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No.1883 『ハイ・フォン: ママは元ギャング』
No1883 『ハイ・フォン ママは元ギャング』
2019年制作 ベトナム
監督:レ・ヴァン・キエ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
村で人身売買集団に娘を誘拐されたハイ・フォンが、かつて荒んだ生活を送っていたサイゴンへと舞い戻る。娘を襲った奴らを倒すまで戦い続けると心に誓って。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

ベトナム映画。
先日鑑賞した「ブレスラウの凶禍」がポーランド映画とあまり観たことない
制作国で今回もベトナムと何気に観たことないかも。

これまた先日鑑賞したシャーリーズ・セロン姉さんのアクション映画
オールド・ガード」に本作の主人公ハイ・フォンを演じたベロニカ・グゥさんが最後に
続編で主要キャストになりそうなキャラクターで登場。
そこから調べているうちに本作にたどり着いた訳で。
タイトルがB級なだけにおっかなびっくりで鑑賞してみました。

さてさて・・・。

主演のベロニカ・グゥさん。
めちゃくちゃ動けてカッコ良いじゃん!!

このお方が「オールド・ガード」の続編でシャーリーズ・セロン姉さんとバッチバチのアクションを
繰り広げるかと思うと楽しみで仕方ありません。

とにかくアクションシーンがカッコ良かった本作。
基本的には体術メインのバトルシーン。
ひたすら動けるハイ・フォンがバッタバッタと敵をなぎ倒していく姿は観ていて
気持ちが良い。
アクションシーンの展開も素晴らしかった。
序盤、中盤まではひたすらハイ・フォンの体術で魅せる。
クライマックスでは体術の集大成として、ボスキャラの女ギャングとのバトル。
これがまた相手の強キャラオーラ凄くってね。
ルックがもういかにもなんですよ!!
彼女に関しても動けるしラストのナイフアクションも素晴らしかった。
そして、そろそろ体術も飽きてきたなぁと思っていたら、ガンアクションまで
見せてくれて!!
これまたカッコ良かったです。
大満足のアクションシーンの数々でしたよ。

ただね・・・。
撮り方がもう少し巧ければなぁ・・・。
素材を活かし切れていないようにも感じました。
序盤はちょっとカメラワークがガチャガチャしていて見にくかったりね。
暗めの演出もそう。
確かに内容的には重くって暗いのは合っているんですが、ちょっとアクションが見えにくい
部分もあったんですよね。
そこら辺はもったいないなぁって。
あと、これは製作費の問題かもしれませんが、序盤のバイクアクションが原付だったのも
少し物足りなかった。
ベトナムっぽいっちゃあベトナムっぽいんですが、せめてオフロードバイクぐらいの
派手さがあっても良かったかなと。
まぁまぁまぁ。

お話について。
先に書きましたがとことん暗め。
主人公のハイ・フォンは最後の最後までしかめっ面でほとんど笑顔を見せません。
クールビューティーで良かったんですが、1度でいいから満面の笑顔を見たかったなぁ・・・。
そうそう。
おデブ看護師とのやり取りは一服の清涼剤でほっこりさせてもらいましたよ。

そんな感じで。
また一人、新しいアクションスター(ベロニカ・グゥ)を大発見。
他の作品も追ってみようかと調べてみると・・・。
なんと!!
このベロニカ・グゥさん。
本作では制作を務め、これを最後にアクションから引退するんですって。
えぇ!!
「オールド・ガード」の続編はどうなるんだ!?
楽しみにしているんだけどなぁ・・・。
どうなることやら。

≪点数≫
  7点
                                           (21.01.07鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1882 『ブレスラウの凶禍』
No1882 『ブレスラウの凶禍』

2018年制作 ポーランド
監督:パトリック・ヴェガ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
縫い付けた牛革に入れられた死体を皮切りに、18世紀の"疫病週間"に行われた処刑方法になぞらえて殺害された死体が次々と見つかり、ヴロツワフの刑事が犯人を追う。

≪感想≫※とんでもないネタバレあり
Netflixオリジナル映画。

ポーランドの映画なんですって。
何気にあんまり観たことないかも。

過去に何やら傷を負った女性警官が連続猟奇殺人犯を
追っかけるっつーお話。

演出について。
グロが滅茶苦茶多くって、しかもそれがそこまで効果的では
なかったので、ただただ目を背けたくなるシーンの連発。
序盤、毎日のように起こる事件で、むごたらしく殺されている
被害者達。
これがまた丁寧に映し出されていて。
これがまたえぐいのなんのって(苦笑)。
少しだけ観るのを止めようかなと思ったりも。
検死シーンとか。
馬に脳天を踏まれるシーンとか。
思い出すだけでうぅっとなる。

キャラクターは意外と魅力的。
主人公のヘレナは影のあるキャラクターで頭脳も明晰。
何よりルックが最高。
特に髪型がカッコ良くって真似したくなりましたよ!!
相棒兼犯人のイウォナも知的で◎。
ネタバレですが、結局、イウォナは実行犯だからそりゃ最初の犯行現場での
推察もスマートに行くはずですよね。
ただ、その後の行動も最後のネタバレまで、この二人のバディ感は
イケていました。

そんなこんなで。
キャラクターやお話自体はそこそこ魅力があったので、
暇つぶし程度に鑑賞していただけれは。
グロ描写が大好きな方にはお勧めできますが、苦手な方はスルーした方が良いでしょう。
本当に気持ち悪かったっす。
ポーランド映画、恐るべし・・・。

そうそう。
連続殺人で言えば「セブン」を思い出したり。
暗めの女性キャラで言えば「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベットを
思い出したり。
全体的なトーンも似ていたような・・・。
まぁまぁまぁ。

≪点数≫
  5点
                                           (21.01.05鑑賞)
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No.1881 『タイラー・レイク 命の奪還』
No1881 『タイラー・レイク 命の奪還』
2020年制作 米
監督:サム・ハーグレイヴ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
主人公タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)は数々の危険な戦闘を渡り歩いてきた大胆不敵で屈強な傭兵。裏社会の危険な任務を生業にしているタイラーは、ムンバイから誘拐された犯罪組織のボスの息子を、巨悪なギャングが支配するダッカの市街地から救出するという不可能に近いミッションを請け負うことに。裏社会の武器商人や麻薬密売組織らが牛耳るアジトに単身突入し、少年を奪還、脱出を開始するタイラーですが、街中のギャングたちすべてが敵となり、凄まじい猛追を受けることになります。もはや任務遂行は不可能とも思われる絶体絶命の状況から、肉弾戦、接近戦の卓越した戦闘スキルをフルに使って戦うタイラー。果たして無事少年を救い出し脱出することができるのか!?

≪感想≫※ネタバレあり
Netflixオリジナル映画。

大好きクリス・ヘムズワース主演作品。
凄腕傭兵が、誘拐されたマフィアのボスの子供を助けにいくっつーお話。
舞台はバングラデシュ。
何気にあまり観たことない場所かも。

さてさて。

アクセル全開のアクション大爆発。
めちゃくちゃ見応えたっぷりで楽しませていただきました。
銃撃戦やらカーチェイスやら格闘バトルやら。
それぞれがしっかり撮られていてシビレあがる。
銃撃戦について。
流れるように拳銃を使って敵を撃ち殺していく。
あのしっかりととどめを刺すやり方がめちゃくちゃカッコ良くって。
一発一発が急所を狙っている感じが、ちょっと「ジョン・ウィック」の
ガンフーを思い出したり。
カーチェイスシーンも素晴らしかった。
本作ってカメラワークがめちゃくちゃ凄くって。
これって、どうやって撮っているんだろうって。
ワンカット風に撮られているし、カメラもブレッブレで臨場感たっぷり。
序盤のオヴィとの闘争劇はカメラワークも含めて、あまり観た事ない
アクションシーンだったのでフレッシュで最高でしたよ。
全てプロフェッショナルな雰囲気漂うアクションシーンの連続にやられてしまいました。
本作は主役のタイラーのアクションが素晴らしかったのもありますが、
サブにいたサジュもこれまた動ける奴でね。
彼とのアクションシーンもハラハラドキドキで見応えありましたよ。
アクションシーンは全般的に大満足で興奮しっぱなし。

お話について。
最後の終わり方は僕的には好きな終わり方。
あのまま、タイラーが死んでいくのもありっちゃありなんですが、
やっぱり生き残っていたのが夢があって良いですよね。
このまま、スーパーマンでいてほしいですよ。

そんな感じで。
ストーリーはまぁまぁまぁ。
粗挽きだったし、もっといききってもよかったかなという思いもあったり。
ただし、これまで観たことのないアクションシーンの数々を
もっともっと観たかったんです。
大満足のアクションシーンの数々を。

あの終わり方なら続編もアリですよね。
楽しみにしております!!

≪点数≫
  9点
                                           (21.01.03鑑賞)
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No.1880 『シー・ユー・イエスタデイ』
No1880 『シー・ユー・イエスタデイ』
2019年制作 米
監督:ステフォン・ブリストル

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
天才女子高生のCJと親友セバスチャンは科学展に出展するため、時間を遡ることのできるタイムマシンを完成させる。そんな矢先、CJの兄カルビンが無実の罪で警官に射殺されてしまう。タイムマシンを使ってカルビンの命を救うことを決意したCJとセバスチャンは、事件が起こる直前に戻って射殺を阻止しようとするが……。

≪感想≫※ネタバレあり
Netflixオリジナル映画。

秀才高校生の二人組(CJ&セバスチャン)がタイムマシンを発明し
過去に戻っててんやわんやっつーお話。

あらすじやポスターだけ見てみると、なんて楽しそうな
お話!!なんて思って観てみると・・・。

社会性がふんだんに盛り込まれた苦いお話でした・・・。
黒人差別問題が見え隠れというレベルではなく前面に押し出された内容。
タイムマシンでワイワイキャッキャではなく、緊張感あふれる冒険譚。

物語の着地について。
CJは結局、お兄ちゃんを救うことができません。
それでも彼女は諦めない形で物語は終わります。
・・・んん!?しっくりこないなぁ・・・。
現代社会ではびこる終わりのない黒人差別に痛烈なメッセージなのかもしれませんが。
諦めずに戦い続ける的な。
何だかなぁ・・・。
もう一歩踏み込んで、解決策ぐらいまで描き出していればスカッとしたのでは。
ちょっと、もやっとしたまま終わってしまったのは残念でしたよ。

あとね。
何でしょう。
これはもうタイムトラベルという題材はそんなにいきていないような・・・。
差別反対的なメッセージが強くて、そこのメッセージは含める事
ありきで描いているから、ちょっとなぁ・・・。

ちょっとこの設定と題材がマッチしていないように感じたんですよね。
バランスが悪いというか。
ザラザラしているというか。

そもそも、この兄貴が亡くなるきっかけとかセバスチャンが亡くなる
きっかけはタイムトラベルにあったと言っても良いのではと。
何度も何度も理不尽な目にあっているのを観るのは
正直、辛くってね・・・。
まぁ、それが狙いなんでしょうが。
もちろん、警察が悪いのもあるんですがちょっとここもスッキリしなかったです。

そんな感じで。
思ってた作風と全く違った作品。
エンドクレジットを眺めているとそこにはスパイク・リーの名前が。
監督ではなくって制作だったみたい。
スパイク・リーと言えば「マルコムX」とか「ブラック・クランズマン」とか。
・・・なるほど!!
どおりで・・・。

楽しい作品と思って観たら痛い目をあいました。
とほほ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (21.01.02鑑賞)
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No.1879 『プロジェクト・パワー』
No1879 『プロジェクト・パワー』
2020年制作 米
監督:ヘンリー・ジュースト/アリエル・シュルマン

≪キャッチコピー≫
『5分間のスーパーパワー
        リスクを背負う
         覚悟はあるか』

≪ストーリー≫
たった5分間だけー。超人的な能力“POWER(パワー)”を得られる謎の薬“。超スピードの移動能力、体を透明化できる能力”、銃弾すら跳ね返す皮膚などを手に入れることができるが、問題は薬を飲むまでどんな”POWER”を得られるか分からないということ。薬は瞬く間にアメリカ・ニューオリンズの街中に拡まっていき、“POWER”を使った凶悪な犯罪が起きはじめる。そんな中、怖いもの知らずの地元警官フランク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、ある復讐への執念をひそかに燃やす元兵士アート(ジェイミー・フォックス)、そして勇敢な売人の少女ロビン(ドミニク・フィッシュバック)が街を危機から救うために立ち上がる。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

薬を一錠飲む事で超常的な能力を得られるっつーお話。
XーMEN」的な感じかな。
あと、漫画でいうと「ONE PIECE」的な。
観ているこっちはどんな能力が見られるんだろうとワクワクドキドキ。

さてさて。

ネタバレしますが、本作の能力は、動物的な能力を覚醒させるという力。
体温調節や皮膚を硬化させたり。
カメレオンの様に皮膚を擬態させたり。
正直、もっと色んな能力を見たかった部分も。
なんか、ちょっとセオリー通りすぎて、あまりアガらなかったんですよね。
残念無念。

主演はジェイミー・フォックスとジョセフ・ゴードン=レヴィット。
お二方とも好きな役者さんです。
この手のお話で、ジェイミー・フォックスと言えば「アメイジング・スパイダーマン
ではエレクトロというヴィランを演じておりました。
電気人間的なね。

オチも正直弱い様にも感じました。
ド派手な部分もたくさんあったんですけどね。
例えば序盤のジョセフ・ゴードン=レヴィットとカメレオン銀行強盗との
チェイスシーンは観ていて楽しかったり。
同じく序盤のジェイミー・フォックスと炎人間とのアクションバトルは見応えあったし。
軟体能力男とのバトルも見応えがあったような。
ただ、それだけだったんですよねぇ・・・。
お話に深みがある訳でもなかったし、アクションもめちゃくちゃ凄かった訳でもない。
楽しめた部分もあったんですけど、なんかノリきれていない自分がいて。

むむむ・・・。

そんな感じで。
どうも今ひとつノリきれなかった本作。
終盤への勢いが足りなかったのかな。
ちょっと勿体無い作品に感じちゃいました。
大きな画面で観たらもう少し印象も変わったのかもしれません。
まぁまぁまぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (21.01.01鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
2020年鑑賞作品総括(ベスト・ワースト発表)
2020年鑑賞本数は151本。
内、劇場鑑賞は29本!!
劇場鑑賞数は昨年度と同等。
コロナ騒動があったにも関わらず、これだけ観る事ができたのは良いこと。
そうそう。
昨年度は初めて映画館の貸し切りを体験しました。
とても貴重でありがたい経験でしたが、このままじゃ映画館が潰れてしまう・・・。
早くコロナ騒動が収束し、映画館にも活気が戻ってきてほしい。
それまで、この消え入りそうな映画館の灯を消さないようにコツコツ鑑賞しにいく所存です。

さてさて。
例年通り、順不同で良かった10作品、悪かった数作品を発表。

まずはベスト部門。

その1
ジョジョ・ラビット
新しいタイプの戦争映画。
悲しいけどとても希望に満ちた終わり方。
キャスト陣、各キャラクターが素晴らしく素敵な作品でした。

その2
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
とにかく「豊か」で多幸感に満ち溢れた傑作。
この作品の世界に入り込み、ずっと彼女たちを見ていたい。
とても素敵な作品でした。

その3
もののけ姫
スタジオジブリ作品。
これまで観たことなかったのですが、コロナでリバイバル上映をしていたので
劇場にて鑑賞。
画も物語も素晴らしかったのですが、僕的には
世界観にマッチした音楽がとても素晴らしかったです。

その4
ミッドサマー
新鋭アリ・アスター監督作品。
へレディタリー/継承」も素晴らしかったんですが、こちらを劇場で鑑賞したので選択。
明るいルックと不気味な空気感。
二度と観たくないと思いつつ、もう一度大画面で観たい。
今後も追い続けるであろう監督さん。

その5
サニー 永遠の仲間たち
ボロボロ泣きました。
折を見ては鑑賞したい1作。
また彼女たちに会いたいです。

その6
パラサイト 半地下の家族
やっぱりこの作品はいれないとね。
アカデミー作品賞という歴史的偉業を成し遂げた本作。
起承転結がはっきりしていて、ジャンルもどんどん飛び越えていく。
これぞエンターテイメント!!

その7
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
本作は切れ味の鋭いエンディングが大好き。
その先まで観たくなる終わり方。
スカッとする良作でした。

その8
暁に祈れ
ドスンと突き刺さる一人の男の再生物語。
舞台はタイの刑務所。
実際にそこに放り出された感が半端ない演出。
ヘビー級で重たい作品。
陰々鬱々とさせながらも、最後に見えた希望の光。
グッときました。

その9
透明人間
古典的テーマの透明人間を現代風にアップデートした良作。
カタルシス大爆発の気持ちの良い作品でした。
映画館で観れたのも良かったかも。

その10
『佐々木、イン、マイマイン』
ミニシアター作品。
「ミセス・ノイズィ」「アルプススタンドのはしの方」あたりと迷ったのですがこちらに。
観ているときは作り手のエネルギーがビンビンに伝わってきたんだけど、
観終わって色々思い返すうちに、完全に僕の映画になっていた。
素晴らしい!!

ベストは以上10作品。
もちろんベスト級は他にもたくさん!!
次点を挙げるとすると、シャーリーズ・セロン姉さんの新作『オールド・ガード』だったり。
『ザ・ハント』の人間狩りもメチャクチャ楽しかった。
初恋』のベッキー力はすさまじかったし。
はちどり』も韓国映画の奥深さを感じた。
一方、邦画では『愛がなんだ』はすぐ傍にある良作って佇まい。
斬、』で描かれる負の連鎖に滅茶苦茶くらわされ。
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』はアメコミ映画の今年ベストかな。
旧作だけど『プレデター』『ハロウィン(1978年)』も最高。
1917 命をかけた伝令』のカメラワークは一見の価値ありだし。
他にも『クロース』『ROMA/ローマ』『ブリグズビー・ベア』。
さらには昔の『チャーリーズ・エンジェル』二作品もおバカで◎。
ファイティン!』『アウト&アウト』『EXIT』『導火線 FLASH POINT』等々。
正直まだまだ・・・・(苦笑)

ベスト部門は以上。

そして申し訳ないですがワースト部門。
その1&2
よこがお』&『スウィング・キッズ
作品としてはとても優れているし、今でも鮮明に覚えている。
ただ、お話やオチがあまりにも辛すぎて。

その3。
少林少女
これは単純に映画としてもお話もつまらなかった。
評判悪いのは知っていましたが、その評判に偽りなし!!

その4&5
アイスマン 宇宙最速の戦士』と『トゥームレイダー ファースト・ミッション』もダメダメだったなぁ。
前者は続編で後者はリブート作品。
それまでの作品が良かっただけに残念!!

ワーストは以上5作品。
残念無念。

という訳で2020年総括はおしまい!!
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総括 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1878 『オールド・ガード』
No1878 『オールド・ガード』
2020年制作 米
監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド

≪キャッチコピー≫
『彼らの戦いに終わりはない』

≪ストーリー≫
何世紀にも渡り、歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく秘密裏に人類を守り続けてきた謎の特殊部隊“オールド・ガード”。そのメンバーたちは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちであり、彼らを率いるのは女性兵士アンディ(シャーリーズ・セロン)。ある日、元CIA工作員から緊急任務のために召集されるが裏切りにあい、彼らの能力が暴かれ、恐るべき陰謀のためにその能力を複製しようと企む強大な謎の組織から狙われることに。手段を選ばない組織の脅威に立ち向かう部隊と人類の運命はアンディと仲間たちに託されていく・・・。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
大好きシャーリーズ・セロン主演作。

アトミック・ブロンド」「ワイルド・スピード ICE BREAK」等々、
動けるアクションスターのシャーリーズ・セロン姉さん。
中でも「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で演じた
フュリオサ大隊長は観ている僕の心を鷲掴みに!!
そんな姉さんが、本作でもバッキバキにかっこいいアクションを見せてくれました。

お話もなかなか楽しい設定。
アンディ(シャーリーズ・セロン)率いる不老不死の先頭集団。
大昔から生きてきて、人々を助けてきた彼女たちは、久しぶりに
自分たちと同じ不死の能力が覚醒した存在を感知する。
彼女たちはその新人候補に会いに行くっつーお話。

この不死の能力の描き方が絶妙な塩梅で気持ちよくって。
痛みは感じるんだけど、徐々に再生していくあたりとか、観ていて
痛いんだけど、ワクワクもさせられるというか。
彼女たちが過去、どういう事を成し得てきたかを知っていくのも
楽しかったなぁ・・・。
あと、この能力がいつかは消えてしまうという設定も緊張感を
与えてくれて良い感じでした。

大満足のアクション描写。
ネタバレしますが終盤にかけてアンディの不死の能力が解けてしまいます。
ここから、彼女たちのチームプレイが炸裂。
他のメンバーたちはアンディの盾となり戦う。
この戦い方がとてもスマートでクールで観ていてめちゃくちゃ
気持ちよかったんですよね。
シャーリーズ・セロン姉さんの単独バトルも素晴らしかった。
ガンアクションもさることながら体術も凄まじくって。
柔術みたいな動きと、あのバトルアックスを振り回しての豪快アクション。
クライマックスに見せた、ナイフ使いの敵に対する動き。
相手のナイフを流れるように活用し倒していく様に惚れ惚れ。
やっぱり動けますねぇ・・・。
本作のアクションって魅せるアクションに特化していて、とにかく
キレが良くってカッコ良かったんですよね。
ちょっと「ジョン・ウィック」シリーズのカッコいいアクションを思い出しました。
もっと観たかったです!!

キャラクターについて。
アンディ率いる不死の軍団はそれぞれがしっかりとキャラ立ちしていて◎。
新人のナイルに関しては、いきなり先頭能力がめちゃくちゃ上がったのはちょっと
腑に落ちませんでしたが、カッコ良かったので良しとしよう。

そうそう。
本作の敵キャラが少し物足りなかったかな。
特にキウェテル・イジョフォー演じるコプリー。
こいつ、どう考えてもすっごい悪いやつなのに最後、制裁を加えず味方になる件は
どうも納得がいきませんでしたよ。
こいつのせいで色々、困難が待ち受けていたのに・・・なんだかなぁ・・・。

そんな感じで。
大満足のアクション描写と、カッコイイシャーリーズ・セロン姉さんの逞しい姿。
それだけでも見れて大満足の本作。
ラストに続編を匂わせる展開。
気になっていたキャラクター・クインが登場!!
どんなお話になるんだろう。
めちゃくちゃ楽しみだなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (20.12.31鑑賞)
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No.1877 『スペンサー・コンフィデンシャル』
No1877 『スペンサー・コンフィデンシャル』
2020年制作 米
監督:ピーター・バーグ

≪キャッチコピー≫
『一線超えも当たり前』

≪ストーリー≫
刑務所での5年の服役から出所したスペンサー(マーク・ウォールバーグ)は、頑固者で喧嘩っ早い、粗野な男だが実は正義感溢れる元警察官。ひょんなことなら同居人となったホーク(ウィンストン・デューク)と共に、投獄されるきっかけとなった世間を大混乱に巻き込んだ殺人事件の謎を調査し、隠された真実とその裏にうごめく陰謀を暴き出そうとしますが、汚職警官、麻薬カルテル、その裏に潜む大物政治家らの巨大な悪に気がつき、裏社会の口封じのターゲットになることに。果たして彼らは迫りくる危険に立ち向かい、法の下の正義を貫くことができるのか...!?

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

既視感バリバリの超王道エンタメムービー。

やさぐれ元警察官が汚職まみれの組織を相手にドッカンバッカン
暴れまわるっつーお話。

主演はマーク・ウォールバーグ。
大好きなアクション俳優さんです。
最近、思ったんですが、彼を見ると芸人のダイアン津田さんを
思い出すんですよねぇ(苦笑)。
僕だけかな・・・。

さてさて。

先に書きましたが作品は王道のパターン。
正義感溢れる暴れん坊のスペンサーは、警察の闇を掴んで暴れまわる。
この暴れまわり方はアウトローで出たとこ勝負の単細胞行動で。
これがまた観ていて気持ちが良かったりね。
「善」か「悪」かだけで動いて自らの欲望のままに動き回る。
観ているこっちもそんなに考える事もなくただただ、エンタメに
酔いしれる。

悪党はまごう事なき悪党だし、味方もまごう事なきヤンチャな奴ら。
相棒のホークや大家兼ジムのコーチであるヘンリー。
そして僕的ヒットキャラのヒロイン?のシシー。
シシーとのやり取りは品がなくって笑っちゃいました。

アクションについて。
もう少しドッカンバッカンやっても良かったというのはありますが、
銃撃戦はほぼほぼなくって肉弾戦が主。
まぁ、本作は筋肉バカが売りなので楽しく鑑賞できました。
これはこれで良し!!

そんな感じで。
頭からっぽポップコーンムービー。
一定量の楽しさを味わうことができたので良し良し。

こりゃシリーズ化できそうだなぁと思っていたら、本作は原作小説があるらしく
シリーズ物として人気を博しているみたい。
なるほどねぇ・・・。
エディ・マーフィーの「ビバリーヒルズコップ」やらメル・ギブソンの「リーサル・ウエポン」。
最近でいうとウィル・スミスの「バッドボーイズ」的なシリーズ物として
どんどん撮り続けていって欲しいものです。

≪点数≫
  6点
                                           (20.12.30鑑賞)
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No.1876 『エノーラ・ホームズの事件簿』
No1876 『エノーラ・ホームズの事件簿』
2020年制作 英
監督:

≪キャッチコピー≫
『その推理力
   名探偵の兄ゆずり』

≪ストーリー≫
1884年、イギリス。世界は大きく変わろうとしていた。16歳の誕生日を迎える朝、エノーラ・ホームズ (ミリー・ボビー・ブラウン) が目を覚ますと、彼女の母親 (ヘレナ・ボナム=カーター) が突如行方不明になっていたのだ。謎めいた暗号のような遺留品を残したままどこへ行ってしまったのか、その理由はわからず明白な手がかりは見つからずだった。そして自由奔放な子供時代を過ごしてきたエノーラは、突然兄のシャーロック (ヘンリー・カヴィル) とマイクロフト (サム・クラフリン) に面倒を見られる事になり、2人によって一流の婦人に育てるための花嫁学校に追いやられそうになるのだった。しかし兄たちの意志に反して、エノーラは母親を探すためにロンドンへ飛び出すことに。ところが旅の途中、失踪中の若き貴族 (ルイス・パートリッジ) を取り巻く謎に巻き込まれてしまい、彼女は生まれながらの才能で名探偵っぷりを発揮する。歴史の流れを覆しかねない陰謀を解き明かしたエノーラは、探偵として既に有名な兄たちをも出し抜くことに…!

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

今年も始まりました1ヶ月限定、Netflix契約生活。
オリジナル映画を中心に、ドラマを含め観まくるという年末年始の風物詩。
映えある一作目はこちら。

誰もが知っている、名探偵シャーロック・ホームズの妹のお話。
主役のエノーラ・ホームズを演じているのは昨年、Netflixで鑑賞した激推しドラマ「ストレンジャー・シングス」の
エルを演じたミリー・ボビー・ブラウン。
他にも、ヘレナ・ボナム・カーターやヘンリー・カヴィルが出演されていました。

さてさて。

安心して観られるとても楽しいエンタメ作品でした。

まず、主役のエノーラ・ホームズがとても魅力的!!
ルックを含めて、おてんばで博学な彼女を見るのはとても楽しくって。
シャーロック・ホームズの妹だけあって、推理力はハンパないし、柔術を習ってきただけあって
武力もハンパない。
また主演を演じたミリー・ボビー・ブラウンは若くて動けるから見事にマッチしていましたよ。

演出について。
本作はエノーラが観ている人たちへ語りかけてくる、いわゆる「第四の目」が使われていて。
これがまた可愛らしくって良い感じ。

物語的には、女性の活躍を描きたかったような部分も見え隠れ。
ここら辺は少し弱かったかな。

脇を固めるキャラクターも豊富で良い感じ。
エノーラの母親、ユードリアはこの娘にしてこお母親ありというような性格で、
自由を求める天真爛漫な性格。
二人の兄、シャーロックとマイクロフト。
シャーロックは誰もが認めるシャーロックらしさで、人間嫌いながらも
優しさを兼ね備える完璧なキャラクター。
演じているヘンリー・カヴィルもカッコ良かったですよ。

ただこれは余談ですが、鑑賞後いろいろ調べたところ、「コナン・ドイル財団」にシャーロックの
キャラクターについて訴えられているんですって。
んだよ、もう・・・・。

とにかくキャラクターに関してもとても好感が持てて素敵でしたよ。

そんな感じで。
とても魅力的なエンタメ作品。
これはシリーズ化できそうな作品だぞ!!!!
次回は、母親との共闘。
またはシャーロックとの共闘。
単独で事件を解決していくお話でも良い。
楽しみにしております!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (20.12.29鑑賞)
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No.1875 『アンカット・ダイアモンド』
No1875 『アンカット・ダイアモンド』
2019年制作 米
監督:ベニー・サフディ/ジョシュア・サフディ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
カリスマ宝石商のハワードは商品の宝石を盗まれ多額の借金を抱えることに。窮地に立たされた彼は起死回生の一手を狙う。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

冒頭、特に登場人物の説明もなく、どんどん話が進んでいく。
しかもそれが展開している感じもなく、ただダラダラと
物事が進んでいく感じ。
そこから、観ているこっちは情報を掴んでいき、キャラクターを
掴んでいく。

ひたすらどこに進むか分かんないお話。
主人公のハワードは転げ落ちているようでそうでもない。
もがきながらも活きているハワード。
すっごいろくでなしで嫌な奴なんですが、目が離せない。

次はどうやってこの難局を切り抜けていくのか。
切り抜けたとしても、ひたすら良くならない状況に
ハラハラドキドキ。
同情や応援は全くできなかったので、イラっとしながら、
モヤっとしながらハワードを追いかける。

クライマックス。
とてもスカッとした終わり方。
そりゃそうなるだろうなぁというオチ。
そのオチへの落とし方が潔くて気持ちが良い。
ラストに映し出されるハワードの死に顔は何とも気持ちの良さそうな顔。
観ているっこっちにしても、このわがままろくでなしな主人公に制裁をと
思っていたのでとても気持ちが良くって。
この終わり方は本当に満足いたしましたよ。

そうそう。
出演者について、本物のNBA選手のケビン・ガーネットが本人役で
出演されていました。
しかも主要キャストで。
おぉ!!これはレア!!
NBA好きの僕としてはとても嬉しいサプライズでした。

そんな感じで。
ストレスが溜まりつつも最後の最後までどうなるか分かんない
展開に終始、食い入るように鑑賞。
大満足!!!!

本作はNetflixオリジナル作品。
私的、年末恒例の1ヶ月限定の契約。
色々観まくるぞ!!

≪点数≫
  8点
                                           (20.12.28鑑賞)
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No.1874 『ファースト・マン』
No1874 『ファースト・マン』
2018年制作 米
監督:デイミアン・チャゼル

≪キャッチコピー≫
『月への不可能な
    旅路を体験せよ。』

≪ストーリー≫
幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAの宇宙飛行士に応募し、選抜される。彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトン(カイル・チャンドラー)は、当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する。

≪感想≫
事実に基づいたお話。
かの有名な宇宙飛行士ニール・アームストロングが
人類で初めて月へ降り立つまでのお話。

淡々と流れていく月に行くまでの工程。
派手さはなく、主人公のニール・アームストロングも冷静沈着な人間なので
全体的に落ち着いた雰囲気。

ただ、そこに立ち込める物凄い緊張感。
事実に基づいたお話なので、僕らも結果はわかっているはずなのに息を飲み
握りこぶしを握る。
すぐ横にある「死」の恐怖。
最後の最後まで持続される緊張感。
ここら辺は演出の妙か。
音楽もほとんど使っておらず、「静」と「動」をうまく使い分けていて。
クライマックス、月に降り立つニール・アームストロング。
静寂に包まれる中、映し出される孤高の姿にはとてもシビれ上がりました。

このニール・アームストロングというお方は、どんな方だったのかなぁ。
本当に、本作で描かれているような人間だったのかな。
とんでもなく穏やかで冷静。
もちろん内なる「熱」はしっかりと描き出されていたんですが、あまりにも
完璧なパイロット過ぎてね。
まぁ、このぐらいの人物じゃなきゃ、人類初の偉業は成し遂げられませんよね。
すごいお方です。

そんな感じで。
沈んだトーンというか落ち着いたトーンの本作。
臨場感たっぷりの演出は、観ているこっちも一緒に宇宙へ飛び出し
月へと降り立つ感覚。
堪能させていただきました!!

調べてみると、本作の監督は「セッション」や「ラ・ラ・ランド」の
デイミアン・チャゼル。
なるほどねぇ・・・。
今後も要チェックや。

≪点数≫
  7点
                                           (20.12.27鑑賞)

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No.1873 『ミセス・ノイズィ』
No1873 『ミセス・ノイズィ』
2019年制作 邦
監督:天野 千尋

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
母親として日々家事をこなし、小説家としても活動する吉岡真紀は、スランプに陥っていた。あるとき彼女は、隣人の若田美和子から嫌がらせを受けるようになる。真紀は美和子がわざと立てる騒音などでストレスがたまり、執筆が進まず家族ともぶつかってしまう。真紀は状況を変えようと、美和子と彼女からの嫌がらせを題材にした小説を書き始める。

≪感想≫
掘り出し物発見!!
これまた年末に素晴らしい作品に出会いました。

かつて巷で話題となった「騒音おばさん事件」をモチーフにしたであろう本作。

主人公の真紀はスランプ中の作家。
新作に取り掛かるも不作続きで日々に焦りを感じている始末。
日々溜まっていく焦りと苛立ちは家族にも影響していて。
そんな中、新居に引っ越した先のお隣さんが何やら不穏なおばちゃんで、
そこからご近所トラブルに・・・。

いやぁー、これまた痛い作品に出会いました。

以前、巷を賑わせた傑作「カメラを止めるな!」のように、物事を一方向から
取りつつ、実はもう一方ではこんな事実がありました的な展開。

そもそも主人公の真紀が自分本位で嫌な奴なんですよねぇ・・・。
旦那も良い人のように見えるけどそこまで協力的じゃないし。
何となく、家庭が破綻しそうな不穏な空気、壊れそうな不穏な空気が
漂っていて・・・。
そこで美和子さんが巻き込まれていくのは観ていてとても
痛くってね。
もちろん美和子さんも狂っている感はあったんですが、全然想定内。
真紀のコミュニケーション不足、いっぱいいっぱいになっている精神状態が
こういう状況を生み出したんですよね。
それを思うと美和子さんが「悪」の印象に染まっていくのは観ていてとても
苦くって。
中盤、美和子さん側からの視点で明かされる真実は、これまで思っていた
自分の印象が色濃くなっていって居心地がとても悪くなりましたよ。
冗談じゃなく観るのを止めても良いかなと思ったりしました・・・。

世間の事件に対する反応も観ていて辛かったなぁ・・・。
マスコミやネット住民たちがどんどん興味に火をつけて、
当事者たちをフルボッコにする。
現代社会のダメな部分を描き出していて。

そうそう。
ちょっと蛇足ですが、真紀の弟くんには制裁を加えて欲しかった。
最後までのうのうと暮らしている感じにちょっとイラっとしちゃったりね。
もう少し制裁を加え成長させて欲しかったです。

キャラクターでいうと騒音おばちゃんである美和子さんが素晴らしかったです。
確かにサイコっぽいんだけど、実は普通の人間で。
このきわっきわのキャラクターがルックも踏まえて見事でしたよ。

物語、訴えたいことについて。
本作はざっくりいうと、物事を一視点から見てるとえらいことになる的なお話。
様々な視点で見ることはもちろん大事なんだけど、いざ、それを実行するとなると
心の余裕が必要なわけで・・・。
現実、それをできている人間は今の時代、そんなに多くない社会になってきているんじゃないかなぁ・・・。
だからこそ凄く、痛い作品に観えてしまったのかな・・・。

最後の着地。
それぞれが前向きになれた素敵な終わり方。
真紀は成長し、物事が上手いこと回っていってね。
ただ、今のご時世を考えると、そんなに上手いこと行かないような気がして。
一度、叩かれた人は粘着質な顔の見えない人たちに、ひたすら叩かれる
ような気がして。
だけど、個人的にはこの終わり方には「優しさ」と「希望」が見えていて
良かったなぁと。

そんな感じで。
年末にこれまた良い作品を観させてもらいました。
ただ、スカッとしたというよりか、ちょっと痛さの方が
残っているかな・・・。
お話、演者共に優れた良作。
こういうミニマムな良作を見つけるのも本当に嬉しいですね。

≪点数≫
  8点
                                           (20.12.26鑑賞)
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