2021-04-09 Fri

2018年制作 韓
監督:イ・チュンヒョン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
古い電話の向こうから聞こえてくるのは、運命を変えようとする連続殺人犯の声。20年という時間をこえ、同じ家に暮らす2人の女の人生がいま大きくゆがみ始める。
≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
引っ越し先のお家にて過去の時代の住民から電話を受けるっつーお話。
ジャンルはサイコスリラーかな。
設定の妙。
過去の出来事により現在の状況が変更されていくシステム。
亡くなった父親を、過去で助ければ現在に影響し生き返る的な。
パラレルワールドではなく実人生に影響する。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズな感じ。
そのシステムを大いに活用して過去と現在が交差する。
お互いの声しか知らない状況で徐々に見えてくるサイコな存在。
キャラクターについて。
ヨンスクのサイコっぷりが最高。
ルックも含めて狂った感じがビンビンに醸し出されていて良かったです。
彼女のキャラクターあってこそのあのエンディングなんですよねぇ。
ヨンスクを演じたのはチョン・ジョンソさんというお方で。
どこかで見たことあるなぁと思ったら「バーニング 劇場版」に
出演されていたようですね。
イメージが違うなぁ・・・。
気になる存在。
ヨンスクの義母もキャラ的には好印象。
彼女は彼女でサイコなんですが、結局は彼女の言っていたヨンスクが
たくさんの人を殺すという言葉に間違いはなくって。
不気味でいいキャラクターでした。
物語について。
勢いで突っ切る感じが◎。
この手のテーマって、現実にない分、矛盾が滅茶苦茶生じて
一度引っかかると、あれもこれもでもやもやしちゃうんですが、
次々と転がっていく展開と先に書いたキャラクター力のおかげで
引っかかる暇もなく最後まで観ることができました。
ラストの切れ味も抜群。
あのままハッピーエンド的に終わるのも悪くはないんですが、
実はヨンスクは生きていて・・・的なゾッとする終わり方が
ヨンスクのしぶとさが存分に発揮されていて◎。
たまにはこんな終わり方を観るのも刺激があって良いですよねぇ・・・。
そんな感じで。
韓国映画特有のドロリとしたテイストは若干薄口でしたが、
最後まで目が離せない展開を十分に堪能させていただきました。
満足。
≪点数≫
7点
(21.01.11鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト