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No.1765 『(500)日のサマー』
No1765 『(500)日のサマー』
2009年制作 米
監督:マーク・ウェブ

≪キャッチコピー≫
『運命の恋なんて、
あるに決まってる。』

≪ストーリー≫
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。

≪感想≫
1組の男女が出会って別れるまでの過程(500日)を描いたお話。

なるほどねぇと色々考えさせられた作品でした。

この手の作品で思い出したのが「ラ・ラ・ランド」。
あれも一つの出会いと別れのお話でしたよねぇ・・・。
男女それぞれの描き方も似ていたなぁ。

演出について。
本作は時間軸をバラッバラに描いた流れ。
1日目から200日目に飛んでまた50日目に戻って、300日目に進んでは
また70日目に戻り、最後は500日で締めて・・・っつー感じ。
この描き方がまた巧みで・・・。
恋がうまくいっている時のトムを映し出してほっこりさせられていたら、
急に上手くいっていない時のトムを映し出す。
ここら辺の対比の描き方が素晴らしかったです。
恋をする事によって人がどうなっていくのかが、よく描かれていて。
一緒に一喜一憂しておりましたよ。

あとね。
全体的に本作はポップでオシャレな世界観で。
例えば街並みも素敵だったし。
もちろん主演の二人(ジョセフ・ゴードン・レビット&ズー・イー・デシャネル)のルックも素敵だったし。
音楽・キャラクター、どれを取っても小洒落ていてね。
カメラワークとか、二分割に画面を割って映し出すあたりも◎。
先に描いた「ラ・ラ・ランド」のイメージは渋くて大人向け。
本作はポップで大学生ぐらいの年代向けってな感じかな。

中盤の恋をした時のトムが職場に通っていたら周りがミュージカル調になる感じ。
あのシーンは最高でしたね。
人を好きになると羽が生えたように浮かれる感じを見事に描いていて
素晴らしかったです。

余談ですが、ちょっと思い出したのが、関取 花さんの「君の住む街」という
曲を思い出したり。
最近この曲を初めて聞いたんですが、衝撃を受けましたもん。
まぁまぁまぁ。

そうそう。
クロエ・グレース・モレッツ演じるトムの妹がまた素晴らしかったなぁ。
冷静にお兄ちゃんを慰めるあたりがねぇ・・・。
こんな、妹欲しいなぁって。

本作の男女の描き方について。
なんだろう、僕がそんなに恋の達人的な人間ではないので
例えば男性はロマンチストで女性はリアリストなんて話を聞いたことがありますが、
本作を観てそんな事思い出したり。
あと、男性は過去の恋愛を引きずるけど、女性は上書きされていく的な話も思い出したり。
別に二人とも悪い人間じゃないんですよね。
サマーはちょっと小悪魔的な描かれ方しているけど、別にそんなことなくて。
むしろ自由でキュートな女性で。
感じたのが、男性(トム)と女性(サマー)の歩む速度が違っていたんだろうなぁって。
もちろん、千差万別、人によって違うのは分かりますがそんなこと考えました。

本作って、女性から観たらどんな感想を描くのでしょうか。
とっても興味あります。

終わり方も好きな終わり方。
トムは結局、大好きなサマーと別れる事になりますが、最後には素敵な出会いが、
そして字幕には500日→1日へ・・・。
ちょっとクサい演出かもしれませんが、なんだか微笑ましい終わり方でしたよ。
きっと、トムにはまた素敵な相手が見つかるんだろうなぁって。

とにもかくにも。
全体的にポップでオシャレな本作。
時間軸バラッバラで描く演出もフレッシュだったし、お話もとても良かった。
500日って考えると1年と半年ぐらいかな。
それを100分程度に抑えて描いているのも好印象。
とても満足できた素敵な作品でしたとさ。

≪点数≫
  8点
                                           (20.03.07鑑賞)


こちら関取花さんの「君の住む街」。
最近のヘビーローテーション。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)