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No.1643 『タリーと私の秘密の時間』
No1643 『タリーと私の秘密の時間』

2018年制作 米
監督:ジェイソン・ライトマン

≪キャッチコピー≫
『がんばりすぎる
     昼間の私が、
       夜に見つけた
         ホントの私。』

≪ストーリー≫
マーロ(シャーリーズ・セロン)は大きなお腹を抱え、娘サラ(リア・フランクランド)と息子ジョナ(アッシャー・マイルズ・フォーリカ)の世話に追われていた。聞き分けのいいサラと違い、落ち着きがないジョナのおかげでマーロは何度も小学校から呼び出される。夫ドリュー(ロン・リヴィングストン)は優しいが、家のことはマーロ一人に任されていた。

≪感想≫※ネタバレあり
3児の母である専業主婦のマーロが育児に疲弊し、
ベビーシッターを雇う事に。
そこに現れたのはタリーと言う不思議な若い女性だった。
マーロは、徐々に癒され生活が彩り始めるっつーお話。

むむむ・・・。
なるほどねぇ。
子育てって大変!!
と言うか、子育てだけでなくって生きるってバランスよく無理を
しすぎないって大事かも・・・。

まずは大きなオチについて。
ネタバレしますが、タリーの正体はマーロの若い頃。
マーロは心が疲弊し過ぎて精神的に異常をきたした訳で。
これは、正直、最初の方でなんとなくわかってしまいます。
だって、マーロの周りの家族が誰一人タリーと交流をしないと言うことに
まず違和感が。
まぁ、恐らく本作の肝はそんなところじゃないんですよね。

きっと、子育てのあり方とか生き方のあり方みたいなものを描いているような。

子育てについて。
マーロは完璧を求めすぎていっぱいいっぱいに。
ただね。
完璧を求めなくっても、子育てってすごい大変なことなんだろうなぁって。
僕は子供がいないので、正直、どこまで理解しているのかわかりませんが、
もし、今後、子供を育てることがあろうものなら協力していける環境を当たり前に
作らなければなぁとひしひしと感じたり。
だって、本作で出てくるマーロの旦那のダメダメっぷりがなんとも。
子育てについては一切口出ししないし、マーロヘの労いの言葉一つありゃしない。
そりゃ、奥さんも疲弊するっつーお話で。
とにかくこの旦那のダメダメっぷりが。
ただ、この旦那も悪いやつじゃないんです。
ただ、何もしないということが当たり前になっているのがねぇ・・・。

ふぅ・・・。

ふと自分の環境に置き換えると、僕は三人兄弟で、それこそ母親が専業主婦だったので、
「大変だったろうなぁ・・。」
としみじみ感謝。
まぁ、うちは父親がめちゃくちゃ家庭人だったので、マーロ一家よりは協力しあえていたかなと。

子育てのやり方に正解なんてなくって。
だって、子供が何をするかわかんないし、どんな成長を遂げていくのかわかんない。
手のかかる子もいれば、手のかからない子もいる。
その時々で対応していかないといけなくって。
だからこそ、力を抜きながら、それこそ欲を言えば楽しみながらできれば素敵だなぁと強く感じました。
自分を追い込みすぎず。
周りからも追い込まれすぎず。
僕が常々、思っている「無理のない支え合い」を肝に。

とまぁ、ここまでは子育てについて、書きましたが、実はこれって
普段の生活にも言えるのかなぁと。
仕事についてもそうなのかなぁと感じましたよ。

ラストは、マーロは自分の生き方を見つめ直し、旦那もより家族のために
生活を送る事にします。
ふと思い返すと、そもそもマーロは力を抜いてもしっかりと家族のために
生活できていたんですよね。
タリーのおかげと思いきや実はマーロがしていた事なんですから。

やっぱり、心が整っていないと日々の生活が疲弊していくんだなぁと・・・。
気を付けねば。

俳優さんについて。
主演であるマーロを演じたのはシャーリーズ・セロン。
シャーリーズ・セロンといえば大好き「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のフュリオサ姉さん。
やっぱりこの方は凄いですねぇ・・・。
この変わりっぷり。
モンスター」と言う作品でもすっごい変貌を遂げていましたが、
本作でも疲弊した母親役を見事に演じておりましたよ。
あと、タリー役を演じたマッケンジー・デイヴィスさんも快活で
素敵だったなぁ。

そんなこんなで。
中々、考えさせられる一昨。
世の母親、そして世の旦那は一見の価値ありの良作でした!!

≪点数≫
  7点
                                           (19.06.02鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)