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No.1641 『ウインドリバー』
No1641 『ウインドリバー』

2017年制作 米
監督:テイラー・シェリダン

≪キャッチコピー≫
『なぜ、この土地(ウインド・リバー)では
        少女ばかりが殺されるのか――』

≪ストーリー≫
アメリカ、ワイオミング州。先住民族が住む深い雪に囲まれたウインド・リバーで、地元のベテランハンターであるコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)が女性の遺体を発見する。FBIの新人捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)が派遣され、1人で捜査を開始するが雪山の厳しい自然環境や不安定な気候で難航する。ジェーンは、ウインド・リバー一帯に詳しいランバートの手を借りて調べを進めていく。

≪感想≫
アメリカ ワイオミング州のウィンド・リバー インディアン保留地が舞台の現代西部劇。

う〜〜〜ん、渋い・・・。
重ための物語。
辺境の地で起きた殺人事件。
その町の若い女性が何者かに強姦されて殺されていて。
その捜査を続けていく上で浮き彫りになっていくアメリカの現状。
迫害されているネイティブアメリカン達。

静から動へと切り替わるバイオレンスアクションシーンは見応えたっぷり。
中盤のヤク中兄弟に会いに行っていきなり始まる銃撃戦。
グッと力が入るあの瞬間は緊張感たっぷり。
そしてそしてクライマックスの銃撃戦シーン。
これまたそれまでのピンと張った空気から一変。
突然訪れるバイオレンスアクション。
息を飲むとはこの事。
素晴らしく見応えのあるアクションシーンでした。

ジェレミー・レナー演じるスナイパーの凄腕っぷりがまた素晴らしかった。
スナイパーとしての腕はもちろん。
状況をクールに把握し最良な行動で敵をなぎ倒していく。
そして犯人は誰かを導いていく。
ラストのあのクズ野郎への制裁も素晴らしかった。
溜飲が下がるとはこの事。
少しスカッとしました。

ただ、本作って結構沈んだ感じのお話なんですよね。
重ためのお話にムムムと唸らされると言うか。
田舎町という場所も相まって映る景色も穏やかなんだけど
牙を隠しているような雰囲気。
どこか暗くって重々しい。
田舎町が舞台で今のアメリカを描いていると言う点では以前観た
ウィンターズ・ボーン」を思い出したり。
なんかこう、田舎町ならではの閉塞感というか。
本作で言うと見ないふりされている現状の渦に巻き込まれている人々の
鬱屈が見え隠れしてもどかしい気持ちに。

エリザベス・オルセン演じるFBI捜査官が被害者家族へ行う無意識な問答。
事件を解決したい、そして自分がなんでこんなところまで的な慢心が生む
差別的な考え。
被害者家族の心の内を見た瞬間。
観ているこっちもハッとさせられる。
ここら辺の描き方は巧いなぁと。
ビターですねぇ。

そんなこんなで。
ちょっと渋めのテイスト。
スカッというかムムムという感じ。
知らない世界のことをまた一つ気付かされたという印象。
僕的には印象深く好きな作品となりました。

≪点数≫
  8点
                                           (19.05.26鑑賞)

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No.1640 『ザ・キング』
No1640 『ザ・キング』

2017年制作 韓
監督:ハン・ジェリム

≪キャッチコピー≫
『プライドを捨てろ!
     権力に寄り添え!』

≪ストーリー≫
けんかに明け暮れる貧しい青年パク・テス(チョ・インソン)は必死に勉強し、晴れて検事となって地方都市に赴任する。仕事に追われていた彼は、ある事件を通してソウル中央地検のエリート部長ガンシク(チョン・ウソン)と知り合う。権力と富を貪欲に追求するガンシクの影響を受けたテスの人生は一変する。

≪感想≫
韓国映画。

やんちゃ坊主だった主人公が検事になって、成り上がるも
いろんなしがらみで七転び八起きするっつーお話。

むむむ・・・嫌な奴ばっか・・・。
基本的に応援したい奴がいなかったかな。
主人公のパク・テスもそこまで良い奴じゃなかったし。
最後、政治家になっていくというストーリーも基本的に、それまでの
悪い事に対しての反省とかでもなくって、単なる個人的な復讐、
それこそ成り上がりの為っぽかったしね。
あんまり、応援したくなかったんですよねぇ。
残念無念。

ボスキャラのガンシク&右腕のあいつは言わずもがな嫌な奴だったし。
卑劣さは感じたんですが、クレバーさ、カリスマ性はそこまで感じなかったんですよね。
だってさ。
次期大統領選を占い師(祈祷師)で決めるんですよ。
いくらなんでもねぇ・・・と思いつつ、実際もこんなんあるんでしょうねぇとも思ったり。

中盤くらいから出てくる、女検事さんに関しては、正義の人だったんですが、
顔なのか性格なのか、どこか意地悪に感じちゃって好感持てなかったし。

とにかく、好きなキャラクターがいなくって。

強いて言えば、パク・テスの幼馴染のドゥイルかな。
彼は野良犬感が強くって、芯の一本通ったやつで。
こいつだけは応援したくなりましたよ!!

お話について。
確かに見応えはあったんです。
既視感バリバリでしたが、世の中にはびこる悪を映し出し、
それをどう正義が乗り越えていくかみたいな。
勧善懲悪ではありませんでしたが、実在の歴代大統領を反映させながら
進んでいくストーリーは◎。
そこら辺は、なるほど、巧みだなぁと。
あと、序盤のおバカスタイリッシュな世界観も良かったな。
悪検事三人集のディスコダンス的なエンタメ的演出も観ていて
楽しかったです。

良かったところもあったんですが、全体的にはちょっとノレなかったという印象。
まぁまぁまぁ。

しっかし、主演のテスを演じたチョ・インソン氏とガンシクを演じたチョン・ウソン氏。
似てない??
最初はうっすら混同してしまいましたとさ(苦笑)
とほほ。

≪点数≫
  6点
                                           (19.05.19鑑賞)

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No.1639 『探偵はBARにいる3』
No1639 『探偵はBARにいる3』

2017年制作 邦
監督:吉田 照幸

≪キャッチコピー≫
『命を燃やすものは、あるか?』

≪ストーリー≫
ある日、高田(松田龍平)が探偵(大泉洋)に、行方不明になった大学生の麗子(前田敦子)の捜索話を持ってくる。調査を進めていくと、彼らはモデル事務所の美人オーナー・マリ(北川景子)にたどり着く。探偵と高田はミステリアスなマリに振り回されるうちに、やがて大きな事件に巻き込まれ……。

≪感想≫
タイトル通りシリーズ3作目。

1作目は楽しめて。
2作目はピンとこず。

さてさて。

おっと、やっぱり好きかもこのシリーズ。

まずは良かったところ。

世界観。
本シリーズって良い意味で古臭いというか。
レトロ感があるというか。
ちょっとこう、昔観ていた「あぶない刑事」シリーズを思い出すなぁって。
あと、1度も観たことないので間違っている可能性は高いですが、
名作ドラマ「探偵物語」とか「傷だらけの天使」とかもこんな感じなんじゃないかなぁって。
新しすぎない感じが、結構、見心地が良かったりしたんです。
これなら、ずっとシリーズ物として作ってもらえたら嬉しいなぁって思ったり。

キャラクターもどこか古臭いというか懐かしい感じがして。
主役の探偵と相棒である高田。
この二人のカラミも最高に抜けていて。
アツすぎずサムすぎず、いい塩梅のやり取り。
最高じゃん。
あとは、脇を固めるヤクザ屋さんとか喫茶店のウエイトレスとか。
これまた良い塩梅の抜け感でね。

とても良い感じ。

ここからは悪かったところ。
アクションがちょっとだれてる感じがしました。
実はアクションに関しても古めな印象。
これが、悪い方向にでていて、重たく感じちゃったんですよね。
スローも多用しているせいか、なっがいなぁって。
本作では若手俳優の志尊 淳くんが出ていて、彼が結構、動ける良いキャラクターだっただけに
もっとカッコ良いアクションが観たかったです。
ここは残念無念。
あとね。
ヒロインがそこまで魅力的じゃなかった。
お話、彼女の背景はすっごい重たくって辛いお話なのに、
そこまでグッとくることは無くって。
ちょっと薄っぺらく感じちゃったんですよね。
敵ボスもそこまで魅力的じゃなかったな。
狂った感じは良かったんですが、これまた少し薄味で。
上記2人に関しては、本作の世界観に合っていなかったような気もします。

そんなこんなで。
悪いところもありましたが、良いところもあったり。
前作からの積み上げもあるので、どんどん楽しくなっているような。
この世界観のまま、続編を作っていってほしいなぁ。

楽しみにしてますぞ!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (19.05.18鑑賞)

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No.1638 『呪怨 -終わりの始まり-』
No1638 『呪怨 -終わりの始まり-』
2014年制作 邦
監督:落合 正幸

≪キャッチコピー≫
『肌が粟立つ 恐怖の極点』

≪ストーリー≫
小学校3年生の学級担任になった結衣(佐々木希)は、不登校の生徒・佐伯俊雄の自宅に行ってから、理解不能な現象に悩まされていた。その家ではかつて凄惨(せいさん)な出来事が起きており、関わった者全員が亡くなるという呪われた場所だった。結衣は吸い寄せられるように、再び佐伯家に向かい……。

≪感想≫
先日より鑑賞中の「呪怨」シリーズ。
今回は第三弾。

前作、前々作は、まぁまぁまぁ。
同じくジャパニーズホラーの金字塔的シリーズ「リング」よりも、
怖いといった印象。
特に所見の1作目はすんごい怖かったです。

ただ、お話や展開が色々入り組んでいて良くわかんないんですよね。
そんなこんなで、2作品だけ観て、ちょっと時間を置くことに。

ひっさしぶりに、続きを観てみましたよ。

さてさて。

う~~~む。
もひとつ面白くないなぁ・・・。

怖さは確かにあったんです。
例えば、クライマックスの伽椰子のフォルムとか。
例えば、クライマックスの直人のフォルムとか。
時折、登場する俊雄も演出的に驚かせる形をとっていたので、素直に
びっくりさせられたしね。
ただねぇ・・・。
ちょっと見慣れちゃったのかな。
1作目を観たときの衝撃はそこまでなかったなぁという印象。
残念無念。

お話についても結構、時系列が入り組んでいて、むむむと考えさせられる流れ。
そもそも、非科学的な事柄だったりするので、納得できない部分も
たっくさんあるんです。
それに加えて時間軸のうねりみたいな、さらにややこしい状況があるもんだから
頭はスッキリしないまんま・・・。
とほほ・・・。
僕に集中力と読解力をくれぃ!!

へへへ。
そんな感じで、とくにこれと言った印象を得られず終了。
調べてみるとあと1作品あるみたい。
う~~~ん・・・間を置くかな(苦笑)

≪点数≫
  5点
                                           (19.05.12鑑賞)

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No.1637 『TOKYO TRIBE』
No1637 『TOKYO TRIBE』

2014年制作 邦
監督:園 子温

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
数多くのトライブ(族)がひしめき、それぞれが自分たちの暮らす街を暴力で牛耳る近未来のトーキョー。ブクロWU-RONZを率いるメラ(鈴木亮平)は、何かと敵視していたムサシノSARUのメンバーである海(YOUNG DAIS)と衝突する。そして、それが引き金となって、シンヂュクHANDS、ブッバ家や怪しげな者たちを巻き込んだ一大抗争が勃発してしまう。トーキョーの各地で暴力が吹き荒れるが、その一方でさまざまな愛と友情をめぐるドラマも交錯していく。

≪感想≫
原作は「TOKYO TRIBE 2」という漫画。
僕が大学生の頃、Boonというファッション雑誌がありまして。
その雑誌で連載されていた本作。
全ては読んだ事ありませんが、うっすら読んでは楽しんでいた記憶が。
嗚呼、懐かしき思ひ出。
連載は終了しているようなので、いつか読んでみたいなぁ・・・。

おっと脱線。
映画について。

監督は園子温監督。
「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「ヒミズ」等々が有名ですね。
実は園監督の作品は観た事ないんですよねぇ。
お恥ずかしい。
あまりにも評判が良すぎてハードルが高くなっちゃってるんです。
いずれ必ず・・・。

さてさて本作。

カッコ良いのか、おバカなのか・・・。
なんじゃこりゃこりゃ?
恐らく監督が好き勝手やった変な作品でした。

本作は RAPミュージカルと言いますか。
セリフが時折(いや殆どか)、ラップミュージカルで進んでいて。
それが、結構、カッコ良かったりね。
本作って、プロのラッパーがたくさん出ていて。

実は私、最近マイブーム的に「フリースタイルダンジョン」なる番組を観ていて。
そこでフリースタイルのラップバトルが繰り広げられるんですが、めちゃくちゃカッコ良くって。
正直、何がすごくって、何が勝ち負けの基準が分かんないし、技術的な事も全然分かんないんですが、
とにかくカッコ良い、痺れているのは間違いなくって。
大好きなんですよねぇ・・・。

そんなRAP初心者の僕的に、やっぱり本作のプロのラッパーのRAPはすっげぇカッコ良かったんですよね。
主演のYOUNG DAISさんとか。
MC漢 a.k.a GAMIさんとか。
練マザファッカーのD.Oさんとか。
プロじゃないですが、染谷くんのラップも素敵だったし
窪塚くんのラップも素晴らしかった。
とにかくラップはハマれば全てカッコ良かったっす。

ただね・・・。
この、ハマればという言葉が大事なのですが、ハマらなかった場合、
全然ノレなかったんですよねぇ・・・。
中でもノレなかったのが、年長者組。
竹内力さんが出演されていたんですが、正直、キャラがイキきっているせいもあって、
ピンとこなかった。
笑わしにいっているんでしょうが、全然面白くない。
ラップの部分も何をいっているのか聴き取れなくって。
これはでんでんさんについても同じ。
何を言っているのか分かんなかったんですよねぇ・・・。
残念無念。

あとアクションがカッコ良かったな。
本作で、清野菜名さん、坂口茉琴さんという女優さんが出るんですが、この二人がとにかく動ける!!
めちゃくちゃキレもあってカッコ良くって。
ちょっと「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツを思い出したり。
ちょっと「チョコレート・ファイター」のジージャーを思い出したり。
とにかく素敵な女優さん二人でした。
今後もアクション女優として輝き続けて欲しいなぁ・・・。

良いところもたっくさんあったんですが、その反面、ダメダメなところも。
ラップミュージカルという事もあり、なんだか間延びしちゃったんですよね。
ワンシーンでひたすら長回ししているせいか、ノレなかったらひたすら長く感じるというか。
あと、おバカで好き勝手やっているせいもあって、これまたピンとこないところとかが、
ちょっと不快に感じちゃってね。
何度も書いて申し訳ないのですが、竹内力さんのシーンはもれなくノレなかったなぁ。
なんでしょうねぇ。
楽しいシーンも多々あったんですが、スカッとしないというか。
最後の最後まで同じテンションというか。
ちょっと抑揚がなく感じました。

もちろんイケてるシーンもあったんです。
しょこたんのブルースリーの件とか最高に笑えたし。
プロレスラーの高山さんの件も今の状況を考えるとグッときたし。

むむむ・・・面白かったんだけどなぁ。
ただ、面白くない部分の方が多かった気がします。

そんな感じで。
全体的に好きなところもあるけど、ノリきれなかった部分もたっくさん。
ちょっと奇天烈作品だったかな。
むむむ・・・。

とりあえず園監督の作品はもう少し観てみよっと。

≪点数≫
  5点
                                           (19.05.04鑑賞)


こちら原作。
いつか必ず。

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No.1636 『ちはやふる 結び』
No1636 『ちはやふる 結び』

2017年制作 邦
監督:小泉 徳宏

≪キャッチコピー≫
『絶対に忘れない――
     今、この瞬間が私たちの全て。』

≪ストーリー≫
瑞沢高校競技かるた部員の綾瀬千早(広瀬すず)と若宮詩暢(松岡茉優)が、全国大会で激闘を繰り広げてから2年。真島太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)らと共に名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢と戦えない自分の実力不足を痛感する。そんな中、千早たちの師匠・原田秀雄(國村隼)が史上最強の名人とされる周防久志(賀来賢人)に敗れてしまい、新が彼に挑戦状をたたきつける。その後3年生になった千早は、高校最後の全国大会に向けて動くが……。

≪感想≫
以前観た「ちはやふる」シリーズ最新作。
原作は少女漫画で、今も続いているのかな。
いずれ読んでみたい作品です。

前2作品はとっても楽しめて。
キラキラした青春部活映画。
とっても瑞々しくって爽やかで。
漫画原作を見事に映画に落とし込んだという印象。

前作鑑賞から2年ぐらいかな。
少し細かい部分は忘れていますがいざ!!

さてさて。

うん、やっぱり大好き「ちはやふる」!!
あいも変わらずキラッキラ。

ふと感じたのが演出の妙。
かるたバトルの演出とか。
スローを多用したり、アニメーションを入れたりと観ていて
すごくエモーショナル。
すごくグッとくるんですよね。
エンドーロールのアニメーションも素晴らしかったな。
音楽も素敵。
穏やかで本シリーズの世界観をちゃんと紡ぎ上げている演出。
本当に素晴らしかったです。

キャラクターも良いんです。
少女漫画が原作だからか基本的に根っからの悪党はいなくって。
ちょっと嫌な子はいるんだけど、最後には反省して成長する。
清らかな人たちばかり。
主役級のキャラ達は前作までのキャラを踏襲しているから、
さらなる成長が見れてやっぱりグッとくるし。
特に本作はちはやたちが次の世代へ引き継ぐ、紡ぐという部分も
大きかったのでね。
1作目の彼らの事を思い出すと、成長度が半端なくって、
これぞシリーズ物の醍醐味だよなぁと。

他にも他にも。

クイーンの若宮の存在感は相変わらず。
ずっと見ていたいキャラでしたよ。
本作から登場の最強名人、周防もカッコ良かった。
ちはやのライバルとなる伊織と新の件も微笑ましかった。
他にもライバル校のアイツやらアイツやら。
ちょっと同窓会っぽくて◎。
素敵なキャラクター達でした。

そんなこんなで。
とっても素敵な3部作。
しっかりと完結したかと言えばそうでもない。

ただね。

この終わらせ方で良いと思うんです。
だって、彼らの人生はこれからも続いていくんですもん。

瑞々しくてフレッシュな3部作。
十二分に堪能させていただきました!!

≪点数≫
  8点
                                           (19.05.03鑑賞)


こちら原作漫画。
まだ続いているのか。
いずれ。

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No.1635 『ローガン・ラッキー』
No1635 『ローガン・ラッキー』

2017年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ

≪キャッチコピー≫
『悪運も
実力のうち!?』

≪ストーリー≫
脚が不自由で仕事も家族も失ったジミー(チャニング・テイタム)は、人生を一変させようと犯罪計画を立てていた。それはカーレース「NASCAR」が開催されるサーキット場の金庫から、大金を強奪するというものだった。片腕を失った元軍人の弟クライド(アダム・ドライヴァー)、カーマニアの妹メリー(ライリー・キーオ)、爆破のプロで服役中のジョー(ダニエル・クレイグ)を仲間に迎えるジミー。ジョーを脱獄させて金庫を爆破し、再び彼を獄中に戻す大胆不敵な計画は順調に進んでいたように思えたが……。

≪感想≫
「オーシャンズ11」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督作品。
ソダーバーグ監督は2013年に撮った「サイド・エフェクト」を最後に
監督業を引退。
と思ったら、2017年に撮った本作で監督業復帰!!

これは観なきゃなぁと思い、レンタルしてまいりましたよ。
さてさて。

なるほど、「オーシャンズ」がゴージャスエンタメケイパームービーならば、
本作は地味目なエンタメケイパームービーだ!!

スタイリッシュな音楽と軽快なトーク、演出。
全体的にライトな感じ。
ただ、舞台が田舎町ということもあって、
ちょっと泥臭さも醸し出す。
これはこれで良し。

だってさぁ。
終盤の娘のコンテストの歌声の清らかさたるや。
ちょっと閉塞感がある街の中だからこそ生まれるであろう無垢さ。
なぜか分かんないけどウルっとしちゃいました・・・。

展開も好きな感じ。
最後の実はこんな作戦でした的な種明かし。
序盤、中盤までのローガン軍団のグダグダっぷり、負け犬っぷりも
相まって、こいつら何やってんだよ感がたっぷり。
その反動もあって最後のオチには本当にびっくりさせられました。
とってもスカッとしました。
負け犬達の逆転劇はやっぱり観ていて気持ちが良いもんです。

ただねぇ。
それはそれで、ローガンの能力がスマート過ぎてちょっと
それまでのローガン像からかけ離れちゃったかなと。
こんなに賢かったらそもそも、こんなに落ちぶれた感じになってないよなぁって。
だってすっごいハイスペックなんだもん。
これがダニー・オーシャンだったら分かるんですが。
そこらへんは少しノリ切れなかったかな。

まぁまぁまぁ。

そんなこんなで。
ソダーバーグ監督最新作。
本作の終わり方的に、続編が出ても良さそな感じ。
楽しみにしてまっせ!!

≪点数≫
  7点
                                           (19.05.02鑑賞)

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No.1634 『彼女がその名を知らない鳥たち』
No1634 『彼女がその名を知らない鳥たち』

2017年制作 邦
監督:白石 和彌

≪キャッチコピー≫
『あなたはこれを
     愛と呼べるか』

≪ストーリー≫
15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と共に生活している北原十和子(蒼井優)は、下品で地位も金もない佐野をさげすみながらも、彼の稼ぎに依存し自堕落に過ごしていた。ある日、彼女は8年前に別れ、いまだに思いを断ち切れない黒崎に似た妻子持ちの男と出会い、彼との情事に溺れていく。そんな折、北原は刑事から黒崎の失踪を知らされ、佐野がその件に関係しているのではないかと不安を抱き……。

≪感想≫
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」等々を撮った白石和彌監督作品。
白石監督の作品は大好き。
先日観た「狐狼の血」も良作でした。
まだまだ観ていない作品もあるし、今後も良さげな作品が目白押しのようで。
楽しみな監督さんの一人です。

さてさて・・・。

またまたヘビーな作品ですなぁ・・・。

登場人物に関しては共感できないキャラばかり。
主人公の十和子(蒼井優)は昔の彼氏のことが忘れられず、ぐうたら生活を送っていて。
冒頭のシーンの色んなところへのクレームをつけている件は観ていて本当に不快。
関わり合いになりたくないなぁって。
そんな十和子と同棲する男、陣治。
十和子に粘着して付きまとい、無下にされながらも十和子に尽くしていく。
彼もまた見た目も立ち振る舞いも不潔極まりなくってなんとなく不快に。
その後も十和子の元カレ黒崎もめちゃくちゃ嫌なやつだし。
十和子が新しく出会う男性水島もクズな不倫野郎だし。
とにかく序盤から嫌な気分にさせてくれるキャラばかり。
正直、ちょっと観るのを止めたくなったくらい(苦笑)

ただね・・・。
中盤あたりから物語の展開が読めなくなって。
ネタバレになりますが十和子の元カレである黒崎が数年前に
行方不明になっていることが判明。
それが、もしかしたら殺されているかもしれないという疑念が。
そこから徐々に明らかになっていく、十和子の過去。
陣治の狂気性もどんどん明らかになっていく。
それに加えて水島のクズっぷりも加速。
二転三転、物語が展開。
目が離せなくなってね。

本作はどちらかと言えばミステリになるんでしょうね。
ちょっと以前観た良作「愚行録」を思い出しました。

最後の着地。
全てが報われない結末。
十和子の未来はどうなっていくのか。
陣治のこれまでは報われるのか。
嫌な気分にさせられたキャラクターたちも、最後まで観ていくと少しでも
報われてほしいという気持ちに。
見た目は良くても心根がクズな人間たちと、見た目は不潔でも心根が
純粋な人間のお話。

むむむ・・・。
色々と考えさせられましたよ。

白石監督。
相変わらず良作を撮ってくれます。
今後も楽しみにしておりますよ!!

≪点数≫
  8点
                                           (19.05.01鑑賞)


こちら原作。
小説で読んだらまた違う驚きがありそう。

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No.1633 『グレムリン2/新・種・誕・生』
No1633 『グレムリン2/新・種・誕・生』

1990年制作 米
監督:ジョー・ダンテ

≪キャッチコピー≫
『あの3つの約束を決して忘れてはいけない。 もし忘れると…』

≪ストーリー≫
主人公ビリーと恋人ケイトは二人そろってニューヨークで新生活を送っていた。大富豪クランプの所有するクランプ・センターがその働き口だったが、ビリーはそこで、チャイナタウン再開発のために発見されたモグワイと再会する。しかしまたしても偶然と失敗が折り重なってモグワイの体からグレムリンが発生、しかも今度はセンターの研究所で開発中のバイオ・テクノロジーと融合、新種のグレムリンが大量発生してしまうのだ。

≪感想≫
大好き「グレムリン」の続編。
先日、ひっさしぶりに1作目を鑑賞。
良いものはいつみても良い!!
っつーことで、相変わらず楽しめた訳で。
子供の頃死ぬほど観てきた作品だから、懐かしくってねぇ。

そして、僕的には続編の本作の方が大好きで。
子どものころ、本作もたっくさん観たんですよね。

そんなこんなで・・・。

いやぁ・・・やっぱり大好き!!
最高の続編映画に仕上がっておりました。

んん〜〜何でしょう、監督が好き勝手自由にやってんなぁって。
とんでもなく自由気ままな楽しい作品。

まず、いろんなものが倍増していました。
本作のタイトルは新種誕生という事で、たっくさんの新種グレムリンが登場。
ハイスペックで喋れるグレムリン。
女グレムリン。
蜘蛛グレムリン。
電気グレムリン。
野菜グレムリン。
コウモリグレムリン。
見たかったグレムリンがここぞとばかりに登場。
これまた前作よりも倍増されたわちゃわちゃっぷり。
最高じゃん!!
それぞれのキャラも立っていて観ていてとっても楽しかったです。
コウモリグレムリンの死に方とか最高でしたもん。

ギズモの可愛さも倍増!!
あのランボーっぽいシーンとか。
あのロックな音楽に乗せてダンスするシーンとか。
めちゃくちゃキュートで観ていてため息ついちゃいましたよ。

人間キャラ達も魅力が倍増。
ビリーは大人になっていてハンサム君に。
ヒロインのケイト(フィービー・ケイツ)は相変わらずのキュートなルック。
前作に引き続きファッターマン夫妻が出ていましたね。
先に書きましたが、コウモリグレムリンとのバトルは楽しかったですよ。
そしてそして。
本作にダニエル・クランプさんという社長が出てくるんですが、
このキャラのモデルがどう見ても現アメリカ大統領のドナルド・トランプさんで。
ちょいと良いキャラっぽいのが腑に落ちない感じもありますが、
すっごい楽しかったっす。

演出も素晴らしかったっす。
例えば中盤ミュージカルになる件とか。
例えば中盤、映画自体がストップしてハルク・ホーガンが出てくる下りとか。
例えば最初のオープニングロールのアニメの件とか。
エンドロールの件もそう。
本当に好きなようにやってんなぁって。
観客を楽しませるのと同時に作り手も楽しんでんだろうなぁって。
全てが最高な方向へ転がっておりましたよ。

とにもかくにも。
やっぱり大好きグレムリンシリーズ。
特に本作は本当に素晴らしい続編映画に仕上がっておりました。

このレビューを書くときに色々、調べたんですが何やら続編製作の
話題も出ている的な記事が・・・。

うそ!?
最高じゃん!!
楽しみにしておりまっす!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (19.04.30鑑賞)

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No.1632 『グレムリン』
No1632 『グレムリン』

1984年制作 米
監督:ジョー・ダンテ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
チャイナタウンの骨董屋で発明家ペルツァーが手に入れた不思議な動物モグワイ。彼はそれを息子ビリーへクリスマス・プレゼントとして贈るが、モグワイには、水に濡らさないこと、太陽光線に当てないこと、真夜中すぎにエサを与えないことの三つの誓いが必要だった。だが、この誓いが破られた時、可愛いモグワイは恐るべき凶悪な怪物グレムリンへと増殖していく。かくして平和な田舎町キングストン・フォールズは悪夢のクリスマスを迎えることになるのだ。

≪感想≫
ひっさしぶりの鑑賞。
制作は1984年。
子供の頃、何回も何回も観ていた本作。

いやぁ、懐かしい。
そしてやっぱり楽しい良作。
堪能させていただきました。

さてさて。

まず、何と言ってもグレムリン(モグワイ)のルックがめちゃくちゃ良い!!
主役のギズモ。
これがまためっちゃくちゃキュートでね。
いちいち表情が可愛い!!

余談ですが僕の同級生にこのギズモにそっくりな奴がいて。
陰ながらギズモに似てんなぁといっつも思っておりました(苦笑)

ギズモから繁殖したモグワイたちもまた最高で。
しっかりとキャラ立ちできていて◎。
観ているだけで大満足できたキャラクター達でした。

お話もすっごい見応えありました。
中盤の悪グレムリンが街中を荒らしまくるシーン。
カオス感があって最高!!
あのバーや映画館でのわちゃわちゃシーンとか面白おかしくってね。
怖いんだけど面白い。
パニックなんだけどとってもキュート。
大好きっす!!
おバカで粗暴、いかにもグレムリンっぽくてね。

とにかくすっごい素敵なキャラクターが所狭しとわちゃわちゃやっているのが
素晴らしかった本作。
先に書きましたが制作が1980年代ということを考えると、
すっごいクオリティだなぁと。

あとね。
本作のヒロインの娘がめちゃくちゃ美人さんでして。
調べるとフィービー・ケイツという女優さん。
一気にファンになっちゃいましたよ。

他にも戦うお母さん、主人公ビリーをいびるおばちゃんあたりも
良いキャラだったなぁ。
あと、ビリーの小さなお友達ピートを演じていたのが
コリー・フェルドマンだったのも嬉しい誤算。
親父の馬鹿さ加減にはちょっとイラっとしましたが、それ以外は素敵な
奴らでしたよ。

そんなこんなで。

やっぱり大好きグレムリンシリーズ。
本シリーズは2作品あって。
実は僕的に2の方が大好きなんですよねぇ。
楽しみ!!

≪点数≫
  8点
                                           (19.04.29鑑賞)

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No.1631 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
No1631 『アベンジャーズ/エンドゲーム』

2019年制作 米
監督:アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ

≪キャッチコピー≫
『最強の、逆襲(アベンジ)へ――。』

≪ストーリー≫
アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)らアベンジャーズとサノス(ジョシュ・ブローリン)が戦った結果、全宇宙の生命は半数になってしまう。宇宙をさまよいながらスーツの開発を続けるアイアンマンをはじめ、生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)やソー(クリス・ヘムズワース)らは再び集まり、サノスへの逆襲を始める。

≪感想≫
大好きMCUの最新作にして最終作。

2008年に1作目「アイアンマン」が制作され、早10年。
もちろん僕も1作目から鑑賞。
ここ数年は映画館でリアルタイムで追い続けております。
もうねぇ。
こんなにずーっと追い続けているシリーズが終わるのはやっぱり寂しいもんです。
本作を観ている間。
とんでもなく幸せなんだけど、まだ終わらないでくれと矛盾した想いが行ったり来たり。
はぁ・・・終わっちゃうんだなぁって。

そんなこんなで大好きなMCUの最新作について。

まずは一言。
ありがとう・・・。

本作までに制作された21作品を見事に取りまとめ、しっかりと
次世代へのバトンを引き継いだ、これ以上ない着地の仕方でした!!

まずはキャラクターが総出演!!
一人一人書いちゃうとメチャクチャ長くなるのでちょっとだけ。
まずはアイアンマン。
本作はアイアンマンを始め、初期メンバーにスポットを当てた
内容に仕上がっておりました。
クライマックスのトニーの展開が何ともまた泣けて泣けて・・・。
トニーに始まりトニーで終わったといった感じです。
そうそう。
奥さんであるペッパー・ポッツも出演。
まさかのアイアンスーツを身に纏って戦う姿は、
めちゃくちゃ心躍らされましたよ!!

キャプテン・アメリカ。
彼も永遠のリーダーであり文字通りキャプテン。
最後の着地の仕方も、キャプテン・アメリカっぽくてよかったですねぇ。

ソーとハルク。
前作ではソーはメチャクチャカッコ良かったのに、本作のソーったら(苦笑)
ハルクも含めこの二人は本作ではコメディリリーフ的立ち位置に
なっていました。
お腹出っぷりソーとキャラに困ったハルク。
良くも悪くもダサかったっす(笑)

ブラックウィドウにホークアイ。
本作ではこの二人にも焦点が当てられていました。
中盤のストーンを巡っての自己犠牲の件。
泣けるよブラック・ウィドウ。
彼女にももっと手厚い鎮魂を・・・。

アントマン。
サノスへの逆襲の鍵となったアントマン。
終盤のジャイアントマンだったり、相棒のワスプとの共闘。
相変わらず観ていて楽しいキャラクターでしたよ。

キャプテン・マーベル。
彼女についてはまだまだ鮮度抜群!!
髪型も変わって一層、カッコ良く仕上がっておりました。
サノスとも五分(ごぶ)で渡り合えて、最強ヒーローの名に偽りない
キャラクターでした。

ブラック・パンサーチームやガーディアンズオブギャラクシーチーム。
ドクター・ストレンジチーム。
本作では少ししか活躍できませんでしたが、それでもあの一つのスクリーンに
みんなが映っている姿を見るだけでこれまた感涙。

スパイダーマン。
大好きトニーとのカラミはとても微笑ましくってね。
子弟、いや親子のような関係にグッときました。

他にもスカーレット・ウィッチやウォー・マシン、ファルコンやウィンター・ソルジャー。
ヴァルキリーも出てたしニック・フューリーも出てた。
もうねぇ書ききれないくらい数多のキャラクターが総出演で。
クライマックスの総登場シーンは本当に号泣ものでした。
はぁ、見てよかったってね。

おっと、もう一人大事なキャラ。
それはヴィランであるサノス御大。
前作はサノスの物語と言っていいほど彼にスポットを当てて
描いておりましたが、本作ではひたすら悪に徹して無敵感爆発。
どうやったら勝てるんだい、誰だったら勝てるんだいと
相変わらず無双の強さでした。
このラスボス感がまた良いんですよねぇ。

演出について。
MCUは本当に進化し続けたシリーズで。
このアメコミ映画という子供ウケしそうなジャンルをしっかりと
老若男女全ての人たちが楽しめるシリーズにしてくれてね。
シリアスだけじゃない。
コメディもいい塩梅で描かれていて。
思わず笑っちゃうシーンもたくさんありました。

そしてそして。
昔の作品を観ていないとわからないことも、観ていたからこそ、積み上げていった
情報が活きるシーンもたっくさん。
思い返すとまたグッとくるんですよね。
クライマックスのキャプテン・アメリカがソーのハンマーをブンブンを
振り回して叩くシーン。
ソー以外持てなかったハンマーですが、ソー曰く
「やっぱりな。」
的なね。
過去にハンマー持ち大会を繰り広げていて、その時
キャップがわずかに持てそうな可能性は見せていましたもんね。
トニーの父親との交流のくだりとか。
キャップの昔のガールフレンドとのくだりとか。
本当にシリアスながらもグッとなるシーンばかりで。

中盤まではアベンジャーズ初期メンバーたちの活躍が主流。
それぞれが6つのインフィニティ・ストーンを再収集するために
過去へ戻る下り。
ここでも嬉しいサービスがたっくさん。
例えば、ソーのガールフレンドであるジェーン(ナタリー・ポートマン)が
出てきたり。
例えば、ロキが出てきたり。
例えば、エンシェント・ワンが出てきたり。
懐かしいあのキャラたちが再登場。
めちゃくちゃ興奮しっぱなし。
昔観たあの作品のあのシーンが出てきたりと本当に素晴らしいサプライズばかりでした。

そしてそして。

クライマックスの全ヒーローが集まってくる瞬間。
キャプテン・アメリカの
「アベンジャーズ、アッセンブル!!」
の掛け声とともに始まるバトル。
これまでの重たい雰囲気からのカタルシス爆発!!
僕の涙腺も爆発!!!!
多幸感に溢れるシーンの連続ですっごいグッときましたよ。
そこから女性ヒーロー総決算のシーンもグッときたなぁ・・・・。

最後の最後までサービス満点で大満足の本作。

もちろん不満が無い訳でもないんです。
一番の不満は上映時間が短すぎ(笑)!!
もっとも〜〜っと彼らの活躍を見たかったよぅ・・・。
特に個人個人のバトルやコンビネーションバトル。
お話についてもきっとツッコもうと思えばいくらでもツッコめるんです。
けどそんな事は野暮ってなもんで。

とにかく、10年以上も続いた一つの壮大なシリーズが、今幕を閉じた訳で。
本当に素晴らしいシリーズ。
本当に素晴らしい映画。
この時代に生まれて、このシリーズに出会えて本当に良かった・・・。
「感謝」の一言!!!!

さて、MCUは今後どのような展開を広げていくのでしょうか・・・。
すでに何作品かは制作も決まっていて。
新たな歴史はもう始まっている!!
これからも追い続けていきます!!

≪点数≫
  10点
                                           (19.04.28鑑賞)

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No.1630 『シンクロナイズドモンスター』
No1630 『シンクロナイズドモンスター』

2016年制作 カナダ
監督:ナチョ・ビガロンド

≪キャッチコピー≫
『ダメウーマン⇔大怪獣
シンクロ率100%』

≪ストーリー≫
失業して酒浸りのグロリア(アン・ハサウェイ)は、一緒に住んでいた恋人のティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出され、ニューヨークから故郷の田舎町に戻る。そこで再会した幼なじみのオスカー(ジェイソン・サダイキス)が営むバーで働き始めた矢先、ソウルに巨大怪獣が襲来したことを知る。そしてニュースの映像を見たグロリアは、その怪獣と自分の動きがシンクロしていることに気付く。

≪感想≫※ネタバレ大アリ
アン・ハサウェイ主演作。

突如、ソウルに現れたどでかいモンスター。
その正体は田舎町に帰郷したダメ女のグロリアだった・・・。

なんともコメディチックな世界観。
なんだか楽しい作品になりそうだぞなんて思ったら・・・。

うん・・・??
全然、思っていたのとちがぁう!!

スケールがでかいようでその実描いているのはミニマムな事柄でした。

酒で失敗したグロリアが彼氏に振られ失意のまま地元へ帰ってくる。
そこで偶然、子供の頃の同級生(オスカー)と再会。
彼の計らいにより、彼の経営するバーで働く事に。
その流れで偶然、自分が今、巷を賑わせているどでかいモンスターの
正体が自分だと気づくっつお話。

中盤まで、これどんなお話に展開していくんだろうと思って鑑賞していたら、
まさかの展開。
オスカーがストーカーDV的キャラにトランスフォーム。
世界のお話ではなく男女のお話になっていましたよ。

クライマックスの展開は◎。
オチを書くと、グロリアは逆転の発想でソウルに行って、オスカーを
モンスターの姿でやっつけるっつー着地で。
その発想はフレッシュで思いつきませんでした!!
なかなか楽しい展開で良かったです。

ただねぇ・・・。
そもそもソウルの人たちに被害は出ているんですよねぇ。
最初のグロリアのおふざけで死傷者や街並みの破壊行為はされている訳で。
お話の本質はそこにはないとは言え、実害が出ている部分に多少の引っかかりは
否めなくってね。
そこらへんは少しモヤっとしてしまいました。

あと、オスカーのクズっぷりにも反吐が出ました。
こんなにわっるい奴もいるのかっつーぐらい嫌なやつで。
最初の方はただの良い人だっただけに、後半のあまりの変貌ぶりに
恐ろしく不快になってしまいました。
いくらなんでもねぇ・・・。

グロリアも結局、成長できたのかわかんないし。
肝心なところは大掴み感も否めないよねぇって。

ふと思った事。
本当にちっちゃなことかもしれませんが、そもそもなんで
モンスターの出現先がソウルなんでしょうか。
本編ではその理由も描かれていたのですが、なんで
ソウルを選んだのかなぁ・・・。
別にアメリカのどこかの街でも良かったのに。
なんて、ちょっとした疑問でした。

そんなこんなで。
思っていたのとちと違った展開でしたが、これはこれで良し!!
ただモヤモヤも残った作品でしたとさ。

しっかし、アン・ハサウェイは本当に美人さんですねぇ。
うっとり。

≪点数≫
  6点
                                           (19.04.27鑑賞)

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No.1629 『バウンティ・ハンター』
No1629 『バウンティ・ハンター』
2010年制作 米
監督:アンディ・テナント

≪キャッチコピー≫
『元妻を刑務所にブチこむ?
その仕事、のった!』

≪ストーリー≫
借金まみれのマイロ(ジェラルド・バトラー)は返済金を稼ぐため、ひょんなことから多額の懸賞金が懸けられた元妻ニコール(ジェニファー・アニストン)を追うバウンティー・ハンター(賞金稼ぎ)になる。妻に捨てられた恨みを晴らそうと執拗(しつよう)に追う元夫と、その追跡をあの手この手でかわす元妻。互いに相手の腹の内を探りながら攻防を繰り広げる二人だったが、いつしか組織がらみの陰謀に巻き込まれていく。

≪感想≫
元警官の賞金稼ぎが元嫁をハントするつもりが
事件に巻き込まれるっつーお話。

むむむ・・・。
毒にも薬にもならない作品でした。

何でしょう。
明後日には忘れてしまいそうなね。

僕の住む街では昔、土曜日のお昼にテレビで映画を放送していたんですが、
そこで流れそうな感じ。
「ビバリーヒルズコップ」的な。
「ポリスアカデミー」的な。
「リーサルウエポン」的な。
とりあえず万人が一定のレベルで楽しめる感じ。

本作に関しては。
予想以上のことが起こらない。

かといってめちゃくちゃつまらない訳でもない。

キャラに魅力があるかと言えばそうでもない。

むむむ。
褒めるところが見当たらねぇ・・・。
貶すところも見当たらねぇ・・・。

そんな感じ。
ってな訳で感想はここまで!!

・・・ん?
内容について全く書いてないって??
だってすでに忘れちゃっているんだもん・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (19.04.21鑑賞)
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No.1628 『シャザム!』
No1628 『シャザム!』

2019年制作 米
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ

≪キャッチコピー≫
『見た目はオトナ
中身はコドモ』

≪ストーリー≫
思春期を迎えたビリーは、魔術師にヒーローの才能を見いだされ、世界の救世主に選ばれる。「シャザム!」という言葉を唱えると、S=ソロモンの知力、H=ヘラクレスの強さ、A=アトラスのスタミナなど六つのパワーを持つ筋骨隆々のヒーローに変身する。だが、ビリー(ザカリー・リーヴァイ)の心は少年のままだった。

≪感想≫
アメコミ原作映画。

アメコミと言えばマーヴェルとDCの二大巨頭。
本作はDCコミックスが原作。

両親のいないビリー少年は、謎の老人魔術師と出会って、
力を授けられる。
ビリーが呪文「シャザム!!」と唱えると、筋肉ムッキムキの
スーパーヒーローに大変身!!
っつーお話。

いやぁ~楽しかった!!

軽いタッチで鑑賞できる楽しい作品に仕上がっておりました。
DCコミックス系の映画はくらぁい印象がありましたが、
前作の「アクアマン」に引き続き、大衆向けのエンタメ作品に
仕上がっておりましたよ。

まずお話の着地が大好き!!
クライマックス。
同じ境遇で過ごした兄弟たちに力を分け与えたあのシーン。
みんながヒーローになるあの瞬間。
カタルシス大爆発!!
めちゃくちゃ気持ちの良いシーンでしたよ!!
確かに、それまでちょっと子どもたちがグイグイ前に来てんなぁと思っていたんです。
ちょっと、足手まといになりかねんぞって。
それが、あの回収の仕方!!
いやぁ、良かった。
ただ、欲を言えばもっと彼ら一人一人に見せ場を作ってあげても
良かったのに。
キャラもしっかりと立っていたしね。
ヴィランもたくさん出てきていたから1対1のタイマンバトルシーンとか。
少しだけ物足りなかったな。

最後の家族での食事シーン。
ビリーがすべてを受け入れみんなを家族と認める。
やっぱりちょっと泣いちゃった。

本作は軽めのテイストでギャグも満載。
ゲラゲラ笑うことは無かったけど、思わずププッて笑えるシーンもあったり。
僕的には嫌いじゃないギャグのオンパレードでした。
クライマックスのシヴァナとのやり取りで、ビル街の騒音でシヴァナの声が
聞こえないという件とか笑っちゃいましたもんね。

音楽も素敵だったな。
クイーンの「Don't stop me now」が流れたり。
エンドロールの音楽もイカしてたっす。
これまた全体的に楽しくエンタメ的に仕上げていて◎。

総括。
軽いタッチで万人受けしそうなエンタメ作品。
見た目はちょいとダサいですが(笑)楽しくカッコ良いヒーローの誕生です!!
DCシリーズのこれからがさらに楽しみになりました!!

そうそう。
最後にスーパーマンらしきフォルムのヒーローが出ていましたね。
あれって、今後はシャザムもジャスティス・リーグに参入するのかな。
確かに、本作も続きがありそうでしたし・・・。

引き続き、そうそう。
本作の舞台はフィラデルフィアと言うことでロッキーのあの場所も
出てきていました。
良い感じ。
一度は行ってみたいなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (19.04.20鑑賞)

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No.1627 『SPL 狼たちの処刑台』
No1627 『SPL 狼たちの死刑台』

2017年制作 香港
監督:ウィルソン・イップ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
タイのパタヤに住む友人を訪ねようとしていた15歳の少女ウィンチーが誘拐される。知らせを受けた父である香港の警察官リー(ルイス・クー)は、自身の手で娘を奪還しようとタイに乗り込む。協力を申し出たパタヤ警察のチュイ(ウー・ユエ)とその同僚タク(トニー・ジャー)と共に、ウィンチーの足取りを懸命にたどるリー。やがて国家が黒幕となっている臓器密売組織の犯行であり、さらには警察内部に組織に関わっている者がいることが判明する。

≪感想≫
香港ノワール作品。

大好きトニー・ジャーが出演しているという事で鑑賞。

さてさて。

アクションは流石の一言。
めちゃくちゃカッコ良くって見応えたっぷり。
見た事ない動きもバンバン出てきて、やられながら攻撃を繰り出すやつとか
カッコ良かったなぁ。
他にも滑り込みながら動いたりするのも心踊りました。
あと、本作って内容もどんより重たい作品だったんですが、
バイオレンス色も強くって。
血みどろぶっしゃーシーンも多々。
拷問シーンも半端なかったっす。
僕的に拷問シーンは韓国映画がメチャクチャ描いている印象がありますが、
本作もなかなか。
あの、目隠ししてハンマーぶん回すシーンとか怖かったっす。
他にも時々、握りこぶしギュッとしてしまうシーンがちらほら。
ここら辺も見応えたっぷりでしたよ。

ただねぇ・・・。
ここからはダメダメな部分。
そもそもお話が酷すぎる・・・。
救いが全くなくってね。
娘を誘拐された香港刑事のリー。
妻を事故で失い、娘とも折り合いが悪くなっていた矢先に娘が誘拐されて。
それであの結末ですよ。
いくら何でも光がなさすぎる・・・。
誰に対しても希望の光は射していなくって。
誰にとっても後味の悪い着地。
観終わったあとどんよりしちゃいましたよ。

もひとつ・・・。
本作では大好きトニー・ジャーが出演していたんですが、
これまた扱いが酷すぎる!!
アクションはメチャクチャカッコ良くって。
こんなにも動けてまだまだこれからって時に、あんなあっさりと
終わらせるなんて・・・。
思わず
「嘘だろ・・・。」
なんて呟いてしまいました。

アクション◎。
お話✖️。

後味がとにかく悪すぎる一作でしたとさ。
とほほ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (19.04.14鑑賞)

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No.1626 『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
No1626 『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

2017年制作 仏
監督:リュック・ベッソン

≪キャッチコピー≫
『宇宙で、ブッ飛べ。』

≪ストーリー≫
西暦2740年。宇宙の平和を守るため、銀河をパトロールしている連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)。アルファ宇宙ステーションに降り立った彼らは、長い時間をかけて規模を広げ、多種多彩な種族が共存している“千の惑星の都市”の繁栄を目にする。だがその裏にはある秘密が存在し……。

≪感想≫
リュック・ヴェッソン監督最新作。
もっと言うと、ヨーロッパ・コープ最新作。

ヨーロッパ・コープ作品と言えば大味おバカ映画という印象。
本作のCMもそんな感じがプンプンで。
色彩豊かな世界観と、様々なルックのクリーチャーたち。
ちょっと「スター・ウォーズ」的な。
ちょいと楽しみしておりました。

さてさて。

「ワクワク」はしたんだけど「ドキドキ」はしなかったなぁ・・・。

本作は先に少し書きましたが、とにかくルックが素晴らしくって。
子供の頃夢見ていた未来がそこにはあって。
多種多様な宇宙人やメカたち。
観ていてすっごい楽しかったです。
想像を超える映像や世界は無かったんですが、見たかった世界観を
しっかりと観せてもらえたって感じ。
う〜〜ん、やっぱり本作は映画館案件だったなぁ。
映画館で観れなかった事をちと後悔。
とほほ。
とにかくルックは最高でワクワクしました!!

ただねぇ。
お話やアクションがそんなにだったんですよねぇ。

アクションについて。
ちょくちょくバトルアクションシーンが出てきていたんですが、
なんだか動きにキレがなくって、あまりカッコよく無かったんですよね。
これは撮り方とかの問題なのかな。
ちょっと、こんなもんか的な感じがして。
もう少し、キレよくカッコ良く撮って欲しかったかな。

お話について。
既視感バリバリのお話と、寄り道だらけの展開。
もう少しコンパクトにできたんじゃないのかなぁ。
まぁただ、監督の好きなもの撮りたいものをカットせずに詰め込んだんでしょうね。
例えば、中盤のダンスホールでのダンスシーンとか。
リアーナが魅力的に踊るんですが、あのシーンっているのかなぁ・・・。
イーサン・ホークの扱いも少し雑だったし。
上記二人の展開はとってつけた感プンプンでね。
まぁまぁまぁ。

そんなこんなで、ルック的にはめちゃくちゃ楽しくってワクワクさせられたんですが、
お話的にはドキドキしなかったという所。
大きなスクリーンで観たかったっす!!

余談ですが、本作に出てくる惑星ミュールのパール人のルックが
僕的には少し不気味に感じました(苦笑)
超有名作品「アバター」のあいつらを彷彿とさせて。
実は「アバター」は観た事がなくって。
ただルックとかもそうですが、お話的にも「アバター」ってこんな作品だったのでは!?
迫害される異星人的な。
今度、観てみるかな。

もひとつ余談。
本作って原作漫画があるんですって。
しかもこの漫画は「スター・ウォーズ」に影響を与えているらしくって。
へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜。
興味ありますな。

≪点数≫
  6点
                                           (19.04.13鑑賞)

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