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No.1776 『プレデター2』
No1776 『プレデター2』
1990年制作 米
監督:スティーヴン・ホプキンス

≪キャッチコピー≫
『狩猟解禁!獲物は人間!』

≪ストーリー≫
麻薬組織の抗争の只中で始まった肉食エイリアンの人間狩りにタフな黒人刑事が立ち向かう。

≪感想≫
以前観た「プレデター」の続編。

前作では大好きシュワちゃんがプレデターとのバトルを繰り広げていて。
筋肉マッチョバトルを堪能させていただきました。

本作はその続編とのことで、大好きシュワちゃんが次はどんなバトルを
繰り広げるのだろうと思ったら・・・。

あれ・・・?
まさかのシュワちゃんがいないじゃん!!

とほほ・・・。

本作の主人公はハリガンという黒人刑事。
演じたのはダニー・グローヴァー。
「リーサル・ウエポン」シリーズのあの人ですね。

さてさて。

むむむ・・・。
なんだか楽しめませんでした・・・。

まずハリガン刑事をあまり応援できなくって。
勝手に行動しては被害者を増やしているだけに見えて・・・。
彼の自由気ままな行動にはちょっと嫌気がさしちゃいました。

お話や展開自体もB級感たっぷり。
なんで?どうして??の連続。
例えばプレデターが現れた理由は何となくわかりましたが、
ピンポイントでこの街のこの場所っつーところがピンとこなくって。
結局、こいつは何をしたいんだ!?って。
描かれる動機と行動が合っていないような・・・。

いつの間にか終わっちゃったなぁ・・・。

もちろん良かった所もあったんです。
プレデターは相変わらず素敵なルックでした。
あいつが使う武器も古代な感じと新時代な感じが見事に融合していて、
さぁ次はどんな事をしでかしてくれんだ感がびんびんで。
とってもワクワクさせられました。

ラストの展開も良かったな。
プレデター集団の地球へ来た理由っぽいのを見せてくれたし、
シリーズ物として今後も続いていきそうな感じも見せてくれたのでね。

そんなこんなで。
本作自体はそこまで好きにはなれなかったんですが、今後の展開への
期待はあったという事で・・・。
とほほ・・・でしたが、次作に期待して終わりにします!!

≪点数≫
  4点
                                           (20.03.25鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1775 『サニー 永遠の仲間たち』
No1775 『サニー 永遠の仲間たち』
2011年制作 韓
監督:カン・ヒョンチョル

≪キャッチコピー≫
『人生で一番輝いていた日々が また、やってきた』

≪ストーリー≫
ナミ(ユ・ホジョン)は夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナ(チン・ヒギョン)と思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた。チュナの最後の願いはかつての仲間たちと会うことだった。

≪感想≫
韓国映画。
本作は日本でもリメイクされていて。
このオリジナル作品の方がとんでもなく評判が良くって、いずれ観なきゃなぁと
思いつつ今に至っていまして。
ハードルが高くなっちゃってんだよなぁ。
ただ、やっぱり観たい欲求が勝り鑑賞する事になりました。

さてさて。

いやぁ・・・ボロボロ泣いた・・・。
ノスタルジックでとんでもなく素晴らしい作品。
サニーのメンバーをずっと追い続けていきたい。

お話は、高校生時代と現在を行ったり来たり描き出す作り。
まず、描き方が巧み。
ファーストシーンで主人公のナミの現状を描き出し、道から
歩く女子高生に昔の自分を重ね合わせる。
このシーンだけで少しホロリとさせられてね。

本作はバランスがしっかり取れていて。
現在のサニーのメンバーと過去のサニーのメンバーの描き方が
とっても上手くって。
切り替わりの仕方とかも、とても自然で嫌味もなくあざとさもなく、行ったり来たり。
ここら辺も上手いなぁって。

問答無用で彼女たちの人生に入り込む。
過去の出来事が現在の彼女たちに合わさる瞬間。
一味も二味も見方が変わってくる。
中盤のビデオレターで未来の自分たちへのメッセージが流れるシーンは
ぼろぼろ涙が・・・。
とても苦いんだけどグッとくるシーンでした。

他にも中盤のサニーのメンバーとライバルメンバー(少女時代)との抗争シーンや
現代パートのナミの娘をいじめる奴らとのバトル。
アクションと音楽が見事に融合されたシーン。
楽しかったなぁ・・・。

ナミとジニが打ち解ける屋台のシーンとかも最高。
いつも大人びているジニもやっぱり子供だったんだと思わせるシーンね。
これぞ青春!!

キャラクターがまた見事。
演者さんのルックが何と言っても素晴らしかった。
現在のサニーメンバー。
過去のサニーメンバー。
僕的には過去のサニーメンバーがとっても良かったな。
みんなキャラクターとルックが見事に合っていてね。
ナミのあの田舎から出てきた野暮ったさとか。
チュニの凛々しい佇まいとか。
ジニの口が悪くってあの憎たらしいフェイスとかも最高。
スジのクールな表情とか。
他にも他にも・・・。

とにかく彼女たちが繰り広げる青春シーンはどれもこれも素敵。
もちろん痛いシーンもたくさんあるし、苦いシーンもたくさんあるんだけど
彼女たちとずっと応援したくなるというか。
サニーと敵対する少女時代のメンバーたちのルックも最高だったし。
クライマックスでスジに訪れる悲劇の元凶となるサンミも可哀想だけど
愛しいキャラクターに仕上がっていたり。
全ての女子キャラたちが最高でした・・・。

終わり方。
そしてそこからのエンドロールも良かった。
ハッピーエンドなんだけど、実はしっかりと着地をしていないところがね。
今後の彼女たちを追い続けたくなる。
例えばラストはジニも一緒にダンスをして大円団で終わるのが理想なんですが、
敢えてそれをせず、ただジニが微笑んでいる姿はキチッと映し出す。
そして、エンドロールのその後のスケッチブックの数々。
もうねぇ・・・。
グッときまくりなわけですよ・・・。

ふぅ・・・。
本当に良い作品。

音楽。
本作は音楽も素晴らしかったな。
「time after time」はこれまた問答無用でグッとくる。
鑑賞後、曲を聴きながらこのレビューを書かせてもらってます(笑)

そんな感じで。
とても素晴らしい作品。
最初にノスタルジックと書きましたが、実は個人的に懐かしさは感じなかったかな。
ただ、何度も書きますが、サニーのメンバーをずっと観ていたい。
また彼女たちに会いたくなる。
折を見て見直したい素敵な作品でした!!
おすすめです!!

余談。
鑑賞後、何度も予告編を観てはほろほろり。
泣ける・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (20.03.22鑑賞)


こちら日本版リメイク作。
観るのが怖いなぁ・・・。

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No.1774 『プレデター』
No1774 『プレデター』
1987年制作 米
監督:ジョン・マクティアナン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
南米某国で行方を絶った重要人物奪還のためにジャングルに潜入する特殊コマンド部隊。だがゲリラを掃討した彼らを待ち受けていたのは宇宙から飛来した肉食異星人プレデターだった。体を透明化させて周囲の風景に溶け込み、どこからともなく牙を向くプレデターに隊員たちは次々に倒されていく。仲間を全て失った隊長シェイファーは、姿なき敵が熱に反応して攻撃してくる事を突き止め、ついに一対一の闘いを挑む。

≪感想≫
古典的名作と行っても過言ではない本作。
大好きアーノルド・シュワルツェネッガーが異星人(プレデター)と
戦うっつーお話。

本作が作られたのが1987年か・・・。
よく土曜ロードショーで放映されていたのを思い出します。
僕も何度か観たことがあるんですが、イメージ的に怖い映画という印象があって。
もしかしたら最後まで観たことないかもなんて・・・。
最近、リブート版も制作されたということで復習がてら1作目から鑑賞する事にしました。

さてさて。

筋肉ゴッチゴチのB級アクション!!
シュワちゃん大祭りじゃい!!

序盤、シュワちゃん率いる部隊が人質奪還のために
一つの集落をぶっ潰す。
これがまた、ド派手にドッカンバッカン大爆発。
繊細さのカケラもなくただただ撃ちまくって殺しまくる。
豪胆!!

そこから一人づつプレデターにハントされてく。
本作はエゲツないグロ描写、バイオレンス描写もふんだんに盛り込まれていて。
ここら辺も「男」くせぇなぁって。
ふと思い出す。
こういう描写があったからこそ、本作に対するイメージが「怖さ」だったんだろうなぁって。
大人になって鑑賞するとそれはアガる要素になっていて。
いやぁ、楽しかった。

そうそう。
本作には「ロッキー」のアポロが出ていました。
こいつがまた、ちょっと憎たらしい野郎でね。
シュワちゃんとのファースト・コンタクトでの筋肉自慢的なシーン。
ムッキムキの上腕二頭筋にうっとり。
最高の筋肉映画じゃん!!

敵キャラのプレデター。
こいつもまた真の「漢」なり!!
人間狩りをしているんだけどこいつは「武」に生きる漢で。
クライマックスのシュワちゃんとのバトルでは。
無手のシュワちゃんに対して己も武器を放り投げ、
力でぶつかるという「漢」ぶり。
あのルックも今でこそ見慣れてしまいましたがインパクト大で◎。
マスクとか武器とかスーツとかもカッコいいんだこれが。

そんな感じで。
男心をがっちり鷲掴みされた本作。
めちゃくちゃ久しぶりに鑑賞しましたが、
十分に楽しむことができました。

さぁ、あと3作品。
ゆっくり時間をかけて観るべし。

そうそう。
そういや、本作はエンドロールも最高だったな。
主要メンバーを一人一人紹介する感じは昔っぽくて大好き!!

≪点数≫
  9点
                                           (20.03.22鑑賞)

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No.1773 『女王陛下のお気に入り』
No1773 『女王陛下のお気に入り』
2018年制作 アイルランド/米/英
監督:ヨルゴス・ランティモス

≪キャッチコピー≫
『ごめんあそばせ、
     宮廷では良心は不用品よ。』

≪ストーリー≫
18世紀初頭のイングランドの人々は、パイナップルを食べることとアヒルレースに夢中になっていた。体の弱いアン女王(オリヴィア・コールマン)の身の回りの世話をする幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が、権力を掌握していた。ある日、宮中に新入りの召使いアビゲイル(エマ・ストーン)がやって来る。

≪感想≫
史実を基にしたお話。

なんとも不思議な演出だったなぁ。
監督はヨルゴス・ランティモスというお方。
以前観た「ロブスター」というヘンテコな作品の監督さん。
なるほどねぇ・・・。
カメラワークとか何となく不思議な使い方だったな。

さてさて。
とにかく3人の女優陣が凄まじかった。
アン女王を演じたオリビア・コールマン。
サラを演じたレイチェル・ワイズ。
アビゲイルを演じたエマ・ストーン。
彼女たちは本作で色々な賞をノミネート、受賞したようで。
納得。
どちらも甲乙つけがたいのですが、僕的にはアン女王が凄かったな。
クライマックスに近づくにつれて半身が付随状態になりながらの生き様。
そして、繊細な心を持った女王像がすごい見応えたっぷり。
凄かったです。

・・・いやいや、他の二人もやっぱり凄かったよ(苦笑)。
素晴らしい役者さんたちですね。

本作のお話は権力闘争。
いつの時代も、どこの国でも起こっているようなお話。
日本で言うと「大奥」的な感じなのかな。
トップの寵愛を受けるために下々の奴らが足を引っ張り合うみたいな。

悪そうな奴がどんどん変わっていく。
最初はサラに対してちょっと不快な気持ちになったり。
最後はアビゲイルに対して、結局こいつも欲にまみれた女性だったんだと
げんなりしちゃったり。
アン王女に関してもかわいそうな女性だなぁと思いつつも、自らの立場を
武器にサラとアビゲイルを使い分けたりとちょっとズルい部分も見えたり。
観ているこっちの心はぐらぐらしっぱなし。
最後はなんだか、全体的に真っ黒い世界だなぁとげんなり・・・。

そんなこんなで。
調べてみると、本作は演者だけでなく作品としても色々な賞にノミネート
されたみたいですね。
確かに良くできたお話でしたもん。
ただ、僕的にはやっぱり主演級の3名の女性を演じた方々のインパクトが
強く、これだけでも観れて良かったなぁと思った次第。
大満足。

≪点数≫
  7点
                                           (20.03.20鑑賞)


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No.1772 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
No1772 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
2020年制作 米
監督:キャシー・ヤン

≪キャッチコピー≫
『極悪をもって極悪を制す。』

≪ストーリー≫
ジョーカーと別れたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は束縛から解放され、街にはびこる悪党が敵意を持つほど暴れまくっていた。謎のダイヤを盗んだ少女をめぐって、裏世界を支配するサイコパス、ブラックマスク(ユアン・マクレガー)と対決することになった彼女は、くせ者ばかりを集めてチームを作り上げる。

≪感想≫
DC映画の「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クインを
主役に据えたスピンオフ的な作品。

大好きアメコミ映画。
最近は公開されては早々に劇場へと足を運んでおります。
本作も例に漏れず公開初日に鑑賞してまいりました。

さてさて・・・。

やっべぇ!!
めちゃくちゃ楽しくって最高!!
大満足な一作に仕上がっておりました。

キャラクターについて。
とにかくマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインがキュートでカッコ良くって最高!!
ルックはもちろんのことめちゃくちゃ動けてアクションもキレッキレ。
サイコパスな性格も見せ方のせいかとても魅力的で。
やっていることは、すっごいダメダメな事も彼女がやると
可愛らしくってね。
とにかく、見たかったマーゴット・ロビー、ハーレイ・クインがそこには
描かれていて。
ず〜〜〜〜っと見ていたいキャラクターに仕上がっておりました。
これだけでもう大満足。
最高じゃないですか。

今回のテーマはハーレイら女性陣が男性から自立するっつー大きなテーマがあって。
ハーレイと共に戦う女性陣。

ハントレス。
僕的には彼女が一番好きなキャラだったな。
あの強いんだけど浮世離れした感じとか、これまたキュートで。
ルックも美しくってカッコ良い。
演じたのはメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
タランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」に出演されていましたね。

ブラックキャナリー。
彼女がクライマックスにはなった必殺技「キャナリー・ボイス??」は
いくらなんでも感が半端ないですが、考えたら、これってアメコミ映画だったんだと
思い出させてこれはこれで最高じゃん。

レニー・モントーヤ。
古臭い言葉ばっかり放つロートル刑事。
特に印象は残っていませんが体術を頑張っていたような・・・。

とにかく、彼女たちがドッカンバッカン敵(=男)をなぎ倒すアクションシーンは
スカッと気持ちが良かったです。

最近、新作「チャーリーズエンジェル」を鑑賞したんですが、
あの作品もVS男的なテーマでしたが、本作のような描き方をしてほしかったな。
観たかったのはこれなんですよ!!

アクションについて。
本作はアクションがめちゃくちゃカッコ良くって。
女性だからって侮るなかれ。
カメラワークや演出、そして彼女たちの頑張りによって素晴らしく見応えのある
アクションシーンに仕上がっておりました。
ハーレイ・クインの体術とか最高だったなぁ。
最後のローラースケートを使ってのカーチェイスシーンとか◎。
中盤の薬をキメてバトルするシーンやバットや巨大ハンマーを使ってのバトルシーン。
一つ一つのシーンがカッコよかったんですよね。
あと、上手く環境を使ってアイディアたっぷりに仕上げていたのも巧みでした。
クライマックスの遊園地でのバトルシーン。
トランポリンや平均台等々を駆使してのアクション。
魅せるアクションシーンの数々は本当に大満足でした。

演出について。
音楽も良かったなぁ。
ポップでロックな音楽はこれまた楽しさを倍増させてくれていて。
本作って結構えげつない描写や、先に触れましたがモラルなんてクソ喰らえ的な
ハーレイさんなので、実は胸糞悪くなりそうな描写たちも、
軽いタッチで見る事が出来たんですよね。
そこら辺も素晴らしかったっす。
世界観や色使いも素敵でした。
本作は製作陣も女性で固められていたらしくって。
そこら辺も影響してかとてもキュートにも感じたんですよね。
冒頭のアニメーションや途中途中で差し込まれる人物紹介字幕もフザけていて楽しかったし。
ほんと、全体的に良い感じ。

とにもかくにも。
大大大大大大大満足の本作。
なんども書きますが、とにかくハーレイ・クインの魅力が大爆発。
もっとも〜〜〜っと見ていたい。
彼女を追い続けていきたい。
ぜひぜひ続編を希望します!!!!

そうそう。
唯一引っかかったのが、ハーレイの居場所を敵にリークしたあのじぃちゃん(ドク)。
あいつだけ制裁を受けていないのはちょっと引っかかったかな。
良いやつだったんですけどねぇ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (20.03.20鑑賞)
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No.1771 『大脱出2』
No1771 『大脱出2』
2018年制作 中/米
監督:スティーヴン・C・ミラー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
海上に浮かぶ監獄からの脱出を果たしたブレスリン(シルヴェスター・スタローン)は、現場から離れて警備会社を設立し、後進の指導をしていた。ある日、スタッフのシューが警備中に失踪する。ほかのスタッフは、彼がコンピューター制御された監獄ハデスにとらわれているのを知り奪還に挑むが、次々と姿を消してしまう。そこでブレスリンは、旧友のデローサ(デイヴ・バウティスタ)の手を借りてハデスに挑む。

≪感想≫
大好きシルベスタ・スタローン主演作。
前作では、これまた大好きアーノルド・シュワルツェネッガーとの豪華共演で
楽しませてくれていて。
僕ももちろん鑑賞。
・・・あれ?
過去のレビューを読み直すとあまり満足できていなかったようでした(苦笑)

続編の出来はいかに!?
さてさて・・・。

・・・あれ??
なんだか、思っていたのと違うんですが・・・。

まず、大好きシュワちゃんが出てないじゃん!!
こちとら、スタローンとシュワちゃんのイチャイチャが観たいんじゃい!!ってなもんで。
本作ではデイヴ・バウティスタが新相方に。
デイヴ・バウティスタと言えば、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のドラッグスが印象的。
元プロレスラーでもありましたね。
僕的には好きな俳優さんです。

それならば、スタローンとバウティスタとのドッカンバッカンイチャイチャキャッキャが
観れるのかと思いきや・・・。

・・・あれ??
なんじゃこりゃ。
そもそも、これってスタローンが主役じゃないっぽい・・・。

確かにスタローンが主役っぽい扱いではあるのですが、
もう一人、シューというキャラクターが頑張っていて。
彼が、ハデスという難攻不落の刑務所で脱獄を企てつつ、
一方ではスタローンが外からハデスを攻め入るっつーお話し。
シューを演じたのはホアン・シャオミンという俳優さん。
調べてみると「イップ・マン 葉問」等に出ていたみたい。
へぇー、へぇー、へぇー。
シューはカンフー使いで、なかなか動けていたので見応えはあったんですが。
ただねぇ・・・。

アクションについて。
カメラワークのせいかめちゃくちゃガチャガチャして、何が何だか
分からなかったのが正直なところ。
シューのカンフーっぽい動きとかもっと巧く観せても良かったのにな・・・。
残念無念。
新相棒のバウティスタも元プロレスラーの体躯を駆使したパワーバトルを
繰り広げるのかと思いきやそうでもなかったし。
ただ、一ヶ所だけめちゃくちゃカッコ良かったシーン。
それは、スタローンがラストバトルでとどめを刺すシーン。
ちょっと、プロレス技っぽくてアガりました!!

お話について。
正直、よく分かんなかったっす。
前作同様、刑務所としては粗っぽく、無敵要塞っぽくないのが玉に瑕。
確かに、メカメカしていてハイテク感満載なんだけど、イマイチ
ノレない監獄に仕上がっていました。
案の定、なんだかんだで脱出できたしね。
とほほ・・・。
まぁそもそも、お話自体も粗挽き感が満載でしたし。
ちょっと、不完全燃焼・・・。

そんなこんなで。
ちょっと梯子を外された感が否めない本作。
なんと、次回作もあるみたい。
次回作もスタローンとバウティスタのコンビのようで。
う~~~ん、二人のコンビプレイをもっと前面に出した作品に
してほしいな。
期待しておりますぞ!!

≪点数≫
  5点
                                           (20.03.17鑑賞)

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No.1770 『ブレイン・ゲーム』
No1770 『ブレイン・ゲーム』
2015年制作 米
監督:アフォンソ・ポヤルト

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
連続殺人事件を追うFBI捜査官(ジェフリー・ディーン・モーガン)と彼の相棒(アビー・コーニッシュ)は、捜査に行き詰まっていた。そこで、同僚だったアナリストで予知能力を持つクランシー博士(アンソニー・ホプキンス)に協力を仰ぐ。まな娘が死んでからひっそりと暮らしていたクランシーは、事件に強く引き付けられ、捜査に加わる。クランシーは、容疑者(コリン・ファレル)に自分よりも優れた予知能力があることに気が付く。

≪感想≫
予知能力者同士のバトル物語。

アンソニー・ホプキンス演じるジョンは元医師で予知能力者。
相対するコリン・ファレル演じるチャールズは連続殺人犯で予知能力者。
この2人の攻防戦が描かれていて。

プロット的には最高に楽しそうな案件。
しかもアンソニー・ホプキンスと言えば、「羊たちの沈黙」シリーズの
ハンニバル・レクター博士!!
サイコちっくな表情は本作でも十分に醸し出されていて。
何を考えているのかちょっと掴みかねるあの表情はドキドキでしたよ。

お話的にはちょいと重めのお話。
最終的なテーマは「安楽死」になるのかな。
観終わった後もひたすらもやもやもやもや・・・。
イマイチすっきりしない終わり方。

結局、チャールズがやっていたことはチャールズなりの正義があって。
観ているこっちも殺人なんだけど全否定できない自分がいて。
最後に、このテーマにどうやって決着を付けるのかと思っていると
以外にあっさりした終わり方。
そして、ジョンに関しても今回の事件があって成長したように見えなかったんですよね。

登場人物たちにもイマイチ、ノレなくって。
例えば、FBIコンビのジョーとキャサリン。
ジョンに対しての対応の荒さったらもう。
特にキャサリン。
彼女も一応、悲しい過去を背負っているのは分かるんですが、
いくらなんでも、失礼な態度を取りすぎ。
最後もジョンのバディ感を醸し出していましたが、なんだか少し
ジャマくさく感じちゃったり。
とほほ。

そんなこんなで。
設定だけはとっても楽しかったので、観終わった後は少し残念。
むむむ・・・なんだかなぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (20.03.15鑑賞)


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No.1769 『音楽』
No1769 『音楽』
2019年制作 邦
監督:岩井澤 健治

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
これまで楽器と縁がなかった不良学生の研二、太田、朝倉は、思いつきでバンドを結成する。ある日、彼らのバンド“古武術”は、“古美術”のメンバーである森田から“坂本町ロックフェスティバル”への出演を提案される。

≪感想≫
アニメ作品。

なんじゃ!!
この作品は!!
とんでもない作品に出会ってしまいました。

不良高校生がタイトル通り「音楽」に出会うっつーお話。

まず、アニメーションがフレッシュ。
クライマックスの音楽シーンは凄かったな。
言葉にするのが難しい部分をアニメーションでカバー。
そこには確かに「音楽」があって。
心の奥底から湧き上がる何かが描かれていて。
クライマックスのライブシーンは思わず笑い泣きしちゃいました。

先ほどからちょっと書いていますが、アニメーションについて。
本作のアニメーションはちょっと初めて観た手法。
調べてみると、実写の動きをアニメーション化するロトスコープという
手法らしくって。
これがすっごい効果的で、少し残像的に動く映像がまた迫力があってね。
あと、そもそもキャラたちのルックは超絶的にアニメチックで
このギャップもまた◎。
最高でした。

なんでしょう。
世界観はすっごいローテンポでお話も正直めちゃくちゃで。
オフビートな空気感と、間もたっっっっっっぷり使う演出。

ただ、「音楽」のシーンになるとそこに映る世界は純度100%。
余計なものを削ぎ落として削ぎ落として「純」なる気持ちが映し出される。
この感じ、めちゃくちゃグッときましたねぇ・・・。
例えば、序盤に3人が初めての「音」を奏でた瞬間のあの感じ。
例えば、クライマックスの研二のシャウトのあの感じ。
すっげぇなぁ・・・。

最後の終わり方も微笑ましかったな。
結局、本作って心の機微を描くのが上手かったなって。
ひたすらローで素朴に進んで「無」の感情から一気に発散させる。
このやり口は上手いなぁってね。

とにもかくにも。
本作って、きっと映画館で観てこそだよなぁ。
多分、お家で観ていたらきっと眠ってたような気もする(苦笑)
素朴なアニメーションとスローな世界観。
だけど、ここぞというところで爆発される才能と感情と情熱!!!!
最高じゃん!!!!

良きアニメ映画でした。

≪点数≫
  8点
                                           (20.03.14鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1768 『ミッドナイト・イン・パリ』
No1768 『ミッドナイト・イン・パリ』
2011年制作 スペイン/米
監督:ウディ・アレン

≪キャッチコピー≫
『真夜中のパリに
     魔法がかかる』

≪ストーリー≫
ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……。

≪感想≫
ウディ・アレン監督作品。

アメリカ人の脚本家ギル・ペンダーがフランスパリにてタイムスリップするっつー
不思議なお話。

ギルがタイムスリップするのは1920年代。
ヘミングウェイやらダリやらピカソやら。
知った、聞いた名前がたっくさん。
僕がもっとその時代の方々やその世界の人たちの事を知っていれば
もっと心踊ったんですが。
それでも、やっぱりワクワクはしましたよ。
次はどんな名前が出てくるんだ的な・・・。

ちょっと話は変わりますが、原田マハさんの小説たちを思い出したな。
芸術家を描いているあたりがね。

とにかく、かつての有名芸術家たちが出てきたのは良かったな。

フワフワ夢見心地感が溢れていたのは、フランスというお国柄なのか
タイムスリップという設定のせいか。
良くわかんないお話も心地良さが優っていてね。

そうそう。
本作に出ていた、レア・セドゥーがなんだか魅力的だったなぁ。
とても良いキャラクターでしたよ。

あと、お話について。
ギルは昔にタイムスリップして、彼は古き良き時代と妄想する。
ただ、過去の人たちはさらに過去を想い古き良き時代へ募らせる。
はたと気付く。
何かを生み出すには過去を積み上げて現在(いま)しかできないんだと。
所詮過去に戻ろうとも、大切なのは現在(いま)なんだと。
上手く言い表せないけどそんな事考えました。

そんな感じで。
とてもオシャレで軽やかな恋物語と成長譚。
また観ても良いかも。
とりあえずパリに行ってみたいなぁ・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (20.03.13鑑賞)

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No.1767 『マイル22』
No1767 『マイル22』
2018年制作 米
監督:ピーター・バーグ

≪キャッチコピー≫
『世界をダマす 究極のミッション』

≪ストーリー≫
人類にとって非常に危険な物質が、何者かに奪われる。その行方を知るリー・ノアー(イコ・ウワイス)が、重要参考人としてインドネシアのアメリカ大使館に保護される。彼の命を狙って多数の武装勢力が迫っていることがわかり、国外に脱出させるため、ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)率いるCIAの機密特殊部隊が、大使館から空港までの22マイルを護衛することになる。

≪感想≫
マーク・ウォールバーグ主演作。

アメリカの秘密部隊の面々。
次のミッションは重要参考人を護衛するっつーお仕事。

秘密の舞台を聞くと最近観た、Netflixのオリジナル映画「6アンダーグラウンド」なんぞを
思い出したり。
ただ、本作に関してはちょっとビターというかシニカルというか
バイオレンスエグめの作品に仕上がっておりました。

出てくる奴らもめちゃくちゃ口が悪かったですもんね(苦笑)
クールさとはほど遠いキャラクターたちでしたよ。

アクションについて。
本作には「ザ・レイド」のイコ・ウワイスが出演していて。
彼の体術(恐らくシラット)は半端なくって、本作でもそのアクションは健在。
めちゃくちゃカッコ良かったです。
しかもバイオレンスエグめな演出も相まって痛々しさも倍増。
ひぇ~~~・・・。
ガンアクションも良かったな。
スパニッシュ系のアイツ(ダグラス?)の殉職シーンとかカッコ良かったっす。

先に書きましたが、ビターな雰囲気。
舞台が東南アジアのどこか(国は忘れてしまいました)というのもあって、
ルックも凄いザラザラしていて良かったな。

お話については、良くできているようでむむむ。
ジェームズたちがあんなに、簡単に逃げられるわけないし、
あれほどたくさんの敵に囲まれているにも関わらず、銃弾が全然当たらないのも
よく分かんない。
よくよく考えると上手くいきすぎてんよなぁって。
まぁまぁまぁ。

オチについて。
本作はドンデン返し系の着地。
正直、全然予想だにしなかった展開にめちゃくちゃ驚かされました。
そう。
確かに驚かされたんです・・・。
ただ、この終わり方には少しモヤっとしていて。
もう一波乱欲しかったな。
派手な場面も多かったんですが、何となく起伏が落ち着いていたように
感じたんですよね。
あと、やっぱり、主役がガツンと敵をやっつける的な着地にして欲しかったなって。
それは、続編に期待なのかな。
それとも、はなっから2部作で考えていたのかな。

そんな感じで。
バイオレンスたっぷり、アクションたっぷりの本作。
続編がきっと作られるでしょう。
楽しみにまっておりますぞぃ!!!!

≪点数≫
  6点
                                           (20.03.11鑑賞)

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No.1766 『ハンターキラー 潜航せよ』
No1766 『ハンターキラー 潜航せよ』
2018年制作 英
監督:ドノヴァン・マーシュ

≪キャッチコピー≫
『そこは音だけが《見える》戦場』

≪ストーリー≫
ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が艦長を務めるアメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーに、ロシア近海で行方不明になった同海軍原潜の捜索命令が下る。やがてハンターキラーは、沈没したロシア海軍の原潜を発見し、生存していた艦長を捕虜として拘束する。さらに、ロシアで極秘偵察任務にあたるネイビーシールズが、世界の命運を左右する巨大な陰謀をつかむ。それを受けてハンターキラーは、敵だらけのロシア海域に潜航する。

≪感想≫
ジェラルド・バトラー主演の潜水艦バトル映画。

僕的にジェラルド・バトラーは無敵キャラ。
あんまりピンチになるイメージがなくって。
本作の彼ももれなく完璧なキャラクターでした。

さてさて。
潜水艦バトル作品かと思えば、平行でネイビーシールズの地上戦が繰り広げられる。
てんこ盛り感がハンパない楽しいエンタメ作品に仕上がっておりました。

潜水艦パート。
潜水艦バトルはイメージ的に一発食らったらアウト的な印象があるので、
そこに至るまでの過程を楽しむ感じ。
いかにして敵に見つからないか。
いかにしてミサイルを避けるのか。
いかに潜航するのかを楽しむということで。
もちろん楽しいんですが、確かにこれだけだと興味が持続しないんです。

そこで本作はもう一味加えていて。
それが、ネイビーシールズが活躍する地上戦。

この二つのパートを巧みに描き分け緊張感が持続するお話に。
満足満足。

僕的には地上戦パートが良かったな。
あの、ロシア大統領を逃がすくだりで、万事休すからの
スナイパー登場的な。
あと、何名か犠牲者がしっかりと出ているのも緊張感と
絶望感が増して見応えたっぷりに。

物語について。
最初はロシアVSアメリカの第三次世界大戦のお話かと思えば、
そこから少し世界観を小さくしてロシアのクーデターの鎮圧を
アメリカがするっつーお話に仕上がっていて。

そりゃそうか。
一方的にロシアを悪者に仕立て上げるのは良くないか・・・。
最後はロシア人たちもヒーロー的に仕上げた着地になっておりました。
なるほどねぇ・・・。

そんな感じで。
緊張感大爆発でいろんなバトルシーン盛りだくさんの本作。
そこまで期待はしていなかったんですが、すっごい満足させられた
エンタメ大作でした!!

≪点数≫
  8点
                                           (20.03.08鑑賞)

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No.1765 『(500)日のサマー』
No1765 『(500)日のサマー』
2009年制作 米
監督:マーク・ウェブ

≪キャッチコピー≫
『運命の恋なんて、
あるに決まってる。』

≪ストーリー≫
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。

≪感想≫
1組の男女が出会って別れるまでの過程(500日)を描いたお話。

なるほどねぇと色々考えさせられた作品でした。

この手の作品で思い出したのが「ラ・ラ・ランド」。
あれも一つの出会いと別れのお話でしたよねぇ・・・。
男女それぞれの描き方も似ていたなぁ。

演出について。
本作は時間軸をバラッバラに描いた流れ。
1日目から200日目に飛んでまた50日目に戻って、300日目に進んでは
また70日目に戻り、最後は500日で締めて・・・っつー感じ。
この描き方がまた巧みで・・・。
恋がうまくいっている時のトムを映し出してほっこりさせられていたら、
急に上手くいっていない時のトムを映し出す。
ここら辺の対比の描き方が素晴らしかったです。
恋をする事によって人がどうなっていくのかが、よく描かれていて。
一緒に一喜一憂しておりましたよ。

あとね。
全体的に本作はポップでオシャレな世界観で。
例えば街並みも素敵だったし。
もちろん主演の二人(ジョセフ・ゴードン・レビット&ズー・イー・デシャネル)のルックも素敵だったし。
音楽・キャラクター、どれを取っても小洒落ていてね。
カメラワークとか、二分割に画面を割って映し出すあたりも◎。
先に描いた「ラ・ラ・ランド」のイメージは渋くて大人向け。
本作はポップで大学生ぐらいの年代向けってな感じかな。

中盤の恋をした時のトムが職場に通っていたら周りがミュージカル調になる感じ。
あのシーンは最高でしたね。
人を好きになると羽が生えたように浮かれる感じを見事に描いていて
素晴らしかったです。

余談ですが、ちょっと思い出したのが、関取 花さんの「君の住む街」という
曲を思い出したり。
最近この曲を初めて聞いたんですが、衝撃を受けましたもん。
まぁまぁまぁ。

そうそう。
クロエ・グレース・モレッツ演じるトムの妹がまた素晴らしかったなぁ。
冷静にお兄ちゃんを慰めるあたりがねぇ・・・。
こんな、妹欲しいなぁって。

本作の男女の描き方について。
なんだろう、僕がそんなに恋の達人的な人間ではないので
例えば男性はロマンチストで女性はリアリストなんて話を聞いたことがありますが、
本作を観てそんな事思い出したり。
あと、男性は過去の恋愛を引きずるけど、女性は上書きされていく的な話も思い出したり。
別に二人とも悪い人間じゃないんですよね。
サマーはちょっと小悪魔的な描かれ方しているけど、別にそんなことなくて。
むしろ自由でキュートな女性で。
感じたのが、男性(トム)と女性(サマー)の歩む速度が違っていたんだろうなぁって。
もちろん、千差万別、人によって違うのは分かりますがそんなこと考えました。

本作って、女性から観たらどんな感想を描くのでしょうか。
とっても興味あります。

終わり方も好きな終わり方。
トムは結局、大好きなサマーと別れる事になりますが、最後には素敵な出会いが、
そして字幕には500日→1日へ・・・。
ちょっとクサい演出かもしれませんが、なんだか微笑ましい終わり方でしたよ。
きっと、トムにはまた素敵な相手が見つかるんだろうなぁって。

とにもかくにも。
全体的にポップでオシャレな本作。
時間軸バラッバラで描く演出もフレッシュだったし、お話もとても良かった。
500日って考えると1年と半年ぐらいかな。
それを100分程度に抑えて描いているのも好印象。
とても満足できた素敵な作品でしたとさ。

≪点数≫
  8点
                                           (20.03.07鑑賞)


こちら関取花さんの「君の住む街」。
最近のヘビーローテーション。

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No.1764 『THE GUILTY/ギルティ』
No1764 『THE GUILTY/ギルティ』

2018年制作 デンマーク
監督:グスタフ・モーラー

≪キャッチコピー≫
『事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>』

≪ストーリー≫
警察官のアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件を機に現場を離れ、緊急通報司令室のオペレーターとして勤務していた。交通事故の緊急搬送手配などをこなす毎日を送っていたある日、誘拐されている最中の女性から通報を受ける。

≪感想≫
ワンシチュエーションで撮られた本作。

緊急連絡案内室のオペレーターのもとに一本の救済要請電話が・・・。
対応しているうちに二転三転四転。

流れている映像はオペレーションルームだけなのにひりつく空気。
あふれ出る緊張感は半端なくって。

サスペンス的なお話からホラー的な展開に。
なるほどねぇ・・・。
最後の最後まで飽きることなく鑑賞させていただきました。

中盤に盛り上がりを見せて、最後は他人の事件から
自らの事件に落とし込む。
ググッとのめり込ませる展開が素晴らしかったです。

ただ、ちょっとオチが弱かったかな。
もっとド派手な着地でも嬉しかったっす。
本作はデンマーク映画。
あまりイメージがないですが、世界観は少し沈んでいて、どちらかというと
「陽」ではなく「陰」な感じ。
これはこれでアリなのかな。

演出やセリフ回しが巧いのか、電話で話している相手の状況や感情が
画に浮かぶんですよねぇ。
見応え、聴き応えたっぷりに仕上がっておりました。

そんな感じで。
ワンシチュエーション作品はなかなかお目にかかれない。
少し思い出したのが「search/サーチ」。
あれもフレッシュな演出で素晴らしかったなぁ。
本作も巧みな作品といった感想。
観て損はないんじゃないでしょうか。

≪点数≫
  7点
                                           (20.03.01鑑賞)

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