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No.1896 『WAVES/ウェイブス』
No1896 『WAVES/ウェイブス』
2019年制作 米
監督:トレイ・エドワード・シュルツ

≪キャッチコピー≫
『傷ついた若者たちが、新たな一歩を踏み出すまでを鮮烈に描く希望の物語』

≪ストーリー≫
フロリダで高校生活を送るレスリング部のタイラーはスター選手で、成績も良く、美人の恋人もいた。厳格な父親と多少の距離はあるが、満ち足りた毎日を過ごしていたある日、タイラーは肩を負傷してしまう。医師は大事な試合に出場することを許さず、さらに恋人の妊娠が発覚して順調だった人生が狂い始める。

≪感想≫
mid90s ミッドナインティーズ」や「暁に祈れ」を排出した映画製作会社:A24の作品。

演出について。
本作は音楽やカメラワーク、映像がとても特徴的でした。
中でも僕的に印象深かったのはカメラのサイズかな。
スクリーンの比率を操作して、その時々のサイズに合わせていく。
縦長だったり、フルサイズだったり。
恐らく一つ一つのシーンと映像に意味と意思を持たせているんだろうなぁと。
こりゃ何度も観ないと掴めないぞってなもんで。
音楽にしてもそう。
歌詞とストーリーがリンクしていてね。
ここで、ふと残念に思うのが自分の英語力のなさ。
もっと英語が分かれば、もっと深い部分で理解できたこともあったのかなと。
ショートメール的のやり取り的なシーンも文章は長いのに
字幕は短めみたいな。
もったいないなぁ。
とほほ。

お話について。
本作を観ていて邦画「葛城事件」を思い出したなぁ・・・。
ただ本作は、「葛城事件」のその後の希望まで描かれていた印象。

お話は二部構成。
とある中流家庭の家族のお話。
最初は息子タイラーのお話。
タイラーは厳しめの親父に抑圧されながらレスリングと勉学に
励んでいて。
恐らく自分自身でもこうでなくちゃいけないという気持ちに縛られつつ生きてきたんだろう。
そんな中、自らの怪我、そして彼女の妊娠と人生に大きな波が訪れて。
その波に抗うハートも技術もなく飲まれていくタイラーは観ていてとても辛くってね。
先に書きましたが「葛城事件」のように親の抑圧により作られていく
理想の息子と、本当はこんなんじゃないという気持ちが揺れ動く時期に
起こりえる事件はとても恐ろしくって。
はぁ・・・どんより。

次に描かれる物語はタイラーの妹であるエミリーのお話。
殺人の加害者の妹となる彼女。
加害者である兄の弱さや優しさも知る彼女にとってその事件は
とても深い傷となり。
彼女のこの作品においての位置付けは「再生」。
ラストシーンのほんの少しだけ軽くなった彼女が映し出されるシーンは
とても美しかったです。
このパートではエミリーのボーイフレンドとなるルークが最高でしたね。
彼は彼で父親との確執があったものの、エミリーとの出会いにより、
関係も修復されていくことになる。
彼の傷を負っているからこその優しさや気遣いはとてもグッときました。

そして、父親と母親のそれぞれの生活や想いも丁寧に描かれていて、
むやみやたらに攻めることのできない状況にまたどんよりと。

この家族の未来は再生へと繋がっている。
ただ、それでも希望の光が煌めいている感じではなく
まだ、そこには危うさは残っていて。
とても繊細な人生をこれからも歩んでいくのだろう。
ただ、この家族の絆はこれまでよりきっと深く太く
根付いている様に見えました。
きっと、彼らは支え合いながら生きていくのでしょうね。

そんなこんなで。
とても痛みの伴う作品。
誰でも一歩間違えれば、この映画の彼らのようになるのではないか。
あの時、こうしていれば。
あの時、そうしていれば。
それでも、何が起こるかわからない。
その瞬間の繋がりを大切に。

はぁ~~・・・どんより。
良作なんだけど、もう一回は観れないなぁ・・・。
もう一回観ないと発見できない部分もあるんだけどなぁ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (21.02.19鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1895 『アイネクライネナハトムジーク』
No1895 『アイネクライネナハトムジーク』
2019年制作 邦
監督:今泉 力哉

≪キャッチコピー≫
『あの時、あの場所で
出会ったのが君で
 本当に良かった。』

≪ストーリー≫
マーケティングリサーチ会社で働く佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いをひたすら待っている。ある日、仙台駅前で街頭アンケートを取っていると、多くの人が立ち止まってくれない中で1人の女性(多部未華子)が快く応じてくれた。佐藤は、親友の「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」という言葉を思い出す。

≪感想≫
大好き伊坂幸太郎原作の小説を映画化。

伊坂作品は映画化することが多いですね。
調べてみる本作を含めなんと13作品!!
僕もほぼほぼ観ていて好きな作品も多いです。
ゴールデンスランバー」は日本でも映画化されたのち韓国でもリメイクされましたね。
映画化しやすいのかなぁ・・・。

小説に関してもこれまたほぼほぼ完読。
一番好きと言っても過言ではない作家さんです。

そんな、伊坂作品の映画最新作。

楽しみに鑑賞いたしました。
さてさて・・・。

監督は「愛がなんだ」の今泉力哉監督。

なるほどなるほど。

「愛はなんだ」もそうでしたが、今泉監督の作品って人間の
すれ違いを描いているような。
コミュニケーションの難しさというか。
何気ないすれ違いがね・・・。
だからこそそこにある素敵な出会いやきっかけが愛おしく感じるというか。

本作もとても素敵な作品でしたよ。

伊坂作品特有の伏線と回収も押さえるところは押さえていて。
あの人とあの人はここで繋がっていて、その娘はここで
彼と繋がっていて・・・。
出会いの連鎖がそこらかしこに転がっている。
いくらなんでも狭い世界で繋がりすぎだろう・・・(苦笑)と
思わなくもないですが、これもまた受け入れてしまえば
ほっこりほくほく。

キャラクターもそれぞれが素朴で魅力的な人たちばかり。
人間の良い部分を少しだけ抽出して描かれているあたりがこれまたほっこり。

ただね・・・。
一人だけ魅力を感じなかったキャラが。
それは、佐藤の同級生の小田。
なんか言ってることもやってることもダメな旦那であり父であるような・・・。
学生時代に彼女を妊娠させて退学して結婚して、責任を取って
覚悟を持った素晴らしい人間的に描かれていましたが、
そこまで「偉いなぁ・・・カッコ良いなぁ・・・。」って
思わなかったんですよね。
確かに妙に心根が太くてタフな男ではあるんですが、あまり
良い旦那、良い父親には到底見えなかったんですよね。
もう少し良い部分を描いてくれても良かったかと・・・。
思い出すと少しだけ腹が立ちますもん(苦笑)

お話に関しえては群青劇で、ふとした事や些細な事がドラマになり
映画になる、そんなたわいもない物語。

・・・いや、そんなことないか。
だって日本人初のヘビー級チャンピオンのお話でもあるんですもんね(笑)
ただ、やっぱりここは監督の手腕なのか、エンタメ的に描きながらも
どこか傍にあるような素朴なお話で。

そんなこんなで。
大好きな伊坂ワールドにしっかりと監督である今泉ワールドを濃厚に
混ぜ込んだ一作。
これまでは伊坂作品と言えば中村義洋監督でしたが、
今泉監督の伊坂作品ももっと観てみたいなぁ・・・。
「あるキング」や「バイバイ、ブラックバード」あたりどうでしょう・・・。
一度映画化されていますが「死神の制度」でも良いなぁ。
楽しみに待っております。

そうそう。
余談ですが、伊坂幸太郎原作の「マリアビートル」がなんと、
ハリウッドにて映画化されるみたい!!
しかも主演はブラッド・ピット!!
すんげ〜〜〜〜!!!!
「マリアビートル」は伊坂作品の中でも好きな作品の一つなので
すっごい楽しみです。
わくわく・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (21.02.17鑑賞)


こちら原作小説。
いわずもがな。

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No.1894 『毒戦 BELIEVER』
No1894 『毒戦 BELIEVER』
2018年制作 韓
監督:イ・ヘヨン

≪キャッチコピー≫
『姿なき麻薬王を追え。潜入先は狂人区。』

≪ストーリー≫
巨大な麻薬組織を率いる存在ながら、全てが謎に包まれている麻薬王・イ先生の足取りを追う麻薬取締局のウォンホ刑事(チョ・ジヌン)は、何一つ手掛かりがつかめずにいた。ある日、麻薬製造工場が爆破され、ラク(リュ・ジュンヨル)という生存者が発見される。ウォンホは、組織に見捨てられてしまったラクと組んで潜入捜査をしようとする。

≪感想≫
大好きジョニー・トー監督作「ドラッグ・ウォー 毒戦」の
リメイク作品。

僕はこの「ドラッグ・ウォー 毒戦」がとても大好きでね。
ジョニー・トー印爆発のクライマックスのドンパチやら
キャラクターの素晴らしさとかお話も楽しくってとにかく満足した記憶が。

そんな大好きな作品が、韓国でリメイク!?っつーことで楽しみに鑑賞いたしました。

さてさて・・・。

なるほど・・・韓国ノワールっぽいなぁ・・・。
これはこれで良し!!

リメイク作品とは言え、そこまでお話など被っていなかったような。
まぁまぁまぁ。

お話について。
謎の大ボス、イ先生はどこにいる!?
誰が真犯人なんだ!?
的な物語。
最後の最後はイ先生の正体も明かされ、そこから一展開。
そしてあの余韻たっぷりの終わり方。
その後を観客に投げかける終わり方。
なるほどねぇ・・・。

キャラクターはみんな立っていて素晴らしかったな。
僕的には麻薬の取引先のイカれ夫婦が良かったです。

あと、原作に対してのキャラリスペクトがあったな。
聾唖コンビは本作でも健在で最高のキャラクターでしたね。

全体的に派手さはなく抑えたトーンながらもクライマックスの銃撃戦は
良いスパイスになっていたのではないでしょうか。
マシンガン乱射のシーンとか観ていてワクワクしましたもんね。

ただね・・・。
やっぱり原作が素晴らしかったのがあるので、
比べちゃうとどうしても1枚も2枚も落ちるか。
こうやって感想を書いているとどうしても原作と比べちゃう。
そうなった時に、あれ?もっとできたんじゃないのか感がビンビンでね。
ドンマイドンマイ。
ただ、鑑賞後の余韻や満足感は高かったので良しとしよう。

そんな感じで。

高クオリティの韓国映画を堪能させていただきました。
満足!!

≪点数≫
  7点
                                           (21.02.14鑑賞)

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No.1893 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
No1893 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
2019年制作 仏/ベルギー
監督:レジス・ロワンサル

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ミステリー小説「デダリュス」完結編を世界で同時に発売するため、洋館の地下室に9か国の翻訳家が集められる。彼らは外部との接触を禁止され、毎日20ページだけ渡される原稿の翻訳作業に没頭していた。ある夜、出版社の社長(ランベール・ウィルソン)のもとに、「デダリュス」の冒頭をインターネットに公開したというメールが届く。そこには、指定時間内に金を支払わなければ次の100ページ、要求を拒めば全てのページを流出させると書かれていた。

≪感想≫
ベストセラー作家の新作の翻訳のため
世界各国から集められた翻訳家たち。
彼ら彼女らは地下シェルターに閉じ込められ、翻訳作業を行うが・・・。

徐々に明らかになってくる真実。
まず、そもそもの事件の全貌もわからない。
そこで何が起こったからこの状況になったのか。
少しづつパズルを組み立てていく。
時折どデカイピースをもらってはあっと驚かされる。
最後の最後まで見逃せない展開。
ここら辺のタネの明かし方がとても良い塩梅で。

設定も素晴らしかった。
世界各国から集まった翻訳家たち。
言葉のプロフェッショナルがクライマックスで起こす
丁々発止のやり取りは緊張感抜群。
レベッカへの拳銃バンッも切れ味抜群で良かったな。

とは言え、納得いかない部分もちらほら・・・。
自殺してしまったあの人が可哀想すぎるとか。
撃たれてしまったレベッカが可哀想すぎるとか。
そもそも、復讐とは関係のない4名の仕打ちが可哀想すぎてね・・・。
そこらへんはちょっと納得いかなかったかな。
それなら、「オリエント急行殺人事件」のように、全員犯人でした的
展開でもよかったのでは。
まぁまぁまぁ。

そんな感じで。
最後の最後まで読めない展開でとても楽しめました。
シチュエーション的に人気漫画「金田一少年の事件簿」を
思い出したな。
好きだったなぁ・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (21.02.13鑑賞)

こちら金田一少年の事件簿。
久しぶりに読みたい・・・。

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No.1892 『ガール・コップス』
No1892 『ガール・コップス』
2019年制作 韓
監督:チョン・タウォン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
警察の女性刑事機動隊で活躍していたミヨンは、結婚と出産をきっかけに、市民の苦情を扱う課に異動させられる。息子と無職の夫を抱えながらも平穏な日々を過ごしていたが、義妹である熱血刑事ジヘがトラブルを起こした末に同じ課に配属されたことで、状況は一変。正反対な性格の2人は、家でも職場でも衝突を繰り返す。そんなある日、アダルト動画サイトに動画を拡散すると脅された若い女性が相談に訪れる。事件を解決するべく手を組むミヨンとジヘだったが……。

≪感想≫
韓国映画。

内容的にはちょっとレトロ感が漂う。
日本でいうと女性版「あぶない刑事」的な。

暴れん坊の女性刑事ミヨンとその義妹であるこれまた問題児のジヘが
織りなすバディムービー。

キャラ的には二人とも気持ちが良いほど猪突猛進。
時折、やりすぎる部分に少しむむむとなるけど、基本的には
楽しいお二人でした。

脇を固めるキャラクターが好印象。
僕的には二人をサポートするジョンミさんが◎。
キュートなルックも相まって楽しく拝見させていただきました。
あとは、二人の鬼上司である室長も良かったなぁ。
これまた「顔」が最高にイケていましたよ。
そうそう。
大好きハ・ジョンウがカメオ出演していたのもちょっと得した気分。

悪役のあいつもサイコっぷりがはじけていて見応えあったな。
吸入器を使って麻薬を摂取するあの「顔」。
良いですねぇ・・・。

アクションについて。
本作結構アクションがふんだんに盛り込まれていて。
数多くある飛び蹴りシーンが最高!!
何となく韓国映画ではこの飛び蹴りシーンが象徴的で。
本作でも様々なシーンで炸裂。
最後のバックドロップもイケていましたね。
原始的な暴力シーンは単純に心がアガりましたよ。

さて、ここからは悪いところをば。
本作はコメディタッチの作風でしたが、笑かしにかかっている
過度なコメディ描写は笑えない部分も多かったなぁ・・・。
例えば、ジョンミがPCを使って敵の車を追いかけるシーンがあるんですが、
ありえないキーボードさばきと静かにしないといけない場所での
大げさなリアクションはちょっとノイズになったり。

ちょっと、中盤のジヘの無鉄砲ぶりには腹が立った。
あと、コメディリリーフとして置かれているはずの旦那のダメダメっぷりが
ちょっと度を越していて笑えなかった。
あそこまでコケにされるのもちょっとなぁ・・・。
もう少し彼には救いを与えてほしかったかな。

とにもかくにも。
基本的には勧善懲悪でとてもスカッとした作品。
キャラたちもとても気持ちの良い人ばかり。
悪者はしっかりと悪者してたしね。
テイストをもう少し抑えてたらもっと好きになったかも。
惜しい!!

≪点数≫
  6点
                                           (21.02.02鑑賞)

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No.1891 『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』
No1891 『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』
2020年制作 米
監督:アリス・ウー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
アメフト男子に頼まれて、ラブレターを代筆することになった成績優秀なエリー。お陰で彼との友情は芽生えたけれど、彼と同じ女の子が好きな心の内はかなり複雑...。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

なんて素敵な映画!!
ひたすらグッとくるストーリー。

本作はすごく評判が良くって、僕も予告編は何回も観ていて。
予告編を観るだけで、もうグッときちゃう感じがね。

満を持して鑑賞することにしましたよ。
さてさて・・・。

予告編で想像していた流れではなかったけど、
これがまた良い!!
めちゃくちゃ素敵な映画に仕上がっておりました。

キャラクターが素晴らしかった。
主となる3人の若者。
主役のエリー。
演じているリーア・ルイスがルックや声も含めて見事でね。
自分の立ち位置に関する悩みや性別に対する悩み。
めちゃくちゃセンシティブな悩みを抱えながら、芯の強さを持ったエリーは本当に素敵でね。

ポールも良かった。
彼のお人好しっぷりったらもう。
ポールとエリーが距離を縮めていく過程とか、ポールとエリーのお父さんとの
距離感とか抜群。
二人が仲良くなって本当に良かったよ。

何でしょう・・・。
舞台とリンクした人間描写がしっかりと描かれていて。
田舎ならではの閉塞感とそれぞれが無垢な感じ。
何かに我慢している彼ら彼女らの青春は痛みも伴っていて。
だけど、心根が綺麗が故、とても応援したくなる。

学校一のモテ男のあいつも最高に笑えたな。
井の中の蛙っぷりと、先に書いた心根は綺麗なキャラクターで
あいつも幸せになってほしいなぁと思えました。

ラストシーンもとても素敵で、ポールがエリーの乗っている列車を
追いかける。
ちょっとした伏線を回収。
エリーがポールを見つめる後ろ姿。
恐らく涙を流しているであろうあの演出。
めちゃくちゃグッときました。
振り返るエリーの頬には涙が。
そして周りを見渡すエリー。
どこ吹く風の周りの乗客。
これからも人生は続いていく・・・。
まさに

「面白いのはこれから」

いやぁ・・・素晴らしい。
彼ら彼女らの人生には明るい兆しが確かに差し込んでいました。

本当に素敵なお話でした。

そんな感じで。
噂に違わぬ大傑作。
昨年鑑賞した「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」を思いだしたり。
こういうLGBTQを取り扱った作品が増えてきましたが、
本作も含め、多種多様な人間が社会に当たり前に存在している
描き方はとても好感が持てます。
老若男女すべての方にお勧めできる大傑作でした。

≪点数≫
  10点
                                           (21.01.24鑑賞)
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No.1890 『デンジャー・ゾーン』
No1890 『デンジャー・ゾーン』
2021年制作 米
監督:ミカエル・ハフストローム

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
戦争が続く近未来、ドローンパイロットのハープ(ダムソン・イドリス)は命令に背いたことで危険な紛争地帯に送りこまれる。そこで彼の上官となったのは、軍の最高機密であるAIを搭載したアンドロイドのリオ(アンソニー・マッキー)だった。ハープはリオと共に反乱軍よりも先に大量破壊兵器を見つけ出し、人類を滅ぼす核攻撃を阻止するための任務に就く。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

大好き「アベンジャーズ」のファルコン役の
アンソニー・マッキー主演作。

時は2030年代、東欧では紛争が起こっており、
戦場ではメカが横行していて・・・。
そこには、最新のAIロボであるリオ大尉(アンソニー・マッキー)が
いて・・・。

さてさて。

・・・むむむ。
あまり納得のいかないお話でした。

まずは良かったところ。
アクションが素晴らしかった。
メカ描写や戦闘シーンはそんなに凄くはなかったんですが、
大好きアンソニー・マッキー演じるリオ大尉の一挙手一投足が
めちゃくちゃカッコ良かったんですよね。
無敵サイボーグのリオ大尉。
人外の動きで情け容赦なく敵を殺戮していくシーンは
アガりっぱなし。
僕的MVPシーン、リオ大尉が手榴弾を敵メカに投げてその爆風回避のために
後ろにジャンプして爆風に乗って脱出するアクション。
初めて見た動きでしびれあがりましたよ。
リオ大尉に関してはお話の展開も含めて素晴らしかったです。
彼の本性が明らかになっていく件は前のめりで鑑賞できました。

むむむ・・・良いところはこんぐらいかな。

さて、ここからは悪かったところ。
リオ大尉以外のキャラに魅力を感じなかった。
主人公のハープ中尉も最後の最後までよく分かんなかったし。
そもそも、最初に起こした行動に対しての清算ができていないような。
成長も見受けられなかったんですよね。
だから、最後の行動に対しても
「んん??」
って。
お話のオチも本当に良かったのか感がビンビンで。
結局、リオ大尉が恐れている問題はそのまま流されて、
紛争はこのまま続いていくんじゃないのでは・・・。
何となく、アメリカが悪いのは間違いないので、そこへの
制裁や修正を促すくだりが全くなかったので、もやもやもや。
終わった瞬間思わず
「えっ・・・。」
って声を出してしまいましたよ(苦笑)
ハープ中尉が成長していたなら、もう一歩先の行動を起こしそうなものなのに。
何だかなぁ・・・。
他のキャラでいうと、ヒロインっぽい立ち位置の革命軍の女性リーダー。
ルックもアクションも素敵だったのに、宙ぶらりんで途中退場。
最後まで出てくることなく終了。
もったいないない。
悪役のあいつに関してももったいぶって出てきた割にはワンシーンで終わってしまったし。
これまたもったいないない。
むむむ・・・。

そんな感じで。
全体的には嫌い寄りだった本作。
大好きなファルコンことアンソニー・マッキーの勇姿が観れただけでも
良しとしようか。

≪点数≫
  5点
                                           (21.01.23鑑賞)
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No.1889 『シカゴ7裁判』
No1889 『シカゴ7裁判』
2020年制作 米
監督:アーロン・ソーキン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1968年、アメリカ・シカゴ。民主党全国大会の会場近くで、ベトナム戦争に反対する抗議デモが行われる。平和的に行われる予定だったデモは激しさを増し、デモ隊は警察と衝突。アビー・ホフマン(サシャ・バロン・コーエン)やトム・ヘイデン(エディ・レッドメイン)ら7人の男が、デモで暴動をあおった罪で起訴される。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

事実に基づいたお話。
時は1968年。
アメリカのシカゴにて行われた民主党全国大会にて、暴動をあおったとされる
8人の活動家達が起訴されて裁判を行うっつーお話。

まずは一言・・・。
めちゃくちゃシビれました!!

実は本作、最初に観た時歴史的な背景等が勉強不足だったので
よく分からず、途中断念。
ただ、日本語吹替えならいけるのではと思って再度鑑賞。
本作で語られる裁判もある程度情報を仕入れる事で納得度が倍増。
本当に素晴らしい作品に仕上がっておりました。

お話は裁判もので中盤までのあまりにも理不尽な裁判シーンの数々。
これが本当にあったかと思うと怒りよりも悔しさが勝って・・・。
中盤の黒人であるボビー・シールが手枷足枷をされて猿ぐつわをつけられて
入場するシーンは、悔しくて涙が出てきましたよ。

何だろう。
本作ってテンポがすっごい良かったんですよね。
序盤中盤までの理不尽な裁判から終盤のラムゼイ前司法長官を証人に立ってもらうシーン。
そして、そこからもう一展開のトム・ヘイデンが起こした事実があきらかに。
最後の最後まで緊張感が持続し、観ているこっちはこの理不尽さに
怒りが沸き起こって一緒に戦っている感じに。

最後の最後。
トム・ヘイデンが戦没者を読み上げていくシーン。
ここではまた別の涙が。
溜まっていた裁判への不満がここで一気に爆発する。
しかもそれは暴力等の非生産的な訴えではなく、人間のとても大事な部分に
触れられたような感覚に。

終盤のアビー・ホフマンの証言シーンもシビれたなぁ・・・。
一つ一つの言葉が軽口叩きながらも本質を付いていて。
改めて、選挙の大切さや言葉の大切さを思い知ったと言うかね。
様々な物事は広い視野で見なければなぁと。

シカゴ7の面々はこの裁判で有罪判決を受けてしまいますが、
上訴裁判所にて逆転無罪となったみたい。
「正義」は勝つ!!というよりかは、正義だ悪だと言う前に
ごく当然の権利が認められたという感覚。

そんな感じで。
もっと重厚なドラマに仕上げられそうなのに、本作に関しては
とてもエンタメ的で。
ただ楽しませるだけでなく、しっかりと本質的なテーマも乗っかっている。
ここは監督の手腕か。
凄いですねぇ・・・。
演者の方々も素晴らしかった。
僕的にはラムゼイ・クラーク前司法長官を演じたマイケル・キートンが
良かったです。
あの佇まいと説得力は素晴らしい。
そうそう。
本作はアカデミー賞を取るのではと言われているんですって。
納得の素晴らしい作品でした。

ここで描かれている問題はどこの国でもあり得るお話。
声を上げることの大切さ、そしてその声の上げ方、自分に何ができて
どこへ進みたいのか、そんな事を考えさせられた傑作。
オススメです!!

≪点数≫
  9点
                                           (21.01.17鑑賞)
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No.1888 『獣の住む家』
No1888 『獣の住む家』
2020年制作 米
監督:レミ・ウィークス

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
戦火の南スーダンを逃れ、イギリスに亡命を申請した若き夫婦。新しい家で人生をやり直そうとする2人はまだ知らない。この家に、忌まわしき闇が潜むことを...。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
イギリスに亡命してきたアフリカ系のひと組の夫婦が
与えられた家で謎の怪奇現象に巻き込まれるっつーお話。

あらら・・・。
ぼんやり眺めているうちに終わっちゃいました・・・。

お話自体も、夢か虚ろか現実なのか虚構なのか。
ひたすらぼんやりと・・・。

後々、思い返しながら
「あぁ、こんなオチだったんだ。」
ってな感じで。

ホラー映画でもあるんですが、ホラー演出自体も
そこまで怖くなくって。

最初は黒人差別的なお話かなと思って以前観た「ゲットアウト」を
思い出していたんですがそうでもなかったな。

中盤あたりから幽霊的な魔術師が現れるんですが、それもそこまで
怖くなくって。

ただ、現実の社会問題と照らし合わせて観ると、色々思うところも
増えるようで。
大きなテーマである移民と紛争。
本作はスーダンからきた夫婦のようでしたが、僕的にはルワンダの紛争を
思い出したりました。
色々、知らないことが多すぎる・・・。
反省。

そんな感じで。
社会勉強が足りない僕的にはそんなに楽しめなかった本作。
エンタメ的な作品ではなくその奥にある現状を見なければいけなかったのかな。
巷では物凄く評判が良いんだよなぁ・・・。
残念無念。

≪点数≫
  5点
                                           (21.01.15鑑賞)
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No.1887 『THE CALL/ザ・コール』
No1887 『THE CALL/ザ・コール』
2018年制作 韓
監督:イ・チュンヒョン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
古い電話の向こうから聞こえてくるのは、運命を変えようとする連続殺人犯の声。20年という時間をこえ、同じ家に暮らす2人の女の人生がいま大きくゆがみ始める。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

引っ越し先のお家にて過去の時代の住民から電話を受けるっつーお話。

ジャンルはサイコスリラーかな。
設定の妙。
過去の出来事により現在の状況が変更されていくシステム。
亡くなった父親を、過去で助ければ現在に影響し生き返る的な。
パラレルワールドではなく実人生に影響する。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズな感じ。
そのシステムを大いに活用して過去と現在が交差する。
お互いの声しか知らない状況で徐々に見えてくるサイコな存在。

キャラクターについて。
ヨンスクのサイコっぷりが最高。
ルックも含めて狂った感じがビンビンに醸し出されていて良かったです。
彼女のキャラクターあってこそのあのエンディングなんですよねぇ。
ヨンスクを演じたのはチョン・ジョンソさんというお方で。
どこかで見たことあるなぁと思ったら「バーニング 劇場版」に
出演されていたようですね。
イメージが違うなぁ・・・。
気になる存在。
ヨンスクの義母もキャラ的には好印象。
彼女は彼女でサイコなんですが、結局は彼女の言っていたヨンスクが
たくさんの人を殺すという言葉に間違いはなくって。
不気味でいいキャラクターでした。

物語について。
勢いで突っ切る感じが◎。
この手のテーマって、現実にない分、矛盾が滅茶苦茶生じて
一度引っかかると、あれもこれもでもやもやしちゃうんですが、
次々と転がっていく展開と先に書いたキャラクター力のおかげで
引っかかる暇もなく最後まで観ることができました。

ラストの切れ味も抜群。
あのままハッピーエンド的に終わるのも悪くはないんですが、
実はヨンスクは生きていて・・・的なゾッとする終わり方が
ヨンスクのしぶとさが存分に発揮されていて◎。
たまにはこんな終わり方を観るのも刺激があって良いですよねぇ・・・。

そんな感じで。
韓国映画特有のドロリとしたテイストは若干薄口でしたが、
最後まで目が離せない展開を十分に堪能させていただきました。
満足。

≪点数≫
  7点
                                           (21.01.11鑑賞)
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No.1886 『シャドー・オブ・ナイト』
No1886 『シャドー・オブ・ナイト』

2018年制作 インドネシア
監督:ティモ・ジャイアント

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ある日少女の命を見逃したため、組織から追われる身になった元トライアッドのエリート殺し屋。少女を守るため、残虐な闇社会を敵に回し、凄惨な闘いに身を投じる。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
今回はインドネシア作品。
大好きなアクションスターのイコ・ウワイスが出演しているという事で鑑賞。
イコ・ウワイスと言えばやっぱり「ザ・レイド」シリーズでしょう。
あの半端ない生々しいアクションの数々に魅了された人間の一人であります。

本作の主人公は同じく「ザ・レイド」に出演していたジョー・タスリム。
この人もめちゃくちゃ動けるしなぁ・・・。
何とも期待大!!

さてさて。

うひょー!!!!
バイオレンス大爆発!!
めちゃくちゃ痺れるアクションの数々。
本当に観て良かった!!

本作はバイオレンス色が色濃く、血みどろブッシャー、内臓ドロドロ、
頭かち割り、スパッと、ぐしゃっと、どろっと、とにかく
えげつないシーンの数々。
観ていて、ひたすら握り拳をギュッ!!

スタイリッシュとは程遠く生々しく男臭いバトルの数々。
インドネシアという風土も相まってその世界観は◎

音の演出も素晴らしかったなぁ。
本作では身近にあるものを武器にしてとにかく殴る蹴るの連続だったんですが、
ビリヤードの球を掴んで口の中にパンチした時の音、鉄で殴ったら鉄の効果音、
どれもこれもやけにリアリティがあって、これまた握り拳ギュッ。

あとねぇ・・・。
本作の登場人物たちってアドレナリンが出っぱなしなのか、中々死なないんですよね。
こんなに殴られたら、ましてや切りつけられたらいくら何でも死んじゃうでしょうと
思いきや、まだまだ暴れまくる。
こいつら最高かよ!!

最後のイトー(ジョー・タスリム)とアリアン(イコ・ウワイス)タイマンバトルも最高でした。
決着が付く最後のシーンも最高!!
一人(アリアン)は喉元ブスッと。
一人(イトー)は口の中にナイフがブスッと。
イトーは人気漫画「刃牙」の花山薫ばりに、そして大好きな映画「ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ」の
アレハンドロばりに顔をズラしてナイフを喉ではなく頬にいなす。
すっげぇなぁ・・・。

女性陣の戦いも最高かよ。
まず、女ライダーがまず凄く動けてね。
イトーにも勝てるぐらい無敵キャラ。
そんな彼女が最後に戦う二人の女性(No.3&No.5)。
それぞれの武器がまた特徴的でNo.3は変則刀のククリでNo.5は錘つきのワイヤー。
この2対1のバトルがまた凄まじくってね。
これまた決着の付け方が最高!!
女ライダーは小指を切り落とされ、No.3は内臓をぶちまける。
女性だからって関係ないぜ!!
ここでもゴア描写のオンパレードは潔い。

とにかく、グロ、ゴア何でもありのアクションシーンの数々。
ここまでいききっていると最高ですね。

ただ一つダメだった部分。
それは・・・お話が全く意味が分からない(笑)。
誰が味方で敵か分からない。
敵かと思っていたら違う敵に襲いかかっていったり。
そもそもあの女ライダーは何だったんだ!?
最後の最後まで正体が分からぬまま。
途中で、僕は何かの続編を観てるのかと心配になりましたもん(苦笑)

ってな事思いましたが、そんな不満も瑣末な事。
とにかく素晴らしいバイオレンスアクションの数々。
これを観れただけでも大満足。

アクション好きな方には超オススメです!!

≪点数≫
  9点
                                           (21.01.10鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1885 『鵞鳥湖の夜』
No1885 『鵞鳥湖の夜』
2019年制作 中/仏
監督:ディアオ・イーナン

≪キャッチコピー≫
『愛に泳いで、闇夜を彷徨う――。
孤独に溺れて、闇夜を彷徨う――。』

≪ストーリー≫
2012年、中国南部の鵞鳥湖周辺エリアは再開発から取り残され、ギャングたちの抗争が激しくなっていた。刑期を終えてバイク窃盗団に戻ったチョウ(フー・ゴー)は、敵対関係にある猫目・猫耳兄弟たちとの争いに巻き込まれた揚げ句、警察官を殺してしまう。指名手配犯となった彼は、自分に懸けられた懸賞金30万元を妻と小さな息子に残そうと策を練る。

≪感想≫
世界観が抜群。
洗練されていない田舎感。
時代のせいかお国のせいか。
とにかく、良い意味で発展しきれていない、僕が観たい
田舎の世界観がそこにはあって。

その中で繰り広げられる重たい逃亡劇。
夜と雨、そして霧。
バイクの窃盗団や湖での売春行為。
やさぐれた人間たちが醸し出す生々しい雰囲気。
全ての設定、描き出される世界がとても奥深い。

お話について。
正直、まだ咀嚼できていない部分もあるんです。
ある意味、凄く大雑把に描かれていて。
間や空気をとても大切に描かれていて、感情の機微が奥深く描かれていたんですよね。
最後のオチのショットについても色々と考えさせられていて。
二人の女性が肩を並べて歩いていく。
ほんの少しだけ微笑んでいる二人。
この二人の顔がとてもそっくりでね。
やりきった二人の顔は双子のように同じ表情をしていた。
くぅ〜〜〜・・・。

キャラでいうと、全ての登場人物の「顔」がまた良いんですよね。
僕的には猫目、猫耳兄弟が良かったなぁ・・・。
もちろん主役のチョウは言わずもがな。
渋くて強くて、カリスマ的な佇まい。

演出について。
光と陰の使い方が独特で素晴らしかった。
画の作り込みについてもそうなんですが、展開にしてもそうで。
序盤でいうと、バイク首チョンパシーン。
悪の法則」を彷彿とさせる。
静から動。
クライマックスの宿でのバイオレンスシーンも素晴らしかった。
傘を腹にぶっ刺して貫通させてのちの傘がバッと開かれる。
開かれた傘に血がブシャッと。
一つ一つの演出が少し「古典」的で「芸術」的な。
音楽(効果音)も素晴らしかったな。
効果音でいうと三味線のベンベンベンベン・・・・。
拍子木のカチンッ。
ここら辺も描かれている世界観に見事にマッチしていてね。
音楽も古くていい意味で田舎のダサさが滲み出ていて。
あの、中盤でみんなで踊っているシーンとか良かったなぁ・・・。

とにもかくにも。
独特の雰囲気と空気感。
大人のノワール映画だなぁという印象。
癖になりそう・・・。
もう一回観たいなぁ・・・。
素晴らしかったです。

≪点数≫
  8点
                                           (21.01.10鑑賞)
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No.1884 『新感染半島 ファイナル・ステージ』
No1884 『新感染半島 ファイナル・ステージ』
2018年制作 韓
監督:ヨン・サンホ

≪キャッチコピー≫
『あれから4年――。かつての祖国は、別世界となっていた。』

≪ストーリー≫
「半島」を襲ったパンデミックから4年。香港に逃れた元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、任務のために半島に戻ってくる。その任務とは、3日以内に大金を積んだトラックを回収し、半島を脱出するというもの。ジョンソクと仲間はウイルスにより凶暴化した人間たちから逃れ、トラックを回収。しかし民兵集団に襲撃され、トラックも奪われてしまう。

≪感想≫
韓国映画。

新年一発目となる劇場鑑賞はこちらにしました。
前作の「」がめちゃくちゃ大好きで。
続編が出るという情報を聞いたときは歓喜。

さてさて。

前作から色々と盛り盛りのパワーアップした作品に仕上がっておりました。
制作費が上がったのもあるのかな。
監督のやりたい事をどんどん詰め込んだ感じ。
良くも悪くもね。

良かったところ。
前作に比べて色々と盛り込んできていました。
続編を作る上で大切なバージョンアップをこれでもかっていうほど。
カーチェイス。
もうねぇ・・・。
リアリティを度外視したゲーム的なアクションはあまりにも
いききっていて逆に楽しくなりましたよ。
色んな人の感想でも語られていますが、こりゃもう「マッドマックス」的展開じゃん。
世紀末の狂った人間が人間を狩っていく。
ヒャッハー的な展開には思わずニヤニヤ。
大量のゾンビ描写も前作に比べ盛り盛りになっていたかな。
キャラクターについて。
民兵集団の面々。
ボスキャラの二人、ソ大尉とファン軍曹。
この二人が対照的で最高。
どっちも良い「顔」していて好きなんですが、ファン軍曹の野性味溢れるバカ加減が
最高でね。
中盤の二人のやり取りで醸し出すひりついた空気とか◎。
欲を言えばもう少し活躍させてほしかったなと。
ソ大尉のクズっぷりも良かった。
彼に関しては、半島から脱出したいという目的が本筋なので、ジョンソク達と
共闘しても良かったのではという気持ちは蛇足かな(苦笑)
ジュニとユジン姉妹も良かったな。
特にジュニのドライビングテクニックは最高。
これまた何で、こんなにテクニックを持っているのかなんて疑問は蛇足ですが、
序盤のとんでもなくハードなカーチェイスシーンは観ていてスカッとしました。

さて、ここからは悪かったところ。
実は表裏一体で、先にあげた良かったところは悪かったところでもあったり。
いききったカーチェイスは少し安っぽく感じたり。
恐らくこれは後述する勢いを殺す演出のせいなのかな。
時折、間延びした演出はちょっとダメダメ。
特にクライマックスの展開。
クライマックスまでの怒涛の展開や人間やゾンビとの追っかけっこ的な
スピーディーな展開から急ブレーキ。
最後まで勢い重視で進んでいってほしかったなぁと。
ゆっくりになる事で気になる部分が前面に押し出されてきたんですよね。
そもそも、シーン・シーンでゾンビの数が多かったり少なかったりするのはなぜかとか・・・。
そもそも、何であの家族は運転テクニックもそうだけどバトルスキルにも
長けているのかとか。
もったいないない。

そんな感じで。
前作のテイストが好きな方はちょっと肩透かしをくらった感はあるかも。
ゾンビ映画というよりかは対人間のマッドマックス的世紀末作品。
エンタメ的にメガ盛りになっていて楽しめた作品。

一つ言えるのは、本作は映画館で観ることができて本当に良かった。
これがお家の小さいモニターで観ていたらチープに感じちゃったかも。
何はともあれお正月映画としてはとても楽しめました。
満足。

≪点数≫
  7点
                                           (21.01.09鑑賞)
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