fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.1602 『アズミ・ハルコは行方不明』
No1602 『アズミ・ハルコは行方不明』

2016年制作 邦
監督:松居 大悟

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
地方都市在住で27歳独身の会社員安曇春子(蒼井優)は、実家で両親と高齢の祖母と猫のみーちゃんと共に暮らしている。祖母の介護でイライラしがちな母親のまき散らす険悪な雰囲気が漂う家は、彼女にとって安らげる場所ではなかった。一方、成人式で中学時代の友人ユキオ(太賀)と再会した20歳の愛菜(高畑充希)は、流れでつい体の関係を持つ。

≪感想≫
むむむ。
またまた小難しい作品に出会ったぞ。

原作は山内マリコの同名の小説「アズミハルコは行方不明」。
この映画がどのような文章、構成になっているのかな。
未読ですがちょっと読んでみたいものです。

さてさて。

演出について。
本作は二人の女性を軸に進んでいくんですが、
とにかく時系列がバラバラ。
パズルのように展開していくお話についていくのが精一杯。
ただ、少しづつ繋がっていく展開には少し気持ち良さを感じたり。

ただねぇ。
本作って、結構、暗めのお話だったりするんでちょっとどんよりと
なっちゃったりしたんですよね。

お話自体もよくわかんない部分もあって。
余白が多くって受け手に考えさせる感じ。

あと、全体的にアートチックな印象も受けました。
音楽だったりとか、映像とかね。
グラフィティアート、それこそバンクシーの映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」を
取り扱っていたりしてましたもんね。

実際、僕もこの感想を書きながらひたすら思考中ですもんね(苦笑)

物語について。

本作はつまるところ全ての女性、女子への応援歌ってところなのかな。
本作に出てくる男たちは嫌な奴ばっかりで。
ハルコの職場の上司たちはハラスメントの塊だったし。
アイナの彼氏はアイナの事を軽く扱っていたし。
どちらも求められない存在として話が進んでいって。
その中で、時折出てくる男性をひたすら狩っている女子高生軍団。
クライマックスのアニメーションでも女性が男性を殺しまくるアニメで。
劇中、ハルコがアイナにかける言葉
「優雅な生活が最高の復讐である」
的な言葉。
それこそが本作で一番言いたかった事なんじゃないのかなぁって。
僕的には、やっぱ嫌な奴にはしっかりと制裁を加えて欲しいんじゃい!!
なんて思いましたが、彼女たちが嫌な男どもを肥やしにして新たな幸せを掴むために
動き出すのであればそれはそれで良いのかなぁと思ったり。
とにかく、最後は少しだけスカッとしましたよ。

ただ、やっぱりなんとなくモヤモヤと、飲み込めてない部分もたっくさん。
ふと思う。
本作ってスルメ映画なのかも・・・。
そして誰かと語り合って擦り合わせする案件かも・・・。

ふぅ・・・。
もう少し色々と考えてみようっと。

ただね・・・。
ただこれだけは言えます。
蒼井優さんの画持ちは半端ない。
彼女の佇まい、存在感は素晴らしい!!!

≪点数≫
  5点
                                           (19.02.11鑑賞)


こちら原作小説。
いずれ。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)