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No.1884 『新感染半島 ファイナル・ステージ』
No1884 『新感染半島 ファイナル・ステージ』
2018年制作 韓
監督:ヨン・サンホ

≪キャッチコピー≫
『あれから4年――。かつての祖国は、別世界となっていた。』

≪ストーリー≫
「半島」を襲ったパンデミックから4年。香港に逃れた元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、任務のために半島に戻ってくる。その任務とは、3日以内に大金を積んだトラックを回収し、半島を脱出するというもの。ジョンソクと仲間はウイルスにより凶暴化した人間たちから逃れ、トラックを回収。しかし民兵集団に襲撃され、トラックも奪われてしまう。

≪感想≫
韓国映画。

新年一発目となる劇場鑑賞はこちらにしました。
前作の「」がめちゃくちゃ大好きで。
続編が出るという情報を聞いたときは歓喜。

さてさて。

前作から色々と盛り盛りのパワーアップした作品に仕上がっておりました。
制作費が上がったのもあるのかな。
監督のやりたい事をどんどん詰め込んだ感じ。
良くも悪くもね。

良かったところ。
前作に比べて色々と盛り込んできていました。
続編を作る上で大切なバージョンアップをこれでもかっていうほど。
カーチェイス。
もうねぇ・・・。
リアリティを度外視したゲーム的なアクションはあまりにも
いききっていて逆に楽しくなりましたよ。
色んな人の感想でも語られていますが、こりゃもう「マッドマックス」的展開じゃん。
世紀末の狂った人間が人間を狩っていく。
ヒャッハー的な展開には思わずニヤニヤ。
大量のゾンビ描写も前作に比べ盛り盛りになっていたかな。
キャラクターについて。
民兵集団の面々。
ボスキャラの二人、ソ大尉とファン軍曹。
この二人が対照的で最高。
どっちも良い「顔」していて好きなんですが、ファン軍曹の野性味溢れるバカ加減が
最高でね。
中盤の二人のやり取りで醸し出すひりついた空気とか◎。
欲を言えばもう少し活躍させてほしかったなと。
ソ大尉のクズっぷりも良かった。
彼に関しては、半島から脱出したいという目的が本筋なので、ジョンソク達と
共闘しても良かったのではという気持ちは蛇足かな(苦笑)
ジュニとユジン姉妹も良かったな。
特にジュニのドライビングテクニックは最高。
これまた何で、こんなにテクニックを持っているのかなんて疑問は蛇足ですが、
序盤のとんでもなくハードなカーチェイスシーンは観ていてスカッとしました。

さて、ここからは悪かったところ。
実は表裏一体で、先にあげた良かったところは悪かったところでもあったり。
いききったカーチェイスは少し安っぽく感じたり。
恐らくこれは後述する勢いを殺す演出のせいなのかな。
時折、間延びした演出はちょっとダメダメ。
特にクライマックスの展開。
クライマックスまでの怒涛の展開や人間やゾンビとの追っかけっこ的な
スピーディーな展開から急ブレーキ。
最後まで勢い重視で進んでいってほしかったなぁと。
ゆっくりになる事で気になる部分が前面に押し出されてきたんですよね。
そもそも、シーン・シーンでゾンビの数が多かったり少なかったりするのはなぜかとか・・・。
そもそも、何であの家族は運転テクニックもそうだけどバトルスキルにも
長けているのかとか。
もったいないない。

そんな感じで。
前作のテイストが好きな方はちょっと肩透かしをくらった感はあるかも。
ゾンビ映画というよりかは対人間のマッドマックス的世紀末作品。
エンタメ的にメガ盛りになっていて楽しめた作品。

一つ言えるのは、本作は映画館で観ることができて本当に良かった。
これがお家の小さいモニターで観ていたらチープに感じちゃったかも。
何はともあれお正月映画としてはとても楽しめました。
満足。

≪点数≫
  7点
                                           (21.01.09鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)