2019-03-26 Tue

2012年制作 米
監督:ジョー・カーナハン
≪キャッチコピー≫
『生き残れ。本能が叫んでいる。』
≪ストーリー≫
石油掘削現場で勤務する男たちを乗せ、アラスカのツンドラ地帯を飛んでいた飛行機が、大嵐に巻き込まれて墜落。オットウェイ(リーアム・ニーソン)ら、7人の男が生き残るものの、そこは周囲がすべて雪に覆われる極寒の地。一行は取りあえず南へと向かうが、野生のオオカミたちのテリトリーに足を踏み入れていたことから、彼らの執拗(しつよう)な攻撃にさらされることに。マイナス20度という寒さや、圧倒的な食料の不足にも苦しむ中、雪山を突き進んでいく彼らだったが……。
≪感想≫
大好きリーアム・ニーソン主演作品。
極寒の雪山に飛行機が墜落。
搭乗者の殆どが死亡した中、7人の男が生き残る。
極寒の中、狼たちの群れに囲まれながらのサバイバルが始まる・・・。
う〜〜〜〜〜ん・・・。
思っていたのとちと違う・・・。
僕が思っていたのは、無敵リーアムおじさんが、サバイバル能力を駆使して、
野生の狼やら熊やら、もっというと裏切り者の人間やらをバッタバッタと
なぎ倒していくアクション作品。
と思いきや・・・。
なんだか変で絶望的な作品に仕上がっておりました。
哲学的というか詩的というか。
頭カラッポ映画ではなく、ムムムと深く考えさせられる作風。
直接的なアクションは殆どなくって、忍び寄る恐怖と危険にどう立ち向かっていくのか。
迫り来る絶望と孤独にどう向かい合っていくのか。
そこらへんに重きを置いていたように感じました。
徐々にすり減っていく体力。
心がバッキバキび折れていく精神力。
そして仲間が一人一人と死んでいく状況。
観ていてズズズンとおもぉくなったりね・・・。
最後の大オチも受け手に投げかける方式。
果たして主人公のオットウェイは無事に生還できたのか!?
実はそんなことはあまりどうでも良くって。
単純に生き抜くための心構え的な事に重きを置いていたような気がします。
時折、描き出されるオットウェイの父親の詩がそうでした。
ちょっと忘れてしまいましたが、
「もう一度立ち上がれ!!戦え!!」
的な詩で。
そういった心意気みたいなものを強く打ち出していたように感じましたよ。
・・・むむむ。
思っていた作品とはちと違いましたが、大好きリーアムおじさんを観れてよかったかな。
しばらくしたら忘れてしまいそうですが、まぁ観て損はしない作品でしたとさ。
余談ですが、この手の作品といえば少しディカプリオ主演の「レヴェナント:蘇えりし者」を
思い出したり・・・。
あぁ、良い作品だったよなぁ・・・。
≪点数≫
6点
(18.12.29鑑賞)

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