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No.1666 『万引き家族』
No1666 『万引き家族』

2018年制作 邦
監督:是枝 裕和

≪キャッチコピー≫
『盗んだのは、絆でした。』

≪ストーリー≫
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。

≪感想≫
是枝監督最新作。
本作はカンヌ映画祭でパルムドールを受賞。

是枝監督作品は多々観ていて。
いつもむむむと考えさせられています。

本作も思いっきり余白があったなぁという印象。

ドッカンドッカン投げかけられる現実。
恐らく社会の隅に隠れがちな現実の数々を
ドドドと投げつけられて。
重たいんですよ、これが。
もちろん、本作で描かれていた社会が全てではないのは
分かっているんだけれども、どこかでこんな人たちが過ごしていて、
何かにもがいているんだろうなぁとリアルな問題に
直面させられた気がしてすっごいやるせなくなりました。

「家族」とはなんぞや。
是枝監督作品って、だいたい「家族」をテーマに描いているような。
本作は、「家族」もそうですが人と人との繋がりや絆についてを
描いていたように感じました。
そこに描かれている罪は彼ら彼女らの現状をキーワードみたいなもので、
最終的に落ち着くところは人がどうやって繋がっていくのか、そして、
その中で大切なものは何かという事を豪速球で投げかけられた感じ。
しかも、本作って明確な答えは描かれていないんです。
声高にあれはダメだ、これはダメだと訴えるわけでもなく、
受け手に答えと想いを引き出させる作品で。

物語の着地もなんともねぇ。
二人の子供たち。
対照的な着地をしてしまいます。
彼らの未来は明るいのか。
特にりんちゃん。
彼女の環境はそこまで変わっていなくって。
本人が強くなるとかの方法だけでは変えられない現実。
周りの大人が変わらなきゃいけない環境。
彼女のことを思うとキュッとなります。
そこだけは希望の光を差して終わって欲しかったなぁって。

なんとも、ずずずんとね。

キャストについても少し。
安藤サクラ力爆発。
いやぁ本当に凄かったです。
樹木希林さんの化け物感も半端なかったですが、本作は何と言っても安藤サクラさん。
クライマックスの取調室での、カメラに向かっての語りは本当に震えました。
まさにカメラの前の僕たち、観客に投げかけているようで
凄まじかったっす。

とにもかくにも。
以前、是枝監督の何かの作品のレビューで書いたかもしれないんですが、
是枝作品ってダルデンヌ兄弟の作品を思い出させるんですよね。
似てるなぁって。
そう考えるとカンヌで好評を得たのも頷けますな。
あと、本作は是枝監督の「三度目の殺人」を思い出したなぁ。

とにかく是枝監督の作品は今後も追い続けるし、
観てはむむむと考えさせられるんだろうなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (19.07.27鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)