2020-08-20 Thu

2018年制作 韓
監督:キム・ヨンワン
≪キャッチコピー≫
『絆のために
頂点を目指す!』
≪ストーリー≫
生まれて間もなく韓国からアメリカに養子に出された男(マ・ドンソク)は、かつてアームレスリングでトップになることを志していた。孤独な彼はクラブの用心棒として働いていたが、スポーツマネージャー(クォン・ユル)の甘い言葉に乗せられ、再度アームレスリングに挑戦することを決意して韓国に戻り、実の母親を訪ねる。
≪感想≫
大好きマ・ドンソク兄貴主演作。
スタンダードな良作!!
小さい頃に養子に出されたドンソク兄貴が、アームレスラーになって
韓国に戻ってくることに。
自分を捨てた母親の顔を見に行くと、そこには知らない母子が
住んでいて・・・。
兄貴〜〜〜!!!
観たかったドンソク兄貴がそこにいました!!!
キャラクターがまた素敵!!
朴訥で照れ屋。
心は清い男の中の”漢”!!
あの子供達にハニカミながら対応するシーンとか観ていてめちゃくちゃ微笑ましくって。
内なる闘志を秘めて、自分の存在意義をアームレスリングに叩き込む。
クライマックスの兄貴の心境の吐露はグッとくること間違いなし!!
ボロボロ泣きながら鑑賞してしまいました。
脇を固めるキャラたちも良かったな。
弟分のジンギ。
個人的にはこいつの顔が憎たらしくてキャラ的にも嫌い寄りだったんですが、
ジンギはジンギで抱えているものもたくさんあって。
クライマックス、成長した彼を観て素直に応援したくなったり。
妹のスジンも素晴らしかった。
あの、人生、戦っている感がビンビンで応援したくなる感じ。
子供達もまた可愛らしかったんですよね。
特に娘の方がキュートすぎてね。
この登場人物、全てにちょっとだけ影があって。
それぞれが最後には成長して、クライマックスには一つになる。
間違いない!!
ほんと、グッときまくりでしたよ。
そうそう。
他のキャラたちも色々立っていて楽しかったです。
元チャンピオンのあいつとその弟子2人のタコ入道たち。
ジンギの親父も良かったし、鍼灸師のじいちゃんも良かった。
悪党社長のアイツも良い顔していたなぁ。
お話について。
本作は絆のお話。
ふと思ったのが、僕的なイメージとして韓国の文化って「血」を大事にしているような。
どんな人でも血の繋がりを大事にしていて家族を大事にしていて、
ザ・縦社会というか。
それが本作の繋がりはそうじゃなくって。
確かに人を大事にする部分では一緒なんですが、そこには「血」の繋がりではなく
「絆」を大切にしていてね。
本作に出てくる人たちは皆血が繋がっていない兄弟、兄妹。
「血」なんて関係ないない、そこには彼らだけの「絆」が生まれているんだ。
最後の兄貴のインタビューはボロボロ泣いた。
ほんと良い表情するよねぇ・・・。
本作は劇中でも触れていましたが、大好きシルベスタ・スタローンの
「オーバーザトップ」に影響を受けているようで。
実は僕、観たことないんですよねぇ・・・。
観なきゃなぁ・・・。
そんなこんなで。
お話は王道負け犬映画に家族や絆を描いた傑作。
大好き!!!!
やっぱりドンソク兄貴の作品にハズレなし!!
≪点数≫
9点
(20.05.05鑑賞)
こちらスタローンの「オーバー・ザ・トップ」。
うっすら観たような観ていないような。
観なきゃ!!

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