2021-01-21 Thu

2018年制作 米
監督:ジョナ・ヒル
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
1990年代のロサンゼルスで、13歳のスティーヴィー(サニー・スリッチ)は母親のダブニー(キャサリン・ウォーターストン)と兄のイアン(ルーカス・ヘッジズ)と暮らしていた。体格差のある兄にかなわないスティーヴィーは、大きくなったら見返そうと考えていた。そして街のスケートボードショップで知り合った少年たちの自由でかっこいい姿に憧れを抱く。
≪感想≫
男の子の思春期、青春期はどこの国も同じなのか。
今思うとイタかったあの頃。
一歩間違ったら大事故に繋がるあの感じ。
自分の子供の頃を思い出さざるを得ない。
本作の主人公、スティービーは背伸びのしたいお年頃。
やんちゃに憧れ、町のスケートボーダーたちのコミュニティに憧れる。
少しずつ溶け込み、自分のポジションを確立していく。
ここら辺のやり取りは、とってもあるあるで。
キャラクターについて。
本作はちょっとドキュメンタリーっぽい作りになっていて、
登場人物全てが立っていて素晴らしかった。
スティービーのボーダー仲間たちが良かったなぁ。
スティービーから見たら手の届かないようなクールなアニキたちも、
側から見ればまだまだ子供でね。
メンター的存在のレイ。
カリスマ的な佇まいのやつはどこにでもいるよねぇ・・・。
凄くカッコ良かったっす。
彼を取り巻く、相棒的存在のファックシット。
相棒が手の届かないところに行きそうで嫉妬してしまうあの感じ。
ちょっとオタク的なフォース・グレード。
ちょっと抜けているんだけど、好きな事に時間を費やすあの感じ。
下っ端的存在、ルーベン。
パシリとして仲良くなったスティービーがどんどん周りに気に入られていって
自分の立ち位置を脅かされると気付いた時のあの感じとか。
どれもこれもあるあるでね。
スティービーの兄貴も良かったな。
内弁慶な性格で弟には虚勢をはるあの感じね。
本作に出てくる「男の子」たちの行動や言動は本当に刺さりましたよ。
そうそう。
本作は音楽も良かったなぁ。
演出について。
エンタメチックではなくどこかドキュメンタリーチックな本作。
とてもリアリティがあって痛々しいし、緊張感がたっぷり。
どこか危うい雰囲気が漂っている感じは、思春期ならではの世界だからか。
本作は90年代の少年を題材にした作品。
自分と同世代・・・。
色々と思うところがある良作でした。
≪点数≫
8点
(20.11.14鑑賞)

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