2019-03-30 Sat

1979年制作 米
監督:シルヴェスター・スタローン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
前作で敗れたロッキーが、老トレーナーの指導のもとトレーニングを重ね、再びチャンピオン・アポロに挑戦する。
≪感想≫
大人気「ロッキー」シリーズ2作目。
前作がボクシング映画のクラシックとも名高い傑作。
僕も子供の頃にしょっちゅう観ていた記憶があります。
もちろん本作から4作目ぐらいまでは、よくテレビで放送されていた
記憶もあります。
さてさて。
うぅ〜〜〜〜ん・・・なるほどねぇ・・・。
しっかりと前作のテイストが引き継がれていた作品でした。
前作同様、ボクシングのシーンはクライマックスのアポロとの試合のみ。
それまではロッキーの成長物語が描かれていて。
前作はその人間ドラマの積み上げがあってこその、クライマックスのカタルシスだったんですが、
本作はそこまで、グッとこなかったんですよね。
むむむ・・・なんでだろ。
まぁまぁまぁ。
基本的にロッキーはめちゃくちゃ聖人で。
純粋無垢な男なんですよね。
前作のアポロとの試合でまとまったお金が手に入ったロッキー。
愛するエイドリアンと結婚して、バンバンにお金を使いまくる。
それは、別に調子に乗っているわけでもなく、天狗になっているわけでもない。
ただ、お金の使い方、運用の仕方をわかっていないだけ。
ロッキーのこの無垢な行動は見ていてイライラするというかハラハラする感じ。
終盤の展開もそう。
アポロと再戦する事になったロッキー。
だけど、練習にも気が入らずイマイチ力が入らない。
それはなぜって、愛するエイドリアンが戦うことを反対しているから・・・。
この力の入らなさが、本当にダメダメで・・・。
いくらなんでも、そこまで気が入らないのかぁって。
そんなロッキーにやる気を取り戻させたのはやっぱり大好きエイドリアン。
「勝って。」
その一言で、ロッキーのやる気爆発!!
これまで疎かにしていた練習も2倍3倍!!
強さも2倍3倍!!
一気にヘビー級チャンピオン並みの強さを手に入れます。
おいおい、いくらなんでも(笑)
まぁまぁまぁ。
クライマックスのボクシングシーン。
前作にも増してアポロにボッコボコにやられるロッキー。
これまたいくらなんでも・・・。
普通のボクシングの試合なら一発のクリーンヒットでノックアウトなのに、
10発、20発と打ち込まれても大丈夫。
そりゃないぜ!!
前作では感じなかっボクシングに対しての違和感が・・・。
むむむ・・・なんでじゃろ。
あと、前作で一番心がアガったシーン。
テーマソングがかかりながらのトレーニングシーン。
本作でも全く同じような状況のシーンがあって。
あの誰もが心アガるテーマソングにのってランニングをするシーン。
実は、本作のこのシーンはそこまでノレなくって。
正直、コントかと思うぐらい。
笑っちゃってしまいましたよ・・・。
だってさぁ・・・。
ロッキーがランニングをしていくんですが、一人、また一人と子供達が集まって来て。
4、5人ぐらいならまだしも、最後は数十名、下手すりゃ100名以上の子供達が
ロッキーを追いかけてくる。
もう、このシーンが笑えちゃってね。
久しぶりに声を出して笑っちゃいましたよ。
そんなこんなで。
前作よりかなりダメダメだった印象。
でもなぁ・・・。
やっぱりロッキーが好きなんだよぅ。
スタローンが好きなんだよぅ。
≪点数≫
6点
(18.12.31鑑賞)

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2019-03-28 Thu

1976年制作 米
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
≪キャッチコピー≫
『15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた……』
≪ストーリー≫
無敵の黒人ボクサー、アポロが人気取りのため、格下の相手と闘うことを宣言した。チャンピオンに挑戦するチャンスを与えることで、アメリカン・ドリームを体現しようというのだ。アポロのマネージャーたちは、選ばれたロッキーがサウスポーなのを気にかけ相手を変えるように忠告するがアポロは無視。かくして薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まる……。
≪感想≫
誰もが知っている名作。
ロッキーシリーズは全部で6作品。
その後、2017年に本シリーズの主人公であるロッキーのライバル、
アポロの息子のお話を描いた作品「クリード」が登場。
この作品がとんでもなく大ヒットして、巷の評判もとっても良くって。
その「クリード」の新作が上映されるという事で、復習も兼ねて一作目から鑑賞する事に。
僕とロッキー。
僕が本作を初めて観たのは小学生低学年ぐらいかな。
テレビでやっていたのを観た記憶があります。
これまた誰もが知っているあのテーマソングに乗せてトレーニングするシーンは
いつ観ても胸が熱くなります。
その後、2作目3・4作目と見てきて、それこそ合計十数回は観たといっても
過言じゃないかも。
それぐらい、テレビでも良くやっていたしね。
もちろん大好きな作品です。
さてさて、早速本作について。
う〜〜〜ん・・・色褪せませんねぇ・・・。
ただ、こんな作品だったんだなぁと再認識。
実は僕も本作を鑑賞するのは下手すりゃ25年ぶりくらいじゃないかな。
もっとボクシングボクシングしている作品かと思いきや・・・。
恐らくでしょうがその時代の社会を写した様な作品だったのでは・・・。
本作に登場するのは色んな負け犬達。
傷を抱えた社会や町や人間達が再び立ち上がるという物語だったんだなぁと。
ロッキーの住む街はいかにも下町っぽくて住民達も富裕層とは言えない人達。
ロッキーの周りの人達。
例えば、ロッキーの恋人エイドリアン。
彼女もコミュ障っぽくてうだつの上がらない感じだし。
例えば、エイドリアンの兄貴、ポーリー。
彼は観ている僕たち代表みたいな奴で。
妬み嫉みの塊で。
こいつがまた愛くるしい奴でしたねぇ・・・。
ロッキーの無償の愛情に助けられておりました。
他にもロッキーのセコンドにつくミッキー。
ミッキーも過去の栄光にしがみつく男でしたねぇ。
彼とロッキーの仲直りシーンのグッとくること!!
あえてカメラを遠くから撮って会話が聞こえない、やりとりだけで
許し合ったんだと分かるシーン。
素晴らしかったなぁ・・・。
こういう人達がもがいている姿を結構多めに映し出していて。
それをロッキーという人間の生き様を通して、光ある未来を描き出していく。
諦めずに立ち向かっていくことの素晴らしさ。
「やる」か「やらないか」という単純な選択なんだけど、難しい選択。
「やる」ことがいかに怖いか、だけどその結果がいかに素晴らしい事に繋がっていくのかを
見事に描き出していて・・・。
本当にグッときましたよ・・・。
ボクシング描写について。
クライマックスのアポロとの試合はもちろん良かったんですが、僕的にはやっぱり
中盤のテーマソングに乗ってのトレーニングシーン。
あそこ、めちゃくちゃグッときますよねぇ。
何回観ても、あそこが盛り上がるよねぇ・・・。
以前観た邦画ボクシング映画の傑作、安藤サクラさん主演の「百円の恋」の
あのトレーニングシーンに通づる素晴らしきシーンでした。
恐らく、その後のスポーツ映画に色々と影響を与えてくれているのではと。
本当に素晴らしかったです。
そんなこんなで。
ボクシング云々より、人間としてチャレンジすることの素晴らしさ。
そして、負け犬が這い上がる姿のカッコ良さ。
みんな大好きスタローンを堪能することができました!!
やっぱり良いものは良い!!!!
余談ですが、本作は主演のスタローンが脚本を書いているんですって。
どんだけ多才なんだよ!!
さぁさぁ、本シリーズも始まったばかり。
残り6作品。
気長に観るかねぇ・・・。
≪点数≫
9点
(18.12.30鑑賞)

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2019-03-26 Tue

2012年制作 米
監督:ジョー・カーナハン
≪キャッチコピー≫
『生き残れ。本能が叫んでいる。』
≪ストーリー≫
石油掘削現場で勤務する男たちを乗せ、アラスカのツンドラ地帯を飛んでいた飛行機が、大嵐に巻き込まれて墜落。オットウェイ(リーアム・ニーソン)ら、7人の男が生き残るものの、そこは周囲がすべて雪に覆われる極寒の地。一行は取りあえず南へと向かうが、野生のオオカミたちのテリトリーに足を踏み入れていたことから、彼らの執拗(しつよう)な攻撃にさらされることに。マイナス20度という寒さや、圧倒的な食料の不足にも苦しむ中、雪山を突き進んでいく彼らだったが……。
≪感想≫
大好きリーアム・ニーソン主演作品。
極寒の雪山に飛行機が墜落。
搭乗者の殆どが死亡した中、7人の男が生き残る。
極寒の中、狼たちの群れに囲まれながらのサバイバルが始まる・・・。
う〜〜〜〜〜ん・・・。
思っていたのとちと違う・・・。
僕が思っていたのは、無敵リーアムおじさんが、サバイバル能力を駆使して、
野生の狼やら熊やら、もっというと裏切り者の人間やらをバッタバッタと
なぎ倒していくアクション作品。
と思いきや・・・。
なんだか変で絶望的な作品に仕上がっておりました。
哲学的というか詩的というか。
頭カラッポ映画ではなく、ムムムと深く考えさせられる作風。
直接的なアクションは殆どなくって、忍び寄る恐怖と危険にどう立ち向かっていくのか。
迫り来る絶望と孤独にどう向かい合っていくのか。
そこらへんに重きを置いていたように感じました。
徐々にすり減っていく体力。
心がバッキバキび折れていく精神力。
そして仲間が一人一人と死んでいく状況。
観ていてズズズンとおもぉくなったりね・・・。
最後の大オチも受け手に投げかける方式。
果たして主人公のオットウェイは無事に生還できたのか!?
実はそんなことはあまりどうでも良くって。
単純に生き抜くための心構え的な事に重きを置いていたような気がします。
時折、描き出されるオットウェイの父親の詩がそうでした。
ちょっと忘れてしまいましたが、
「もう一度立ち上がれ!!戦え!!」
的な詩で。
そういった心意気みたいなものを強く打ち出していたように感じましたよ。
・・・むむむ。
思っていた作品とはちと違いましたが、大好きリーアムおじさんを観れてよかったかな。
しばらくしたら忘れてしまいそうですが、まぁ観て損はしない作品でしたとさ。
余談ですが、この手の作品といえば少しディカプリオ主演の「レヴェナント:蘇えりし者」を
思い出したり・・・。
あぁ、良い作品だったよなぁ・・・。
≪点数≫
6点
(18.12.29鑑賞)

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2019-03-24 Sun

2017年制作 韓
監督:ウォン・シニョン
≪キャッチコピー≫
『私の手は“殺人”を覚えている――』
≪ストーリー≫
かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンス(ソル・ギョング)は、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し……。
≪感想≫
韓国ドロリ映画。
年老いた元連続殺人鬼ビョンスは今はアルツハイマーになっていて、娘と二人暮らしをしている。
失われる記憶に抗いながら暮らす毎日。
そんなある日、ビョンスが出会った相手は同じ匂い(連続殺人鬼)をした男。
しかもその男は自分の大事な娘に近づいて来て・・・。
うん、何とも興味深いプロット。
最後の最後までどう転ぶかわからない緊張感たっぷりの作品でした。
まずは良かったところ。
設定がすごい興味深かった。
アルツハイマーの殺人鬼が記憶障害と戦いながら、敵と向き合う。
病にはやはり勝てなくって、ちょうど良い所で記憶を失ったり。
ちょうど良い所で発作が起きたり。
ここら辺は見ていて歯痒かったり、ムズムズしたり。
ただね・・・。
この良い所が実は悪い所でもあったり。
ビョンスが物事を忘れて行く時って、何だか、お話を引っ張るためだけに、
それこそ都合よくこの設定を持って来ているんじゃないかなぁって、
モヤモヤしちゃってね。
あと、これまた悪かった所なんですけど、物語の展開についていけなかったんです・・・。
すいません、これは僕の理解力のなさなんですけど、途中途中で
ビョンス視点で記憶が失われて数日後?数時間後??に場面が展開して行くのが
正直わかりにくくってね・・・。
良くも悪くも最後の最後まで、
「これって、こういう事なのかなぁ・・・。」
とか
「じゃあ、あれってああいう事なの・・・か??」
とか、ピンとこなかったりもして。
スッキリしないまんま終わっちゃったんですよね。
すごい面白い設定だったんだけど、めちゃくちゃノレたかというとそうでもなかったんです。
残念無念。
ただ、これが作り手の意図だったんじゃないのかなぁと。
何を信じて良いのかわかんない的なね。
むむぅ・・・。
あと良かった所として、俳優さんたちのルックが良かったですよね。
ビョンスを演じたソル・ギョルグさんも良かったんですけど、
相手の殺人鬼を演じたキム・ナムギルさんが飄々と涼しげな感じで◎。
いかにもサイコパスっぽくてね。
あと、警察署長役のオ・ダルスのやられ顔も最高でしたね。
韓国映画は演者さんが良いのも特徴的ですよね。
とにもかくにも。
設定はとても素晴らしかっただけに、もう少し分かりやすく仕上げても良かったなという印象。
まぁでも、韓国独特のどろりな雰囲気も堪能できたのでよしとするか。
≪点数≫
6点
(18.12.28鑑賞)

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2019-03-22 Fri

2018年制作 英/米
監督:ブライアン・シンガー
≪キャッチコピー≫
『伝説のバンド<クイーン>
その生き様が世界を変えた
感動の物語。』
≪ストーリー≫
1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。
≪感想≫
1970年代、世界中の人々の心を鷲掴みにした伝説のバンド「クイーン」。
そのメンバーのフレディー・マーキュリーを中心に描いた伝記作品。
僕とクイーン。
僕は80年代生まれなので、クイーンをリアルタイムで聞いてはいなくって。
ただ、いろんな映画やドラマ、CM、バラエティ番組で数々の曲が流れていて。
僕的にはキムタクがやっていた月9ドラマ「プライド」の印象が強いかなぁ・・・。
とにかく、どれもこれも聞いた事ある曲ばかり。
しかも、どれもこれもすっごい良い曲ばっかりなんですよねぇ・・・。
そんなにわかファンの私ですが、本作を観た諸先輩がたがあまりにも
絶賛していたので、いざ勇んで鑑賞して来ました。
さてさて。
いやぁ、凄い!!
最後のライブシーンなんて何回でも観たい!!
本当に素晴らしい音楽映画でした。
フレディー・マーキュリーを通してクイーンがどのように成長していくかを描き出す。
その最中に流れるクイーンの名曲たち。
これがまた良い曲ばかりで。
ドラマを見ているというよりかは、PVとかドキュメンタリーを観ている感じ。
先にちょっとだけ苦言的なことを書きますが、このドラマ部分がそこまで
深掘りされてないようにも感じたんです。
淡々とスターになっていく感じがしてね。
良くも悪くもドラマ部分には派手さが欠けていたというか。
これはこれで良かったんですが。
ただねぇ・・・。
それを上回るほどの音楽シーン、ライブシーンが本作にはあって。
例えばレコーディングシーンとか、あの名曲がどのように作られていたかとか、
そんなに細かく描かれていないんだけど、観ていてやっぱりグッとくるし。
そして何と言っても最後のライブシーンでしょう。
ここだけは、何度でも観たい!!
僕もなぜか分かりませんが涙を流しながら鑑賞していました。
ふと、好きなアーティストのライブDVDを観ているのと一緒なのかなとも
思ったのですが、これが全然ちがくって。
ライブに行くまでの人間ドラマ。
ライブ中のメンバーそれぞれの表情、会場の盛り上がり、観客の表情、
それぞれのベストの表情、ベストショットを組み合わせて映し出しているから
グッとくるし、感動する。
これぞ音楽映画じゃい!!
あの、大観衆が一つになる瞬間がめちゃくちゃ感動的。
いろんなものが昇華する感じ。
最高でした。
余談ですが、僕が大好きな漫画の1冊に「BECK」と言う作品があって。
これもインディーズバンドが七転八倒しながら音楽活動を続けていくっつー
お話なんだけど、この作品も僕が涙を流しながら読んだ作品の一つで。
この作品のクライマックスを思い出したんだよなぁ・・・。
とにかく、このライブシーンに関しては本当に素晴らしかったです。
劇中、時折、クイーンの歌に対し歌詞が流れているのですが、
フレディのこれまでの心情が見事にマッチしていて、名曲が
さらに彩を付ける。
クライマックスのライブはフレディがいろんなコンプレックスをはねのけて
一人の人間として確立された瞬間だったんじゃないでしょうか。
もしかしたら、ここら辺は演出なのかもしれませんが、
これは映画として、エンタメとして素晴らしい演出だったんじゃないかと思います。
そうそう。
ライブシーンの余談ですが、クライマックスのライブシーンで、時折、モニターを眺める
ミュージシャンっぽいチュルチュルロン毛の男がカットインしていたのですが、
あれは、誰なんだ??
すっごい気になります・・・。
他にも他にも。
クイーンというバンドについて。
本作は、フレディ・マーキュリーを中心に描いていたんですが、その他のメンバーも
素晴らしい方々で。
それぞれが曲を作っていて、誰もが知るあの名曲たちもバンドメンバー全員で、
作っていたんですよねぇ・・・。
そして、本作で描かれていたクイーンのメンバーは全員、人間として素晴らしい
方々で。
それなりに喧嘩をしたり、軽口叩いたりするんですが、根っからの悪はいない。
芯はすごい真っ当な、それこそインテリな感じがしたんですよね。
彼らの人間的魅力がしっかりと映し出されていましたよ。
僕的にはベースのジョン・ディーコンが好きでした。
あの弟感というか、穏やかな感じが良い塩梅で素敵でした。
さらにさらに。
クライマックスのライブエイドというチャリティイベントについて。
よくよく考えると本当にすごいイベントだったんだなぁと。
出演者も豪華だし、国を超えた大規模なイベントで、
「音楽」の素晴らしさ、圧倒的影響力を再確認。
国や人種を超えて人々の心に直接的に刺さるのはやっぱり
「音楽」なんですよねぇ。
とにもかくにも。
本当に素晴らしい音楽映画。
クイーンという素晴らしいバンドを再確認。
ドラマが薄かったと書きましたが、それはそれでちょうど良いバランスだったんじゃないかな。
圧巻のライブシーンは本当に素晴らしかった。
もう一回どデカイスクリーンで観たいなぁ・・・。
大大大満足の傑作でした!!
≪点数≫
9点
(18.12.27鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-03-20 Wed

2013年制作 米
監督:ピーター・バーグ
≪キャッチコピー≫
『ひとりでは、生き残れなかった。』
≪ストーリー≫
2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。
≪感想≫
実話に基づいた作品。
4人のネイビーシールズ隊員がアフガン戦争で200人からなるタリバン兵とバトルするっつーお話。
鑑賞後はグッと来たんですが、これって純度何%ぐらいのお話なのかなぁ・・・。
とりあえずそこは置いといて・・・。
まず良かったのが、戦闘シーン。
とんでもなく緊張感があって、四面楚歌感がハンパない。
敵を倒しても倒しても、どんどん現れる兵士たち。
どんなに凄腕のシールズ隊員でも徐々に徐々に削られていく。
ここら辺はすごいドラマチックに描かれていて。
恐らく本当はもっとあっけなかったり、情けなかったり、
カッコ悪かったり、凄惨なシーンだったりするんだろうけど、
ここはあえて、エンタメ的に撮っている感じがしました。
ネタバレになりますが、主人公のマーカス以外は全員戦死してしまうんですが、
一人一人をよりヒロイックに描いているため、感動的で
カッコ良く見えたんです。
ここら辺は良くもあり悪くもありと言うところか。
もし、戦争の悲惨さや政治的メッセージを盛り込みたいのであれば
本作のような撮り方だと、あまり伝わんないけど、
エンタメ的な楽しみ方を描きたいのであれば、この撮り方が
最適だと思うし。
だから、先に書いた
「本作って純度何%??」
に繋がるわけで・・・。
お話自体もドラマチックに描かれていて。
マーカスが終盤タリバンに追われながらも村人に助けられる件も
人間の信仰心の尊さみたいなものを見せてもらったし。
最初の、羊飼いたちの行動を考えるとその対比を巧く使っていたしね。
エンドロールのそれぞれの写真を見たときはやっぱりグッときたし。
ともかく全体的にフィクショナルな雰囲気がプンプンしていて。
ネイビーシールズの狙撃能力の高さにも驚いたしね。
7対3ぐらいでフィクション寄りだったんじゃないかなぁって。
とまぁ、そんな感じで。
とても楽しめたんですが、ちょっと実際にあったお話と言われると、
乗り切れない部分もあった本作。
主演は、マーク・ウォールバーグ。
ちょうど最近、彼が主演した「ザ・シューター/極大射程」を観たので、
また違った色の軍人キャラを観れたのも良かったなぁと・・・。
満足です!!
≪点数≫
7点
(18.12.26鑑賞)

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2019-03-18 Mon

2009年制作 米
監督:マイケル・ベイ
≪キャッチコピー≫
『新たなるトランスフォーム<変身>は
リベンジから始まる!』
≪ストーリー≫
オートボットとの壮絶な戦いの末に敗北したディセプティコンが、新たな仲間を率い、より凶悪になって復活。ディセプティコンの新たな侵略計画は、現存するオートボットたちの総力をはるかに上回る巨大なトランスフォーマー、“デヴァステーター”やメガトロン以上に凶悪な“フォールン”を擁するものだった……。
≪感想≫
子供たちに大人気「トランスフォーマー」シリーズを
今更ながら観てみようとのことで1作目から鑑賞。
本作は2作目。
前作では監督がド派手アクションを撮るマイケル・ベイ監督だったので
これでもかと言うほどのアクションのつるべ打ち。
どでかいロボット達がドッカンバッカン繰り広げるアクションは圧巻。
ただねぇ・・・。
前作のレビューでも書いたのですが、本作は映画館案件なんですよねぇ。
こういう、メチャクチャなアクションはでっかいスクリーンで
観てこその作品で。
僕んちのテレビでは物足りないんです。
もっと言うと、何が起こっているのか分からなかったり。
ロボットの変形「音」で何となく凄さを感じると言うか・・・。
とほほ・・・もったいないない。
本作の肝はアクションなだけに、その凄さの数割しか堪能できなかったのは
やっぱり残念でしたよ。
そしてそして。
本シリーズって全体的にストーリーやキャラ立ちがおざなりなんです。
お話も何が何やら分かんなくって、勝手に物語が進んでいく感じがするし、
キャラに関しても前作からそうですが、誰が誰やら分かんなくって。
特にロボット達はイマイチ区別が付かなかったり。
これは先に書きました、デカい画面で観たら良くわかるのでしょうが・・・。
ただ、その中でも前作から登場しているオプティマスとダンブルビー辺りは◎。
ダンブルビーは前作にも増してキュートなキャラだったし、オプティマスも
僕が昔観た、テレビアニメのトランスフォーマーシリーズのコンボイっぽくて
良かったです。
新キャラの双子のアイツらもコミカルで面白かったなぁ。
ここら辺は表情も良く見えて楽しかったですよ。
人間キャラたちはあくまでも脇役的な取り扱い。
なんだかいろいろワイワイキャッキャやっていますが、そんなに
魅力的ではなかったです。
正直、もっとロボロボドッカンバッカンをテンポよく観せてほしかったり。
だって、序盤の主人公のサムが大学の寮で両親とガチャガチャやる件とか、
ギャグが全然笑えなくって、逆に怒りすら覚える所業。
前作では楽しかったはずなのに、本作のギャグテイストはあまり
面白くなかったです。
そんなこんなで。
前作に引き続きアクションメガ盛りの本作。
アクションに関しては前作よりもグレードアップしていたと思います。
キャラに関しても、前作から少しだけ上積みされていたかな。
ただ、やっぱり本シリーズは映画館のでっかいスクリーンで観てこそ。
2019年に新作が公開されるみたい・・・。
映画館で観たいよねぇ・・・。
それなら、復習を兼ねて残り3作品を観なきゃなぁ・・・。
はぁー・・・結構、苦痛かも。
≪点数≫
5点
(18.12.25鑑賞)

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2019-03-16 Sat

2017年制作 英/米
監督:マーティン・マクドナー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長(ウディ・ハレルソン)を尊敬する彼の部下や町の人々に脅されても、決して屈しなかった。やがて事態は思わぬ方へ動き始め……。
≪感想≫※大きなネタバレあり
娘をレイプされ殺されてしまった母親が、犯人探しをしてくれない
警察に抗議のために3つのビルボード(立て看板)に抗議文を
掲載するっつーお話。
お話の展開が二転三転ごろごろごろ転がっていく。
こんな感じのお話かなぁなんて思っていたら、別の展開に。
じゃあ、こんな感じかなぁと思っていたらまた別の展開に。
そんなら、こんな着地になるのかなぁと思っていたら最後も綺麗に裏切ってくれて。
しかもこの着地がなんとも清らかというか。
爽やかというか。
思い返すと、そんなに綺麗な話でもなく、どちらかというとダークな部類に
入るのに、「赦し」てしまう。
すんごいクサい言葉ですが「愛」を感じる事ができまして。
むむむ・・・。
思い返すと本当に良作だったなぁと。
ちょいと具体的に。
冒頭、娘を殺された母親が警察に対して抗議を続けていく。
場所はアメリカ南部の田舎町。
未だ差別や偏見がはびこる町のようで。
以前観た「ウインターズ・ボーン」という作品の舞台にもなったところみたい。
とにかく、そこだけの正義が存在して、そこだけの時間の流れ方があるような社会で。
少しづつ映し出されるその社会の歪さ。
そしてそこに住む人たちの歪さ。
もっというと、「人間」の歪さ。
被害者と思われた母親、ミルドレッドも悪いことを積み重ねていくし。
元々、そんなに良い母親でもなかったみたいだし。
ミルドレッドに詰め寄られる警察署長、ウィロビー署長も別に
そんなに悪い人間じゃなかったし。
悪い部分と良い部分がしっかりと混在していて、
それは人と人との関係でどちらが出てくるかが決まっていく。
怒りは怒りを呼び。
暴力は暴力を呼び。
悪い方向へ悪い方向へ進んでいく物語。
物語の主役は三人。
娘を失ったミルドレッド。
警察署長のウィロビー。
そして警察官のディクソン。
それぞれが心に膿を持つ。
ミルドレッドとディクソンはそれが熟し怒りにつながり暴力に繋がる。
ウィロビーに関してもそう。
彼は病に蝕まれ、自ら命を絶ってしまう。
まずこの展開に「うわっ」って。
ここから怒涛の展開。
ディクソンの怒りのスイッチが外れ暴走し、そこからミルドレッドのスイッチも外れていく。
負の連鎖は止まらない訳で・・・。
その連鎖を止めるたのは・・・。
やっぱり人の優しさだったり想いだったり。
看板広告を取りまとめているレッドという男。
こいつがまた気の良い奴で。
病院でのディクソンとのやり取りはまさに「赦す」という行為。
本作の白眉のシーンでしたね。
ディクソンはウィロビー署長の手紙で優しさに触れ、レッドの行為で
完全に心が洗われたんじゃないでしょうか・・・。
本作では人間の汚さや負の循環を巧みに描いていましたが、その裏側にある
人間の美しさや優しさ、そんなに悪い人間ばっかりじゃない部分も
しっかりと描いておりました。
先に書きましたレッドや、ウィロビー所長、小男のジェームズもそう。
何気ない優しさや想いは人の悪しき部分を溶かしていって・・・。
それが最後のディクソンとミルドレッドの会話に繋がる。
何かが解決したわけじゃない。
もしかしたらもっと悪いことだって起こりえる。
ただ、それよりもきっと未来は輝いているという思いの方が勝った
エンディングになっていました。
重々しくどんよりしたストーリー。
人間の嫌な部分も良い部分も色んな角度から見ることのできた傑作。
役者さんたちも見事に演じられていましたねぇ・・・。
アカデミー賞では6部門7つのノミネートがあったみたい。
なるほど納得。
本当に素晴らしい作品でした。
≪点数≫
9点
(18.12.24鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-03-14 Thu

2007年制作 米
監督:アントワーン・フークア
≪キャッチコピー≫
『合衆国VS孤高の狙撃手<シューター>』
≪ストーリー≫
元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。
≪感想≫
大好き「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークア監督作品。
他にも「トレーニング・デイ」や「マグニフィセント・セブン」も
撮られていますね。
ふと考えると、どれもデンゼル・ワシントンが主演しているなぁ。
よっ!!名コンビ!!
本作の主演はマーク・ウォールバーグ。
いっつも思うんだけど、マット・デイモンに似てますよね・・・。
まぁまぁまぁ。
超凄腕のスナイパーが国家の陰謀に巻き込まれるっつーお話。
スナイパーのお話といえばクリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」を
思い出したり。
あれは、実話を基に作られた作品でしたが、本作は小説が原作なのかな。
勧善懲悪の気持ちの良い作品に仕上がっておりましたよ。
主人公のスワガーは超凄腕のスナイパー。
「イコライザー」のマッコールのように。
「ボーン・アイデンティティ」のジェイソン・ボーンのように。
サバイバル能力に長けていて、防御も攻撃も何でもござれ。
超遠くからでも一撃で獲物を捕らえます。
ここら辺の活躍はやっぱり観ていてすっごい楽しくて。
彼の一挙手一投足には目が離せませんでした。
何でしょう、ここら辺はアントワーン・フークア監督っぽいなぁって。
無敵感溢れるキャラの描き方とかが素晴らしかったです。
人が殺されるシーンとかも結構えげつなかったし。
スワガーの相棒になるFBIのメンフィスも良かった。
演じたのは大好きマイケル・ペーニャ。
ちょっと情けなさげで弱っちそうだけど、芯が強くって良いやつ感が◎。
敵キャラたちは、いかにも悪そな政治家や軍人さん。
ただ、彼らに関してはもう少し、ジワリジワリとやっつけて欲しかったな。
最後の展開的に、こいつらにはすっごい嫌な気分にさせられたので、
一発ドカンじゃなくって、ジワジワと自らの悪と向き合いながらやっつけられるみたいな。
まぁ、あのやられ方でもスカッとしたのはしたんですが・・・。
少しだけ物足りなかったかなと。
アクションについて。
もう少し細やかなアクションが観たかった気もしますが、そこは置いといて。
スワガーの無敵感はキッチリと描かれていたので◎。
色んな道具を使って対応していくサバイバル能力はやっぱり観ていて
憧れちゃいますよねぇ・・・。
お話については謎解きと言う感じではなく、敵から逃げながらも
どう追い詰めていくかっつー流れでした。
ある程度の緊張感も保たせつつ、スワガー無双の安心感もあったりと、
良くできたお話でしたよ。
そんなこんなで。
全体的にとっても楽しめた本作。
恐らくないでしょうが、続編を作っていただいて、スワガー無双を
もう一度観たいです!!
≪点数≫
8点
(18.12.16鑑賞)

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2019-03-12 Tue

2017年制作 邦
監督:大九 明子
≪キャッチコピー≫
『この恋、
絶滅すべきで
しょうか?』
≪ストーリー≫
初恋相手のイチを忘れられない24歳の会社員ヨシカ(松岡茉優)は、ある日職場の同期のニから交際を申し込まれる。人生初の告白に舞い上がるも、暑苦しいニとの関係に気乗りしないヨシカは、同窓会を計画し片思いの相手イチと再会。脳内の片思いと、現実の恋愛とのはざまで悩むヨシカは……。
≪感想≫
イタタタタ・・・。
グヌヌヌヌ・・・。
悶絶必須のいったい作品でした。
終わり方はとても素敵だったんですが、そこまでの痛みがねぇ。
クスクス笑えるんだけど、どこかチクリと痛みが伴う。
ず〜〜〜〜っと彼氏のいないお年頃の女子が、一人で妄想を膨らませながら
震えながらもがきながら七転八倒、行ったり来たりのコメディタッチの
恋愛物語。
主人公のヨシカは高校時代から友達もいなくっていわゆるコミュ障。
恋愛経験はなくって、高校時代の初恋の男性(通称イチ)にずーっと想いを
抱きながら今日を過ごしていて。
そのヨシカが、同僚の男性(通称ニ)に告白されて、自分を見つめ直すんだけど・・・。
このヨシカという女の子。
とにかくイタくって・・・。
いっぱいいっぱい考えすぎて考えすぎて、勝手に回答を決めつけて行動する。
自分の世界だけで生きている感じ。
なまじっか人って、この社会で生活している限り、そこまで外れた倫理観にはならなくって。
こうしてヨシカのように勝手に震えようがもがこうが社会は、そして世界は滞りなく進んでいく訳で。
深く関わらなければ全然、普通の娘なんだよなぁ・・・。
むしろキュートにすら見えてね。
正直に言うと、僕が鑑賞していて絶えず痛みを感じていたのは、自分にも当てはまる部分が
多々あったから(苦笑)
しかも、僕は30代後半なので、本作のヨシカの時代はとうに超えていて・・・。
ヨシカの時代をとうに超えているのにも関わらず、まだまだ出来上がっていない事に
さらにグサリと刺さったんですよねぇ・・・。
ふぅ~~~・・・。
おっと脱線。
話を戻すとこのヨシカ。
観ていて応援したくなるし、キュートに見えたのはもちろんキャラクターの良さも
ありましたが、何よりもこのヨシカというこじらせ女子を見事に演じきった
松岡茉優という超絶名女優さんのおかげでしょう!!
彼女の作品で言うとかの傑作「桐島、部活やめるってよ」の憎たらしい女の子役で頭角を現し、
僕的には「ちはやふる」シリーズでクイーンの若宮詩暢を演じたのが印象深いです。
とにかくこのヨシカというイキきっているんだけど、とても身近に感じるキャラを
見事に演じられていましたよ。
あのFワードを連呼する感じとか最高だったなぁ。
視野見とかも最高だったなぁ。
自分勝手なんだけど、どこか共感させてくれるあの感じとか。
我儘なんだけど、どこか応援したくなるあの感じとか。
さらに好きになりました。
あと個人的ににすっごいヨシカを連想させる知り合いがいるんですよねぇ。
かるーくオタク気質というかコミュ障というか。
考えるとその方もとってもキュートな方なんですよねぇ・・・。
ちょっと本作を観て欲しいな・・・。
おっとっと、また脱線。
話を戻すと、他のキャラもなかなか好印象。
ヨシカの事を好きな同僚のニ。
彼もすっごいイタい奴でした。
最終的には良い奴に着地していましたが、前半のヨシカへのアプローチの仕方が
すっごい強引過ぎて。
不器用ともちょっと違う押しの強さはすっごい嫌いでした。
ただ、なんでしょう・・・終盤の彼は観ていてこれまた応援したくなったんですよね。
ちょっと前半と後半の性格が一気にトランスフォームしていたように感じましたよ。
彼は彼なりにヨシカと接していくうえで成長していたのかな?
まぁまぁまぁ・・・。
ヨシカの初恋相手のイチ。
彼については、特に良くも悪くもなし。
普通のイケメン兄ちゃんって感じでした。
ミステリアスな雰囲気ながらも彼は彼なりに思うところもあって、
悪い奴じゃない感がしっかりと出ていて、ヨシカと上手くいってほしいなぁって思ったり。
思い返すと、ヨシカがもう少し成長していればこのイチと付き合うこともできたのでは!?
むむむ・・・でもヨシカが無理し過ぎてパンクしちゃうのかな。
まぁまぁまぁ。
あとは、ヨシカの空想上のお友達たちもいい味出していましたねぇ。
コンビニの兄ちゃんとか、駅の車掌さんとか、年中釣り三昧のおっちゃんとか。
彼ら彼女らとのカラミはオフビートな笑いと相まってほっこりしましたよ。
のちにこのカラミが空想であるという現実に気づくとグッと悲しくなっちゃいましたが・・・。
キャラについては皆、味があっていかにもミニシアター系の邦画っぽいなぁって。
一癖も二癖もあるヨシカ嬢でしたが、最後の最後はハッピーエンド。
今後の行方がめちゃくちゃ気になりますが、少しだけ成長したヨシカに万歳!!
とにもかくにも。
すっごい痛いんだけど魅力的な作品。
ただ、今の自分が観るにはとっても歯痒く辛い作品。
奇跡的に自分が次のステップに進んだ時に、
こんな時代もあったよねなんて思い返しながら観たいものです。
ふぃ~~~い。
≪点数≫
8点
(18.12.09鑑賞)
こちら原作。
どんな仕上がりなんでしょう。

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2019-03-10 Sun

1986年制作 香港
監督:ジョン・ウー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
国際的マフィアの幹部として偽札造りに明け暮れるホー(ティ・ロン)とマーク(チョウ・ユンファ)。一方、ホーの弟キット(レスリー・チャン)は警官で、偽札組織撲滅の為に活動していた。しかしかつて仲の良かった兄弟はそれぞれ違う道を歩み、取引失敗によってホーは警察に逮捕されてしまう。3年後、出所したホーはカタギに戻る事を決めたが、キットは彼が足を洗った事を信じようとしない。やがて、かつての組織がキットを殺そうとしている事を知ったホーは、マークと共に再び立ち上がる事を決意した
≪感想≫
香港ノワールの金字塔ともいえる本作。
タイトルは聞いたことがあったのですが、なんだかんだで観ることのなかった作品。
調べてみると本作はシリーズ化されていて3作品も出ているんですって!!
へぇーへぇーへぇー。
僕的香港ノワール作品と言えば、誰もが知っているであろう「インファナル・アフェア」シリーズ。
あれもすっごい良いシリーズでした。
そんなこんなで本作について。
なるほど、男くさぁい哀愁漂う良作でした。
制作は1986年。
ちょっとクラシックな作品でしたが十分に楽しめる内容になっていましたよ。
まず、各キャラクターが良い。
主役級は3名。
ギャングのホーとマーク。
そしてホーの弟のキット。
3名とも自分の使命に生きる漢たちで。
僕的MVPはホーの弟分であるマーク。
芸人の劇団ひとり氏を彷彿とさせるそのルック。
どこかで見たことあるなぁと思ったら、なんと、
今では世界的スターのチョウ・ユンファ氏でした!!
キャラ的にも昔気質のヤサグレ人情ヤクザキャラはとっても好感持てて。
彼が中盤ぐらいに見せるホーの仇を討ちに乗り込む銃撃シーンはメチャクチャ
カッコ良かったです。
あのマッチ棒を咥える仕草とか、冒頭のホーとのキャッキャとじゃれあうシーンも
微笑ましくて良かったです。
ホーもカッコ良かったな。
彼もまた見た目的にはそんなにカッコ良くなかったんですが、観ているうちに
メチャクチャ素敵な漢に見えてきて。
いぶし銀的存在感で素晴らしかったです。
あと、ホーが出所してから堅気になった後のタクシー会社の面々も良かったな。
特に社長も気の良い方で◎。
昔の作品だからかもしれませんが、お約束的な人物像をキッチリと描き出して
くれていた感じ。
とても良かったです。
欲を言えばもっと、悪役が悪役をしていても良かったかな。
少し物足りなかった気もします。
アクションについて。
本作は過激なガンアクションシーンが繰り広げられていました。
拳銃バンバン、血しぶきブッシャーは結構ふんだんに盛り込まれ、見応えのある
アクションシーンに仕上がっておりました。
これまでの香港映画のイメージはカンフーだったり、格闘アクションが主流でしたが
本作ではそこを排し、生粋のガンアクションで仕上げていて、そこも好感がもてました。
スロー的な演出もよりえげつなさが映し出されていて◎。
とにかくアクションについても大満足でした。
お話も良かったなぁ。
アングラで蠢く男たちのバトルと友情、家族愛。
グッときましたねぇ・・・。
とにもかくにも。
大満足の香港ノワールの金字塔。
先に書きましたが続編もあるみたい。
借りに行ってみようかなぁ・・・。
≪点数≫
8点
(18.12.07鑑賞)

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2019-03-08 Fri

2017年制作 韓
監督:チョン・ビョンギル
≪キャッチコピー≫
『悪いのは、私か、運命か。』
≪ストーリー≫
スクヒ(キム・オクビン)は犯罪グループの殺し屋として成長し、やがて育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)に好意を抱くようになり結婚する。だが、まもなくジュンサンが対立する組織によって殺され、スクヒは復讐(ふくしゅう)を実行する。その後彼女は国家組織に身柄を拘束され、10年後の自由と引き換えに国家専属の暗殺者となる。
≪感想≫
韓国映画。
殺し屋として育てられた女が父親を殺した犯人を
探し復讐を遂げるっつーお話。
監督は以前観た「殺人の告白」を撮った、チョン・ビョンギルというお方。
なるほどねぇ・・・後に書きますがアクションシーンが「・・・っぽいなぁ」って。
まずはそのアクションについて。
冒頭から本人目線の映像でアクションシーンがシーンが進んでいく。
一人称視点の撮り方(FPS)は以前観た「ハードコア」風映像。
これに、韓国独特のゴア描写、エグい描写が相まって見応えたっぷり。
その後もバッチバチなアクション満載。
しかも、この女性殺し屋役のキム・オクビンさんの綺麗さが相まって
超絶カッコ良かったです。
中盤以降は普通の撮り方だったんですが、とにかくカメラがグラングランに
動いていて。
正直、何が起こっているのかわからないぐらい(苦笑)
ただ、これは、先に書きましたチョン・ビョンギル監督印炸裂と言いますか。
「殺人の告白」でもそのいききったアクションの片鱗は見えてましたもん。
それをさらにいききったのが本作。
何が起こっているかは分からないんだけど、その「勢い」や良し!!!!
拳銃バンバン、手斧でサクッ、血みどろブッシャー、ナイフでグッサグサ。
カーアクションからバイクアクションまで。
何でもありの大立ち回り。
これぞ韓国映画の神髄でしょう!!
とにかく楽しく観賞することができましたよ。
ただねえ・・・。
お話があまりのれなかったんですよねぇ・・・。
ちょっと恋愛要素もあったんですが、そこのお話がすっごい雑に感じて。
国家情報局の男がスクヒに近づくんですが、なんかこいつがすっごい
悪いやつに見えて・・・。
スクヒの事を仕事で近づいているんだけど、本当に好きになっていくと言う
役どころなんですが、スクヒの事を本当に好きになっていく過程がイマイチ
描かれていないため、なんだよこのチャラ男は!!なんて思う始末。
と言うか、全体的にスクヒの可哀想さったらないですよ。
殺し屋軍団、国家情報局、ともにスクヒを軽んじた扱い。
殺し屋はまだしも国家も、スクヒを捨て犬的に扱うってどうよ!?
他の女性諜報員たちに対してもそう・・・。
殺人マシーンに育てあげるのも良いですが、そこに人権などどこにもなくって。
そこに納得できる理由や描写が無かったので、
なんか観ていてすっごいイライラしてしまいましたよ。
キャラについて。
演じている役者さんたちはみんな素敵な出で立ち。
スクヒを演じたキム・オクビンさんは綺麗ですっごい動けるし。
スクヒの育ての親であり元夫のジュンサンを演じたシン・ハギュンという方も
渋くてカッコ良かったっす。
スクヒの諜報員仲間のあの子とあの子も綺麗で良かったな。
スクヒの娘は似ても似つかない顔立ちでしたが、愛くるしいフェイスでしたね。
とにかく、演者さんたちはド派手なバイオレンスアクションで大立ち回り
を繰り広げて頑張っていましたよ。
とにもかくにも。
とにかくアクションは一見の価値あり!!
ただ、お話は胸糞悪くなること間違いなし!!
さぁ、どうしますか!?
ぜひ、ご検討を!!
≪点数≫
6点
(18.12.02鑑賞)

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2019-03-06 Wed

2017年制作 中
監督:レオ・チャン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
2007年の香港。国際捜査官のリン・トン(ジャッキー・チェン)は、危篤状態の幼い娘より仕事を優先し、他人の任務だった証人警護作戦に挑んだ結果、人工遺伝子がらみの陰謀に巻き込まれて大けがをしてしまう。2020年のシドニー。かつての事件を基にした小説の出版を契機に、身分を偽って生活していたリン・トン、犯罪組織、謎のハッカーたちが姿を現す。
≪感想≫
大好きジャッキー・チェンの人気シリーズ「ポリス・ストーリー」シリーズ最新作。
本作の予告を見たとき、
「おっ、懐かしいなぁ・・・」
なんて思いつつ。
以前「ライジング・ドラゴン」と言う作品で、アクション映画は
これで最後だなんて言っていたジャッキー。
その後も、なんだかんだでアクション映画に出ていたのは知っていたのですが
観賞することはなくって。
このままだと、大好きなジャッキーに置いてかれてしまうので、いざ劇場にて観賞することに。
それならと1作目から復習してからと思い1作目から本作まで怒涛の観賞と相成りました。
ではでは・・・。
・・・ん?
・・・んん??
あれ・・・?
あれあれ・・・??
ぎゃーーーーーー!!
やってもたーーーーー!!!!
これ、ポリス・ストーリーシリーズじゃなぁーーーーーい!!!!!!
観賞後、調べてみると本作はタイトルこそポリス・ストーリーと付いていますが、
前4作品と全く関係なくって・・・。
通りで、主役のジャッキーの名前もリン刑事になっていたから
変だと思っていたんですよね。
そもそも前作くらいから何となく違うんじゃないかなぁと感じていたし、
香港映画ってこんな感じだよねって思っていた部分もあったから、
まぁそこは流していたんですよね。
とほほほほ・・・。
ほんと、やっちまったよ・・・。
これまでの復習が水の泡に・・・。
まぁまぁまぁ・・・。
そこは水に流して純粋に本作について・・・。
先に書いた経緯も相まって思っていたのとは全然違いましたが、
ジャッキー映画の新作としては十分に楽しめましたよ。
全体的なイメージとしてはリアル系ではなくってファンタジー系。
ちょっとマーヴェル映画的な。
ちょっとスターウォーズ的な。
なんでしょう、出てくるキャラやメカを見ているとそんな印象を受けましたよ。
クライマックスの敵のアジトである空母とか、敵の着ているバトルスーツとかね。
確かにカッコいいんですがちょっと既視感アリアリだったかな。
お話についても、人工心臓とか未来のお話っぽいし、その人工心臓の見た目も
これまたメカメカしていていくらなんでも感が。
まぁ、こういうテイストのジャッキー映画を観ることはなかなかないので、
これはこれで良かったです。
キャラについて。
大好きジャッキーは言わずもがな素晴らしいので置いといて。
脇を固めるキャラ達。
ジャッキーの相棒である女性刑事スー。
めちゃくちゃ動けてキレのいいアクションを披露してくれました。
カッコ良かったっす!!
ジャッキーの娘のナンシーもキュートでしたねぇ。
そして、ナンシーを追っている天才ハッカーのリスン。
こいつがまたとんでもキャラクターで。
神出鬼没とはこのことで、八面六臂の大活躍。
ラストも何だかんだで生きていたし・・・。
ある意味こいつが一番無敵なんじゃないかって・・・(苦笑)
演じていたのはショウ・ルオと言う俳優さん。
どこかで見たことあるなぁなんて思っていたら、これまた大好きチャウ・シンチー監督の
「人魚姫」のタコ兄だ!!
嬉しい誤算。
他には、敵であるアンドレと言うボスキャラは「ハリー・ポッター」のヴォルデモート卿っぽいなぁって思ったり、
女戦士はちょっと現実離れしすぎているよなぁって思ったり。
女戦士の最期はちょっとあっけなかったな。
それまでが頑張っていたので、散り際もっと魅せてくれても良かったのにな。
とにかく全体的に印象深いキャラもたくさん出ていました。
アクションについて。
先に書いたように現実離れしたお話だったのでアクションも
ドッカンバッカンなアクションが多めでしたが、ジャッキー映画の売りである
「生」感たっぷりのアクションも多用されていました。
中盤のオペラハウス屋上でのバトルは超絶見ごたえがあったし。
小物を使ってのカンフーアクションも相変わらず素晴らしかった。
オペラハウスの天井伝いのアクションとか「ミッション・インポッシブル」の
トム・クルーズを彷彿とさせましたもん。
(恐らくジャッキーが元祖でしょう。)
とにかくアクションに関しては見応えたっぷりですんごい楽しめました。
とにもかくにも。
シリーズ最新作ではなかったので、とんでもなくやっちまった感がありますが・・・。
ただ、ジャッキーの最新作をまた観ることができたという感動。
そして、ジャッキーがまだまだ現役を貫いているという感動。
やっぱり僕はJCG(ジャッキー・チェン・ジェネレーション)だと再確認。
今後も追い続けていくぞ!!!!
また、昔の作品も掘り起こしてみようかなぁ・・・。
≪点数≫
7点
(18.12.01鑑賞)

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2019-03-04 Mon

1996年制作 香港
監督:スタンリー・トン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
今回は香港を飛び出しロシアからオーストラリアへと世界を舞台に展開される。CIAからの依頼で密輸グループの女性をウクライナまで尾行するジャッキー。簡単な任務のはずだったが、そこで武器密輸業者の存在を知った事からまたまたジャッキーは巨大な事件に巻き込まれてしまう……。
≪感想≫
大好きジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー」シリーズ第四弾。
シリーズ最新作が上映中の今、連日連夜で復習中。
大好きなジャッキーの素晴らしさを再確認・・・。
さて本作について。
やばい、どんどん観たかったジャッキー映画から商業映画へと変わっていっているような・・・。
前作に引き続きストーリーはまぁ普通にできていました。
潜入捜査をして、海外の敵たちをやっつける的なお話は
ある意味前作を少しグレードアップしている感じ。
作中でも語られていましたが、香港版「007」的なね。
ただ、正直、登場人物等粗挽き感があって整理できていないようにも感じたかな。
世界観は広がっているけど、細かい部分がイマイチって・・・。
アクションシーンについて。
見応えがあったのは、雪山滑走アクションかな。
これまた「007」シリーズの作品で出てきそうなシーンでした。
あとはやっぱり、ジャッキーのバトルシーン。
中盤の多勢に立ち向かっていくバトルは相変わらず流れるような格闘シーンで
観ていてとっても楽しかったです。
ここら辺は、エンドロール前のNGシーン、リハシーンと併せてみれば
より「生」「リアル」感が伝わって興奮MAXでした。
これぞジャッキー映画!!と言ったところか。
終盤の水中アクションシーンもありました。
こちらはカッコよさを重視せずにどちらかと言うと楽しさに重きを置いていました。
既視感はありましたが、楽しく観ることができましたよ。
演出について。
これまでの作品では書きませんでしたが、ジャッキー映画にはコメディタッチの部分もあって。
ベタな笑いの数々はちょっとドリフ的と言うか。
くっだらないんだけど笑えるんですよね。
本作で言えば、中盤の巨体の敵キャラ2人とのバトルシーン。
まぁまぁ笑えたかな(苦笑)
そんなこんなで。
全体的にちょっと退屈だった印象。
良くも悪くも1作目の粗挽き感な演出と生身のアクション。
これぞジャッキー映画!!と言った印象は本作では薄かったかなぁ・・・。
残念無念。
さぁ、いよいよ次作は最新作!!
映画館で観てこよっと!!
≪点数≫
5点
(18.11.29鑑賞)

満足ならクリック!!
2019-03-02 Sat

1992年制作 香港
監督:スタンリー・トン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
全アジアを牛耳る麻薬王チャイバを逮捕するため、香港国際警察のエース・チャンは、中国公安の敏腕女性部長ヤンと共に、潜入捜査を開始する……。
≪感想≫
大好きジャッキー・チェン主演の「ポリス・ストーリー」シリーズ第三弾。
シリーズ最新作が上映中の今、連日連夜で復習中。
大好きなジャッキーの素晴らしさを再確認・・・。
さて本作について。
作品を重ねていくうちに、良くも悪くもストーリーが洗練されているように感じました。
1作目のぼろっぼろなストーリーに比べたら2作目。
2作目に比べたら本作の方がストーリーに厚みが出ていたような。
ただ、まだまだ面白味には欠ける感じ。
今となれば1作目の歪なお話や物語の展開の方がインパクトがあったような。
本作はちょっと平板になってしまったかなと。
それを考えると、次作以降もより洗練されていくという期待ももてたりね(苦笑)
アクションについて。
こちらも前作までに比べると良くも悪くも派手になっていて壮大になっていたかと。
中盤のマレーシアの敵のアジトでのバトルはこれはジャッキー映画じゃなくて
シルベスター・スタローンの「ランボー」シリーズかと思っちゃうくらい、
戦争戦争していて(苦笑)
これはこれでまぁ良いんですが、どちらかと言うと、これまでの
こじんまりとした「生」感溢れるアクションをもっと観たかったなぁって。
もちろん、それらが無かった訳ではないんです。
例えば、ジャッキーのバトルアクションは相変わらずカッコ良かったし。
例えば、ジャッキーのヘリコプターぶら下がりアクションは、
トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」シリーズを彷彿とさせていたし(恐らくこちらが元祖なのでは・・・。)
とにかく、見応えはこれまで同様たっくさんあったし。
ジャッキーは相変わらずカッコ良かったし。
そしてもう一人、魅力的なキャラがいたんですよね。
それは、ヒロインを演じたミシェル・ヨーの存在感!!
彼女のバトルアクションはもちろんのこと、あのバイクアクション。
本作の目玉とも言えるバイクで電車の屋上に乗り込むシーン!!
あそこは僕的No.1シーンに仕上がっておりましたよ。
ジャッキーとのコンビもハマっていて今後も出続けて欲しいなぁって。
とにもかくにも。
多少、大衆向けになった本シリーズ。
それでも楽しめるジャッキー映画。
まだまだまだまだ!!!!
≪点数≫
7点
(18.11.28鑑賞)

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