2019-09-30 Mon

2018年制作 米
監督:ジョン・クラシンスキー
≪キャッチコピー≫
『音を立てたら、
即死。』
≪ストーリー≫
音に反応して襲撃してくる何かによって、人類は滅亡の危機にさらされていた。リー(ジョン・クラシンスキー)とエヴリン(エミリー・ブラント)の夫婦は、聴覚障害の娘ら3人の子供と決して音を立てないというルールを固く守ることで生き延びていた。手話を用い、裸足で歩くなどして、静寂を保ちながら暮らしていたが、エヴリンの胎内には新しい命が宿っていた。
≪感想≫
むむむ・・・映画館案件だったぁ・・・。
本作のテーマは「音」。
音に反応するバケモノから逃げる一家の物語で。
ひたすら「音」が出ないような行動の連続。
そこに緊張感がほとばしるってな感じ。
僕は本作を家で観たのでかすかに雑音が入ったり、灯りも煌々と
照っていたので、そこまで緊張感が伝わらなくって。
お話自体も、設定が「静」を大事にしているので、
派手さに欠けるというか、抑揚に欠けるというか。
ちょっとなぁって。
あと、音を鳴らさないなら徹底して欲しかったり。
時折、BGMが流れていたような。
まぁまぁまぁ。
良いところももちろん。
この手の作品って、バケモノは一切出さずに終わる事もあったりするんですが
本作はしっかりとバケモノを出してくれて。
しかもそれが、僕的には好印象だったんですよね。
ルック的にもキャラ的にも◎。
欲を言えばもっと量を出して欲しかった。
そこまで出てこなかったので物足りなかったりもね。
あと終わり方もちょっと希望に満ちていたし、カッコ良かったので◎。
ただ、さらに未来のことを考えるとちょっと心配かもね。
ふぃ〜〜・・・。
そんな感じで。
とにかく本作は映画館案件。
映画館で観たら緊張感も2倍3倍となっていたんだろうなぁ。
残念無念。
≪点数≫
5点
(19.07.26鑑賞)

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2019-09-27 Fri

2018年制作 米
監督:ブラッド・バード
≪キャッチコピー≫
『家事! 育児! 世界の危機!』
≪ストーリー≫
妻のヘレンや娘のヴァイオレットら家族と、ごく普通の生活を送っていたMr.インクレディブルことボブ。だが、あることをきっかけに、ボブと同じ驚異的なパワーを持つヘレンが正義のヒロイン、イラスティガールとして再び活躍するようになる。そこでボブは、彼女に代わって家事や生まれて間もない息子ジャック・ジャックの世話をする。
≪感想≫
ピクサー作品。
先日観た「Mr.インクレディブル」の続編。
前作はすっごく楽しませてもらいました。
アクションシーンがとっても楽しくってね。
あの息子のダッシュくんの超高速移動バトルシーンの
爽快感ったらねぇ・・・。
とても気持ちよかったです。
さてさて。
本作も相変わらずアクションシーンが素晴らしかった。
本作ではインクレディブルファミリーの他にも色々とヒーローが登場します。
その中で一番愉快だったのが、ヴォイド。
あの時空を操るバトルシーンはとっても気持ちよかったっす。
「X-MEN: フューチャー&パスト」のブリンクを思い出したり。
本作はイラスティガールが大活躍でしたね。
イラスティガールはゴム人間。
ゴム人間といえば大人気漫画「ONE PIECE」のルフィ。
ルフィの完成系はこのイラスティガールなのではと思えるぐらい、ゴム人間の特質を
上手く使ったアクションが盛りだくさんでこれまた見ていて楽しかったです。
キャラも良かった。
先に書いたヴォイドとか、あと本作で能力がフルオープンとなった末っ子の
ジャック・ジャックも見ていて楽しかったしね。
あと、僕的MVPは何と言っても前作でも活躍したアイス使いのフロゾン。
地味ながらも彼の無敵感たるや。
最後のシーンとかもフロゾンの活躍あってこそでしょう。
何気に一番強いんじゃないかなぁと思ったり。
本作のヴィランであるスクリーンスレイヴァー(イヴリン)はルック的に魅力がありましたね。
もう少しアクの強い性格だったら良かったな。
キャラについて欲を言えば、もっとニューヒーローたちに活躍の場を与えて欲しかったな。
あと、イラスティガール以外のファミリーがそこまで活躍できていなかったのも
ちょっと勿体無かったなぁ。
そんな感じで。
キャラ、アクションは相変わらずの楽しさ。
お話については、まぁまぁまぁ。
前作の方が楽しめた感は否めませんが、安定のピクサー印。
一定量の満足は得られましたとさ。
≪点数≫
7点
(19.07.24鑑賞)

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2019-09-25 Wed

2004年制作 米
監督:ブラッド・バード
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
スーパー・ヒーローの破壊力に満ちたパワーは、一般市民の生活にもダメージをあたえ、スーパー・ヒーローは、政府から活動を禁止されてしまう。それから15年後、かつて人気ナンバー・ワンだったヒーロー“Mr.インクレディブル”は保険会社の社員として暮らしていた。
≪感想≫
ピクサーアニメ。
安定のピクサー印。
十二分に楽しませてもらいました!!
まず、映像(アニメーション)がすっごい楽しかった。
お話としては本作、ヒーローが悪党をぶっ倒す的な物語。
家族ものというか戦隊ものというか。
そこでアクションシーンも盛りだくさん。
その中で、息子のダッシュ君のアクションシーンの楽しい事楽しい事。
あんなに動きがあって爽快感のあるアニメーションは流石だなぁと。
とにかく彼のアクションシーンは楽しかったです。
あと、Mr. インクレディブルの相棒的ヒーローの氷使いのフロゾン。
このフロゾンのアクションシーン・バトルシーンも観ていてすっごい楽しかった。
景色がグルングルン目まぐるしく動く感じとか、アドベンチックでね。
お話も楽しかったです。
ヒーローものという事で、ちょっとアベンジャーズ感があったり。
ヒーローの葛藤的な。
なんて書いていながら思い出したのが、「ウォッチメン」という作品。
あれも、ヒーローの在り方的なお話だったような。
まぁまぁまぁ・・・。
ヴィランのキャラもなかなか楽しかったですね。
あの小憎たらしさったらもうねぇ(笑)
映像、お話的にすっごい楽しかった本作ですが・・・。
ただねぇ・・・。
なんでしょう、観終わったあともっと楽しみたかった感が否めなくって。
確かに楽しかったんです。
ただ、激ハマりできたかというとそうでもなくってね。
やっぱりどこかで観たことあんなぁと思えるお話だったし。
アクションももっとも〜〜っとド派手にいけたんじゃないかとね。
ピクサー作品にすっごい期待しすぎているのかな。
楽しめたんだけど、まだまだ感も感じちゃったりね。
そんなこんなで。
基本的には十二分に楽しめた本作。
実は、本作は昨年続編が上映されたという事で鑑賞したんですよね。
続編でも本作のような楽しいアクションシーンを観たいもんですねぇ・・・。
≪点数≫
8点
(19.07.21鑑賞)

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2019-09-23 Mon

2018年制作 米
監督:ジョン・タートルトーブ
≪キャッチコピー≫
『悲鳴ごと、飲み込まれる。』
≪ストーリー≫
地球で最も深い海とされるマリアナ海溝以上の深海が発見され、探査チームが最新の潜水艇で調査に乗りだす。チームは世紀の発見に沸き立つが、突如巨大な何かの襲撃を受け、動けなくなってしまう。深海レスキューダイバーのジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)が助けに向かうと、200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが出現する。
≪感想≫
大好きジェイソン・ステイサムVS巨大ザメ(メガロドン)!!
先日、これまた大好きロック様が巨大モンスターとバトルする「ランペイジ 巨獣大乱闘」が
何気に良かったものですから、本作も鑑賞する事に。
いつの時代も巨大モンスターパニック作品は健在ですな・・・。
さてさて・・・。
むむむ・・・まぁまぁまぁ。
良かったところ。
大好きジェイソン・ステイサムの無敵感は相変わらずで
見応えたっぷり!!
臨機応変に八面六臂の大活躍。
クライマックスのメガロドンを仕留めるあのシーンはいくらなんでもと
思いつつ堪能させていただきました。
あと、これまたクライマックスのビーチでのパニックシーンも良かった。
これまたいくらなんでも感がビンビン。
メガロドンのデカさを考えると、そこで子供達が泳いでいるのは
おかしくないかい!?
どんだけ深い所をビーチとして使ってんだよ(笑)
なんてツッコミは置いといて。
とても楽しく観させていただきましたよ。
ここからはダメダメなとこ。
もっとサメサメしていてパニックパニックしてほしかったな。
本作、結構メガロドンの活躍が弱くってね。
もっと恐怖感を与えてほしかったです。
人間ドラマ的な側面もあったんですが、いかんせんキャラに魅力がなかった。
なかでも、ヒロインのスーイン(リー・ビンビン)がねぇ。
なんか無鉄砲というか安直というか。
ジョナスとの恋模様もよく分からん!!
序盤のジョナスへの対応とかちょっと腹が立ちましたもん。
惹かれ合う理由が分からん!!
あと、ルビー・ローズやマシ・オカが出ていたんですが、そんなに
活躍しなかったのもちょっと残念でした。
基本的に主人公たちの行動がピンとこなくって。
無防備にメガロドンに近づきすぎじゃね!?
めちゃくちゃ被害が出ているのに、自分たちだけで解決しようとしすぎでしょ!!
ばっかだなぁ・・って。
そんなこんなで。
大好きジェイソン・ステイサムが観れたのは良かったのですが、
全体的にはそんなに楽しくなかったかなぁと。
ドンマイドンマイ。
映画館のどでかいスクリーンで観たらまた違った迫力があったのかもね。
≪点数≫
5点
(19.07.14鑑賞)

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2019-09-19 Thu

2017年制作 米
監督:ショーン・ベイカー
≪キャッチコピー≫
『観るもの全てが魔法にかかる――』
≪ストーリー≫
家を失った6歳の少女ムーニー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)と母親ヘイリー(ブリア・ヴィネイト)は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの近くにあるモーテル「マジック・キャッスル」で生活している。周囲の大人たちが日々の暮らしに苦しむ一方、ムーニーは子供たちと無邪気に遊び、管理人のボビー(ウィレム・デフォー)は彼らを見守っていた。ところがある出来事を機に、ムーニーの日常は一変し……。
≪感想≫
舞台はフロリダ、ディズニーワールドの外れの安モーテル。
そこには貧困層の親子連れが住んでいて・・・。
基本、そこに住む人たちは何らかの訳ありな人たちっぽい。
それでもそこに住む子どもたちはのびのびと過ごしていたっつーお話。
誰もが
「えっ!?」
となるであろう物語の終息。
ラストはちょっと絶望感漂うお話の中にファンタジー的な
お話を交えた瞬間。
ジャンシーがムーニーの手を引きディズニーワールドへ入り込んで
ブツリと物語は終わってしまいます。
ムーニーの事を考えると泣けて泣けて・・・。
彼女の将来を考えると、どうなっていくのか不安でね。
ムーニーはまだまだ子供。
純粋無垢な年齢の彼女は精神的な成長はまだまだ見込めなくって。
この環境、この状況を無意識に楽しみながら純粋無垢に行動してくしかなくって。
それを考えると、やっぱり周りの大人がどうにか良き方向へ
進ませて上げなきゃいけないんじゃないのかなぁってね。
やっぱり母親のヘイリーは親としてはダメダメだと言わざる終えなくってね。
もちろん、彼女の境遇ややるせない気持ちもわからないでもないんですが、
もっともっと自覚を持って行動をしなくっちゃなぁって。
すっごいやるせない気持ちになりましたよ。
演出について。
ひたすら子供目線で流れるストーリー。
純粋無垢なムーニーを主体的に映し出すんですが、とにかくこの
ムーニーがめちゃくちゃ愛らしくって。
基本、小憎たらしい言動や、やっていることはスレていて、
イラっとさせられっぱなしなんですが、その見た目と、
心の底に映る「悪気なさ」でどうしても応援したくなる。
彼女はしっかりと成長を遂げてもらいたいと切に願う。
なんでしょう、撮り方とかも相まってなのかもしれませんが、
本作に出てくる子供たちって、すっごい実在感があって。
自然体というか。
縁起っぽくないというか。
日本の是枝監督作品に出てくる子供に似ているようにも感じましたよ。
彼女たちを陰ながら見守る管理人ボビー(ウィリアム・デフォー)も
素敵なやつでしたね。
ルールを守りながらも、宿泊人たちを無下にしない感じとか
本当にグッときましたよ。
あの、変質者みたいなおじさんを蹴散らすシーンは素晴らしかったな。
そんなこんなで。
子供達の純粋さが際立った本作。
ただ、終わり方や物語の着地の仕方がムムムとなった本作。
もっとも〜〜っと希望の光を観たかった本作。
良くも悪くも5点!!
≪点数≫
5点
(19.07.13鑑賞)

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2019-09-16 Mon

2011年制作 米
監督:デヴィッド・フィンチャー
≪キャッチコピー≫
『誰がハリエットを殺した?』
≪ストーリー≫
月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に起こった兄の孫娘失踪(しっそう)事件の調査依頼が舞い込む。連続猟奇殺人事件が失踪(しっそう)にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。
≪感想≫
世界的ベストセラー小説「ミレニアム」三部作。
それをスウェーデンで実写映画化。
さらにそれをハリウッドでリメイク。
それが本作。
本作を撮ったのが「ファイト・クラブ」等々のデビッド・フィンチャー監督。
こりゃ楽しそうだぞと思いつつ、まずは基のスウェーデン版を鑑賞。
映画というよりテレビドラマを観ている感じもありましたが、
パンクでサイコチックなキャラクター、リスベッドに心奪われまして。
いかんせん鑑賞したのが2014年ということもあって、うっすら
内容は忘れております・・・。
そんなこんなでリメイクとなった本作について。
ルーニー・マーラー演じるリスベットの魅力大爆発!!!!
お話自体はうっすら覚えているので、リスベットの境遇は知っていて。
過酷な生い立ちと、これから訪れる境遇にただでさえ応援したくなる上、
あまりにもルーニー・マーラーの魅力が爆発しているリスベットを
見ていると、心がグッとね。
もちろん、スウェーデン版のリスベットも魅力的だったんですよ。
ただ、本作はさらにその上をいってきたんですよね。
ルックもそうだし、表情や行動も泣かせるんですよね。
まずはあのルックがすっごい魅力的で。
パンクな感じとは裏腹に華奢でちょっとか細い印象。
だけど芯は強いみたいな。
彼女がダニエル・クレイブ演じるミカエルに対する行動だったりが、
見ていてグッとくるんですよね。
ちょっと不器用なんだけど好きな人のために行動する姿は◎。
素敵なキャラクターでした。
それだけに・・・。
彼女が経験する事柄は本当に胸糞悪くって。
新しい後見人の憎たらしいこと憎たらしいこと。
リスベットが強姦されるシーンは本当に観るのが嫌でした。
ただ、彼女がしっかりと報復するシーンは最高にスカッ!
まだまだ足りないぜと思っていたら、しっかりとその後も詰めるシーンが
あったのでさらにスカッ!!
ただね・・・。
リスベット大好きになった僕としては、最後の終わり方の
切ないことったらありゃあしない。
思わず
「そりゃあないよ・・・。」
って呟いちゃったり。
とにかくルーニー・マーラ演じるリスベットの魅力が大爆発した本作。
お話も見応えがありましたね。
過去に行方不明になった大富豪の娘の行方を捜すっつーサスペンスだったんですが、
以前観たとはいえ、うっすら忘れていた内容。
デビッド・フィンチャーの重くて暗い演出と相まって前のめりで
鑑賞することができました。
音楽もカッコ良かったなぁ。
あのオープニングタイトルロールとか素晴らしかった。
とにもかくにも。
ルーニー・マーラの代表作といっても過言ではないくらい、魅力的に描かれていた本作。
終わり方が切なく点数が落ちちゃいましたが、見応えある良作でした。
この調子で3部作を駆け抜けて・・・と言いたいところですが、
調べてみると、次回作は監督も主演も変わってる!?
とほほほほ・・・。
≪点数≫
8点
(19.06.11鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-09-13 Fri

2019年制作 米
監督:ジョン・ワッツ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みを迎え、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパへ旅行に行く。ところが、ピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ、彼にある任務を与える。
≪感想≫※ネタバレ大いにあります。
マーヴェル最新作。
「アベンジャーズ:エンドゲーム」を観終わって心にぽっかりと穴が空いていたら、
すぐさま最新作の本作が公開。
憎いねぇ、マーヴェル!!
前作でひとまず区切りを付けたように見えるMCU。
そして本作でしっかりと新しいMCUへの一歩を踏み出せたのではないでしょうか。
何はともあれ感想を・・・。
いやもう最高!!
とってもエキサイティングでキュートな作品に仕上がっておりました!!
ミニマムな世界観。
これまでのマーヴェルはアベンジャーズで異星人とバトルしたり、
宇宙へ飛び立ったりとド派手で広大な世界観。
だけど、本シリーズはとっても身近なお話で。
「あなたの親愛なる隣人」なんてキャッチコピーのヒーローですからね。
原点回帰ではないですが、これはこれでとてもすばらしかったですよ。
お話について。
本作で登場、ミステリオ。
最初、彼は異次元から来たんです的な設定に、
「なるほど、これがありなら無限に話が続くじゃん!!」
「だけど、それはそれでなんだかなぁ・・・。」
「けど、スパイダーバースも魅力的なお話だったしなぁ・・・。」
なんて色んな思いが行ったり来たり。
ところがどっこい、この着地。
ミステリオはヒーローではなくヴィランだったのです。
しかも異次元とかは全てまやかしだったっつーお話で。
想定内だけど想定外。
以外にもグラッグラとやられてしまいました。
キャラについて。
不器用な二人(ピーターとMJ)の恋模様もこれぞ青春!!ってな感じで
微笑ましく、そして羨ましく眺めさせていただきましたよ。
ピーターとMJのもじもじしたやり取りとか観ていて、
キュンっとね。
応援したくなる二人でした。
青春といえばピーターの同級生達も最高。
おデブのネッド。
彼は彼で美少女ベティとお付き合い。
これまた青春だねぇ・・・。
ちょっと余談ですが、このベティを演じたアンガーリー・ライス。
どこかで見たことあんなぁなんて思ったら「ナイスガイズ!」の子だ!!
ほぇ〜〜〜。
あとは、ちょいとおバカなフラッシュくんも相変わらず楽しかったし。
ピーターのことはバカにしつつも、なんとなく憎めない。
ピーターの恋敵のアイツは本当に嫌なやつでしたが、
それ以外はとても素敵な友人達でした。
キャラでいうと、ピーターの友人兼相談役のハッピーも本作は素敵でしたね。
ピーターの後見人的な立ち位置でサポートに徹する。
メイおばさんとの恋の行方にもニコニコさせてもらいました。
音楽も素敵。
ピーターが自分のスーツを開発するシーン。
カッコイイ音楽に乗って活き活きとスーツを開発する姿は、
まさにトニー・スターク。
グッときたなぁ・・・。
ちょっとだけ泣きそうになりましたよ。
エンドロールも素敵。
ちょっとマンガチックな楽しいエンドロール。
これぞスパーダーマンシリーズだぜ!!なんて感じましたよ。
ただ、少しだけ苦言を申しますが、最後の終わり方がちょっとなぁ。
ミステリオがスパイダーマンの正体を明かして終了するんですが、
完全に次回作への布石。
嬉しいんだけど、このぐらい大きな布石はさすがにやり過ぎじゃんって。
待ちきれないよぅ・・・。
嬉しいんですけど、少しだけもやっとしました。
そんなこんなで。
MCUのフェイズ3の最終作となった本作。
「エンドゲーム」で終わるのではなく、しっかりとフェイズ4への布石を打った
素晴らしい繋ぎの1作。
やっぱりマーヴェルはこれからも続いていくんだという夢と希望を
改めて持った素晴らしい1作。
マーヴェル最高!!
これからも、もちろん観続けたい!!
まだまだ長生きしたいっす!!!!
≪点数≫
9点
(19.07.10鑑賞)

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2019-09-11 Wed

2018年制作 邦
監督:原田 眞人
≪キャッチコピー≫
『一線を、越える。』
≪ストーリー≫
東京地方検察庁刑事部に配属された検事の沖野啓一郎(二宮和也)は、有能で人望もある憧れのエリート検事・最上毅(木村拓哉)と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいた。あるとき、二人が担当することになった殺人事件の容疑者に、すでに時効が成立した事件の重要参考人・松倉重生が浮上する。その被害者を知っていた最上は、松倉に法の裁きを受けさせるべく執拗(しつよう)に追及するが、沖野は最上のやり方に疑問を抱き始め......。
≪感想≫
昔、本作の原作となる小説を読了。
なかなか濃厚な良作といった印象。
少しだけ忘れかけているんですが、そんな良作が実写化。
いざいざ・・・。
んん??
こんな着地の仕方だっけか??
というか、少し変な作品だなぁ。
イメージ的にはゴリッゴリの骨太作品かと思っていたんですが、
少しテイストが違ってて。
もちろん、骨太は骨太だったんです。
だけどゴリッゴリじゃなかったと言うか。
時折、謎の演出が入ってきたんですよね。
例えば、中盤の葬式シーンでの宗教団体みたいな演出とか。
例えば、クライマックスの街頭での謎のダンスシーンとか。
例えば、寺の住職が外国人だったりとか。
例えば、急に夢の中での戦争シーンとか。
キャラに関しても中盤から出てくる弁護士の奥さんのリーゼント姿とか。
最上検事の奥さんも不思議なキャラだったなぁ。
これが全てシリアスな演出の中に、ググイと入ってくるから、
良くも悪くもざらりとしたんですよ。
ちょっと不思議な作品に感じました。
ただね・・・。
全体的にはとても見応えのある作品に仕上がっておりました!!
まずは、何は無くとも演者さんたちが素晴らしかった。
主演の木村拓哉(最上検事)!!
なんとなくこれまでの僕的キムタクイメージを
見事に超えてきてくれたと言うか。
スマートなんだけど泥臭い。
中盤の真犯人のアイツ(弓岡)を殺すシーンの一連の流れは
本当に素晴らしかったっす。
それまでの最上の生き方の一線を越える瞬間が
なんともねぇ・・・。
あと、悪党組も素晴らしかった。
弓岡もそうでしたが、何と言っても松倉というサイコ野郎。
あいつが自供するシーンの嫌な事嫌な事。
本当に不快で痛々しかったです。
裏社会の謎の女(芦名星)、諏訪部(松重豊)もこれまた
良くも悪くも微妙にフィクショナル感が出ていて良かったです。
最上検事と対立することになる新人検事の沖野(二宮和也)と橘(吉高由里子)は
言わずもがな。
何かのインタビューとかを見たり聞いたりした情報だと二人の天才肌っぷりがすさまじくてね。
役者をするために生きてきたんだろうと思わせる才能の持ち主なんでしょう。
素晴らしかったです。
お話も見応えがあった。
なんでしょう、まず真っ当な善人がいなかったような。
自らの信念はある人物はたくさんいたんですが、クリーンな人物はいなくって。
どこか、引っかかるというか、ツッコミどころがあるというか。
きっと、誰だってそうなんでしょうが、そこにもやっとした想いが
生まれてきたんです。
何が正解で、何が間違いなのか。
最上検事のやっている事は悪なんだけど、僕的には間違ったことをやっている気がしなくって。
ダメなんだけどさぁ・・・。
自分のモラル感がぐらっぐらとさせられる。
対立する沖野と橘も絶対的な正義かというとそうでもなかったりね。
もやもやっと。
最後の着地もなんとも余韻満載。
受け手の考え方に任せた感じ。
僕的には必要悪もあるんじゃないかと思ったり。
いやけど、ダメなもんはダメなのかなぁと思ったり。
ず〜〜っといったりきたり。
ずず〜〜んとどんよぉりとね。
もっとスカッとしたかった部分もありました。
松倉のあの憎たらしさったらもう・・・。
あいつにはもっと制裁を加えて欲しかったです!!
まぁまぁまぁ。
原作本も楽しめましたが、実写版の本作も十分に堪能させてもらいました。
これまでのキムタクイメージを少しだけ変えられた本作。
見応え抜群!!
素晴らしかったっす。
≪点数≫
7点
(19.07.07鑑賞)
こちら原作本。
読み直してみようかしら。

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2019-09-09 Mon

2016年制作 米
監督:ケネス・ロナーガン
≪キャッチコピー≫
『癒えない傷も、
忘れられない痛みも。
その心ごと、生きていく。』
≪ストーリー≫
ボストン郊外で便利屋をしている孤独な男リー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の急死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくる。兄の死を悲しむ暇もなく、遺言で16歳になるおいのパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を引き受けた彼は、おいの面倒を見るため故郷の町に留まるうちに、自身が心を閉ざすことになった過去の悲劇と向き合うことになり……。
≪感想≫
一人の男(リー)が兄の死をきっかけに故郷に帰ってくる。
兄の一人息子の後見人になる事になるが、彼には
故郷に戻れない訳があって・・・。
淡々と流れる映像。
リーは極度の人間嫌い。
というか感情の抑揚が殆どなくって。
彼の現在の生活と並行して流れる過去の話。
どうやら過去の彼は明るく人付き合いも良いみたい。
それが、ある事件をきっかけに・・・。
そのきっかけが映し出された瞬間。
思わず息を飲む。
自らのせいで愛する子供たちを失う事に・・・。
何でしょう。
リーがもちろん悪いとは思うんですが、どこかしょうがないというか、
僕だってやらかしそうな行動。
たまたま、彼が運が悪かったんじゃないかなぁと。
巡り合わせ次第では誰だって起こり得る事なんじゃないかなぁって。
ひたすら沈んでいく気持ち。
これから彼はどうやって自らの傷を癒していけば良いんだろうって。
リーは、結局、癒される事なく終了していきます。
現実って、そういう事もあるんだろうなぁって。
とても世知辛く胸がキュッとなる。
これからのリーについて。
何も変わらないのかもしれない。
この傷はひたすら癒えないのかもしれない。
ただなんでしょう。
それでも生きなくちゃいけない。
生きていく意味がある。
少しだけ、少しだけの光みたいなものは見えたような。
とても切なくって。
とても痛々しくって。
それは綺麗な風景だからか。
それは映像の切り取り方か。
音楽が叙情的だからか。
色々と余韻がハンパない作品。
主人公のリーには癒された未来が待っていると良いなぁと切に願う。
なかなか染み入る良作でした。
≪点数≫
7点
(19.07.06鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-09-05 Thu

2019年制作 米
監督:F・ゲイリー・グレイ
≪キャッチコピー≫
『地球は、ド派手に裏切られる。』
≪ストーリー≫
地球に生息している異星人たちの監視と取り締まりを行っている最高秘密機関MIBことメン・イン・ブラックの新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、MIBロンドン支部内に潜んでいるとされるスパイの摘発を命じられる。Mは、先輩エージェントのH(クリス・ヘムズワース)と共に任務の遂行にあたるが、スパイ側が仕掛けていた裏工作によってMIBから追われる立場になってしまう。
≪感想≫
大好きなアベンジャーズのマイティ・ソーとヴァルキリーがタッグを組んで
あのシリーズ最新作に!?
なんて魅力的な前情報!!
ってな訳で劇場にて観賞してまいりました。
本作は「メン・イン・ブラック」シリーズのスピンオフ的な作品みたいですね。
さてさて・・・。
むむむ・・・楽しいし見たかった夢のコンビが観れたんだけど・・・。
ちょっとおもてたのと違ったよぅ・・・。
これまでのシリーズに比べて、派手になっていたし、見応えもありました。
ただ、なんでしょう・・・。
ちょっとハードルを高くしてしまってたせいか、
少しだけ、物足りなく感じちゃって。
まずは良かったところから。
ソーとヴァルキリーの名コンビっぷり。
やっぱり二人がワイワイキャッキャやているところは観ていて楽しかったです。
それこそマイティー・ソーのハンマーのパロディとかクスッと笑えましたもん。
あと、本作は技術が進化したせいもあって、異星人描写やメカ描写が
以前に比べグッと見応えがあるものに仕上がっておりましたよ。
キャラでいうと、僕的MVPはミニ兵士のポニー。
軽口たたきながら、なんだかんだで活躍するあたりは◎。
こいつのおかげで物語も楽しく観ることができました。
ここからはダメダメなところ。
ソーとヴァルキリーのコンビが観れたのは嬉しかったんですが、できれば片方が
もう少しスマートであって欲しかった。
例えば、前作でいうとトミー・リー・ジョーンズが演じたエージェントKのように。
なんだか二人ともドタバタ感が強すぎて、MIBじゃなくても・・・って思っちゃったりね。
あと、これは本シリーズ全作品に言えるんですが、敵もそこまで魅力的じゃなかったり。
マーヴェル作品やDC作品を観ているせいか、本作のように単調で子供だまし的
ヴィランを見ても燃えないんですよね。
中盤に出てきた武器商人のリザとかなぁんかもったいなくって。
もっとカッコ良く素敵なキャラに仕上がりそうですが、そうでもなかったですね。
むむむ・・・。
ルックに関しても見応えがあったと書きましたが、もっとメカメカしていても良かったし、
エイリアンエイリアンしていても良かったなぁと。
全体的に楽しそうな臭いはぷんぷんしていたんです。
大好き、リーアム・ニーソンが出ていたり、
お話に関しても、MIBの中に裏切り者が!?的な
展開も楽しそうだし。
ただ、最初に受けるインパクトを超えることがなかったんですよね。
少し物足りなさを感じたのも事実。
ちょっと苦言が多めな本作。
あまりにも期待しすぎていたのか、
こんなもんじゃない感もすこぉしだけね。
ただ、見たかったコンビが見れたし、ルックのファーストインパクトはあったので
一定の満足感は得られました。
まぁまぁまぁ。
次回作が作られるのであれば、楽しみにしてますぞ!!!!
≪点数≫
6点
(19.07.05鑑賞)

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2019-09-02 Mon

2015年制作 米
監督:落合 正幸
≪キャッチコピー≫
『最恐が、終わる。』
≪ストーリー≫
小学校で教師をしている妹の結衣が姿を消したと知らされた麻衣(平愛梨)。その行方を追ううちに、結衣が不登校を続けていた佐伯俊雄(小林颯)という生徒の家を頻繁に訪ねていたという情報をつかむ。結衣の情報を得るために佐伯家に向かうが、屋敷は解体されて更地になっていた。不動産業者から佐伯家の屋敷が呪いの家だと聞かされて困惑する中、麻衣の周囲で奇怪な現象が頻発する。
≪感想≫
以前から観始めた「呪怨」シリーズ。
本作は4作目になるのかな。
一応これで最後みたい。
さてさて。
・・・なんだこれ。
全然、怖くないし、つまんないぞ・・・。
まず俊雄くんがすっごい大きくなっている。
1作目の俊雄くんぐらいの大きさでイメージしていたら本作では
3・4年くらい成長していて。
見た目的に実在感がバリバリで全然怖くなかったんです。
目の前に現れても蹴散らせそうな感じ。
なんだかなぁ・・・。
あの集団俊雄くんのシーンは「怖さ」というよりかは「面白さ」が
かって笑ってしましましたよ。
伽椰子もそんなに怖くなかったなぁ。
見た目的に確かにグロくってバタリアンを思い出したりしたんですが、
「不気味さ」みたいなものも感じなかったので、どこか
単調に思えました。
お話について。
時系列バラバラ方式。
本作も正直ピンときませんでした。
明日になったら忘れちゃいそうな・・・。
全体的に、怖がらせようとしているのは分かるんですが、
どこか単調でね。
1作目のような怖さや「リング」のような不気味さがなくなっていましたよ。
とほほほほ・・・。
そんな感じで。
作品を追うごとにやっぱり鮮度が薄れていって、つまんなくなった印象。
最後の方はちょっと苦痛でした。
終わり方もいかにもホラー作品ぽくて、ケリがつかずに、もやっとした終わり方。
一応、本作ではファイナルと謳われているけど、きっと復活するんだろうなぁ・・・。
むむむ・・・。
さぁ、これで「リング」シリーズと「呪怨」シリーズを完走したぞ。
ハリウッド版もあるみたいだけど、それは置いといて・・・。
やっと念願の「貞子vs伽椰子」だ!!
そうそう。
本作に、人気YOU TUBERのヒカキンさんが出ていましたね。
本作が製作されたのが2015年。
その頃からヒカキンさんって有名だったっけ。
どっちが先なんだろう。
もし、今ほど人気がない時だったら、レアだよなぁ・・・。
≪点数≫
3点
(19.07.04鑑賞)

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