2019-05-26 Sun

2018年制作 米
監督:ウィル・グラック
≪キャッチコピー≫
『ケンカするほど、好きになる。』
≪ストーリー≫
イギリスの湖水地方。いたずら好きなうさぎのピーターと心優しい女性ビア(ローズ・バーン)が暮らす家の隣に、ロンドンから神経質そうな青年マグレガー(ドーナル・グリーソン)が引っ越してきた。彼がビアに惹(ひ)かれたことで、ピーターとマグレガーはライバル関係になる。さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、マグレガーも反撃を試みるが……。
≪感想≫
多くの人が知る児童文学「ピーターラビットのおはなし」を実写映画化。
僕とピーターラビット。
実は私、本書を未読で。
と言うか、読んだことある人の方が少ないんじゃないかなぁと思ったり。
もちろんその存在は知っているし、何かのCM(確か、キューピー??)で
良く見た記憶があって。
だから本自体の内容は恥ずかしながら知らないんですよねぇ・・・。
なんとなく、くまのプーさん的な?
なんとなく、先日鑑賞した「パディントン」的な??
キュートなルックで子供たちをほっこりほくほくにさせてくれるんでしょうか。
ってな訳で、そんなピーターラビット弱者の私がいざ実写版の感想をば・・・。
あれ・・?
ちょっと思っていたのと違~~~う!!
ほっこりほくほくと言うか、スラップスティック調のアクションバトル映画に
仕上がっておりました!!
ピーターラビット率いる動物軍団 VS 人間。
バリッバリのバトルバトルバトル。
もちろん、ルックはかわいらしいのでそこに痛々しさはありませんが、
よくよく考えると結構、えげつないよなぁなんて。
例えば、ドアノブに触ったら電流ビリビリで吹っ飛ぶ感じとか。
例えば、動物を殺すためにダイナマイト的なものをバンバンやったり。
電流ビリビリのシーンはゲラゲラ笑わせてもらいました。
このやり取りやバトルシーンは何となく「ホーム・アローン」を
彷彿とさせるカラミでした。
これはこれで人気がでそうですね。
本作の良いところは何といっても、ピーターラビットたちのルックと
キャラクターでしょう。
ルックはとにかくキュート!!
いちいち可愛らしい。
やっていることや言っていることはえげつなくっても、
ニコニコして観ることができましたよ。
あとね、キャラが良かった。
僕的MVPはピーターの妹たち。
誰が長女なんだ的なやり取りはとっても楽しくって。
クライマックスのランボー的立ち回りは◎。
とまぁ、演出やキャラクター、ルック共に満足の一作だった訳ですが・・・。
お話や世界観が少し合わなかったな。
中途半端な感じがしてね。
本作では動物たちと人間が、基本、言葉は通じないのですが、
なぜか伝わるときもあって・・・。
そこら辺のバランスが悪くって少しノレなかったんですよね。
通じる世界なのか、通じない世界なのかはっきりしてほしかった。
それこそ先に書いた「パディントン」とか、違和感なく社会に溶け込むあの感じも
とても良かったもん。
中途半端に溶け込んでいる感じが、どこか嘘くさく感じちゃったんですよねぇ・・・。
とほほ・・・。
あと、キャラやルックの可愛らしさで薄まっていますが、結構、
ピーターラビットって性格が悪くないかい??
冒頭のジジイは父親の仇なので、あの扱いはわかるのですが、甥っ子のトーマスに関しては
まだ実害を受けていない段階から喧嘩を売っていく。
ちょっとマッチポンプ的手法に、少しトーマスに同情すらしてしまいましたよ。
ただ、トーマスも良い奴なのか悪い奴なのかはっきりしないキャラだったかな。
そんな感じで、ストーリーについてはノレない部分もあったり。
残念無念。
そんなこんなで。
とにかく可愛らしいピーターラビットたち。
その可愛らしさ備えつつ、ドッタバッタ、てんやわんやと織りなすアクションシーンは
十分に堪能させてもらいました。
満足満足!!
≪点数≫
6点
(19.03.02鑑賞)

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