2020-10-07 Wed

2015年制作 中
監督:アン・サンフン
≪キャッチコピー≫
『一つの事件に交錯する二つの証言』
≪ストーリー≫
3年前に事故が原因で視覚を失った元警察官候補生のルー・シャオシン(ヤン・ミー)は、乗車中のタクシーが何かに衝突したことに気付く。犬をひいただけだと言う運転手を彼女が問い詰めると、いつの間にか運転手は行方をくらましてしまう。たまたまこのひき逃げ現場を目にしていたリン・チョン(ルハン)も、奨金欲しさに目撃証言をしようとするが……。
≪感想≫
先日観た韓国映画「ブラインド」の中国リメイク作品。
リメイク作品は日本版でも制作されていて、それがすこぶる評判が良くって。
それを観たいがために、まずは原作、そして本作を予習がてら
鑑賞することにしました。
さてさて・・・。
なるほど、ほぼ原作に近い作りになっておりました。
違いを少しだけ。
主人公の育った環境やら義弟の夢やらが変わってた。
あと、犯人の罪に対する理由が描かれていた。
あとはちょこちょこ。
前作の魅力の一つとして犯人がめちゃくちゃサイコで
気持ち悪くって最悪で最高だったんです。
本作の犯人はというと・・・。
むむむ・・・そこまで魅力的ではなかったな。
ちょっとハンサムルックだったのもあるんですが、
先に書いた通り、本作では犯罪に至った理由がしっかりと描かれていたので
サイコな感じには見えなかったんですよね。
ちょっと可哀想な気分にもなったり。
ただ、原作同様やることはやっているので、もやもやとね。
盲導犬のツォンツォンが殺される件は何度観ても
嫌な気分になりますよねぇ・・・。
キャラクターでいうと、警察官のあいつも原作のあいつには少し
劣るかなぁ・・・。
もちろん、三枚目的で魅力的ではあったんですが、少し弱かった。
まぁ、原作と違って最後は生き延びる件は嬉しい誤算でしたが。
あと、エンディングのコンサートシーンもちょっとだけ余計に感じてしまいました。
もちろん曲は良かったんですが、何となくテイストがポップ寄りに
行き過ぎちゃった感が否めなくって、少しテンションが落ちちゃいましたよ。
ラップの件はちょっと笑っちゃいましたもんね。
とほほ・・・。
とにかく全体的に、当然なんですが二番煎じ感が否めなくってね。
もちろん、キャストのルック等々魅力的な部分もたくさんあったんです。
そもそもがお話自体もすっごい見応えがある内容なので、国が変わったらどう映るんだ的な
見方もできましたし。
一定量の満足感は味わえたので良しとします。
さて、次は巷で評判が良い邦画版。
楽しみにしておりますぞ!!
≪点数≫
6点
(20.06.28鑑賞)

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