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No.1805 『ダンスウィズミー』
No1805 『ダンスウィズミー』
2019年制作 邦
監督:矢口 史靖

≪キャッチコピー≫
『カラダが勝手に
ミュージカル♪?』

≪ストーリー≫
一流商社に勤務する鈴木静香(三吉彩花)は、曲が流れた途端に歌って踊らずにはいられなくなるという催眠を催眠術師にかけられる。翌日から静香は、テレビから流れる音、携帯電話の着信音、駅の発車メロディーなど、ちまたにあふれる音楽に体が勝手に反応してしまう。なんとか術を解いてもらおうとするが、催眠術師はどこにもいなかった。

≪感想≫
ロボジー」「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」の矢口史靖監督作品。
監督の前作「サバイバルファミリー」が巷では評判が良かったのですが、
僕的には合わなかった印象。
何でしょう、「WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜」は
大好きな作品なのになぁ・・・。

さてさて。
むむむ・・・。
これまた、ちょっとダメよりに感じちゃいました。

まず世界観がハマらなかった。
催眠術によって音楽が聞こえると反射的に踊り出し歌い出すという
特異な体になった女性(静香)のお話。

ミュージカル映画の特質を活かした作品なんだけど、そもそも
あれは物語の中に歌が流れたり、踊り出したりがその世界の中では
自然に組み込まれているからまだ飲み込めるんですが、
本作の場合、静香だけがミュージカルの世界に入り込むため、
周りは突然、踊り出す彼女に若干、引き気味。
しかも、彼女もその状況が嫌なので、踊り出す楽しいシーンも
心の奥では嫌々というのがわかるので、正直目を背けたくなるほどの
痛々しいシーンに。

正直、ミュージカルシーンだけで考えるととても楽しかったんです。
主演の静香を演じる三好彩花さんはルックもカッコ良くってキュートでダンスも歌も
見応えがあって。
普通のミュージカルとして描いて欲しかったなぁって(苦笑)

何だか所々引っかかってしまったんですよねぇ・・・。
誰にも迷惑かけないミュージカルシーンは良かったんですが、例えば職場で打ち合わせ中の
ミュージカル、レストランでのミュージカルはめちゃくちゃ痛かったです。

あと、ミュージカルになっていく線引きもよくわかんなかった。
通常の音楽に乗って踊り出すのは分かるんです。
人の歌にも乗るのも分かるんです。
ただ、そこで踊らず、一緒に歌うだけだったりするのはなぜだろう・・・。
中盤のストリートで小銭稼ぎをする時に歌うんですが、一緒に踊らないのはなぜだろうって・・・。
なんか、いちいち引っかかってしまいましたよ。

中盤のヤンキーに絡まれた辺りの喧嘩ダンスバトルもよくわかんなかったし。
ストーリーとミュージカルが上手く融合できていないように感じました。

キャラクターに共感を持てなかったのもあるかな。
主人公の最後の選択もそれまでがそこに至るほどの生活だったのかなぁって。
今の仕事もやりがいありそうで別に辞めるほどのことでもないでしょうにって。
新しい出会いがあったのは素晴らしいのですが、二人で何かを始めるのも
ちょっと時期尚早ではないのかなって。
静香と一緒に旅するおデブちゃんとフラレ女子もそこまで良き仲間には見えなかったし・・・。
う〜〜ん・・・何だかなぁって。
先に書いたヤンキーに絡まれるシーンも元はおデブちゃんの不注意が原因だし。
フラレ女子のサイコな行動もちょっと違うなぁって感じちゃったし。
催眠術師の御大も結局はイカサマ混じりのエンターテナーだったし。
何だかなぁ・・・。

ただね。
ここら辺は監督の手腕なのでしょうが、ラスト、エンドロールの「タイムマシーンにお願い」が
ミュージカル調に流れている時は楽しい映画だったなぁって思ったり。

ただ、こうやって感想を書いているとやっぱり納得いかねぇなぁって・・・。

そんな感じ。
前作に引き続き矢口監督作品にノレなかった私。
残念無念!!
次回作を楽しみにしておりますぞ。

≪点数≫
  4点
                                           (20.05.10鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)