2020-12-24 Thu

2017年制作 カナダ
監督:フランソワ・シマール/アヌーク・ウィッセル/ヨアン=カール・ウィッセル
≪キャッチコピー≫
『連続殺人鬼も誰かの隣人だ』
≪ストーリー≫
1984年夏、15歳の少年デイビー(グラハム・バーシャー)は、オレゴン州の小さな町で暮らしていた。その近くで、子供たちばかり狙われる連続殺人事件が起き、デイビーは向かいに住む警察官マッキーが犯人ではないかと疑う。デイビーは親友のイーツ、ウッディ、ファラディと一緒に捜査を始める。
≪感想≫
ジュブナイルホラーサスペンス作品。
僕的にはジュブナイルものと聞いただけでワクワクしちゃうんです。
この手の作品でいえば例えば、「it」やら「スタンド・バイ・ミー」やら。
「リム・オブ・ザ・ワールド」もあったな。
あと、僕的大傑作の「グーニーズ」も。
Netflixのオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」も大好きな作品。
早く続きが観たいものです。
とにかくこの手の作品が大好きな私。
ほんの少しの前情報を入れつついざ鑑賞。
さてさて・・・。
なるほど、こりゃホラーサスペンス映画だ。
ただ、ちょっと思ってたのと違うぞ・・・。
少年たちが隣人を連続殺人犯と疑いそれを調べていくというお話。
どこか、笑い話にもなりそうなのにひたすら続く不気味な演出。
中盤ぐらいまで、なんだか進展しないなぁなんて鑑賞していると、
一つの演出で驚かされた。
主人公のデイビーが犯人候補のマッキーの家を双眼鏡でのぞいていたら
マッキーもデイビーを双眼鏡でのぞいていて!!
「こりゃ、もう犯人じゃん!!」
なんて思っていても、そこからまたデイビー独りよがりの追走劇が
続いていく。
なんでしょう・・・。
どこか、デイビーの勘違いで終わっちゃうのかなと思ったりもしながら鑑賞。
徐々に明らかになっていく真実。
最後は、
「こうなると嫌だなぁ・・・。」
の方向へと着地。
なるほどねぇ・・・。
物事は紙一重で、ハッピーエンドのすぐそばにはバッドエンドが
待っているということをまざまざと観せられてしまいました。
子どもたちが主役で、ちょっとした冒険ものなので、こりゃ
悪い終わり方をするわけがないじゃんという受け手の気持ちを
見事に裏切ってきた感じ。
いやぁ・・・やられた・・・。
一風変わったジュブナイル物としても、スタンダードなホラーサスペンス物としても
十分に堪能させていただきました!!
欲を言えば子供たち4人がしっかりと色付け(オタク・デブ・不良・真面目メガネ)されていたので
もっと、キャラを掘り下げてほしかったな。
それぞれが悲しみを抱えているのは分かったんですが、少し薄口に感じちゃいましたよ。
まぁまぁまぁ。
≪点数≫
7点
(20.10.23鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト