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映画のレビューをつらつらと・・・。

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No.1845 『見えない目撃者(2019年)』
No1845 『見えない目撃者(2019年)』
2019年制作 邦
監督:森 淳一

≪キャッチコピー≫
『猟奇殺人鬼vs視力を失った元女性警官』

≪ストーリー≫
浜中なつめ(吉岡里帆)は警察学校の卒業式の夜、過失で弟を事故死させ、自分の視力も失う。警察官になることを諦めたなつめはある日、自動車事故の現場で少女が助けを求める声を聞く。誘拐事件を疑ったなつめは警察に訴えるが十分に捜査してもらえず、自ら動き出す。

≪感想≫
韓国映画「ブラインド」を日本でリメイク。
「ブラインド」は中国でもリメイクされていて。
どちらも鑑賞しました。
オリジナルの方が好き寄りかな。

実はリメイクである本作の巷での評判がすこぶる良くって。
本作を観るために前2作品を鑑賞した感じ。

さてさて。

本作は結構、オリジナルから改変されている部分もたくさん見られました。
なので、結構フレッシュに鑑賞することができて楽しめましたよ。

良かったところ。
バイオレンス描写。
本作はバイオレンス描写も結構エグくって見応えがありました。
クライマックスの頭かち割りシーンとか、女子高生の被害描写とかも
しっかり描いていて、ゾッとしました。
あと、基本的にお話が面白いので最後の最後までのめり込むことが
できました。

ただね・・・。
引っかかる点も多々あって。
例えば、冒頭の事故シーン。
トラックの運転手の行動があまりにもダメダメすぎでいくらなんでも感が・・・。
あと、本作の主人公である盲目の浜中なつめの行動もちょっとイケイケ過ぎて
何だかなぁと。
ちょっといくらなんでも猪突猛進すぎやしないかい??って。
盲目というハンデがあるのにガツガツ進んでいくのはちょっと無鉄砲に見えて。
確かに、彼女は元警察学校の首席なので能力的に優れているのは分かるんですが、
ちょっとスーパーウーマン過ぎてね。
ちょっとむむむ・・・。
これは前2作品ともそうなんですが、犯人が時折、モタモタした行動を取るんですよね。
本作で言うと、警察を殺すときはド派手にザックリいくのに、主要のなつめと春馬に対しては
ゆらりゆっくり追い詰めていく。
ここら辺も引っかかりましたね。

そんな感じで。
サスペンス映画としては極上の作品で、バイオレンス描写もたっぷり。
苦言もたくさんでましたが、楽しめた一本。
オリジナルも含めて3作品。
全体的にとても良い出来だったのではないでしょうか。
堪能いたしました!!

≪点数≫
  6点
                                           (20.09.12鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1844 『リチャード・ジュエル』
No1844 『リチャード・ジュエル』
2019年制作 米
監督:クリント・イーストウッド

≪キャッチコピー≫
『1996年アトランタ爆破事件の実話
その日、全国民が敵になった――』

≪ストーリー≫
1996年、アトランタで開催されたオリンピックで爆破テロ事件が発生する。警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が爆弾の入ったバッグを発見したことで、多くの人々の命が救われた。だがFBIは、爆弾の第一発見者だということを理由に彼を容疑者として逮捕。リチャードを担当する弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)が捜査に異議を唱える中、女性記者のキャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)の記事をきっかけに容疑の報道は熱を帯びていく。

≪感想≫
クリント・イーストウッド御大監督作。

実話を基に作られた作品。

監督はこの手の作品はお手の物ってな感じでしょうか。
ハドソン川の奇跡」「15時17分、パリ行き
辺りを思い出しました。
というか調べてみると、近年は全て実話を基に撮った作品ばかりのようですね。
なるほどねぇ・・・。

さて、本作について。

相も変わらず素晴らしい。
グッとくる良作に仕上がっておりました。

これって本当の話なんだよなぁ・・・。

みんなの命を守ったヒーローが一転犯人に仕立て上げられる。

こっちはリチャードがやっていないという事実を知っているだけに、
立場が悪くなっていく状況に目を背けたくなる。
そして、この状況を作り出した、FBIとマスコミの行動に
めちゃくちゃ腹が立ってね。
マスコミのアトランタジャーナル。
彼らの記事が発端となりリチャードは犯人に仕立て上げられるのですが、
売り上げを伸ばしたいがために人の人生を壊してしまうのは
やはりやりきれなかったです。
リチャードの疑いが晴れた後も真犯人が出るまでは、やっぱり嫌がらせは
なくなんなかっただろうし、もしかしたら犯人が出た後も、少しは
残っていたんじゃないかなぁ。
女性記者のキャシーが最後、改心した感じで終わったのですが、
その後、リチャードへの謝罪や贖罪はしっかりとしたのでしょうか・・・。
とにかく腹立たしかったです。
まぁ、この手の問題はいつの時代もあって、わが国日本でも
日常的に起こっている事柄でもあるんですよね。
なんとも、もやもやするなぁ。
FBIのやりくちも悲惨だったなぁ・・・。
これもしょうがないとは思うんですが、こっちはリチャードが
犯人じゃないことは知っているので、無理矢理犯人に仕立て上げようとしている
感じが腹立たしくってね。
けどさ、これもまた事実を基に作られているから、やっぱこのやり方は
おかしいんじゃねぇかって。
とにかくこの国家とマスコミのやり口には腹がたってね。

確かに見た目やら、過去の犯罪やら、現在の状況などを見て
リチャードの犯罪しそう感はあるんだけど、そこはプロでしょう。
しっかりと見極めて、配慮して動いて欲しかったなと。

クライマックスの、お母さんのスピーチ。
そしてリチャードのFBIへの問いかけ。
ここら辺はめちゃくちゃグッときたし泣けてきましたよ。
弁護士ワトソンとの友情譚的なやりとりも素敵だったな。

そんな感じで。 
巨匠イーストウッド監督最新作。
次はどんな真実を描き出してくれるのでしょうか。
御年90才。
まだまだ作品を追い続けていきたいのでどうぞご自愛を!!

≪点数≫
  8点
                                           (20.08.29鑑賞)

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No.1843 『殺さない彼と死なない彼女』
No1843 『殺さない彼と死なない彼女』
2019年制作 邦
監督:小林 啓一

≪キャッチコピー≫
『君の隣で、
    世界は変わる。』

≪ストーリー≫
高校3年生の小坂れい(間宮祥太朗)は、退屈な学校生活を送っている。ある日彼は、教室でハチの死骸を埋葬しているクラスメートの鹿野なな(桜井日奈子)を見掛ける。リストカットを繰り返し「死にたい」が口癖の割には、死んだハチの命を重んじる彼女に小坂は興味を示し、鹿野も小坂に心を開く。やがて二人にとって一緒にいることが当たり前になる。

≪感想≫
ティーン向け恋愛映画。

この手の作品はそこまで観ないのですが、巷で評判が良かったので
鑑賞してみました。

さてさて。

なるほど、思ってたのと少し違った素敵な作品でした。

原作はマンガなのかな。

3組の恋のお話と友情のお話。

1組目。
撫子ちゃんと八千代くんのやりとり。
無垢なる部分を真っ直ぐに映し出し、嘘くさいんだけど、嘘を感じさせない
二人のやりとりは、とてもキラキラしていて観ていてたまらない。
もうねぇ・・・。
自分に子供がいれば、こんな子たちに育って欲しいなぁと思ったり。
この二人のやりとりはずっと観ていたかった。
演じている二人とも、とてもフレッシュで嫌味が無くってね。
最高でしたよ。

2組目。
孤独を嫌うキャピ子と陰で支える地味子の友情譚。
これもベタながらも素敵なお話でしたね。
ちょっと外れますがキャラでいうと、きゃぴ子の野球部の彼。
あのクサさは何だ(笑)
彼の一言一言、口調。
思わず笑っちゃいましたよ。

3組目。
メインである「死にたい」が口癖の鹿野と、退屈に過ごしている小坂のやりとり。
言葉数も多くなく、結構、退廃的で暴力的な言葉も、ずっと見ていると、
それは二人にとっては優しい言葉となり、生きる糧となっていく。
その過程は観ていてグッと来たりしました。
それだけに、あの着地にはちょっとオチたりしたのですが・・・。

ふと感じる。
全体的に描き方もそうなんですが、恋のお話と同時並行であぶり出される
コミュニケーションのお話。
他者との会話だけでなく、個人の心の声も巧みに演出していて。
基本、一方通行な想いや言葉がだんだんと繋がって、伝わって会話になったり
日常になったりする。
他者との「繋がり」かたが上手に描かれていたなぁと。
それとは逆に一方的過ぎて繋がる事のできない象徴的なシーンもあってぎょっとさせられたり。

3組、それぞれが並行して語られるのですが、実はこんなところで交わってました的な
演出もに巧みで◎。

音楽も素晴らしかったな。
淡い感じで、これもまた青春的でノスタルジックな気持ちになるというか。

とても悲しいお話なのに、どこか未来は輝いて見えた終わり方。
きっと彼女たちの未来は清々しいものになっているんだろうなぁと思えるお話。
噂に違わぬ良作でした。

たまにはこういう作品を観るのも悪くないですなぁ。
おすすめです!!

≪点数≫
  8点
                                           (20.08.28鑑賞)

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No.1842 『スウィング・キッズ』
No1842 『スウィング・キッズ』
2018年制作 韓
監督:カン・ヒョンチョル

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
朝鮮戦争中の1951年。巨済島捕虜収容所の新任所長は、収容所のイメージ向上を目指して戦争捕虜によるダンスチーム結成を計画する。朝鮮人民軍の問題児ロ・ギス(D.O.)をはじめ、 ブロードウェイのタップダンサーだった黒人下士官ジャクソン (ジャレッド・グライムズ)らが集められ、チーム名は“スウィング・キッズ”に決まる。

≪感想≫
僕的にめちゃくちゃ大好きな作品「サニー 永遠の仲間たち」の
カン・ヒョンチョル監督最新作。

どよよぉ〜〜ん・・・。
めちゃくちゃ重く後味の悪い作品になっちゃいました。

映画としてはつまんないと言う訳ではなく、めちゃくちゃ
見応えがあって楽しい作品だったりもしたんです。
キャラクターたちも魅力的で素敵な奴らも多くって。
特にスウィング・キッズの面々はそれぞれキャラが立っていて◎。
それだけにあの終わり方には口あんぐり。
しばらく身動きできなくなっちゃいましたよ・・・。

演者さんたちのルックの良さは韓国映画ならでは。
スウィングキッズの面々のタップダンスはとても見応えがあって、心も踊ると言うか。
ただ、たまにありえない動きをしていたのは何だろう。
序盤のギスが踊るシーンでのコサックダンスとか、ピョンピョン飛び跳ねる
シーンとか。
あそこはノレなかったなぁ。
もったいないない。

本作は紛れもなく戦争映画。
タップダンスや敵味方人種を超えて心を一つにしていく過程は
とてもエンタメ的で心がグッとなりまくりな世界。
クライマックスのタップダンスシーンは最高にアガりまくりで。

ただ、その世界は「戦争」と言う環境の中で起こっていて。
この「戦争」に引き戻されるシーンはとても凄惨で生々しい・・・。
そしてあの着地・・・。
いやぁ・・・重い。
現実に引き戻されてどんよりしちゃいました。

最後のギスとジャクソンのダンスバトルシーンの素晴らしさに
さらにどんより・・・。

本当に良くできた作品。
史実を上手く使いながら、エンタメとして最高に作られているのと同時に
反戦的なメッセージも含まれ、めちゃくちゃ考えさせられる作品。
素晴らしかったっす!!
ただ、最後の着地が着地なだけに点数はどうしても上がりません・・・。
シクシク・・・。

≪点数≫
  2点
                                           (20.08.23鑑賞)

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No.1841 『ひとよ』
No1841 『ひとよ』

2019年制作 邦
監督:白石 和彌

≪キャッチコピー≫
『壊れた家族は、つながれますか。』

≪ストーリー≫
ある雨の夜、稲村家の母・こはる(田中裕子)は3人の子供たちを守るため夫を殺害し、子供たちとの15年後の再会を誓って家を後にした。事件以来、残された次男・雄二(佐藤健)、長男・大樹(鈴木亮平)、長女・園子(松岡茉優)は、心に傷を抱えたまま成長する。やがてこはるが帰ってくる。

≪感想≫
大好き白石和彌監督作品。

白石監督の作品は昔から追っていて。
凶悪」「孤狼の血」あたりが好きかな。
日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たち」も好き。
とにかく今後も追い続けていきたい監督さん。

さてさて。

いやぁ、演者のアンサンブルが凄まじかったっす。
稲村家の面々が素晴らしかったのは言わずもがな。
脇を固める方々も素晴らしかった。
一人一人の演技がよすぎて、キャラの掘り下げが足りなく感じちゃったくらい。
もっと、この人たちを追い続けていきたい、見続けたいと思わせてくれる
俳優さんたちでした。

キャラクターでいうと、稲村タクシーの面々が素敵な奴らだったな。
音尾琢真さん演じる社長とか最高でしたよ。
若手運転手の男女も良い奴らだったし。
昔気質っぽくて素敵な奴らでした。

先日「AI崩壊」という作品を観て、何となく全てが胡散臭いなぁと
感じたのですが、本作はそれとは逆で、大小は別として、こんな問題を
抱えている面々や、家族がどこかしらにいるのではと。
そして、自分の家族を省みたり、思うことが多々生まれた良作でした。

ただねぇ・・・。
何とも重々しすぎる。
最後も、スッキリとした着地ではなくって。
稲村家は少しだけ光は射したんですが、例えばヤクザから足を洗った
堂下道生の親子問題。
同僚事務員の柴田弓さんの母娘問題。
下手すれば稲村タクシー会社への嫌がらせ行為はまだまだ続くんじゃないかと。

すっごいもやもやが残る作品というか。
解決策が見つからず重たい気持ちになる作品。
どこかでこういうことってあるよなぁと、もやもやもや。

そんな感じで。
テイスト的には大好きな白石監督印ど真ん中の作品といったところ。
大満足の良作でした。

≪点数≫
  7点
                                           (20.08.22鑑賞)

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No.1840 『AI崩壊』
No1840 『AI崩壊』
2020年制作 邦
監督:入江 悠

≪キャッチコピー≫
『その日、AIが
     命の選別を始めた。』

≪ストーリー≫
天才科学者の桐生(大沢たかお)が開発した医療AI「のぞみ」が、国民の膨大な個人データを基に、人間を選別し殺りくを始める。人々がパニックに陥る中、AIを暴走させたテロリストと断定された桐生は逃走を図るが、警察のAI監視システムによって徐々に追い詰められていく。一方、桐生の義弟で「のぞみ」を運営する企業の代表を務める西村(賀来賢人)は、事態の収束に動いていた。

≪感想≫
むむむ・・・。
何だか楽しめなかったよ・・・。

プロットとかは既視感バリバリなんだけど、ワクワクしたし、
楽しくなりそうな作品なのに・・・。

何だろう・・・。
全てが胡散臭いというか。
引っかかる所が多すぎてねぇ・・・。

まずは、桐生が警察に捕まらなさすぎ。
だって、最新テクノロジーを駆使しての逮捕術なんですよ。
中盤ぐらいからの逃げ方はまぁ理にかなっていたので、100歩譲るとしても、
序盤はある程度、知能戦ではなく肉体勝負だったりもしたので、
さすがに、少しスポーツマンってだけの桐生が逃げ切るのは納得いかなくって。
中盤の海に落ちても逃げ切れたのもピンとこないし。
さすがに死んじゃうでしょう・・・。
助かった理由も描かれるんですがあり得ないでしょうって。
何だかなぁ・・・。

役者の演技なのか演出なのか。
街頭インタビューの方とか。
全体的に何だか胡散臭かったんですよねぇ。

ただし、その中で一縷の光となった、黒幕の桜庭!!
キャラクター的にも素晴らしかったです。
最後の視聴者への語りも良かった。
演じたのは岩田剛典さん。
一気にファンになってしまいましたよ。
彼に関してはMVP!!

いやいや。
それでも、やっぱり止まらない不満点。
これって、正味1日ぐらいのお話なんですよね。
なんか、もっとやる事というかパニックになってもよさそうなのにな。
桐生を追っかけることに力を注ぐ前にもっとやる事がね。
政府の対応も何だかなぁと。
総理が亡くなるというある意味、未曾有の危機の上に、これまでになかった、
AIの反乱というとんでもない事態になっているのに、どこかふわっとしていて。

気になることは山ほど。
正直、最初から最後まで引っかかっちゃったな。

沖縄が普及率が低いのはなぜだろうとか・・・。
こんなにも革新的なシステムなのに、世界には行き渡っていないのはなぜだろうとか・・・。
ここまでAIが進化していたら、もっと社会に浸透していてもよかろうに・・・。
確かに作り上げたのは桐生なのはわかるんですが、それを活用していったのは
他の人や社会なのに、桐生がこんなにも敵対視されるのはなんかもやっと。

桐生演じた大沢たかおさんの逃げっぷり、走り方がめちゃくちゃオーバーなのは
ちょっとなぁ。
腕の振りは凄いんだけどスピードはあまり出ていないみたいな。
何だかなぁ・・・。

あと、終盤にもめちゃくちゃ引っかかった部分が。
黒幕の桜庭がなぜか自分が犯人というシーンを語り出す件。
ありゃ、何きっかけなんだ??
周りに警察が山ほどいるのに自白するって・・・。
その後のミニドローン的なもので独白シーンを配信するのも特に
意味を感じなかったし・・・。

止まんねぇなぁ・・・。

とにもかくにも。
ひたすらザラザラしながら鑑賞。
最後の娘さんが写真を反射させてAIを止める件もノリきれず。
全体的に娘とのシーンはもれなくノレませんでした。
残念無念。
細やかな設定はわかりやすくて良かったんです。
例えば、桐生がなぜ体力あるのかとか、海外でジョギングをしているシーンを
見せることで説得力が増したり。
クライマックスの写真の反射もフリが効いていたしね。
何でしょう、もっと大きな部分がふわっとしていて、そのザラつきの方が気になって気になって。

いやぁ・・・とほほほほ。
残念無念。

≪点数≫
  3点
                                           (20.08.21鑑賞)

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No.1839 『ジェミニマン』
No1839 『ジェミニマン』
2019年制作 米
監督:アン・リー

≪キャッチコピー≫
『あなたは、もう一人の
     自分(クローン)と戦えますか?』

≪ストーリー≫
腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられる。やがてヘンリーは襲撃者を追い詰め、襲撃者の正体が若いころの自身のクローンだと知る。

≪感想≫
ウィル・スミス主演作。

凄腕諜報員が引退を決めたら、何者かに狙われることに。
その正体は、自分の生き写しだった・・・的なお話。

お話はまぁまぁまぁ・・・。

アクションがめちゃくちゃ良かった。
特に中盤のバイクアクションが素晴らしかった。
若スミスがオフロードバイクを扱ってのドッカンバッカン。
移動手段ではなく武器として扱う。
まるで手足かのごとく使ってね。
あまり観たことないアクションの数々で最高。
アクションに特化したカメラワークとかも相まって◎。

終盤のスーパー・スミスとのバトルアクションも最高。
あのスーパー・スミスが二人の所に移動していく常人離れした
パルクールに興奮。
ヒロインのダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)がしっかりとバトルに
加わっていたのも好印象でしたね。

序盤のウィル・スミスのスペシャリストっぷりも
見応えがあって良かった。

とにかくアクションに関してはとても素晴らしかったです。

ここからはちょっとむむむ。
まずは見た目問題。
見た目に若干の違和感があって、少し気持ち悪さすら
感じちゃったり。

キャラでいうと脇のキャラがおろそか気味だったのもちょっとなぁ・・・。
ヘンリーのマブダチたち(2名)があっさり退場するのももったいなく感じたし。
もっと凄腕っぷりを発揮してもらいたかったっす。

そんな感じで。
とにかくアクションが素晴らしかったという印象。
特にあのバイクアクションはもう一回観たくなるレベル。
何度も書きますが中身は無いので、頭カラッポで鑑賞できる
良作でした。

≪点数≫
  7点
                                           (20.08.15鑑賞)

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No.1838 『よこがお』
No1838 『よこがお』
2019年制作 邦
監督:深田 晃司

≪キャッチコピー≫
『狂っているのは
      この世か、
         彼女か。』

≪ストーリー≫
周囲から信頼されている訪問看護師の市子(筒井真理子)は、訪問先の大石家の長女で介護福祉士を目指す基子(市川実日子)の勉強を見ていた。市子は、基子が自分に憧れ以上の感情を抱いていることを知らなかった。ある日、基子の妹のサキが失踪する。その後サキは保護されるが、犯人として逮捕されたのは思いも寄らない人物だった。事件への関与を疑われた市子は理不尽な状況に追い込まれ、全てを失ってしまう。

≪感想≫
いやぁ・・・。
どんより重い、いやな後味を残す、すっごい作品でした。

演出の妙。
本作は過去と現在を交互に描き出す演出。
それが特に字幕とかで説明することもなく描き出す。
下手な監督さんだったら、よくわからなくなりそうなものなのに、
本作はそれが絶妙に描き分けられていて。
ちょうど良い塩梅でそこに虚実も入り交えながらストーリーが進んで行くので
サスペンス色が色濃くなり見応えがあるものに。

キャスティングの妙。
先に書きましたが、過去と現在を行ったり来たりの描き込みが
しっかりとできていたのは主演の筒井真理子さんの演技の妙も
あったから。
その表情やルック、過去では真面目で誠実な女性。
それがある事件をきっかけに徐々に心が崩壊し狂って行く。
そして最後に向かっての感情の起伏はマックスとなりえげつないものに。
本当に素晴らしい演技でした。
他にも助演女優の市川実日子さんは相変わらず素晴らしかったし、
池松壮亮くんも素晴らしかった。
その他の方々も見事に嫌なキャラクターばっかりで。
ただ、純粋な嫌さではなく、本当に人間の弱いところからくる嫌さというか。
みんなを見ていると、本当に凹んでしまいましたよ。

お話について。
マスコミたちのいやらしさ。
綺麗ではない側面を持った人間の描き方。
一歩間違えれば誰だって大小の違いこそあれど、そっち側に行くであろう
いやらしさ。
全体的にやな部分も見せられてずっともやもやもや・・・。

描き方やキャスティング。
訴えている事。
とんでもなく良い映画なんだけど、とんでもなく落ちちゃった・・・。
着地に関しても、彼女たちの未来に光が差し込まなくって。
どんよりどよどよ・・・。
それでも生きていく彼女たちを思うとねぇ・・・。

そんな感じで作品としてはとても素晴らしい作品なのは間違いないです。
ただ、あまりお勧めもできないし、2回は観たくないかな。

むむむ・・。
けど凄い作品なんだよなぁ・・・。
観て欲しい気持ちも。

≪点数≫
  2点
                                           (20.08.01鑑賞)

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No.1837 『透明人間』
No1837 『透明人間』
2020年制作 米
監督:リー・ワネル

≪キャッチコピー≫
『見えるのは、殺意だけ。』

≪ストーリー≫
天才科学者で富豪のエイドリアン(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)の恋人セシリア(エリザベス・モス)は、彼に支配される毎日を送っていた。ある日、一緒に暮らす豪邸から逃げ出し、幼なじみのジェームズ(オルディス・ホッジ)の家に身を隠す。やがてエイドリアンの兄で財産を管理するトム(マイケル・ドーマン)から、彼がセシリアの逃亡にショックを受けて自殺したと告げられるが、彼女はそれを信じられなかった。

≪感想≫
大きなネタバレあります。

1933年に同名の映画が公開されていて。
本作はそれのリブートになるのかな。
まぁ誰もが知っているキャラクターで色んな所で
使われているキャラクターですね。

本作は現代風にアップデートされた優れた良作でした。
さてさて・・・。

オープニングから、思ってもみなかった謎々しく、ドキドキさせられるシーンから始まる。
静かな場面から突然訪れる大きな「音」の演出に
のっけから持っていかれる。
これは集中して観なきゃなぁと。
というか、無条件で集中させられるストーリー運びとルックに
グッとのめり込んでしまう。

何となく透明人間がテーマならできる事は限られていそうなのに、
どんどん新しい展開を持ってきて飽きさせない。
序盤は透明人間がいるのかいないのか的な演出で引っ張る。
透明人間の存在が明らかになったら、家の中という狭いシチュエーションで
その恐ろしさを堪能。
普通の映画ならこのシチュエーションでてんやわんややって終わってしまいそうな
イメージなのに、本作はこれでも中盤ぐらいかな。
そこから、妹が殺されたり、精神病院の中で一悶着あったり、
そこから脱出したり、透明人間スーツの発見から、
まさかの犯人の正体。
そこからクライマックスの展開。
本当に最後の最後まで楽しく観ることができました。

着地も現代の映画っぽくて良かったな。
抑圧されている女性が自らの手でリベンジして、最後の笑み。
なかなか、気持ちの良い着地だったのではないでしょうか。
カタルシス爆発でしたよ。

キャラについて。
主人公の女性(セシリア)は、心が壊れながらも最後の最後に
あの不敵な笑み。
成長が見られて最高でした。
セシリアをかくまう親子、特に娘が良い感じでしたね。
大学資金をセシリアに援助してもらう件の喜びのダンスとか
笑っちゃった。

そんな感じで。
アイディアたっぷりの良作。
演出的にも映画館のでかいスクリーンと静かな環境で観れたのも大きいかも。
大大大満足の一作。

少し「ドント・ブリーズ」や「サプライズ」を思い出したりしました。
ちょっとこう世界観とか流れ的にね。
後者は本作で重要なセリフ「サプラ〜イズ」があったから何ですが(苦笑)
どちらも好きな作品です。
あとは逞しい女性と首筋スパッのシーンで思い出したのが
ゴーン・ガール」かな。

とりあえず、基となる作品を観てみようかな。
1930年代の映画か・・・。
レンタルショップにあったりするのかな。

≪点数≫
  8点
                                           (20.07.28鑑賞)
こちらが原作映画になるのかな。
レンタルしてっかなぁ。

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