2019-06-23 Sun

2017年制作 韓
監督:ビョン・ソンヒョン
≪キャッチコピー≫
『もう、俺を信じろとは言わない。
だが、俺はあんたを信じてる。
果てなき絆は、やがて無慈悲な雨を降らす――』
≪ストーリー≫
犯罪組織のトップを目指す服役囚ジェホ(ソル・ギョング)は、刑務所に入ってきた野心家のヒョンス(イム・シワン)と出会う。自分以外の人間を信用せずに生きてきたジェホだったが、ある日、ヒョンスが彼を急襲から救い、二人の絆が深まる。彼らはお互いを信頼し合い、出所後に協力して犯罪組織の乗っ取りを図ろうとするが……。
≪感想≫
韓国映画。
お話について。
若手刑事のヒョンスは麻薬密売をしているホシを挙げるため、
組織のナンバー2がいる監獄に潜入捜査する。
そこには、カリスマ的な実力を持ったジェホがいた・・・。
韓国映画って潜入捜査ものって結構多いような。
例えば最近観た「監獄の首領」だったり。
例えば以前観た傑作「新しき世界」とか。
社会性もあるのかな。
まぁまぁまぁ。
いやぁー、満足!!
話の展開がすっごい面白かったっす。
あと、独特の空気感。
この手の作品って、結構、韓国独特のドロリ感漂うおもたぁい作品かなと
思って観ていたんですが、そうでもなくって。
確かに全体的に重たかったんですが、時折、スタイリッシュな雰囲気があって。
アクションシーンとかそんな感じでしたね。
ちょっと熱くって勢いを重視した感じ。
話の展開について。
過去と現在をミックスしたような撮り方。
どんどんどんどん事実が明らかになっていく展開。
話が二転三転、どうなっていくのか分からなくって。
そこらへんが、先に書いた演出と相まってすっごい楽しく鑑賞することができましたよ。
ただねぇ・・・。
オチやお話がすっごい嫌な感じで。
お話の本質なのかもしれないですが、本作って結構、嫌な人間が多くってね。
もうちょっと人間に救いがあっても良かったのになぁと。
例えば、ヤクザ集団がクズ集団っつーのはしょうがないとして、
ヒョンスを潜入させる警察官たちもすっごい嫌な感じで。
特にあの女上司は最悪でしたね。
良さげに見せているところがまたなんとも・・・。
彼女たちの「正義」があまり見受けられなかったところは少し残念でした。
最後、彼女が殺られたシーンは少しスカッとしましたもん。
あとね。
ヒョンスの母親が死んじゃった件。
母親が死んだ後の展開からの、あの真相。
僕的にジェホが仕組んだんだろうなぁと薄々感じていたので、
「違うオチであってくれ!!」
と思う気持ちが。
とにもかくにも。
めちゃくちゃ楽しめて見応えがあって大満足の本作。
ただ、お話が少しなぁ・・・。
本作を撮った監督さんはビョン・ソンヒョンというお方。
聞いた事ないかも。
ちょっと調べて、他の作品も観てみよっと。
≪点数≫
7点
(19.03.30鑑賞)

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