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No.1737 『失くした体』
No1737 『失くした体』

2019年制作 仏
監督:ジェレミー・クラパン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
体から切り離された手が、まるで意志を持つようにパリを縦横無尽に動き回り、もとの体の持ち主であるピザ配達人のナウフェルを求めてさすらっていた。手は、ネズミやハトに追いかけられたり、ゾッとするような体験をしたりする。さらに手が何かに触れると、ナウフェルの幼いころの思い出や恋心がよみがえる。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

フランス発アニメーション作品。

手が自分の体を探して冒険するっつーお話。
いわゆる「アダムス・ファミリー」のハンド君的な。

正直、内容に関しては哲学的と言いますか、よく分かんない部分も多々あって。

アートな感じ。
例えば日本のアニメとは違うタッチ。
例えばピクサーやディズニーとも違うタッチ。
世界観爆発のいかにもフランスっぽ〜〜い画風というか。
以前観た「ベルヴィル・ランデブー」とか「イリュージョニスト」を
彷彿とさせていましたよ。
ポップではなくアート的な・・・。
う~~ん、伝わんないか(苦笑)

お話に関しても少し沈んだ感じ。
主人公のナウフェルは自分のせいで両親を亡くしてしまったという過去を持つ男。
冒頭、彼の片腕が切り落とされるシーンから始まって。
そこから彼の過去を回想しながら、片腕の冒険が始まっていく。
徐々に彼の過去が映し出される。
今に繋がる少しだけ切ない過去。

そしてあのクライマックス。
決して最良の終わり方とは言えないかもしれないけど、
少しだけ軽くなったというか、明るくなったというか。
きっと、彼の未来は今よりも明るくなるんじゃないかなという終わり方に感じました。

沈んだ心が浮上していくようなね。

そんな感じで。
芸術、アート的に素晴らしかった作品。
ちょっと切なかったですが、もっと観ていたかったな。
上手く言えないんですが少しだけ温かさを感じた良作でした。

余談。
本作、アカデミー長編アニメーション賞にノミネートされたみたい。
恐らく受賞は難しいかと思いますが、この芸術性はとても素晴らしいと
感じました。

あとは僕にもっと読解力があれば・・・。
反省・・・。
そして絶望・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (20.01.14鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1736 『アイリッシュマン』
No1736 『アイリッシュマン』

2019年制作 米
監督:マーティン・スコセッシ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)と知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

ロバート・デニーロ、ジョー・ペシ、アル・パチーノ共演作!!
監督はマーティン・スコセッシ!!
内容はもちろん裏社会もの!!

好きすぎるベテラン俳優たちの豪華共演。

本作は実話を基に作られた作品で。
時は1950年代〜70年代。
老人ホームにてフランク・シーランという男が
自分の過去を語り出す。
それは自分とマフィアとの関わりについてだった・・・。

派手な演出もなくひたすら地味に流れるお話。
マフィア・ギャング映画なのでドンパチ的な抗争がありそうですが
本作はそれが全くなく。
ある意味穏やかに物事が進んでいく。
飽きが来そうなんだけど、ひたすら没頭できたのは、
キャラがしっかりと立っているという事と、所々で
起こるショッキングな出来事がムムムと唸らせる。
巧いなぁ・・・。
なんでしょう、マフィアの世界と政治の世界が当たり前のように
混在していて。
これって本当のお話なんだよなぁと興味深くなったり。
あと、フランクが人を殺していくシーンが多々出てくるんですが、
これがまた良い意味であっさりしていて、これはこれでめちゃくちゃ
泥臭いんだけどプロっぽくて良かったんですよね!!

キャラについて。
主人公のフランクは「義」の男。
パシリから汚れ役までなんでもござれの泥臭い仕事をこなす男。
ただ、そこに芯の太さと人間としての太さが見え隠れして、シブかったです。
まぁ、演じたロバート・デニーロのルックの力強さもあったからなんでしょうけどね。

そうそう。
ルックで言えば本作のオヤジ達はファッションもカッコ良かったな。
スーツをバシッとキメる出で立ちは見ごたえがありましたよ。

アル・パチーノ演じるジミー・ホッファももちろん実在の方。
徐々に追い詰められて雁字搦めになっていく感じが観ていて辛かったなぁ。
唯一のカタギ的なキャラクターでね。
カリスマ政治家っぷりがカッコ良かったです。

そして僕的MVPのジョー・ペシ演じるラッセル。
あの大物感。
そしてひたすら冷静沈着で寡黙。
ルック的には小柄でひ弱そうなのに醸し出される渋み。
彼に関しても芯の強さがドンと溢れ出ていてね。
上記三人がワイワイキャッキャとやっているのがもう観ていて飽きがこないわけです。
大満足・・・。

そんなこんなで。
いぶし銀スターたちの哀愁漂う大傑作。
このメンバー、このテーマで集まることはもうない事でしょう。
そんな事を思うと改めてグッとくる。
3時間半の長尺ながらも飽きずに観れた傑作。
巧みな俳優と巧みな監督の集大成的作品。
ぜひご堪能あれ。

もひとつそうそう。
本作はNetflix配信作品。
本作を鑑賞後、流れで30分くらいのインタビューVTRも鑑賞。
そこに映る四人のベテランたち。
デニーロ、ジョー・ペシ、アル・パチーノ、そしてスコセッシ。
素敵なおじいちゃんたちが楽しそうにイチャイチャしている姿は、
微笑ましくもカッコ良くって。
こんな風になりたいなぁと・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (20.01.13鑑賞)
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No.1735 『パーフェクション』
No1735 『パーフェクション』

2018年制作 米
監督:リチャード・シェパード

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
かつて将来を有望視されていた天才チェロ奏者の女性が元恩師を訪ねるが、そこには別の才能豊かな愛弟子がいた。互いの音楽のセンスを称賛し、それぞれの想いを交流させる二人。しかし、それは誰もが予想のつかない展開へと転がっていく。この演奏の主導権は誰にあるのか。

≪感想≫※とてつもないネタバレあり。
Netflixオリジナル映画。

二転三転スリラー作品。

こちらはネタバレ厳禁作品ですので、未見の方は鑑賞後にお読みください。

さてさて。

かつての天才チェリストの女性(シャーロット)が昔の恩師の元へ尋ねる。
そこには、もう一人の天才チェリスト(リジー)がいた・・・。

本作は二転三転、どんどん先が変わっていくサスペンス的な手法を使っていて。
とにかく先の展開が読めない作り。

そして演出的に作中で2度ほど時間軸を戻す演出があって。
実はあの時はああだったんですよ的な。
そのやり方が本作に関してはとてもハマっていたように感じました。
それまで感じていた違和感がこの演出によって納得させられたというか。
例えば最初の展開。
それまでリジーがめちゃくちゃ気が狂ったようなキャラになっていて、
いくら何でもそこまで体調が悪いだけで取り乱すかねぇってちょっとイラッと
していたんですが、彼女は幻覚を見ていたんですね。
なるほどなるほど。
そんな感じで、見ごたえのある演出は◎。

物語について。
オチがとんでもなくサイコ。
最後に復讐を遂げた二人。
それぞれ片腕となって一人は弓を弾き、一人は弦を押さえる。
二人で完全なる演奏をして物語は終える。
鑑賞者は敵であるアイツ。
ルックは両手両足を切り落とされ目は塞がれた状態。

インパクト重視な終わり方は流れ的には納得いくものではありませんでしたが
なるほどねぇと。
一気に本作の世界観を確定させたラストでした。

作りや展開はとても楽しめた本作。
一つだけピンとこなかったのが、シャーロットがリジーを助けるために
片腕を切り落とさせるのはやっぱり違うんじゃないかと。
リジーも復讐の対象ならいいんですが、そこまでする事ないだろうって。
もっと他の方法があったろうって。
物語に盛り上がりをというのもわかるんですが、ちょっともやっとしちゃいました。

そんなこんなで。
二転三転どんでん返し系が好きな方は楽しめる作品に仕上がっていました。
オチもこの手の作品にしてはブラックな感じだったので、その辺も見所の一つ。
アイディアはとても良かったですよ。
マイナーチックでしたが何気に楽しめました。

≪点数≫
  6点
                                           (20.01.12鑑賞)
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No.1734 『パラサイト 半地下の家族』
No1734 『パラサイト 半地下の家族』

2019年制作 韓
監督:ポン・ジュノ

≪キャッチコピー≫
『全員失業中の一家が目指す、高台の豪邸。
そこは、最高の就職(パラサイト)先――!?』

≪ストーリー≫
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。

≪感想≫※とんでもないネタバレあり
ポン・ジュノ監督最新作。

本作はカンヌ国際映画祭にて韓国映画初となるパルム・ドールを受賞していて。
評判もめちゃくちゃ良くって、信頼ある評論家の皆さんが激推ししている本作。

僕もめちゃくちゃ楽しみにしていて、公開2日目にいざ劇場にて鑑賞してまいりました。

さてさて。

うわ!!
なんだこの先の読めない展開の連続!!
起承転結しっかりしていて、笑ったり、ハラハラしたり、げんなりしたり、ドキドキしたり。
これぞエンターテイメント!!
素晴らしい傑作の誕生だ!!

ポン・ジュノ監督がネタバレ厳禁的なメッセージを流していましたので、
観ていない方は読まないように注意してくださいね。

とりあえず、観て損はない傑作でした!!

さてさて、ここからはネタバレ感想を。

まず、お話が段違いに面白かった。

貧乏人の一家が金持ちの家にパラサイトしていくつーお話。
まずは長男のギウが家庭教師として潜入成功。
その後、妹のギジョンがギウの紹介で潜入。
そこから父親キムが運転手として。
母親が家政婦として金持ち一家(パク一家)にパラサイト。
序盤は徐々に、そして巧みに侵食していく様がエンタメ的でとても楽しくって。
こりゃこのままパク一家を乗っ取って家庭を壊していくんだろうなぁと思っていたら・・・。
第三勢力の登場!!
まさかの元家政婦も同じくパラサイト組だったっつーサプライズ!!
こりゃまた驚きました。
この物語の二転三転していく物語は見ごたえ抜群。
思い返すとこれでまだ中盤に差し掛かるぐらいだっつーからねぇ・・・。
僕的に、ここら辺まで鑑賞していると、
「楽しいんだけど、結局はどいつもこいつも悪党なんだよなぁ」
なんてモヤっとしていて・・・。
そんな事を思っていたらまた物語のトーンが激変。
このパラサイト組の社会における立ち位置やそこに至る人間の想い。
そんなのを観せられると切なくなったりね。
キムとギウの会話。
キムはもう人生に諦めていてね。
物事を計画するからダメなんだと。
そもそも計画なんてしなくって、その日暮らしで良いんだよ的なね。
そこに夢を持ったり希望を持ったってそんな夢のような話なんてないんだという
悪い意味で達観している諦めのキム。
その彼の語りと表情が全てを物語っていてめちゃくちゃ切なくなってねぇ・・・。
そこから物語は佳境を迎えます。
クライマックスのパーティーシーンは本当にそれまでの想いや鬱屈が爆発した感じ。
ただ、そこにカタルシスや気持ち良さはなくってね。
ただただ、この社会にはびこる問題とかそこで過ごす人たちの沈んだ気持ちが
観ているこちらにのしかかる。
いやぁ、本当に凄い。
先に書きましたが起承転結が本当にしっかりしてました。

エンタメでありホラーでありサスペンスでありヒューマンドラマでもある。
何度も書きますが本当に凄いですねぇ・・・。

演出も手を替え品を替えで素晴らしかった。
パク家で描かれるドタバタ劇。
同じ画面で右往左尾しているのは緊張感があって、手に汗握るとはこの事。
誰かが言っていましたが、ドリフの全員集合的画作り。
巧みです。
他にもモールス信号の件とか。
パク家の愛息子ダソンの立ち位置とか。
あの子供が故のキム一家の匂いが一緒という気づきや、昔、幽霊をみて気絶した的な件とか
これまた巧みだなぁと・・・。

いやはや書きたいこと、喋りたいことがいっぱい。
この熱量のまま誰かと語りたいよ〜〜!!!

そんな感じで。
エンタメとしても素晴らしくって最後は現在の社会問題を投げかけて終わるのあたりは流石。
これを観た色んな方が「万引き家族」「アス」あたりとカブっているという感想がちらほら。
やはり世界はそんな格差社会がはびこっているんでしょう。
なんだか切ない・・・。
じゃあどうすれば良いのかと今も考えている・・・。

大傑作の誕生です!!

〈追記〉
本作は、アカデミー作品賞を受賞!!!!!!!
非英語作品、ひいてはアジア映画で初となる快挙を達成!!!!
いやぁ~~~めでたいめでたい。
ポン・ジュノ監督の受賞後のスピーチは本当にグッときたなぁ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (20.01.11鑑賞)
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No.1733 『ジュマンジ/ネクスト・レベル』
No1733 『ジュマンジネクスト・レベル』

2019年制作 米
監督:ジェイク・カスダン

≪キャッチコピー≫
『これ、無理ゲーってレベルじゃねえぞ。』

≪ストーリー≫
ジュマンジをクリアして2年。大学生になったスペンサーは、破壊したジュマンジを修理しようとして再びゲームの中に吸い込まれる。ベサニーたちもジュマンジにログインするが、バグったゲームの世界ではキャラクターが入れ替わり、スペンサーの祖父たちもジュマンジの中に入ってしまう。そして新たに砂漠や氷山などのステージが追加されていた。

≪感想≫
ジュマンジ」シリーズ最新作。

1995年に1作目が製作された本シリーズ。
最初はボードゲームで起こることが実社会でもおこるっつープロット。
その後、世界観もアップグレードされた2作目「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」が
2017年に公開。
こちらは今どきっぽくテレビゲームの中に入り込むっつーお話し。
こちらは大好きロック様も出ていてすっごく楽しい作品に仕上がっておりました。

そしてそして本作。
本作は前作に引き続きテレビゲームに入り込む設定。

しかも、前作の主要メンバー(4人)に加え、主人公のおじいちゃんとその親友までもが
巻き込まれるっつーんだから。
予告編をみて楽しそうだったのでいざ劇場にて鑑賞してまいりました。

さてさて。

うん!やっぱり楽しいコメディアドベンチャー作品!!

アクションについて。
本作は色んな大群に追われていたな。
例えば、ダチョウの大群に追われたり・・・。
例えば、マンドリルの大群に追われたり・・・。
正直、何が何だかわからない感はありましたが、ルック的に
とても楽しくって見応え抜群。
特にマンドリルの件は楽しかったな。

システムについて。
前作では男女高校性4名がゲームキャラに乗り移るだけだったんだけど、
先に書きましたがそれに2名の老人が加わるという設定。
しかも、謎の泉のおかげで入れ替わりも可能っつーんだからこれまた複雑でね。
ただ、こういう設定ってゲームでありそうだよなぁなんて素敵なシステム。
前作のシステムにしかりとアップグレードさせて飽きさせないようにしていたのは
とても良かったです。
それがきっちりと分かりやすく描いてくれていたのも◎。

そうそう。
本作で一番感動したのは演者さんたちがしっかりとキャラクターを分けて
演じられていたこと。
本作は色んな人間がゲームキャラに乗り移って行動するのが肝のお話で。
しかも、今回はおじいちゃんが混ざっているので複雑になりそうな演じ分けも
すごく巧みに操っていてね。
僕的には、ロック様も良かったんですが、ケヴィン・ハートとオークワフィナが
素晴らしかったな。
ケヴィン・ハートはしゃべり方もそうですが表情とかも中に入っている
ダニー・グローバーそっくりで。
抜けた後も、今度は若者っぽくしっかりと演じ分けられていました。
オークワフィナも素敵な役者さんだなぁ。
オーシャンズ8」「クレイジー・リッチ」等にも出演されていて、
良いコメディ・リリーフっぷりを発揮。
本作でもその才能は爆発。
今後が気になる役者さんですね!!

お話について。
お話については、正直薄味で特にグッとくることもなく。
テンポよく進んでいくので深堀りされず上っ面に過ぎていく的な。
まぁ、悪くはなかったんですがね。

終わり方について。
本作の終わり方は完全に続編を匂わせた終わり方。
僕的にこの手の終わり方はあまり好きじゃなくって・・・。
もちろん、好きなシリーズとかだと嬉しかったりするんですが、なんだか
スッキリしないんですよね。
早く次が観たくなるし、このテンションを次回作が完成するまで維持できないから
できれば作品ごとにしっかりと着地させて、後日「続編決定!!」的な
発表をしてほしいなぁって・・・。
まぁ、嬉しい悩みなのですが・・・。

そんなこんなで。
とにかく演者の魅力に引き込まれた本作。
シリーズ最新作としてもしっかりとアップグレードしていたし、色んなアイディアが
詰まっていたので満足満足。
次回作を楽しみに待つとするか(苦笑)

≪点数≫
  7点
                                           (20.01.10鑑賞)
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No.1732 『ニュー・シネマ・パラダイス』
No1732 『ニュー・シネマ・パラダイス』

1989年制作 伊/仏
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。

≪感想≫
不朽の名作。

監督はジュゼッペ・トルナトーレ。
鑑定士と顔のない依頼人」「題名のない子守唄」の監督さん。
本作でアカデミー外国語賞やカンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリを
獲ったんですって。

僕もだいぶ前に観た記憶があります。
その時ももちろん満足して
「やっぱり名作と言われる作品はいつ観ても良いなぁ・・・。」
なんて思ったり・・・。

そして2020年となり劇場一発目。
いざ勇んで鑑賞してまいりました。

歳を重ねたせいか以前観た時よりグッときたなぁ。

シチリアに住む少年トトと映写技師アルフレードの交流を通して映し出されるその時代。

本作では映画館での人々の機微を写していました。
老若男女が集まって一つの映画を鑑賞する。
野次をとばす人や涙を流す人、子供に授乳する奥様や卑猥なシーンで自慰行為をする若者たち。
そこには色んな人間の感情が立ち込めていて。
それは決して負のオーラではなく多幸感に満ち溢れた世界。
昔の映画館って本当にこういう風だったのかなぁ。
シチリアという田舎ならではの風景なのでしょうか。
とにかく、この映画館のシーンは素敵だったな。

お話的には派手さはないんですよ。
ただ、そこに写っている事情や交流はとても豊かでね。

一人の少年が成長して人間形成されていく。
色んな人たちとの交流や初めての恋。
それが後のトトに繋がっていくあの感じ。
そして現在のトトを作り上げているという事を知るあの感じ。
少しだけ自分に照らし合わせてみる。
う〜〜ん・・・感慨深い。

音楽もとても素晴らしかった。
僕的に二度目の鑑賞となる今回は音楽にグッときました。
何でしょう、この無条件で琴線に触れてくる感じ。
うるっとさせられるこの音楽。
本当に素晴らしかったです。

そんな感じで。
全体的に豊かな作品でした。
きっと10年後に観たらさらにグッとくるんだろうなぁ。
そして20年後、30年後・・・。
時々、観直したい名作でございました。
映画館で観て良かったぁ・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (20.01.05鑑賞)

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No.1731 『リム・オブ・ザ・ワールド』
No1731 『リム・オブ・ザ・ワールド』

2019年制作 米
監督:マックG

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
エイリアンに襲われ、キャンプ場に足止めされた4人の子供たち。
出会ったばかりで互いのこともよく知らないけれど、こうなったら、力を合わせて地球を救うしかない!

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

先に余談。
私、とある方にNetflixのドラマを勧められまして。
ずっと観たい観たいと思っていて、年末に1ヶ月だけ入ってみようとの事で加入。

早速、その作品「グリーン・フロンティア」というドラマを鑑賞。
評価はまぁまぁまぁ・・・(苦笑)
流れであんな作品やこんな作品をという事で大評判だったドラマ「ストレンジャー・シングス」を鑑賞。
これがまた面白くて面白くて。
シーズン3まで一気見しちゃいましたもん。
あのちょっと昔の時代背景、子供達の冒険、エイリアン的なバケモノとのバトル。
大好きな「グーニーズ」を思い出したりね。
音楽も最高でね。
めちゃくちゃハマっちゃいましたよ。

そんな「ストレンジャー・シングス」を観終わって・・・。
何かないかなぁと探していると・・・。
子供達が異星人とバトルする的な本作を発見。

こりゃあ観なきゃと思って鑑賞する事にしました。

さてさて。

なるほど「ストレンジャー・シングス」より1枚も2枚も5枚も10枚も落ちますが
一定の楽しさは味わえた作品でした。

やっぱりドラマと違って時間が短いのでキャラ立ちが少しだけ物足りない気も。
それでも頑張っていたかな。
4名の少年少女が主人公なんですが、それぞれが一応色付けされていて。
オタク、おデブの黒人、無口なチャイニーズ、不良。
彼らに関してはとても可愛らしくイチャイチャキャッキャやっているのは
やっぱり微笑ましくってね。
アレックスとジェンジェンの淡い恋物語もめちゃくちゃ良かったぁ。
あのキスシーンの甘酸っぱい事よ。
あと、不良のガブリエル。
彼に関してはルックがまぁ良くって。
これぞ生粋の美少年!!
将来が楽しみな逸材ではないでしょうか。
この4人が世界を救うべく立ち上がる!!

この手の作品で言うと「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」とか
アタック・ザ・ブロック」を思い出したり。

お話的にはリアリティは無くご都合主義的というか。
そもそも少年たちだけでミッションをやり遂げると言うお話には無理があるような流れ。
途中、色々と大人たちが介入していくんですが、都合よく退場していく。
まぁ、これはこれでお話的には楽しいんだけど・・・的なね。
ただ、色々とひねりを加えたり観る側にきちっと楽しさを提供させてくれた点は素晴らしかったです。
例えば、ガブリエルの数字が見えにくいと言う件とか。
例えば、アレックスの高いところが苦手な件とか。
わかりやすい伏線と回収なんだけど、これはこれでアリなんでしょうね。

エイリアンについて。
本作の敵は地球外生命体。
ルック的にそんなに魅力的じゃなくって。
分身する件とかは魅力的だったんですが、結構、具現化されすぎている感があって。
ちょっとノレなかったんですよねぇ。
残念無念。

そんな感じで。
子供達のワイワイキャッキャはやっぱり観ていて微笑ましい。
ただ、こちとら「ストレンジャー・シングス」を観ているんじゃい!!
ってなもんでね。

ただ、これはこれで良し的な作風、作品。
子供達の成長記。
宇宙人とのバトルもの。
これらの作風が好きであれば一定の楽しさを得る事ができましたよ!!

≪点数≫
  6点
                                           (20.01.04鑑賞)
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No.1730 『最後の追跡』
No1730 『最後の追跡』

2016年制作 米
監督:デヴィッド・マッケンジー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ウェスト・テキサスの砂にまみれた廃れた町。離婚したばかりのトビーと、刑務所から出所したばかりのタナーは、貧しく希望のない生活から脱するために銀行強盗を計画する。それは富を手に入れる手段として思いつく精一杯の案だった。そんな彼らを、定年間際のテキサスレンジャーであるマーカスが淡々と長年の勘で追いつめていく。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

テキサスの田舎に住む兄弟が銀行強盗を繰り返す。
それを追うのは定年を間近に迎えた男だった・・・。

何とも重厚な作品。
だいぶ昔に観た「その土曜日、7時58分」を少し思い出しました。
兄弟が犯罪に落ちていく感じとか。
あと「ノーカントリー」も思い出したなぁ・・・。
あれもテキサスが舞台だったような・・・。

とにかく重たい雰囲気を醸し出す世界観。

お話や演出も渋めで大人の男が大好きそうな世界観。

ならず者の兄弟は兄ターナー(ベン・フォスター)と弟トビー(クリス・パイン)。
クリス・パインがまたカッコ良くってね。
これまで「スター・トレック」シリーズのカーク船長のイメージが強く
やんちゃな生意気坊主な印象でしたが、本作の彼はすっごく渋くて
闇を抱えている感じが◎。
ベン・フォスターも良かった。
荒くれ者でクズな感じがまた最高。
彼の最期のシーンは少しグッときたな。
なんかこう、「成れの果て」感がビンビンでね。

そして彼らを追うテキサスレンジャーのマーカス役を演じるのはジェフ・ブリッジス。
彼とコンビを組むのが先住民血統のアルベルト。
この二人のやりとりも微笑ましかったな。
マーカスの哀愁漂うキャラクターが何ともね。

あと、何と言っても本作の肝は「テキサス」という場所なんじゃないでしょうか。
このどうしようもない状況を打破するには犯罪しかない的な環境が
当たり前のようにあって。
誰も彼もが少し鬱屈を溜め込んでいるような世界。
そして、間違った者が儲かっていくという負のスパイラル。
田舎ならではの閉塞感。
そこから生まれる渋みがまたグッと来るんですよね。

中盤のトビーとウエイトレスの会話。
ターナーとトビーのじゃれあい。
マーカスとアルベルトの何気ないやり取り。

派手さは無いんですが、落ち着いた雰囲気は見応えたっぷり。

ひたすらこんな作品を観るのはちょっと辛いけど、時折、こういう作品に出会いたくなる。
すでにもう一回観たくなっているのはなぜだろう。

彼らの哀愁をもう一度堪能したい・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (20.01.03鑑賞)
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No.1729 『ヒットマンズ・ボディーガード』
No1729 『ヒットマンズ・ボディーガード』

2017年制作 米
監督:パトリック・ヒューズ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
殺し屋から対象を守る能力がずば抜けていて、トップクラスのボディガードを任されていたマイケル・ブライス。ある警護任務の最中に大失敗をしでかしたことで、今では個人でさほどやりがいの感じられない中途半端な相手の護衛をしていた。そんなとき、ある人物の警護を頼まれる。その人物こそ、因縁のある殺し屋(ヒットマン)のダリウス・キンケイドだった。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンのバディムービー。
大好きMCUのデッド・プールとニック・フューリー!!
こりゃ観ない手はないぞってなもんで鑑賞。

さてさて・・・。

うん、めちゃくちゃ楽しくって気持ちの良い作品でした。
ひたすらしゃべりまくりのドンパンしまくり。
楽しぃ〜〜〜!!!

本作はちょいとコメディタッチ。
やっぱこの二人のキャラクター的にはこういう作風があってますよね。

そして、二人とも凄腕の無敵キャラ。
ライアン・レイノルズは凄腕ボディガードのマイケル。
サミュエル・L・ジャクソンは凄腕殺し屋のダリウス。
演出や流れ的にも序盤でこいつらが死ぬわけもないなって言うのが
分かった流れだったのであとは、楽しくワチャワチャやるのを鑑賞すれば
良いっつー訳で。

そしてこの無敵っぷりをめちゃくちゃ堪能。

アクションについて。
中盤のバイクアクションや終盤の格闘アクション。
マイケルのアクションについてはもれなく楽しくってね。
終盤のあのガチャガチャアクションカメラワークは良い塩梅で
何をやっているのか分かるか分からないかぐらいの勢いと楽しさは◎。
ダリウスの超絶的な無敵アクションも◎。

マイケルとダリウスのコンビプレイも素晴らしかった。
お互いに貶しあっているんだけど、最後の最後は助け合う的なね。
分かっているんだけどグッとくる。
楽しいですねぇ。

脇を固めるキャラたちも意外に豪華で。
悪役のゲイリー・オールドマンとジョアキム・デ・アルメイダ。
これぞ悪役!!ってな感じで最高。

お話の展開も良かったな。
観客を楽しませようとあの手この手で進んでいく。
最後もダリウスが裁判所に到着した所で終わっても良いのに、
その後も、もうひと件あってね。
嬉しい展開で喜ばしい限り。
楽しかったですよ。

そんな感じで。
何も考えずに観れる娯楽良作。
頭空っぽ楽しい作品でしたとさ。

≪点数≫
  8点
                                           (20.01.02鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1728 『トリプル・フロンティア』
No1728 『トリプル・フロンティア』

2019年制作 米
監督:J・C・チャンダー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
南米に根城を構える麻薬王から大金を奪う強盗計画を企てた5人の元特殊部隊の兵士たち。最短の時間、最小限の殺害。計画どおりならすぐに終わる。だが、この念入りに計画したはずの強奪が不測の事態に見舞われたとき、彼らのサバイバル能力と絆が試されることになる。

≪感想≫※とんでもないネタバレあり
Netflixオリジナル映画。

ベン・アフレック主演作品。
と思いきや・・・。

麻薬王の隠し財産を元軍人(特殊部隊)が強奪するっつーお話。

最近、Netflixオリジナル作品を観ている私。
内容を読んでみると、先日観た「6アンダーグラウンド」的な
スペシャリスト無敵軍団が爽快に作戦を遂行していく作品なのかと
思いきや・・・。

スカッととは程遠い泥臭い作品に仕上がっておりました。

大きななネタバレするんですが。
ベン・アフレックは主役でもなくって、まさかの途中退場。
ただ、その幕引きはあっけないんだけど、かなり衝撃的で
見応えがあったのはやはり彼の佇まいが醸し出すオーラが
そうさせるんでしょうね。

本作の登場人物たち。
先に書きましたがスペシャリスト無敵軍団でもなんでもなくって、
どちらかと言うと一線を退いた少し欲深い奴ら。
根っこは綺麗なんだけど、もう一つの根っこは人としての欲望を
捨てきれていない感じ。
彼ら、一人一人の些細な欲からピンチを招いてしまう。
思い返すと、あの時ああしていればの連続で・・・。

ここら辺がずっともやっとして、イラっとして。
なんだかなぁ・・・。

中盤、終盤にかけてもずーっとそんな感じが続くもんだから
消化不良感が否めない。
最後の着地もわかるんだけどさぁ的な終わり方。
抑揚がそこまで無かったからかな。

そんな感じで。
少し「ローン・サバイバー」の感じを思い出しました。
どちらかと言うとエンタメというよりかは人間ドラマ、リアリティの
強い作品に仕上がっておりましたよ。
う〜〜ん・・・。
まぁまぁまぁ。

そうそう。
俳優さんで一人気になった方が。
アイアン・ヘッドを演じたチャーリー・ハナム。
キャラクターもそうでしたがルックもクールでいかにも
プロフェッショナル軍人っぽくて最高でしたよ。
彼の作品を追ってみよっかな。

≪点数≫
  6点
                                           (20.01.01鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
2019年鑑賞作品総括(ベスト・ワースト発表)
2019年鑑賞本数は143本。
内、劇場鑑賞はなんと30本!!
年間劇場鑑賞数のベストを更新しました。
この調子で2020年も増やしていければ。

そして2019年の年末にはNetflixに加入(1ヵ月の予定)。
オリジナル映画を中心に貪っております。
観たい海外ドラマもあるので連休がある月には定期的に
加入できればと考えております。

さてさて。
例年通り、順不同で良かった10作品、悪かった数作品を発表。
相変わらずハズレ作品は少なく、良作・傑作ばかりでした。

まずはベスト部門。

その1
15時17分、パリ行き
実際に起こった事件、そしてそこにいた人達を演者として
作られた画期的な作品。
撮ったのは巨匠クリント・イーストウッド。
実話ベースでクリント・イーストウッド監督にハズレ無し!!
流石です・・・。

その2
クリード チャンプを継ぐ男
本作の続編が上映されるので過去作を根こそぎ鑑賞。もちろん新作も
素晴らしかったんですが本作のボロ泣き具合ったらもう。
めちゃくちゃ大傑作でした!!

その3
アクアマン
今年のDC映画はこちら。
エンタメに特化したとんでもなく楽しい作品。
アクション爆発の大傑作でした!!
今後の、DC映画も楽しみになって来たぞー。

その4
スパイダーマン:スパイダーバース
アニメ作品。
ビジュアルからお話まで素晴らしかった本作。
本作は吹き替えで観たんですがこれがまた良くってね。
続編も制作予定とのこと。
楽しみです。

その5
ぼくの名前はズッキーニ
こちらはストップモーションアニメ。
いやぁ・・・グッときました。
ストレートに刺さった良作でした。

その6
アベンジャーズ/エンドゲーム
2019年は色々シリーズが完結しましたが、本作はMCU1作目である「アイアンマン」から
観てきている僕的には本当に感慨深くって。
2019年のベスト・オブ・ベストは迷わずコレでしょう。
しかも完結ではなく今後も続いていくって言うんだからもう・・・。
まだまだ長生きしなければ!!

その7
神と共に』シリーズ
こちらは2部作となっていて、2作品でノミネート。
また新しい韓国映画のジャンルを観せてもらった気がします。
壮大でエンタメ的にも超大作。
映画館で観て良かった。

その8
ワンダー 君は太陽
スタンダードな良作。
子ども達が成長していく姿はやっぱりグッとくる。
作品の作りも変わっていて見応えがあったな。
万人にオススメできる良作です。

その9
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
大好きクエンティン・タランティーノ監督最新作。
最後のカタルシス爆発は素晴らしかったけど、物語の着地も
素晴らしかった。
優しい気分になれましたよ。
演者たちも素晴らしかったです。

その10
『メランコリック』
ミニシアター作品。
こういうちょっとマイナー気味な作品で、フレッシュで素晴らしい作品に
出会えるのはとても幸せ。
今後も楽しみな制作陣です。

ベストは以上10作品。
今年も相変わらず良作・傑作が多い。
10本に絞るのは本当に大変・・・。
次点を挙げるとすると、シャマラン監督の新作『ミスター・ガラス』だったり。
パディントン2』もメチャクチャ楽しかった。
search サーチ』も実験的な作品でフレッシュさを感じました。
ドリーム』は実話に基づいた素晴らしい女性讃歌作品。
旧作だけど『グレムリン2/新・種・誕・生』は最高だったし。
ウインドリバー』は良質なサスペンス。
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はMCUの新たなるスタートを切ってくれた傑作。
ドラゴン・タトゥーの女』『来る』のリスベットと比嘉琴子はベスト・ヒロイン賞。
アス』もむむむと唸らせてくれた傑作。
他にも『蜜蜂と遠雷』『ジョーカー』『ファイティング・ファミリー』。
さらには『愛しのアイリーン』『アリー/スター誕生』『パティ・ケイク$』『The Witch 魔女』等々。
続編で言うと『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ
ジョン・ウィック:パラベラム』も最高。
まだまだまだまだ・・・・(苦笑)

ベスト部門は以上。

そして申し訳ないですがワースト部門。
その1
7人の追撃者
キャラクターに腹が立って腹が立って。
自業自得感が半端なく終始ザラザラと鑑賞。

その2
ツナグ
こちらもザラザラ腑に落ちない物語。
タイトルのツナグという存在に素晴らしさを感じなかったです。
まずは原作小説を読まねば。

その3。
呪怨 -ザ・ファイナル-
この手のシリーズは少し飽きちゃってきました。
とほほ・・・。

ワーストは以上3作品。
まぁまぁまぁ。

という訳で2019年総括はおしまい!!

総括 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1727 『麻薬王』
No1727 『麻薬王』

2018年制作 韓
監督:ウ・ミンホ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1970年代、釜山。一介の密輸業者が足を踏み入れたのは、日本相手の麻薬ビジネス。善と悪、2つの顔をもつ密輸王の伝説は、まさにここからはじまった。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

時は1970年代の韓国・釜山。
韓国でヒロポンを製造し日本へ売り込む麻薬王となるイ・ドゥサムという男の一代記。

みんな大好きソン・ガンホ力大爆発!!

イ・ドゥサムの栄光からの転落。
最初の方のイ・ドゥサムはちょっと情けない感じで
ヤクザのチンピラの小便を飲まされたりと這いつくばる体たらく。
それが徐々にのし上がって行って、麻薬王と呼ばれる人物とまでなる。
ちょっと以前観た韓国映画「悪いやつら」のチェ・ミンシクを
思い出したり。
そして、中盤、ドゥサムがある一線を超えたところから・・・。
堕ちていく様は必見。
ネタバレになりますが、彼自身もヤクにはまってしまいます・・・。
彼がヤクをやっている姿はちょっと「日本で一番悪い奴ら」の
綾野剛を思い出したり。

物語はちょっと平板で先に書きましたがドゥサムがのし上がって
転落していくまでの物語。
そこまで派手さもなく穏やかに進んで行った感じがします。

ただね・・・。
やっぱりソン・ガンホのキャラクター力は素晴らしくって。
最後のヤク中になってからの表情のひとつひとつがめちゃくちゃ凄くって。
あのラストの気が狂って奥さんに電話する件は最高だったなぁ・・・。

そんな感じで。
一昔前の韓国の裏世界物語。
ところどころドロリとしていましたが、そこまで気が狂いそうな程では
ありませんでした。
世界観、演出については少し物足りなかったかな。
まぁ、グロシーンに関してはちょっとドギツかった。
先に書きましたがお酒の入ったバケツに小便を入れて飲ませるクズ行為とか、
ヤクザが銭湯でバトルするシーンの生々しい鈍臭い殺し合いとか。
これぞ韓国ドロリバトルだよなぁと堪能。

何は無くとも。
それでも大好きソン・ガンホの化け物役者っぷりは堪能できたので
良しとしよう。

そうそう。
ぺ・ドゥナも久しぶりに観れて嬉しかったな。
相変わらず素敵でしたよ。

≪点数≫
  6点
                                           (19.12.29鑑賞)
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