2021-02-08 Mon

2020年制作 米
監督:クレイグ・ゾベル
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
広々とした森の中で12人の男女が目覚めると巨大な木箱があり、中には1匹の豚と数多くの武器が入っていた。状況が飲み込めないまま何者かに銃撃された彼らは武器を手に逃げ惑う中、あるうわさが本当であったことに気付く。それは、「マナーゲート」と呼ばれる一部の富裕層によるスポーツ感覚の「一般市民狩り」だった。一方、狩られる側の1人であるクリスタル(ベティ・ギルピン)が反撃を開始する。
≪感想≫
目が覚めたら知らないのっぱらに放置。
猿ぐつわをかませられて自由もきかない状況。
どうやら同様に放置されている人間がちらほらと。
状況が呑み込めない中、突然どこからか発砲され始める!!
人間狩りの始まりじゃぁ~~!!!!
苦みもあれど楽しい作品でした。
とにかくゴア描写が凄くって。
血みどろブッシャー、グッチャグチャのシーンはここまでくると
観ていてスカッと。
序盤からアクセル全開。
飛行機の中でいきなり始まる凄惨なシーン。
ここから怒涛の殺戮のオンパレード。
この序盤の掴みでこの作品の方向性がズバッと切り込まれていて◎。
観ているこっちは良い塩梅の緊張感と覚悟が出てくる。
展開もすっごい楽しくって。
主人公かなと思っていたやつがあっさり退場。
じゃあこいつかなと思ったらまたもや退場。
どんどんハントされていくキャラクターたち。
ここまでどんなお話になるのか、どんな展開になるのか全くわからなくって。
そこで登場、本作の主人公クリスタル。
彼女の素晴らしさはのちに書くとして、彼女が冒頭、覚醒してカッコ良い
音楽がバンって流れ出すシーンで一気に心鷲掴みに。
この後、彼女がどう反撃していくのかワクワクと・・・。
そこからは、完全にゴールまで一直線。
見るもの全てを疑いつつ緊張感を保たせつつクライマックスへ。
ラストのアシーナとのバトルは子気味良い笑いを交えながらのマジバトル。
カッコ良いんだけど笑かすシーンもちらほら。
最高に堪能させていただきました。
さて、ここからは、キャラクターについて。
全体的に、ラスボスのアシーネを演じたヒラリー・スワンクの除いて
知らない人たちばっか。
みんな良い感じの「顔」をしていて◎。
もちろん褒め言葉ですがB級感満載の人たち。
作品の世界観と見事にマッチしている佇まい。
その中でもMVPはもちろん主役のクリスタル(ベティ・ギルピン)。
もうねぇ・・・一挙手一投足が見逃せなくって。
ちょっと「ターミネーター」シリーズのサラ・コナーを彷彿とさせるルックと渋み。
精神がちょっと破綻しているあたりも似ていたような。
バトルスキルも素晴らしくって見ごたえ抜群。
めちゃくちゃシビレました。
お話自体は意外に苦味の効いた流れ。
被害者も加害者もどっちも悪い部分があって、現代のアメリカ、広く見れば
世界各国のどこにでもありそうなお話。
それをブラックなユーモアを交えて描いていて。
なるほどねぇ・・・。
僕的にはもうちょっとライトでも良かったかな。
そんな感じで。
B級感たっぷりゴア描写たっぷりのサバイバルホラー作品。
調べてみると本作はプラムハウス・プロダクションの作品で。
「ゲット・アウト」「アス」とか、最近で言うと「透明人間」もか。
なるほど・・・見逃せない制作会社かも・・・。
ゴア描写が好きな方には是非観て欲しい快作でした!!
≪点数≫
8点
(20.12.03鑑賞)

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