2019-07-23 Tue

2014年制作 邦
監督:園 子温
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
数多くのトライブ(族)がひしめき、それぞれが自分たちの暮らす街を暴力で牛耳る近未来のトーキョー。ブクロWU-RONZを率いるメラ(鈴木亮平)は、何かと敵視していたムサシノSARUのメンバーである海(YOUNG DAIS)と衝突する。そして、それが引き金となって、シンヂュクHANDS、ブッバ家や怪しげな者たちを巻き込んだ一大抗争が勃発してしまう。トーキョーの各地で暴力が吹き荒れるが、その一方でさまざまな愛と友情をめぐるドラマも交錯していく。
≪感想≫
原作は「TOKYO TRIBE 2」という漫画。
僕が大学生の頃、Boonというファッション雑誌がありまして。
その雑誌で連載されていた本作。
全ては読んだ事ありませんが、うっすら読んでは楽しんでいた記憶が。
嗚呼、懐かしき思ひ出。
連載は終了しているようなので、いつか読んでみたいなぁ・・・。
おっと脱線。
映画について。
監督は園子温監督。
「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」等々が有名ですね。
実は園監督の作品は観た事ないんですよねぇ。
お恥ずかしい。
あまりにも評判が良すぎてハードルが高くなっちゃってるんです。
いずれ必ず・・・。
さてさて本作。
カッコ良いのか、おバカなのか・・・。
なんじゃこりゃこりゃ?
恐らく監督が好き勝手やった変な作品でした。
本作は RAPミュージカルと言いますか。
セリフが時折(いや殆どか)、ラップミュージカルで進んでいて。
それが、結構、カッコ良かったりね。
本作って、プロのラッパーがたくさん出ていて。
実は私、最近マイブーム的に「フリースタイルダンジョン」なる番組を観ていて。
そこでフリースタイルのラップバトルが繰り広げられるんですが、めちゃくちゃカッコ良くって。
正直、何がすごくって、何が勝ち負けの基準が分かんないし、技術的な事も全然分かんないんですが、
とにかくカッコ良い、痺れているのは間違いなくって。
大好きなんですよねぇ・・・。
そんなRAP初心者の僕的に、やっぱり本作のプロのラッパーのRAPはすっげぇカッコ良かったんですよね。
主演のYOUNG DAISさんとか。
MC漢 a.k.a GAMIさんとか。
練マザファッカーのD.Oさんとか。
プロじゃないですが、染谷くんのラップも素敵だったし
窪塚くんのラップも素晴らしかった。
とにかくラップはハマれば全てカッコ良かったっす。
ただね・・・。
この、ハマればという言葉が大事なのですが、ハマらなかった場合、
全然ノレなかったんですよねぇ・・・。
中でもノレなかったのが、年長者組。
竹内力さんが出演されていたんですが、正直、キャラがイキきっているせいもあって、
ピンとこなかった。
笑わしにいっているんでしょうが、全然面白くない。
ラップの部分も何をいっているのか聴き取れなくって。
これはでんでんさんについても同じ。
何を言っているのか分かんなかったんですよねぇ・・・。
残念無念。
あとアクションがカッコ良かったな。
本作で、清野菜名さん、坂口茉琴さんという女優さんが出るんですが、この二人がとにかく動ける!!
めちゃくちゃキレもあってカッコ良くって。
ちょっと「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツを思い出したり。
ちょっと「チョコレート・ファイター」のジージャーを思い出したり。
とにかく素敵な女優さん二人でした。
今後もアクション女優として輝き続けて欲しいなぁ・・・。
良いところもたっくさんあったんですが、その反面、ダメダメなところも。
ラップミュージカルという事もあり、なんだか間延びしちゃったんですよね。
ワンシーンでひたすら長回ししているせいか、ノレなかったらひたすら長く感じるというか。
あと、おバカで好き勝手やっているせいもあって、これまたピンとこないところとかが、
ちょっと不快に感じちゃってね。
何度も書いて申し訳ないのですが、竹内力さんのシーンはもれなくノレなかったなぁ。
なんでしょうねぇ。
楽しいシーンも多々あったんですが、スカッとしないというか。
最後の最後まで同じテンションというか。
ちょっと抑揚がなく感じました。
もちろんイケてるシーンもあったんです。
しょこたんのブルースリーの件とか最高に笑えたし。
プロレスラーの高山さんの件も今の状況を考えるとグッときたし。
むむむ・・・面白かったんだけどなぁ。
ただ、面白くない部分の方が多かった気がします。
そんな感じで。
全体的に好きなところもあるけど、ノリきれなかった部分もたっくさん。
ちょっと奇天烈作品だったかな。
むむむ・・・。
とりあえず園監督の作品はもう少し観てみよっと。
≪点数≫
5点
(19.05.04鑑賞)
こちら原作。
いつか必ず。

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