2020-03-30 Mon

2019年制作 仏
監督:ジェレミー・クラパン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
体から切り離された手が、まるで意志を持つようにパリを縦横無尽に動き回り、もとの体の持ち主であるピザ配達人のナウフェルを求めてさすらっていた。手は、ネズミやハトに追いかけられたり、ゾッとするような体験をしたりする。さらに手が何かに触れると、ナウフェルの幼いころの思い出や恋心がよみがえる。
≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
フランス発アニメーション作品。
手が自分の体を探して冒険するっつーお話。
いわゆる「アダムス・ファミリー」のハンド君的な。
正直、内容に関しては哲学的と言いますか、よく分かんない部分も多々あって。
アートな感じ。
例えば日本のアニメとは違うタッチ。
例えばピクサーやディズニーとも違うタッチ。
世界観爆発のいかにもフランスっぽ〜〜い画風というか。
以前観た「ベルヴィル・ランデブー」とか「イリュージョニスト」を
彷彿とさせていましたよ。
ポップではなくアート的な・・・。
う~~ん、伝わんないか(苦笑)
お話に関しても少し沈んだ感じ。
主人公のナウフェルは自分のせいで両親を亡くしてしまったという過去を持つ男。
冒頭、彼の片腕が切り落とされるシーンから始まって。
そこから彼の過去を回想しながら、片腕の冒険が始まっていく。
徐々に彼の過去が映し出される。
今に繋がる少しだけ切ない過去。
そしてあのクライマックス。
決して最良の終わり方とは言えないかもしれないけど、
少しだけ軽くなったというか、明るくなったというか。
きっと、彼の未来は今よりも明るくなるんじゃないかなという終わり方に感じました。
沈んだ心が浮上していくようなね。
そんな感じで。
芸術、アート的に素晴らしかった作品。
ちょっと切なかったですが、もっと観ていたかったな。
上手く言えないんですが少しだけ温かさを感じた良作でした。
余談。
本作、アカデミー長編アニメーション賞にノミネートされたみたい。
恐らく受賞は難しいかと思いますが、この芸術性はとても素晴らしいと
感じました。
あとは僕にもっと読解力があれば・・・。
反省・・・。
そして絶望・・・。
≪点数≫
6点
(20.01.14鑑賞)

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