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No.1595 『ミスター・ガラス』
No1595 『ミスター・ガラス』

2018年制作 米
監督:M・ナイト・シャマラン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ある施設で、特殊能力を有する3人を対象にした研究が始まる。そこには、悪を察知する力と不死身の体を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24種類の人格が同居する多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、ハイレベルなIQと94回も骨折した繊細な肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)が集まっていた。

≪感想≫
ネタバレを盛大にしておりますので、未鑑賞の方は鑑賞後に読んでもらえるとありがたいです。

M・ナイト・シャマラン監督最新作。

本作は以前鑑賞した「アンブレイカブル」「スプリット」の続編的作品。
時系列としては「アンブレイカブル」からの「スプリット」の流れ。
僕はそれを逆の順番で観ちゃってね・・・。
だって「スプリット」が関連する作品って知らなかったんだもん・・・。
それで、鑑賞後、それに気づき、かつさらなる新作である本作が撮られるっつー事で、
めちゃくちゃショックを受けた記憶があります。

印象的には「アンブレイカブル」はシャマラン流ヒーロー誕生譚。
「スプリット」はヴィラン誕生譚。
と言ったところかなぁ。
まぁ「アンブレイカブル」ではヴィランも登場していましたが・・・。

そんなこんなで。
本作はその「アンブレイカブル」でヴィランとして登場したミスター・ガラスを中心とし、
「アンブレイカブル」のデヴィッド、「スプリット」のケヴィンの三人の物語。
これまたシャマラン流、ヒーロー映画の最終章に仕上がっておりましたよ。

キャラクターについて。

まずは触れた人間の悪事を読み取り影ながら成敗していく不死身のスーパーマン・デヴィッド。
演じたのは大好き、ブルース・ウィリス。
もう観ているだけで、満足感はありますね。
あの影のある感じとか、業を背負っている感じとか◎。
大好きです。
デヴィッド側のサブキャラとして息子のジョセフが登場。
「アンブレイカブル」から同じ俳優さんが演じていたので、大人になった彼を見てちょっと感動。
しっかりと面影残していて、少しだけ笑ってしまいましたよ。

次に24人の人格を持つ多重人格者のケヴィン。
「スプリット」ではその全貌は明らかになりませんでしたが、本作ではこれまで登場していなかった
人格も登場。
まぁ、24人ものキャラクターは見ているこっちも覚えられるわけなく。
とにかく演じられたジェームズ・マカヴォイの変幻自在ぶりにひたすら感嘆。
彼の一挙手一投足に目が話せませんでした。
大ボスのビーストの奇天烈な動きから、殺し屋的なキャラのアイツ、坊やキャラのヘドウィグ、
女性であるパトリシア等々、キャラをしっかりと演じわけられていました。
すっごいなぁ・・・。
ケヴィン側のサブキャラは「スプリット」で一人だけ助かったヒロインのケイシー。
本作ではケヴィンを正しい道へ導くキーパーソンとして再登場。
素敵でした。

最後は、サミュエル・L・ジャクソン演じるミスター・ガラス。
彼が、ヒーローであるデヴィッド、ヴィランであるケヴィンを生み出していて。
超絶的な頭脳の持ち主で、本作でもデヴィッドとケヴィンをバトルさせようと暗躍する。
彼に関してはもう、ルックだけでやられてしまう。
これまた素晴らしかったです。

キャラは置いといて。
お話や演出について。
本作は、前に作品に意味を付けて、最もシャマラン監督の主張やメッセージが
詰まっていた作品だったかもなぁと。
そもそも、これは、もともと3部作品として考えていたのかなぁ・・・。
本作では、ヒーローVSヴィランの心踊る展開。
そこで終了かと思いきや、最後にシャマラン印のサービスとなるどんでん返し。
そこに自分の伝えたいことを乗っける。
「みんな自分の才能や力を疑うことなかれ!!」
的な。
「出る杭を打とうとするやつらはほっときな!!」
的な。
なかなかメッセージの強い作品に仕上がっておりました。
なるほどねぇ・・・。

お話的には納得いかない部分もあったんです。
最後、ミスター・ガラスが良い事をしでかした的な着地でしたが、
なんだかんだで彼はテロリストですからねぇ・・・。

とにもかくにも。
シャマラン流のアメコミ映画シリーズ三部作。
マーヴェルユニバースやDCユニバースに対してのシャマランアンサー。
十分に堪能させていただきました!!

≪点数≫
  8点
                                           (19.01.23鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)