2020-08-28 Fri

2019年制作 邦
監督:原 恵一
≪キャッチコピー≫
『アカネは、幸せの色の国へ!
それは、失くしていた“宝物”を見つける
感動の冒険――』
≪ストーリー≫
自分に自信のないアカネは誕生日の前日、突如現れた謎の錬金術師ヒポクラテスと弟子のピポから世界を救ってほしいと言われ、骨董(こっとう)屋の地下室からつながるワンダーランドへ連れ出される。幸せな色に満ちたワクワクする世界は、色が消えてしまうという危険にさらされていた。ワンダーランドを守る救世主として期待されるアカネは、世界を救うための冒険に出る。
≪感想≫
アニメ作品。
本作はCMでよく観て、とにかく歌が素晴らしくって!!
劇中歌で流れるmiletの「Wonderland」。
この曲を初めて聴いた瞬間、完全に打ちのめされてyoutubeで聴きまくりました。
ほんと、毎日聴いていたような気がします。
映画も観なきゃなぁと思いつつも、なかなかタイミングが合わず、ここまで来ちゃってね。
やっとこさ鑑賞することができました。
さてさて作品は・・・。
むむむ・・・イマイチ盛り上がりの欠ける作品でした・・・。
何でしょうねぇ、迫力に欠けるというか、派手さに欠けるというか。
物語は一人の少女が異世界に飛び込み冒険をするっつーお話で。
冒険活劇的な内容なのに何だか地味でね。
アニメーションや色彩はとっても美しい。
異世界の風景がとっても綺麗で。
例えば、僕的に風景が綺麗なアニメといえば「君の名は」や「天気の子」の
新海誠監督作品が思い出されますが、それに匹敵するぐらい
素敵なアニメーションでした。
大きな画面で観たかったなぁって。
残念無念。
ただね・・・。
お話が雑だったり展開に抑揚がなかった気が・・・。
本作は原作本があるみたい。
どんどん話が進んでいって、勝手に物事が展開していく感じ。
いつの間にかザン・グの話もカタが付いているのも「最初」は
ピンとこなかったし、アカネの成長譚としても全体的に急に
進んでいく感がピンとこなかったし。
そもそも大魔導士のカマドウマがいれば全部何とかなったんじゃないかって
思っちゃったし。
マッチポンプ的問題の数々は中々ピンとこなくってね。
確かに、後々思い返すと腑に落ちたんですが、観ている時は
何の感情に揺らぎもなくって。
演出に抑揚がなく感じちゃったんですよね。
迫力がないというか。
実は景色に関してもちょっと違和感が。
クライマックスのコロッセウムみたいな街並。
あれってめちゃくちゃ広くて大きな世界なんだろうけど、レイアウトのせいか
そんなに広く壮大に感じなかったんです。
逆に小学生の主人公がすっごい大きく見えたり・・・。
何だろう、レイアウト、ポジショニングの違いなのかな・・・。
ちょっといちいち引っかかっちゃいましたよ・・・。
とほほ・・・。
クライマックスの雫切りの儀式もそんなに盛り上がらなかったし。
先に書きましたmiretの曲が爆発した瞬間は確かに良かったんですが、
CMやPVで聞いたほどのインパクトは感じなかったんですよね。
何でだろうなぁ・・・。
そんな感じで。
良いところもあったんですが、何だか盛り上がりに欠けた印象の本作。
劇場の大画面で観たらかなり印象が変わったんだろうな。
まぁ、曲の良さは間違い無いので今後もyoutubeで聴きまくるぞい!!!!
≪点数≫
4点
(20.05.16鑑賞)

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