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No.1900 『ジュディ 虹の彼方に』
No1900 『ジュディ 虹の彼方に』
2019年制作 米
監督:ルパート・グールド

≪キャッチコピー≫
『スポットライトの中、愛と求めて――』

≪ストーリー≫
ミュージカル映画のスターだったジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、遅刻や無断欠勤を重ねた結果、映画のオファーがなくなる。借金が増え続け、巡業ショーで生計を立てる毎日を送っていた彼女は、1968年、子供たちと幸せに暮らすためにイギリスのロンドン公演に全てを懸ける思いで挑む。

≪感想≫
ハリウッド女優であるジュディ・ガーランドの伝記的映画。

「オズの魔法使い」のドロシー役で有名な彼女ですが、
僕は世代的にそこまで知らなくって。
「オズの魔法使い」はもちろん知っていますが、映画版は
昔、ちょっとだけ観た記憶が。
ただ、彼女が歌う「虹の彼方に」は死ぬほど聴いた事があって。
名曲ですね。

さてさて。

子供の頃からスターとして君臨していた彼女。
その時代の芸能界は今よりももっと闇にまみれていて・・・。
ジュディを商品として扱う毒親とプロデューサー達。
生活を管理され、ろくに食事も与えられず、好きなこともできず
抑圧されていく。
代わりに与えられたものは睡眠剤のような今でいう覚せい剤。
彼女の今は確実に彼らによって作られていて。
情緒不安定な毎日や、薬漬けの毎日。
こちらも見ていてとても不安定な感情になりましたよ。

それでも彼女はステージに立つと一変する場面も。
そこはやはりプロフェッショナル。
この場所に「生」を感じ「幸福」を感じる。
彼女を求めるファンがいて愛されている、求められていることを感じる。

ラストシーンの「虹の彼方に」を歌うシーンで、観客が代わりに
歌って紡ぐシーンはやっぱり泣けてくるよね。

何でしょう。
やっぱり「歌」の力ってすげぇなぁと。
よく音楽映画でコンサートのシーンがあったりするんですが、
あの周りの人間の気持ちと一つになる感じとか最高にグッとくるんですよね。
無条件で涙が出てくるというか。
本作でもクライマックスのシーンは素晴らしかったです。

そんな感じで。
これは実話ベースなんですよね。
ハリウッドの闇をまざまざと見せつけられました。
この映画で描かれていることって、現在も少なからずあるんだろうなぁ。
もっというと、日本も含め芸能界ってこういうものなんだろうなぁって。

恐ろしや・・・。

そうそう。
これは書かなきゃ。
本作は主演を演じたレネー・セルヴィガーが本当に素晴らしかった。
歌うシーンも全て彼女が歌っていたんですって。
調べてみると、彼女の人生も少しジュディ・ガーランドとかぶる部分もあるようで。
演じるべくして出会った役柄なんでしょうね。
彼女は本作でアカデミー主演女優賞を獲得しました。
素晴らしい!!

≪点数≫
  6点
                                           (21.02.27鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)