃シーンとかクライマックスのライフルバトル。
良いですねぇ・・・。
こっちはこっちでいききったスーパー妊婦っぷりが最高でしたよ。
今作はとにかくキャラが素晴らしかったです。
そんなこんなで。
田舎と自然を舞台にしたミステリーアクション。
素晴らしいキャラクターたち。
堪能いたしました!!!!
≪点数≫
8点
(21.10.17鑑賞)

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2022-01-18 Tue

2021年制作 邦
監督:吉田 恵輔
≪キャッチコピー≫
『空っぽの世界に、光はあるか。』
≪ストーリー≫
スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の青柳直人(松坂桃李)に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車にひかれて死亡してしまう。しかし、娘の父親(古田新太)はわが子の無実を信じて疑わなかった。娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていく。
≪感想≫
うわぁ・・・。
うわぁ・・・。
・・・。
久しぶりに途中で観るのを止めたいと思いました・・・。
学校で存在感の薄い女子高生。
家ではぞんざいに扱われていて父親にも抑圧されている様子。
万引きをしてスーパーの店長さんに見つかって逃げ出す途中に車にはねられて死んでしまう。
悪いのは万引きをした少女か。
悪いのは過度な対応をしたスーパーの店長か。
悪いのは少女をはねてしまった運転手か。
悪いのは少女とコミュニケーションをとれていなかった父親か。
みんなが被害者であり加害者であり傍観者であり当事者であり。
人間のダメな部分や嫌な部分をまざまざと見せつけてくれて。
しかもそのダメだなぁ嫌だなぁと思っている自分の事も
何となく否定したくなる感覚に陥るというか。
ひたすら流れてくる人間の負の行為。
マスコミの煽りも今の社会を映し出していて萎えたなぁ。
インタビューの切り取りとか最悪。
それにコメントするニュースキャスターやコメンテーター。
希望の光が一筋も見えない状況にギブアップ寸前。
草加部さんの押しつけがましい善意も心がキュッと。
あの同僚の送別会での最後の挨拶を奪っちゃう件とか。
あの店長に対する行動とか。
自己愛に満ちた善意が凄く痛々しく苦々しい。
なんでしょう。
それぞれの嫌な部分が、観ているこっちも何となく心当たりがあるというか
自分にもあてはまりそうな感覚に陥って、すっごいダウナーな気分に
なっちゃったんですよね。
この分かり合えない、譲り合えないコミュニケーションに
ひたすらくらわされて・・・。
もやもやもやもや。
ほんの少しだけどグッとくる場面や「救い」の場面はあったりもしたんです。
最後の締め方も素晴らしかったし。
父親の見ている風景と、娘の見ている風景がシンクロしたラストシーン。
それまで分かり合えていない部分しか映し出されていませんでしたが、
あのシーンでやっぱり親子の絆を感じることができたし。
何気ない善意にも少し救われました。
例えば充の弟子っこのあいつ。
例えば、最後の土木作業員のあいつ。
加害者である運転手の母親の件とかしびれたなぁ。
観ているこっちはある程度俯瞰で観ている分、それぞれの事情や概要は
把握している方こそ、あの凛とした対応にはやられてしまいましたよ。
そこから少しづつ晴れていくもや。
ただねぇ・・・。
もちろんそこには「救い」はあったりもしたんですけど。
それは、これまでの事を清算するには足りなかったりもしたんですよね。
それでも晴れないこの気持ち。
何が悪いのかとかではなくって、ひたすら霧がかったこの感情。
観終わった後も、ひたすら靄がかかっていて。
なんでしょうこの感情は。
「怒り」「悲しみ」「喜び」とかではなく、かといって
色んな感情が入り混じっているわけでもなく。
もやもやもやもや。
そんな感じで。
だめだ、うまく言い表すことができない・・・。
この靄はいつ晴れるんだろう。
なんでしょう。
メンタル的な問題なのか、最近、この手の作品に耐えうる精神力が
足りてない気がする。
もっと軽い作品の方が良いのかなぁ・・・。
傑作だとは思うんだけど。
満点だとは思うんだけど。
満たされないというか。
やっぱり晴れないこの気持ち。
もやもやもやもやもや。
≪点数≫
5点
(21.10.09鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-01-14 Fri

2020年制作 英/米
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
諜報(ちょうほう)員の仕事から離れて、リタイア後の生活の場をジャマイカに移した007ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、平穏な毎日を過ごしていた。ある日、旧友のCIAエージェント、フェリックス・ライターが訪ねてくる。彼から誘拐された科学者の救出を頼まれたボンドは、そのミッションを引き受ける。
≪感想≫※思いっきりネタバレあり。
007シリーズ第25弾。
6代目、ジェームズ・ボンドになって5作目。
本作でこダニエル・クレイグ演じるシリーズは終了となります。
有終の美となりますか。
さてさて。
今回の「007」シリーズは、これまでの1作完結的な流れではなくって、
しっかりと繋がりを意識したストーリーとなっていました。
これがまた見応えあってね。
本作のボンド・ガールたち。
アナ・デ・アルマスの魅力は言わずもがな。
そこまでメインどころではありませんでしたが、魅力的なルックと
おてんばっぷりは最高。
スピンオフで作品を作ってほしいくらい。
ただねぇ・・・。
僕的にはやっぱりレア・セドゥがとても美しくて素敵だったんだよなぁ。
ボンドに代わる新007もやり手でカッコ良かった。
本シリーズのボンドに関してはリアル志向で重厚なキャラクター。
だって子供まで誕生するんですもんね。
これまでにないボンド像を見せてくれたんじゃあないでしょうか。
・・・良くも悪くもね。
アクションについて。
冒頭からアクション全開で、これまで予告編を死ぬほど観て待ちわびていた者としては
「これこれ〜!!待ってました!!!」
感が半端ない。
予告編で観たボンドが橋の上から飛び降りながらのロープ掴みのシーンとか。
イケイケバイクアクションとか。
でかい映像で観たせいもあってめちゃくちゃシビれましたよ!!
中盤から旧作のメンバーたちも勢ぞろい。
MやQ、マニーペニーやタナーとのやり取りや物語の展開は最高に盛り上がりを見せてくれて。
終盤まではハラハラドキドキしながら楽しむことができました。
スパイグッズも出し惜しみなくって最高。
ボンドカーのメカメカした感じとかも大爆発でカッコ良かったし。
とは言え、ちょっとだけ引っ掛かり。
終盤だけがちょっとだけ盛り上がり的には欠けたかな。
特に着地が僕的には悲しすぎて・・・。
確かに、ボンドをダニエル・クレイグが演じるのがラストなので、この終わり方で
スッキリはするんですが、やっぱりボンドには生き続けて欲しいんですよ。
グッときたし、泣けたりもしたんですが、なんだかもやもやっと。
大円団で終わって欲しかったなぁ。
めちゃくちゃもやもやした着地にとほほほほ・・・。
そんな感じで。
色々と文句も書きましたが、ダニエル・クレイグ版の「007」。
世界観は一貫してシリアス寄りで素晴らしいシリーズになっておりました。
ちょっともう一回全て観直したいぐらい。
魅力的なキャラクターたちと濃厚なストーリー。
なんだかんだで、印象的な作品に仕上がっていて大満足。
ラストは大きなスクリーンで観れて本当に良かった。
お疲れさまでした!!!!
さぁ、次はどなたがジェームズ・ボンドを演じるのでしょうか。
楽しみに待っておりますよ!!
≪点数≫
8点
(21.10.03鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-01-12 Wed

2020年制作 米
監督:M・ナイト・シャマラン
≪キャッチコピー≫
『そのビーチでは、
一生が一日で終わる。』
≪ストーリー≫
バカンスを過ごすため美しいビーチを訪れ、それぞれに楽しいひと時を過ごすキャパ一家。そのうち息子のトレントの姿が見えなくなり、捜してみると彼は6歳の子供から青年(アレックス・ウルフ)へと成長した姿で現れ、11歳の娘マドックスも大人の女性(トーマシン・マッケンジー)に変貌していた。不可解な事態に困惑する一家は、それぞれが急速に年老いていることに気付く。しかしビーチから逃げようとすると意識を失なってしまい、彼らは謎めいた空間から脱出できなくなる。
≪感想≫※大ネタバレあり
M・ナイト・シャマラン監督最新作。
お話的には、全ての出来事に対して何となく理屈が伴っていて。
今までのシャマラン監督作品やこの手の作品って謎が謎のまま
終わっていってもやもやする感じになるのですが、本作はツッコミどころは
多々あるものの、意外と腑に落ちて。
なぜ老化現象が起こるのかとか。
あれって、周りの環境が人間の成長を促進させている的な感じなんですよね。
最後の脱出の件も納得。
先の理論で周りの環境の影響を受けないようにしてしまえば
脱出もできるっつー訳ですね。
なるほどねぇ・・・。
冒頭のホテルの従業員たちが実は加害者側だった件や、
冒頭の少年たちが名前と職業聞きゲームをしていて、最後にそのシーンの
意味を持たせる件とかも楽しかった。
物語のネタ的に今のコロナ渦の中のワクチン騒動をちょっと彷彿とさせたり。
まぁまぁまぁ。
お話的にはちょっとだけ嫌な部分が。
ネタバレですが、本作の犠牲者たちって病気を持っている人たちなんですよね。
その病気にかかっている人たちに薬を与えて、どれだけで治るか的な実験をしていて。
製薬会社の実験的なお話なんですが、それは10,000歩譲って良いとして、
そこに連れ合い、子供達を巻き込むのはやっぱり不快だったりもしましたよ。
みんな被害者なんですが、子供たちの巻き込まれ度があまりにも酷くて、
むむむってね。
演出について。
カメラワークやら演出がとても良い感じでした。
例えば、子供達の成長度合いはルックが一番大切で分かりやすいシーケンスなのに
なかなか見せてくれないもどかしさと謎々しさだったりとか上手に
写していたんですよねぇ。
あと、老眼になってその人の視界がぼんやりとして、その映像を主観的に見せる件とか。
ぼんやりとした映像の中からあいつが近づいてくるシーンとか最高だったなぁ。
そうそう。
シャマラン監督も登場していましたね。
しかも、役柄的に監視者何だけど監督的な立ち位置。
それこそ映画監督的なね。
そこら辺も巧みで面白いなぁと。
そんな感じで。
シャマラン監督最新作。
シャマラン印がたっぷりと盛り込まれていましたが意外に後味の良い作品。
一定量の満足度は得ることができました。
満足!!
≪点数≫
7点
(21.09.29鑑賞)

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2022-01-10 Mon

1982年制作 米
監督:スティーヴン・リズバーガー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
科学や技術の進歩と発展によって、かつては当たり前のように使われていた魔法が忘れ去られた世界。何をやってもうまくいかない少年イアンは、自分が生まれる前に亡くなった父に会いたいと願っていた。イアンは、父が母に託していた魔法の杖と彼を24時間だけよみがえらせる魔法が記した手紙を、16歳の誕生日にもらう。早速魔法を試すが失敗し、父は半身だけよみがえってしまう。魔法オタクの兄バーリーも父に会ってどうしても伝えたいことがあると、兄弟で父を完全復活させる魔法を探す旅に出る。
≪感想≫
大好きMCUのオリジナルドラマを観るためにDisney+に加入。
その流れで鑑賞。
プレイステーションの人気ゲーム「キングダムハーツ2」の中にトロンステージがあって、
基となる映画がどんな作品か気になったので鑑賞。
さてさて。
制作はなんと1982年!!
本作が世界で初めて本格的CGを導入した作品なんですって。
なるほどねぇ・・・。
確かに世界観とか映像は尖っていて凄かったな。
もちろん、現在の技術と比べると全然だし、とってもチープに見えるんですが
時代を考えるとやっぱりすげぇなぁって。
お話について。
正直、よく分かんなかったです。
大筋はわかったんですが、テンポよく進むのと、無理やりゴールまで
進んでいく感じがピンと来なくって。
あれ?いつの間にこうなったの?って・・・。
アクションや映像について。
キャプテンアメリカのシールドみたいな武器を使ってテニスみたいな
バトルをするんですが、それがちょっと気持ちよくって楽しかったな。
あと、バイクバトルみたいなアクションもフレッシュで楽しかったです。
全体的に世界観は大好き。
コンピューター内のキャラクターのルックも僕的には好印象。
ラスボスのマリオでいうドッスンみたいなキャラもベタながらも◎。
世界観。
ゲームの中に入り込んで戦うっつー映画は今でこそめちゃくちゃありますが、
その走り的な作品なのかな。
「レディ・プレイヤー1」とか「シュガー・ラッシュ」とか。
「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」とかね。
本作はチープながらもよくできていたように感じましたよ。
ただねぇ・・・。
やっぱり旧型な映像は少し物足りなかったりしたんですよね。
とほほ。
そんな感じで。
恐らく、その時代に映画館で観ていたらワクワクさせられたであろう本作。
現代のハイクオリティな作品を観ているので、やっぱり映像には物足りなさを感じちゃったかな。
物語もちょっとノレませんでした。
残念無念。
本作は続編も出ているようで。
制作されたのが2010年。
28年の時を経てどのような作品になっているのか。
おっかないけどせっかくなので観てみよう。
≪点数≫
5点
(21.09.23鑑賞)

満足ならクリック!!
2022-01-01 Sat
あけましておめでとうございます。2022年になりました。
今年は
「少し攻める」
ことを心掛け過ごそう。
殿堂入りの
「体調管理」
も忘れずに。
やっぱり徐々に何か起こるんじゃないかとドキドキしているんですよね。
これからも粛々と。
映画鑑賞は少し減ってきたかな。
ただ劇場鑑賞は増えてきたような。
今年も同じペースで行ければなと。
映画は100本。
くらいを目標に。
あとは少しだけプライベートを充実できればと。
仕事に関しても少し要領よくできればなと。
何事もこつこつと。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。
お互い幸多き年を。

満足ならクリック!!