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No.1775 『サニー 永遠の仲間たち』
No1775 『サニー 永遠の仲間たち』
2011年制作 韓
監督:カン・ヒョンチョル

≪キャッチコピー≫
『人生で一番輝いていた日々が また、やってきた』

≪ストーリー≫
ナミ(ユ・ホジョン)は夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナ(チン・ヒギョン)と思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた。チュナの最後の願いはかつての仲間たちと会うことだった。

≪感想≫
韓国映画。
本作は日本でもリメイクされていて。
このオリジナル作品の方がとんでもなく評判が良くって、いずれ観なきゃなぁと
思いつつ今に至っていまして。
ハードルが高くなっちゃってんだよなぁ。
ただ、やっぱり観たい欲求が勝り鑑賞する事になりました。

さてさて。

いやぁ・・・ボロボロ泣いた・・・。
ノスタルジックでとんでもなく素晴らしい作品。
サニーのメンバーをずっと追い続けていきたい。

お話は、高校生時代と現在を行ったり来たり描き出す作り。
まず、描き方が巧み。
ファーストシーンで主人公のナミの現状を描き出し、道から
歩く女子高生に昔の自分を重ね合わせる。
このシーンだけで少しホロリとさせられてね。

本作はバランスがしっかり取れていて。
現在のサニーのメンバーと過去のサニーのメンバーの描き方が
とっても上手くって。
切り替わりの仕方とかも、とても自然で嫌味もなくあざとさもなく、行ったり来たり。
ここら辺も上手いなぁって。

問答無用で彼女たちの人生に入り込む。
過去の出来事が現在の彼女たちに合わさる瞬間。
一味も二味も見方が変わってくる。
中盤のビデオレターで未来の自分たちへのメッセージが流れるシーンは
ぼろぼろ涙が・・・。
とても苦いんだけどグッとくるシーンでした。

他にも中盤のサニーのメンバーとライバルメンバー(少女時代)との抗争シーンや
現代パートのナミの娘をいじめる奴らとのバトル。
アクションと音楽が見事に融合されたシーン。
楽しかったなぁ・・・。

ナミとジニが打ち解ける屋台のシーンとかも最高。
いつも大人びているジニもやっぱり子供だったんだと思わせるシーンね。
これぞ青春!!

キャラクターがまた見事。
演者さんのルックが何と言っても素晴らしかった。
現在のサニーメンバー。
過去のサニーメンバー。
僕的には過去のサニーメンバーがとっても良かったな。
みんなキャラクターとルックが見事に合っていてね。
ナミのあの田舎から出てきた野暮ったさとか。
チュニの凛々しい佇まいとか。
ジニの口が悪くってあの憎たらしいフェイスとかも最高。
スジのクールな表情とか。
他にも他にも・・・。

とにかく彼女たちが繰り広げる青春シーンはどれもこれも素敵。
もちろん痛いシーンもたくさんあるし、苦いシーンもたくさんあるんだけど
彼女たちとずっと応援したくなるというか。
サニーと敵対する少女時代のメンバーたちのルックも最高だったし。
クライマックスでスジに訪れる悲劇の元凶となるサンミも可哀想だけど
愛しいキャラクターに仕上がっていたり。
全ての女子キャラたちが最高でした・・・。

終わり方。
そしてそこからのエンドロールも良かった。
ハッピーエンドなんだけど、実はしっかりと着地をしていないところがね。
今後の彼女たちを追い続けたくなる。
例えばラストはジニも一緒にダンスをして大円団で終わるのが理想なんですが、
敢えてそれをせず、ただジニが微笑んでいる姿はキチッと映し出す。
そして、エンドロールのその後のスケッチブックの数々。
もうねぇ・・・。
グッときまくりなわけですよ・・・。

ふぅ・・・。
本当に良い作品。

音楽。
本作は音楽も素晴らしかったな。
「time after time」はこれまた問答無用でグッとくる。
鑑賞後、曲を聴きながらこのレビューを書かせてもらってます(笑)

そんな感じで。
とても素晴らしい作品。
最初にノスタルジックと書きましたが、実は個人的に懐かしさは感じなかったかな。
ただ、何度も書きますが、サニーのメンバーをずっと観ていたい。
また彼女たちに会いたくなる。
折を見て見直したい素敵な作品でした!!
おすすめです!!

余談。
鑑賞後、何度も予告編を観てはほろほろり。
泣ける・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (20.03.22鑑賞)


こちら日本版リメイク作。
観るのが怖いなぁ・・・。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)