2019-07-09 Tue

2016年制作 カナダ
監督:ナチョ・ビガロンド
≪キャッチコピー≫
『ダメウーマン⇔大怪獣
シンクロ率100%』
≪ストーリー≫
失業して酒浸りのグロリア(アン・ハサウェイ)は、一緒に住んでいた恋人のティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出され、ニューヨークから故郷の田舎町に戻る。そこで再会した幼なじみのオスカー(ジェイソン・サダイキス)が営むバーで働き始めた矢先、ソウルに巨大怪獣が襲来したことを知る。そしてニュースの映像を見たグロリアは、その怪獣と自分の動きがシンクロしていることに気付く。
≪感想≫※ネタバレ大アリ
アン・ハサウェイ主演作。
突如、ソウルに現れたどでかいモンスター。
その正体は田舎町に帰郷したダメ女のグロリアだった・・・。
なんともコメディチックな世界観。
なんだか楽しい作品になりそうだぞなんて思ったら・・・。
うん・・・??
全然、思っていたのとちがぁう!!
スケールがでかいようでその実描いているのはミニマムな事柄でした。
酒で失敗したグロリアが彼氏に振られ失意のまま地元へ帰ってくる。
そこで偶然、子供の頃の同級生(オスカー)と再会。
彼の計らいにより、彼の経営するバーで働く事に。
その流れで偶然、自分が今、巷を賑わせているどでかいモンスターの
正体が自分だと気づくっつお話。
中盤まで、これどんなお話に展開していくんだろうと思って鑑賞していたら、
まさかの展開。
オスカーがストーカーDV的キャラにトランスフォーム。
世界のお話ではなく男女のお話になっていましたよ。
クライマックスの展開は◎。
オチを書くと、グロリアは逆転の発想でソウルに行って、オスカーを
モンスターの姿でやっつけるっつー着地で。
その発想はフレッシュで思いつきませんでした!!
なかなか楽しい展開で良かったです。
ただねぇ・・・。
そもそもソウルの人たちに被害は出ているんですよねぇ。
最初のグロリアのおふざけで死傷者や街並みの破壊行為はされている訳で。
お話の本質はそこにはないとは言え、実害が出ている部分に多少の引っかかりは
否めなくってね。
そこらへんは少しモヤっとしてしまいました。
あと、オスカーのクズっぷりにも反吐が出ました。
こんなにわっるい奴もいるのかっつーぐらい嫌なやつで。
最初の方はただの良い人だっただけに、後半のあまりの変貌ぶりに
恐ろしく不快になってしまいました。
いくらなんでもねぇ・・・。
グロリアも結局、成長できたのかわかんないし。
肝心なところは大掴み感も否めないよねぇって。
ふと思った事。
本当にちっちゃなことかもしれませんが、そもそもなんで
モンスターの出現先がソウルなんでしょうか。
本編ではその理由も描かれていたのですが、なんで
ソウルを選んだのかなぁ・・・。
別にアメリカのどこかの街でも良かったのに。
なんて、ちょっとした疑問でした。
そんなこんなで。
思っていたのとちと違った展開でしたが、これはこれで良し!!
ただモヤモヤも残った作品でしたとさ。
しっかし、アン・ハサウェイは本当に美人さんですねぇ。
うっとり。
≪点数≫
6点
(19.04.27鑑賞)

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