2019-11-29 Fri

1998年制作 邦
監督:成田 裕介
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
国際指名手配中のテロリスト城島と銃器の密輸をめぐって激しい争奪戦を繰り広げてきたタカとユージ。大量の銃器は押収できたものの、残虐な殺人を犯して逃走した城島にいきどおる2人は城島の足取りを追って、夜、外国人がたむろするプールバーに乗り込むが……。
≪感想≫
「あぶない刑事」シリーズ第5弾。
先日から鑑賞している本シリーズ。
特に代わり映えなく一定量の楽しさを提供してくれている印象。
さてさて。
ん??
これは何かの続きっぽいぞ・・・。
調べてみると、まずテレビで本作の前日譚があったみたい・・・。
やっちまったよう・・・(軽涙)。
ただ本作が始まる時に、1、2分程度のダイジェストが流れていたので
問題ないない。
というか、本シリーズってストーリーなんてあってないようなもんなので
問題ないない。
そんなこんなで、本作について。
相変わらずのあぶ刑事節。
またこいつらバカやってらぁってな感じ。
何でしょう、もうカッコ良さがだんだん減ってきていて。
これまではカッコいいと面白いのバランスが5対5ぐらいだった印象ですが、
今はそのバランスが崩れて8対2ぐらいで面白さが勝っている印象。
しかもこの面白さが結構馬鹿馬鹿しい笑いなものだから、
カッコ良い場面もちょっとピンとこなくなっちゃっているんですよね。
むむむ・・・。
本作も前作に引き続き敵キャラは良い味出していました。
傭兵集団でボスを演じているのは加藤雅也さん。
この人のルックはほんとカッコいいっすよねぇ・・・。
キレ者悪党が本当に似合います。
最後はタカとユージの乗った船が爆発して終わりを迎えます。
これはさすがに死んじゃったんだろうなぁという終わり方。
いやいや、どうせ生きてんでしょ(笑)
これぞ「あぶない刑事」シリーズな着地。
本作も堪能させていただきました!!
さぁ、次々!!
≪点数≫
5点
(19.09.08鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト
2019-11-27 Wed

2017年制作 韓
監督:チャン・チャンウォン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ある日、有名な詐欺師のチャン・ドゥチルが死亡したと報じられた。しかし、詐欺師のみをターゲットにしている詐欺師ファン・ジソン(ヒョンビン)は、チャン・ドゥチルが生きていると確信。検事のパク・ヒス(ユ・ジテ)と協力し、ジソンや美貌と話術を武器にしているチュンジャ(ナナ)ら5人の詐欺師は、チャン・ドゥチルの行方を探る。
≪感想≫
韓国映画。
大物詐欺師(チャン・ドゥチル)に父親を殺された青年(ジソン)が、復讐に立ち向かうっつーお話。
なるほど、二転三転ゴロゴロ転がる展開に
楽しませていただきましたよ!!
さてさて。
もう少しお話を書くと、チャン・ドゥチルを追う人物は他にもいて。
それは検事のパク・ヒス。
このパク・ヒスとジソンが手を組んでドゥチルをやっつけにかかる。
そこから二転三転って感じ。
この手の作品はこの二転三転がいかに楽しいかにかかっていて。
いわゆるコン・ゲームってやつですな。
本作のそれは、ちょっと読み通りの部分はたくさんありましたが、
やっぱり気持ちよくってね。
中盤あたりから、きっとこいつが黒幕で、あいつもきっと裏切るんだろうなぁとか、
きっとこいつも実は仲間なんだろうなぁとか。
そこら辺の予想がが綺麗に当たっていて。
ただ、僕的には実はジソンの父親は生きているんじゃないかという展開を待っていたんですが
さすがにそれはなかったですね(笑)
あと、ジソン達が中盤でターゲットにするドゥチルの側近的あいつが実は
ジソンの仲間だったのは読めなくって驚きましたよ。
パク・ヒスの悪党っぷりも良かったな。
こいつ、きっと自分のことしか考えていないんだろうなぁ感がビンビンで
憎ったらしくて◎。
パク・ヒスの部下詐欺師の三人組。
彼らももっとも〜〜〜っと、活躍させて欲しかったな。
僕的にはIT担当のあいつとか、ルック的にも応援したくなるキャラでしたよ。
あと、政治家達のいかにも悪い面構えも韓国映画っぽくて素晴らしかったです。
キャラやルックには満足させられましたよ。
そんな感じで。
二転三転のストーリー展開に楽しませてもらった本作。
絶賛!!というとこまでは行きませんでしたが、一定量の満足感は
味わえました。
ふふふ。
≪点数≫
6点
(19.09.07鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-25 Mon

2019年制作 米
監督:ジョン・ファヴロー
≪キャッチコピー≫
『全人類の心ふるわす
キング・オブ・エンターテイメント』
≪ストーリー≫
アフリカのサバンナに君臨する偉大なる王、ライオンのムファサが息子シンバを授かり、さまざまな動物たちが誕生の儀式に集まってくる。動物たちは、ヒヒの祈祷師ラフィキが皆の前にささげた将来の王シンバに深くこうべを垂れる。だが、自分が王になれないことに不満を募らせるムファサの弟スカーだけは、シンバの誕生を苦々しく感じていた。
≪感想≫
ディズニーの人気アニメの実写版。
劇団四季のミュージカルでも有名ですね。
実は私、どちらも観た事なくって。
ミュージカルはまぁ、しょうがないとしてアニメもなんとなく
出会うことがなくって。
ただ、そこで流れるいろんな曲は知っていて。
ハクナ・マタタとか呟いちゃいますもん。
そんなライオン・キング弱者の私。
フルCGの映像はやっぱり劇場でかなぁと思っていざ鑑賞してまいりました・・・。
さてさて・・・。
んん〜〜〜、まぁまぁまぁ。
まずは良かったところ。
噂に違わぬ映像美。
特にサバンナの大自然的映像はとっても綺麗でした。
キャラたちの躍動感もリアリティがあってね。
クライマックスのライオンバトルは良くも悪くもドタドタしていてましたよ。
オープニングの数分間は観ていてとっても楽しかったです。
ラフィキがシンバのおデコに赤粉をつけてみんなの前に掲げるシーンとか最高でした。
音楽が素敵。
先に書きましたが、本作はミュージカル調の作品で。
流れてくる音楽はなんとなく聞いたことのある曲ばかり。
ハクナ・マタタとか。
僕的に大好きなのはやっぱりMbube(The Lion Sleeps Tonight)。
しばらくは口ずさむことでしょう(笑)
音楽が流れるシーンはストーリーも止まるので、映像を楽しむことに
特化していました。
ほんと、これがフルCGとなると今後はなんでもありだなぁと思ったり・・・。
ここからはちょっとダメダメなところ。
基本的にお話にピンとこなかったっす・・・。
シンバが王様になっていくお話なんですが、そもそも食物連鎖的なテーマなんですよね。
命の環的な。
ふと思ったのが、草食動物たちは喰われる運命なのに、シンバを王様として
讃えているがねぇ。
中盤、シンバが虫ばっか食っている所とかはなんとなく、こうやって新時代を築いて行くのかなぁと
思いきや、普通に本来のライオンとして、王としての復活劇を観せられてしまったものだから
ちょっとピンとこなくってね。
あと、ハイエナたちのその後も気になるし・・・。
お話に関しては飲み込み辛かったかな。
ハクナ・マタタは良い言葉なんだけど、うまく活かされていなかった気がします。
あと、キャラのルックに関してですが敵ボスのスカーが結構ブスだったんですよね。
ちょっとリアリティがありすぎてなのか、そこまで魅力的ではなかったかなと、
「猿の惑星」シリーズの猿たちはもっとしっかりとキャラ分けされてたぞ!!。
ここら辺も、なまじっかリアル寄りだった弊害が出たのかなと。
リアル寄りの弊害として、クライマックスのバトルシーンで鳥のザズや
ヒヒのラフィキがハイエナをやっつけるのが、少しだけ幾ら何でも感が
あって勿体無かったな。
そんなこんなで。
世界的に有名な本作。
実写版はそこまで楽しめなかったなぁ・・・。
劇団四季のミュージカルを観たいな。
「し〜んぱ〜いないさぁ〜〜。」
ってね。
≪点数≫
6点
(19.09.01鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-22 Fri

1996年制作 邦
監督:村川 透
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
雑居ビルの爆破事件の犯人は、ユージが5年前に逮捕した爆弾マニアだった。その部屋を捜索した二人は、その日にホテルで開かれていた銀行協会の頭取会議が狙われている事実を知る。
≪感想≫
「あぶない刑事」シリーズ第4弾。
先日から鑑賞している本シリーズ。
特に代わり映えなく一定量の楽しさを提供してくれている印象。
本作は前作から時間が経っての制作なのかな。
課長役の中条 静夫さんが引退されていましたね。
鑑賞後調べてみると、1994年に亡くなられていたようで。
合掌。
さてさて。
相変わらずのバカ映画。
とんでもない展開ととんでもない演出。
こりゃもう笑うしかないっつーシリーズで。
最後の展開なんて爆笑ものですよ。
なんだよあのミサイルの展開は。
緊張感なんてまるでないじゃん(苦笑)
本作は敵集団もレベルアップしていましたね。
テロリスト集団のブレーメン。
まさにカルト集団で観ていてワクワクさせられたり。
ただ、あのボスのふんどし姿でワチャワチャやっているのはニヤニヤさせられたり。
ふふふ・・・。
もう少しド派手にやってくれても楽しかったかな。
キャラ的には浅野温子さん演じる薫も今までにも増していききっていたのが
また最高でした。
これまではちょっとうざったい気もしたんですが、本作の薫はとっても
キュートでしたよ。
短めの感想ですがこんな感じ。
エンタメ性がこれまでよりアップしてきたなぁという印象。
まぁこれぞ「あぶない刑事」シリーズってところでしょう。
次・次!!
≪点数≫
6点
(19.09.01鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-20 Wed

2019年制作 米
監督:クエンティン・タランティーノ
≪キャッチコピー≫
『1969年8月9日、
事件は起こった。
この二人にも――』
≪ストーリー≫
人気が落ちてきたドラマ俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、映画俳優への転身に苦心している。彼に雇われた付き人兼スタントマンで親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、そんなリックをサポートしてきた。ある時、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリックの家の隣に引っ越してくる。
≪感想≫
大好きクエンティン・タランティーノ監督最新作。
時は1969年のハリウッド。
レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目の俳優リック・ダルトン。
ブラッド・ピット演じるリックのスタントマンのクリフ・ブース。
この二人を中心にその時代のハリウッドを映し出す。
そして、本作を語る上で大事な事件が。
これは実際に起こった事件で。
「シャロン・テート殺人事件」
「ゴーストライター」や「おとなのけんか」のロマン・ポランスキー監督の奥さんの
シャロン・テートが、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者達によって、自宅で惨殺されるという事件。
しかもその時、シャロン・テートのお腹には赤ちゃんが宿っていて。
この痛ましい事件を軸に本作は描かれていて。
さてさて・・・。
いやぁー、さいっこうに気持ち良くって、そして心温かくなる傑作でした!!
本当に大好きタランティーノ!!
ありがとうございます!!
本作の主役はレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。
先に書きましたが、レオ様は落ち目の俳優。
ブラピはそのスタントマン。
この二人のバディっぷりが最高で。
ルックもそうなんですが、本当に良いコンビでねぇ・・・。
個で見てもそれぞれが良いキャラクター。
落ち目のリック・ダルトン。
絶頂を迎えた役者が落ちていく中で様々な葛藤と悲哀。
それでも積み重ねたキャリアと経験を武器に戦っていく感じがとってもグッときてね。
レオ様がまた上手くマッチしていたんだよなぁ・・・。
浮き沈みの激しい感情はめんどくさいんだけどキュートだなぁと。
本当に魅力的なキャラクターでした。
そして、僕的MVPキャラである、ブラピ演じるクリフ・ブース。
とにかくめちゃくちゃカッコ良かった!!
彼の醸し出す余裕と無敵感。
相棒のリックを温かく包んでかつ献身性も見せて最高。
目が離せないとはこの事。
「ファイト・クラブ」のブラピもカッコ良かたけど、本作のブラピも
素晴らしかったですよ。
演出とストーリーについて。
本作は先に書いた通り、シャロン・テート殺人事件を描いた作品で。
という事は、観ているこっちは今後起こり得るであろう凄惨な出来事を
知っていて。
中盤、クリフ・ブースがヒッピー集団の根城に乗り込むシーン。
めちゃくちゃ不穏感が漂っていて、これまでのタランティーノ作品を知っている
僕としては、まさかブラピ死んじゃう!?みたいなドキドキが・・・。
巧いですよねぇ・・・。
そしてクライマックスに進むに当たって。
基本的に終盤まではそこまで抑揚のないシーン。
それでもタランティーノ監督らしさが出ていて、楽しく観れていたんですが、
クライマックスは、シャロン・テート事件を知っているものとしては、
これまた不穏感がビンビンで。
ただ、クリフとリックがなんとかしてくれないかなぁと祈るように
観ているこちらに訪れる大メインクライマックス!!!!!
やっている事はえげつないバイオレンスシーンも、とっても気持ち良くって!!
クリフの暴力。
クリフが飼っている犬の暴力。
極め付けはリックの火炎放射!!
不謹慎かもしれませんがちょっと笑っちゃいましたもん。
「よっ!!待ってました!!」
ってなもんで。
これぞタランティーノ印。
ここも本当にスカッとして気持ち良かったっす!!
そして本作の白眉は着地の仕方。
史実を基にするなら、シャロン・テートが殺されて終わりそうなところを、
タランティーノ的な着地。
悪党どもを制裁し、シャロンは生き残り、さらに言うと、落ち目を迎えたリックにも
救いの手を。
そして、きっとそれはリックの相棒であるクリフの未来も明るいんだろうと思わせてくる
終わりかた。
なんでしょう、この優しい終わりかた。
悲惨な事件を綺麗に語り直して救いを与える。
グッときますよねぇ・・・。
そんな感じで。
やっぱり大好きタランティーノ監督。
本作はスカッとさせられながらもグッと、そしてジンとさせられました。
レオ様とブラピのコンビも素晴らしかったし、
シャロン・テートを演じたマーゴット・ロビーもとってもキュート。
ブルース・リーの扱いは少しダメダメでしたが、
本当に素晴らしい作品。
タランティーノ監督。
まだまだ映画を撮り続けて欲しいなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(19.08.31鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-18 Mon

2012年制作 邦
監督:平川 雄一朗
≪キャッチコピー≫
『奇跡は、一度だけ、想いをつなぐ。』
≪ストーリー≫
生きている者が、もう一度だけ会いたいと強く願う、すでに亡くなってしまった者。その再会の機会を設けることができる、“ツナグ”と呼ばれる使者の見習いをする高校生・歩美(松坂桃李)。ガンで逝去した母(八千草薫)と会いたいという高慢な中年男・畠田(遠藤憲一)、けんかをしたまま事故死した親友・御園(大野いと)に尋ねたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)など、さまざまな依頼人の願いをかなえる歩美。だが、死んだ者と生きる者が再び出会ってはいけないのではないか、それで両者は救われるのだろうかと考え……。
≪感想≫
むむむ・・・。
ひたすらザラザラした感じで鑑賞。
良いお話っぽいんですが、なんだか乗り切れない。
どこがこう、あれがこうって言うのは少しわかんないんですが、
とにかくピンとこない感じ。
腑に落ちない感じ。
なんだろうなぁ・・・。
例えば世界観。
死んだ人と一度だけ会わせてくれる「ツナグ」と言う存在。
なんとなく胡散臭いんですが、それが当たり前に信じてしまう世界観で。
一人目の依頼者が疑っていたんですが、なんかそれもそこまで疑ってなくて。
あとは、ずーっとそのラインで行くもんだからずっとモヤモヤしっぱなし。
あとねぇ・・・。
そもそもこの「ツナグ」と言う存在が良き事なのかがいまいち
伝わんなかったんですよね。
悲しみを抱えた人たちが、全てこの「ツナグ」というシステムを
使って幸せに、前向きになったのであれば良いのですが、
あんまり、そこが活かせていたような気がしなくって。
一人目の依頼者も、より良い未来に進めたんだけど、必ずしも「ツナグ」が
必要だったかと言えばそうでもなさそうだし。
だって、息子に一声かけるだけのあと一歩の問題だったわけで。
二人目の依頼者もビターな感じで終わったし。
亡くなった女子高生、御国の能力もちょっと。
嵐の水まき事件を知っていたようだったし・・・・。
あれってどうゆう事なんだろう・・・。
しかも、嵐のあのケリの付け方はちょっとトラウマ級で。
未来の嵐の事を考えるとスッキリしなくてね。
もし、嵐が改心したのであれば、それはそれで引きずるだろうなぁって。
とほほ・・・。
三組目のカップルも良くわかんなかったし。
いくら何でも彼女を待ちすぎでしょう・・・。
待つのはまだ分かるんです。
待ってる間のアクションを起こさないあたりと、それならそれで胡散臭い「ツナグ」に
頼るのも何ともピンとこない。
極め付けは、「ツナグ」一家のやりとりもピンとこなかった。
両親の死の真相とかもなぁ・・・。
幾ら何でも「死」にまで至る鏡の存在をぞんざいに扱いすぎでしょう・・・。
むむむ・・・。
オチも何となく「ツナグ」の存在価値に疑問を感じるような終わり方だったし。
とほほほほ・・・。
そんな感じで。
本作は原作小説があるんですね。
辻村 深月先生の作品。
何作品か読んだ事はありますが本作はないなぁ・・・。
読んでみようかな。
ただ、実写版の本作はダメ!!!!
≪点数≫
3点
(19.08.28鑑賞)
こちら原作。
興味あります。

満足ならクリック!!
2019-11-15 Fri

1989年制作 邦
監督:村川 透
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
貿易商殺しの殺人犯で時効間際の犯人追跡を命じられた二人が、やがて発覚する警察内汚職に立ち向かう姿を描く。
≪感想≫
「あぶない刑事」シリーズ第3弾。
先日から鑑賞している本シリーズ。
特に代わり映えなく一定量の楽しさを提供してくれている印象。
そんな感じで本作も例に漏れずといった感じ。
なので短めの感想になっちゃいますが・・・。
気になった所をちょろちょろと。
以前のレビューでも書きましたが、本シリーズはエンタメ的に特化していて、
さらに言うとコントの延長戦上にある感じ。
アドリブバンバンの軽妙なトークとありえない銃撃戦。
ふと思い出したのが初期「007」シリーズ。
とんでも映画っぽい感じを受け入れてしまえば、それはそれで
アリなんでしょうと。
本作で言うとあの無敵の用心棒みたいな敵キャラがいましたが
それこそ「007」のジョーズ(リチャード・キール)っぽかったですもん。
やっつけてもやっつけても向かってくる感じとかね。
極め付けはラスト。
あの爆発で、二人が余裕で生きているのが・・・。
思わず苦笑いしちゃいましたよ。
ただ、これぞ「あぶない刑事」!!
ってな感じでしょうか。
あと本作、カーチェイスシーンもありましたね。
ダメダメ後輩のトオルくんがめちゃくちゃ巧みなドライビングテクニックを
見せてくれて。
これまた、いくらなんでも感がビンビンで笑わせてもらいました。
そんな感じで、いつもの「あぶない刑事」シリーズ。
堪能させていただきましたとさ。
≪点数≫
5点
(19.08.25鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-13 Wed

2018年制作 米
監督:マーク・フォースター
≪キャッチコピー≫
『親友のプーがロンドンにやってきた
僕が忘れた「大切なモノ」を届けるために――』
≪ストーリー≫
成長してロンドンで多忙な生活を送るクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)は、妻子と故郷で過ごすはずだった週末まで仕事でつぶれてしまう。そんなとき、少年時代の親友プーが彼の前に現れ、一緒に森の仲間たちを捜してほしいとロビンに頼む。思い出の“100エーカーの森”を訪ねたロビンは、プーやティガーらとの再会を喜ぶ。
≪感想≫
誰もが知るであろう児童アニメの「くまのプーさん」の実写映画。
以前アニメ映画にもなりましたね。
内容は忘れてしまいましたがあの、とぼけたプーさんのキャラクターに
クラクラさせられた記憶があります。
さてさて。
この手の作品は「パディントン」だったり「テッド」が思い出されるけど、
僕的には「パディントン」が大好きでね。
パディントンは人間たちもその存在が違和感なく共生している世界で、
喋るクマなんだけど、普通に接していて、それでいてクマという個性も
最大限に活かしていて。
最高に楽しい作品でした。
それに対し本作のプーたち100エーカーの森の仲間たちは、実社会の
人たちにはやっぱり異物として扱われる存在で。
そりゃ喋るぬいぐるみがいたらねぇ・・・。
まぁ、そこは別にいいんですが、その設定が逆にザラっとしちゃって。
クリストファー・ロビン一家だけは普通に受け入れているのも
なんかザラっとするし。最後は最後で、他のみんなも受け入れているような
シーンもあったり。
ちょっと僕的には、クリストファー・ロビンだけが見える、交流できるていで
進んでくれたらなぁと。
ちょっと世界観に違和感を感じちゃいましたよ・・・。
まぁまぁまぁ。
キャラについて。
プーさんとその仲間たちは相変わらず楽しいやつら。
正直、周りにいたら迷惑なぐらい無垢でドタバタしたやつら(苦笑)
なんとなく、のんびり生きようぜ的なメッセージも、こいつらといたら、
イライラしちゃいそうな気がしますが・・・。
ふふふ・・・。
ただ、愛くるしくってねぇ・・・。
僕的にはピグレットがキュートで良かったなぁ。
ただルックについてはぬいぐるみ感が強くって、もっと
もふもふしていたら可愛かったかも。
お話については、普遍的なテーマ。
忙しい仕事人間たちは本当にそれでいいのかい!?
大切な何かを疎かにしていないかい!?
もっと大事なことって何だろう。
的なテーマ。
日本人にとってはグッとくる方も多かったんじゃないでしょうか。
僕も、すっごい刺さった訳ではないですが、
「まぁそうだよねぇ・・・。」
と思ったり。
ただ、だからと言って全てを丸投げにする勇気もなく・・・。
バランスバランス。
そんな感じで。
何となく普遍的な良いテーマとみんな大好きくまのプーさんを
ドッキングさせたと言った印象。
ふわふわふわ。
僕的にグサリと刺さることはありませんでしたが、
みなさんが一定の楽しさを感じるような作品になっていたかと思います。
≪点数≫
6点
(19.08.24鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-11 Mon

2017年制作 米
監督:ジェレミー・ジャスパー
≪キャッチコピー≫
『あんたがスターだって
知ってたよ』
≪ストーリー≫
ニュージャージーで酒浸りの母、車椅子の祖母と暮らす23歳のパティ(ダニエル・マクドナルド)は、憧れのラッパーO-Zのように音楽で成功したいと思っていた。ある日パティは、駐車場で行われていたフリースタイルのラップバトルに参加し、見事勝利を収める。そして諦めかけていた夢への再挑戦を決めた彼女に、オーディション出場のチャンスが訪れ……。
≪感想≫
最高の負け犬映画。
ニュージャージーの片田舎に住む太っちょ女子のパティ・ケイクが
ラッパーになるために悪戦苦闘するっつーお話。
人生七転び八起き。
いろんな苦難を乗り越えながらも少しづつ成長していく。
いやぁー、痛くって痛くって応援したくなるこの感じ。
これぞ負け犬映画!!
パティは、見てくれもデブッチョでそんなによろしくなくって。
周りからも「ダンボ」と罵られる始末。
家庭環境も良いとは言えない。
父親はいなくって、母親は昔、歌手になりたい夢をパティを妊娠する事で
人生が急展開。
今は怠惰な生活を送っており娘の稼いだ金で酒を飲んではぐうたら生活。
パティの周りの奴らも最高でしたね。
インド系の親友のあいつや、恐らく移民系のサタニストのあいつ。
そしてパティのばあちゃん。
三者三様、彼らも社会とは少し離れた存在で。
そんな彼らがバンドを組んでレコーディングをするくだりは
やっぱりグッときました!!
応援したくなるんですよねぇ・・・。
本作を観て思い出した作品。
劇中でも語られていましたが「プレシャス」的な。
ヒップホップ、片田舎、負け犬感ビンビン映画で思い出すのは
やっぱり「SR サイタマノラッパー」シリーズ。
ここら辺をすっごく思い出したりしました。
もちろん劇中で流れる音楽も最高。
僕的に、最近フリースタイルラップの番組「フリースタイルダンジョン」にハマっているせいか
そこに映るヒップホップシーンはめちゃくちゃあがりました!!
ひたすら縦ノリで鑑賞させていただきましたよ。
あとは僕がヒップホップの技術についてもっと知っていたらなぁ。
パティの才能がどれぐらいあるのかを、もっと把握できれば
グッとくることも多かったんだろうなぁと。
そこは反省です・・・。
人生七転び八起き。
今のパティはまだまだ低空飛行なんだけど、好きなことをコツコツと続けているうちは
何かが起こるんじゃないでしょうか。
本作の最後はそれを象徴する終わり方でした。
いやぁー気持ち良かった。
劇的に変わらないところも良かったなぁ・・・。
兎にも角にも。
最高のヒップホップ負け犬映画!!
これぞ負け犬映画!!
万歳!!!!
≪点数≫
9点
(19.08.23鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-08 Fri

1988年制作 邦
監督:一倉 治雄
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
横浜港署の刑事、タカとユージ。二人は長峰エンタープライズ社長、長峰由紀夫に目をつけていた。長峰は若手実業家として政財界から大きな注目を集めているが、裏では賭博、売春、麻薬密売等非合法ビジネスを行っているというのだ。その悪事を暴くためタカとユージはまずコカインの密売人・緒方充を逮捕する。しかし証拠不十分で釈放せざるを得なかった。しばらくして釈放されたはずの緒方からタカとユージの元へ連絡が入る。おびえた声で助けを求める緒方。長峰がある爆弾計画を練っていて、それを知ってしまったばかりに自分は殺されるという。それを話した緒方は電話の向こうで何者かに射殺されてしまった。
≪感想≫
劇場「あぶない刑事」シリーズ第2弾。
僕が子どもの頃、学校から帰るとドラマシリーズの再放送がやっていて。
毎日それを観ては楽しませてもらいました。
そんでひっさしぶりに劇場版だけでもと思い、1作目から鑑賞。
時代を感じつつ、楽しませてもらっております。
さてさて。
まぁ良くも悪くも想像通りの作品に仕上がっておりました。
内容に関しては特にまぁまぁまぁ。
タカとユージのコミカルなやり取りは相変わらず◎。
サブキャラたちも楽しい面々ばかり。
僕的にはナカさん(ベンガル)が良い塩梅で笑えるんですよね。
あと印象的だったのが、本シリーズって結構、色んな人が死んじゃうんです。
ある意味スカッと。
今の時代ではちょっとありえないつくりかも。
本作のラストも思わず笑っちゃいましたもん。
だって、あんな死に方ってあります(笑)
躊躇なくバンバン拳銃やらマシンガンやらブッ放すんですもん。
ふふふ。
前作のレビューでも書きましたがコントの延長戦って感じ。
エンタメ性に特化している世界観。
そんなこんなで。
感想は短めですが、恐らく皆さんが想像した通りの作品。
サプライズなんて皆無でしたが、安定のクオリティ。
こりゃ明日には忘れちゃうぜぇ・・・。
さぁ次回作へ。
少し時間を開けるかな。
≪点数≫
5点
(19.08.18鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-06 Wed

1987年制作 邦
監督:長谷部 安春
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ヨコハマ港署刑事鷹山敏樹と大下勇次は、中光製薬の研究所を襲って中野博士を殺し、制ガン剤の研究データを破壊した犯人を見つけ出すが、不手際から捕り逃してしまう。捜査から外された2人だったが、同僚刑事から中光製薬のライバル会社の株が急騰し、大株主の画商・鳴海総太郎が30億円もの巨額利益を得ていたことを知る…。
≪感想≫
懐かしの「あぶない刑事」シリーズ。
僕とあぶない刑事。
小さい頃、学校から帰って来たら17時ぐらいから毎日、
あぶない刑事の再放送をやっていて。
それを毎日毎日、観ていた記憶があります。
舘ひろし演じるタカと柴田恭兵演じるユージのバディ感が
素晴らしくって、どちらもカッコ良くって。
僕的に刑事もののドラマと言えばこれが最初だったと思います。
そんな大好きなシリーズですが、2016年に映画最終作が上映。
それを観るために、さすがにテレビシリーズは追っかけることは
できませんが、せめて映画シリーズだけでもと思い、1作目から鑑賞する事にしました。
さてさて、まずは1作目。
やっぱり懐かし〜〜!!!!
ひっさしぶりにタカとユージの名コンビ。
そして港警察署のメンバー。
あぁ、いたいたこんな人達。
心がホクホクしましたよ。
全体的な世界観について。
映画というよりか。
ドラマというよりか。
どちらかと言うとコント。
もちろんカッコいいところはめちゃくちゃキマっていて魅力的なんですが、
全体的に、アドリブ重視で進んで行って。
タカとユージの掛け合いがまた面白くってね。
これこれ〜、って観ていましたよ。
ただ、こんなにメチャクチャな感じだったっけかとも思ったり。
お話の展開やキャラの行動とかはさておいて、
突然、ユージのソロダンスシーンがあったり(苦笑)
木の実ナナさん演じる少年課長の愚連隊を従える
シーンだったり。
コントの延長線上っぽくてね。
ちょっと志村けんのコントを思い出しました。
時代ですかねぇ・・・。
これぞあぶない刑事シリーズだよなぁと再確認。
舘ひろしさんもアクションバリッバリでしたね。
十八番のバイク乗りシーンもあったし。
すげぇなぁ・・・。
そんなこんなで。
1作目の本作。
久しぶりにタカとユージに会えてよかったです。
映画版は全7作品。
ゆるりと観ていくか・・・。
≪点数≫
6点
(19.08.17鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-11-04 Mon

2017年制作 邦
監督:三池 崇史
≪キャッチコピー≫
『この「力(スタンド)」で、
守るべきものがある。』
≪ストーリー≫
美しい海に臨む杜王町で暮らす東方仗助(山崎賢人)は、心優しい高校生だった。彼はスタンドという特殊能力の保持者で、触れただけで壊れたものを修復し、他人のけがを治すことができた。杜王町では変死事件をはじめとする奇怪な出来事が続発するようになる。やがてそれらが連続殺人犯アンジェロこと片桐安十郎(山田孝之)ら、ほかのスタンド保持者による犯行だと判明。町を守るため、スタンドを駆使して彼らとの戦いに挑む仗助だが……。
≪感想≫
荒木 飛呂彦先生の大人気漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」。
1987年から少年ジャンプにて連載が始まって、現在は月刊誌にて連載中。
現在は第8部「ジョジョリオン」がやっているのかな。
僕ももちろん全て読んでいます。
ストーリーはもちろん芸術的な画も好きだし、世界観も大好き。
ただ、実写向けかと言うとちょっと心配・・・。
しかも本作は僕が大好きな第4部「ダイヤモンドは砕けない」なんですよねぇ・・・。
そもそも本シリーズって超常現象的な画が売りなので、それを実写化するって
なかなかねぇ。
お話も現実離れしているし、漫画で読むからこその部分もあるような気がして、
実写化が発表された時、めちゃくちゃ不安だったんですよね。
ドキドキ・・・。
さて、いざ実写版の本作について。
う〜〜〜ん・・・まぁまぁまぁ。
良かったところ。
画はとても良かったです。
正直、あんまり引っかからなかったな。
最初、あの突飛なキャラクター造形をどうするのかと思ったら、
まさかのそのまんま。
仗助の髪型とか、虹村兄弟の髪型、極め付けは承太郎の
学帽と髪との境目。
笑っちゃったんだけど、正直、違和感なくってね。
良い意味でマンガチックで、ジョジョ好きな僕にとってはスッと
入り込めました。
あと、物語の舞台となる架空の都市杜王町がめちゃくちゃ
魅力的な街並みで。
これって日本なのかなぁ。
北欧風ですっごい美しい街並みでした。
物語の肝となるスタンド描写も違和感なかった。
なんならカッコよかったです。
クレイジーダイアモンド、エコーズ、ザ・ハンド、バッド・カンパニー等々。
欲を言えば、お金がかかるかもしれませんが、もっとこのスタンド描写を
観たかったなぁ。
とにかく、世界観、ルックはとても満足いくものでした。
ただね・・・。
やっぱり物語の展開とかがとっても雑で。
僕は漫画を全て読んでいるから、細かい補完ができたのですが、
すっごいテンポ良く、お話が進んでいって。
なんでしょう・・・ゴールありきで物語が進んでいっているので、
全然、のれなかったんですよね。
残念無念。
ただ、何度も書きますが、僕は全てを知っているので、次の
あの展開から、あの登場人物まで、どんどん観たくなっているのは事実。
そんな感じで。
すっごい楽しかったかと言えば、そこまでではありませんでしたが、
続編が観たいのは確か。
今後の登場人物では岸辺露伴や重ちー。
康一のエコーズの成長も楽しみだし。
ただ、ラスボスの吉良との戦いは映像化するのは難しいぞー。
基本的にジョジョってバトル自体が複雑なんですよねぇ。
スタンド能力も結構複雑だし。
楽しみにしてますよ!!
余談。
色々調べたら本作は興行収入的に大コケしたみたい。
続編の制作も絶望的とのこと・・・。
残念じゃ・・・。
≪点数≫
6点
(19.08.15鑑賞)
こちら原作漫画。
たまに読み返してます。

満足ならクリック!!