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No.1804 『タチャ ワン・アイド・ジャック』
No1804 『タチャ ワン・アイド・ジャック』

2019年制作 韓
監督:クォン・オグァン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
伝説の詐欺師「チャッキ」の息子で国家試験準備中の受験生イルチュル(パク・ジョンミン)は、勉強には全く興味がないが、ポーカーの板の上では実力者だ。

≪感想≫
韓国映画「タチャ」シリーズ最新作。
本作は3作目で過去2作品を観たのが2016年か・・・。
覚えてないなぁ・・・。
レビューを読み返すとあまり芳しくなかったみたい。

さてさて・・・。
良かったところ。
バイオレンス色が強かった。
血みどろブッシャーやら暴力描写が派手でした。
賭博、イカサマ師など裏の世界を描いているだけに、きな臭く泥臭く
痛い痛いシーンが連続。
見応えがありましたよ。
僕的には最後のラスボスの手を切り落とすシーンや、悪徳じじいが
メッタ刺しされるシーンとかが◎。

本作の賭博がポーカーだったのも良かった。
前作までは花札の謎のゲームだったのでルールが分からず
そこまで緊張感が伝わんなかったんですよね。
本作のポーカーはルールがわかるので緊張感が伝わって・・・。

ただね・・・。
本作ってそこまでポーカーに重きを置いていなくって。
どちらかと言うと、騙し合い的な側面が強かったです。
ちょっと思い出したのが「オーシャンズ11」シリーズ的な。
コンゲームっていうのかな。
まぁまぁまぁ。

さらに、ただね・・・。
全体的にノリ切れなかった部分もあってさ。
キャラに強さ、カッコ良さを感じなかったんですよね。
本シリーズはイカサマ師のお話なのでもっとプロフェッショナルなキャラが
わんさか出るのかと思いきやそうでもなかったんですよね。
本作ではチームを組んで計画を企てるんですが、それぞれ良い感じなのに、
何となく事の顛末はあっけなく終わっていたり。
首謀者のエックが一番プロフェッショナルで、主人公の師匠的な存在で
一番様になっていたのに、あの最期はないよなぁ・・・。
他のメンバーたちもそこまで活躍できなかったし・・・。
何と言っても主人公のト・イリチュルがとんだダメダメ野郎で。
彼の一挙手一投足で周りのメンバーが迷惑を被る。
彼がなぜあそこまでヒロインに絆されるのかが分からない。
最後の最後まで彼女に寄り添っていくのが何とも情けなくってね・・・。
こいつ、プロ失格だよ!!ってね。
ただ、彼に関してはルックだけは素晴らしかった。
最初は、プライド高い世間知らずで井の中の蛙感がバンバンに出ていたのですが、
中盤ぐらいからスーツをビシッと決めてプロフェッショナル感がビンビン。
ここに関しては素晴らしかったな。

敵キャラが弱かったのも何だかなぁ・・・。
ラスボスのあいつはめちゃくちゃ凄腕のイカサマ師のはず。
クライマックスではひと勝負で決着が付くんです。
それは良いんですが、あまりにも弱すぎやしないかいってな
決着の仕方で。
もっと強くっても良かったのになぁと。
残念な気持ちになりました。

何でしょう、全体的にカッコ良さげで勢いのある作品に仕上がっていて、
最後の着地もとっても良さげで、おぉ、良い作品を観たなぁと感じたりもしたんです。
ただ、序盤、中盤はずっともやもやイライラしていたのも事実で。
よくよく考えると、やっぱなんか違うんだよなぁって・・・。

残念無念。

そんな感じで。
全体的にアガリきれなかった本作。
良い部分もたっくさんあっただけに何だか勿体無かったな。
本シリーズは全体的にそんな感じで終わっちゃいました。

本シリーズは人気漫画が原作。
とりあえず、こっちを読みたいよ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (20.05.09鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)