2019-02-06 Wed

2017年制作 中
監督:ジョン・ウー
≪キャッチコピー≫
『追う者、逃げる者、魂の出会い。』
≪ストーリー≫
国際弁護士のドゥ・チウ(チャン・ハンユー)は、気が付くと女の死体が横にあり、身に覚えのない殺人事件の容疑者に仕立て上げられたことに気付く。逃亡を図ったチウを追う敏腕刑事・矢村(福山雅治)は捜査を進めるにつれ事件に違和感を覚えるようになる。やがて二人の間に信頼が生まれ、彼らは共に真相を追うが……。
≪感想≫
中国アクション映画の巨匠、ジョン・ウー監督作品。
監督が日本を舞台に、そして福山雅治を主演に据えアクション映画を!!
そんな制作発表がされた時、
「おぉ!!なんて楽しそうな映画が!!」
なんて思ったものです。
ジョン・ウー監督の作品は
三国志の赤壁の戦いを描いた「レッド・クリフ」二部作や
「ミッション:インポッシブル2」あたりを観賞。
どちらもドッカンバッカンのアクションがあったような・・・。
さてさて。
いろいろと引っかかりの多い作品に仕上がっておりました・・・。
まずストーリー展開がとんでもなく雑。
よくわからないまま展開していくので、正直、観ながらずーーっと
「???」って感じ。
キャラも雑。
例えば警察が無能すぎるとか。
例えば主人公のドゥ・チウが弁護士なのにめちゃくちゃハイスペックとか。
だって、弁護士がカーアクションをこなしたりバトルアクションをこなしたり、刑事の矢村(福山 雅治)を
やっつけたりするんですもん。
それで言えば、出てくる奴らが一般人のくせにやたらと強い問題もありました。
ヒロインっぽい女性も一般人なのに猟銃を使ってガンアクションを繰り広げる辺り、
いくらなんでも感があったり。
あと、新人刑事の百田(桜庭ななみさん)の行動や表情がとんでもなく違和感があったり。
ただね、そんな変な設定も中国アクション映画と考えれば、これはこれで楽しかったのかなと。
正直、出演者も日本人多数、舞台も日本という事で、どこか邦画扱い、それこそ
厳しめに観てしまった部分もあるんですよね。
それを視点を変えて、日本リスペクトのジョン・ウー監督がいろんなオマージュを使い、撮ってくれたと考えると
ありがたかったのかなぁと、いまさらながら思ったりもするんですよね。
思い返すと楽しかった部分もあったりするもん。
例えばキャラ的には女性殺し屋コンビのちょっと体格が良いあいつ。
ルックも逞しく、良い感じで動けてすごい素敵なキャラクターでした。
後に知ったのですが彼女はジョン・ウー監督の実の娘さんなんですって。
へぇーへぇーへぇー・・・。
福山さんとチャン・ハンユーのバディアクションもスタイリッシュで見応えあったし。
ただ、チャン・ハンユーについてはソロアクションはちょっと物足りなかったな。
冒頭の地下鉄線路を走って逃げるシーンの走り姿が少しダサかったんですよね(苦笑)
その点、福山さんのアクションはやっぱりカッコ良かったなぁ。
もっとアクション映画に出たら良いのに。
そんなこんなで。
観ているときはすっごい「???」で「おいおい、そりゃないぜ」な作品でしたが、
こうやって思い返すとまぁ許せる作品だったのかなと。
ってな訳で5点!!
≪点数≫
5点
(18.10.26鑑賞)

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