2020-02-10 Mon

2018年制作 米
監督:デヴィッド・ロウリー
≪キャッチコピー≫
『ポケットに銃を、
唇に微笑みを、
人生に愛を。』
≪ストーリー≫
海底王国アトランティスの末裔であるアクアマン(ジェイソン・モモア)は、人間として育てられた。ある日、彼はアトランティスが人類の支配を目的とした侵略を始めたことを知る。人類の想像をはるかに超える文明を持つアトランティスの強大さを知る彼は、海を守るべきか地上を守るべきかの選択を迫られる。
≪感想≫
名優ロバート・レッドフォードの引退作となる本作。
本作は実話を基にした作品らしくって。
実在した伝説の銀行強盗フォレスト・タッカーの伝記的お話。
まずはロバート・レッドフォードについて。
先に書きましたが、ロバート・レッドフォードというお方は
誰もが知る名俳優さんで。
例えば「明日に向かって撃て!」という作品では英国アカデミー主演男優賞を獲っていたり。
例えばこれまた名俳優のポール・ニューマンと出演した「スティング」はとても
愉快な作品だったし。
鑑賞した事ないけど「大統領の陰謀」「スニーカーズ」あたりは良き評判を聞くし。
しかもこのお方、映画監督もしていて「普通の人々」という作品では
アカデミー監督賞を受賞したんですって。
すごい才能ですねぇ・・・。
ちょっとクリント・イーストウッドを思い出させるレジェンド的俳優さんです。
そうそう。
大好き「アベンジャーズ」シリーズにも出てました。
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」では悪役を演じておられましたね。
そんなレジェンド俳優の引退作品と銘打った本作。
さてさて・・・。
なるほど、彼のファン、追い続けてきた方達にとっては最高の作品だったのではないでしょうか。
なんとも落ち着いた渋い作品に仕上がっておりました。
脇を固める俳優さんたちも良い味出していましたね。
フォレスト・タッカーを追い続ける警察をケイシー・アフレックがこれまた
抑えた演技で彼を立たせていましたし。
あと、フォレストの相棒的存在の二人をダニー・グローヴァーとトム・ウェイツ。
そして僕的MVPはヒロインを演じたシシー・スペイセク。
なんでしょう、失礼ですが結構なお年を召された方なのに、とっても
キュートというか綺麗というか。
とても素敵に映っていたんですよね。
一気にファンになっちゃいましたもん。
どこかで観た事あるなぁなんて思っていたら
「キャリー」のキャリーだ!!
キャリーも印象的なキャラクターだったなぁ・・・。
お話について。
銀行強盗を繰り返すフォレスト・タッカー。
捕まっても脱獄する事16回。
彼は美学として強盗の際は誰も傷つけずお金を奪う。
つまるところ、彼の本当の目的はお金ではなく「スリル」だったり「刺激」だったりするのでしょうね。
彼にとっての「幸せ」はそこにしかなかったのでしょう。
一種のジャンキー的な。
例えばこれが主演のロバート・レッドフォードに当てはめる。
彼は本作で俳優業を引退すると言っている。
だけど、彼もまた戻ってくるのではないでしょうか。
それこそ、作中のドレスと・タッカーが銀行強盗や脱獄に生きる喜びを感じているように、
ロバート・レッドフォードの俳優業もそういう事なのではなんて思ったりしました。
先に書きました、クリント・イーストウッドのように。
それはそれで楽しみだなぁと。
ふふふ・・・。
いぶし銀レジェンド俳優の最後の出演作。
堪能させていただきました!!
≪点数≫
6点
(19.12.04鑑賞)

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