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No.1759 『少林少女』
No1759 『少林少女』
2008年制作 邦
監督:本広 克行

≪キャッチコピー≫
『彼女に日本は狭すぎる。』

≪ストーリー≫
祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行った凛(柴咲コウ)が3000日の厳しい修行に耐え帰国すると、道場は潰れ兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。単独で少林拳を広めようと決意した凛は、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人になる。チームは勝ち進み、道場再建に向け着々と準備は進んでいくが……。

≪感想≫
タイトルから連想される作品。
そう、大好き「少林サッカー」!!

僕はこの作品が大好きで。
昔、「少林サッカー」を劇場で観た時に、鑑賞しているみんなが
ゲラゲラ笑い声をあげながら鑑賞していて。
なんでしょうこの一体感。
もの凄い楽しくって貴重な映画体験をしたんです。
それもあって、「少林サッカー」は結構、僕的に特別な作品になっていてね。
その「少林サッカー」の監督であるチヤウ・シンチー。
彼が本作のエグゼクティブプロデューサーに名を連ねていて。

なるほど・・・。
本作は「少林サッカー」の日本版的な位置付けなのか!!
こりゃ、観ない訳にはいかないでしょう!!

ただなぁ・・・。
実は本作の存在は以前から知っていて・・・。
めちゃくちゃ評判悪かったんだよなぁ・・・。

そんなこんなでおっかなびっくりやっとこさ鑑賞することに・・・。

さてさて。
・・・なんだ!!この映画は!!!
全然楽しくなぁ~~~~い!!!!

ジャンルや物語が破綻している。
例えば最初は少林少女がラクロスを始めてスーパーヒーロー的になる
スポ根ものかと思いきや・・・。
例えば中盤からは少林拳を使ったバトルアクションものになるかと思いきや・・・。
最後の着地はまさかのスピリチュアルなジャンルに・・・。
思わずお口あんぐり・・・。
なんじゃこりゃこりゃ。

そもそもラクロスの意味はあるのか??
これでは別にサッカーだろうがバレーだろうが何でも良くって。
もっというと、スポーツじゃなくても良いんじゃね!?
とほほ・・・。

女子大生の友情を描きたかったとしても中途半端・・・。
急に仲が悪くなったり良くなったり。
途中の描きこみがないためか、全ての展開が急に感じちゃって・・・。
仲間たちが少林拳をやる件もよく分かんないし。
これまたお口あんぐり・・・。

少林拳をやることであれだけラクロスが劇的に強くなるのもピンとこない。
100歩譲って主人公(凛)だけがスーパープレイヤーになるのは分かるんです。
だって、彼女は少林拳の達人なんですから。
それが、普通の女子大生がちょっと少林拳を習っただけで、あれだけ凄くなる
意味が分かんない・・・。
いくら何でもそりゃないよ・・・。
めちゃくちゃ萎えちゃいましたよ。

敵の仲村トオル演じる学長の立ち位置もよく分かんない。
冒頭で「力」より「美」を求めている的なお話をしていたのに、
いざふたを開けると「力」のある奴とバトルしたい的な展開に、
これまた口あんぐり。
しかも、それならそれで凛とすぐバトルすればいいのに、多勢で凜を襲うという謎の行動。
むむむ・・・よく分かんないなぁ。
しかも、こいつって結構な悪党なのに最後に改心したからそれまでの
悪行がチャラになっている感もピンとこないし。
なんだかなぁ・・・。

アクションもダサかったな。
そもそものやる気や魅せる気がないせいか安易にCGに頼ったり。
しかもそのCGがめちゃくちゃダサくって・・・。
逆にカンフーや少林拳をバカにしているんじゃないかと思うぐらい・・・。

全てダメダメな本作。

唯一良かったところ。
ナインティナイン岡村さんのアクションシーンだけは観ていて楽しかったです。
ファンだからかな(苦笑)

それ以外はとほほ・・・。

あと、ふと思ったのが声について。
なんかアテレコしているっぽい作りで、違和感ありあり。
あれってどういう仕組みなんだろう。
地声じゃない感じがしたんだよなぁ・・・。

そんなこんなで。
久しぶりに酷評オンパレードな作品に出会いました。
巷の評判にウソ偽りなし!!
今年ワースト級のトホホな作品でしたよ。
残念!!

≪点数≫
  2点
                                           (20.02.16鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)