fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.1551 『カーズ/クロスロード』
No1551 『カーズ/クロスロード』

2017年制作 米
監督:ブライアン・フィー

≪キャッチコピー≫
『夢の続きか、新たな人生か?』

≪ストーリー≫
迷い込んだ田舎町ラジエーター・スプリングスで、ドック・ハドソンをはじめとする心優しい仲間との触れ合いを経て、自分勝手だった性格を改めたスポーツカーのライトニング・マックィーン。目覚ましい活躍を見せてきたマックィーンだったが、最新型レーサーが次々と台頭してきて苦戦を強いられる。いつまでも第一線にいたいという焦りに駆られたマックィーンは、ある日レース中にクラッシュ事故に遭遇。運にも世間にも見放され、頭の中に引退という文字がちらつき……。

≪感想≫
先日、鑑賞した「カーズ」シリーズの最新作。

車を擬人化した世界。
主人公のマックイーンが様々な出来事、出会いを経て成長していくっつーお話。
1作目で大満足した本シリーズでしたが、2作目でちょっと路線変更っぽい
仕上がりにしてきてちょっとガクッと。
少し萎えてしまってちょっと時間を置く事に。
それでも楽しめた本シリーズ。

さてさて。

恐らくこれが最終作となるであろう作品に仕上がっておりました。
レース界でベテランとなったマックイーンが新人の台頭にどう向き合っていくか
というお話。

うーん、どの時代、どの世界でもあり得る話をどう描いていくか。
これまたピクサーらしい切り口でピクサーらしい語り口で、やっぱり素晴らしかったです。

新しい技術にどう向き合っていくか。
新人類とどう向き合っていくか。

本作のマックイーンの流れは僕的には理想的な着地の仕方だったな。

新人が出てくるときのパターン。
本作では二つのパターンがあって。
一つは、先輩に対してなにくそ根性で立ち向かっていくゴリゴリの革命家パターン。
そしてもう一つは、先輩を敬い技術と新しい技術を融合させていくパターン。
僕的にはどっちもありかなぁと思うんです。
前者の方は0から1にする事に長けているのかなって。
そして後者は1から10にする事に長けているのかなって。
本作では結果的に後者の方が勝つんですが、この社会ではどちらも
よく見かける光景。

前者の方は叩かれやすいんですけど、よくよく考えたら何もしないで
ブーブー言っているやつなんかよりはまだマシかなって。
まぁ、確かに見ていて良い気分はしないのですが(苦笑)
それでも認めなくちゃいけない部分はたくさんあるんですよね。

対して恐らく誰もが心穏やかに観ていられるのが後者のパターン。
周りを敬いながら受け入れながら新しい社会へと流れでる。
観ていてとっても気持ちよかったですよ。

一方、ベテランが引退していく過程について。
中盤まで、マックイーンがただ若造たちをやっつける的な、
それこそ出る杭をベテランが打ちまくるっつ流れかなと思いきや。
まさかの、マックイーンが自らの実力を認め新しい者へバトンを渡すという展開に。
ちょっとグッときましたよ。

立つ鳥跡を濁さずってやつですな。
だいぶ先の話ですが私も老害にならずにこうありたいものです。

お話については、本当に良いお話に仕上がっておりましたよ。

キャラについて。
新キャラについて2点ほど。

1点目はマックイーンの意思を引き継ぐ事になるクルーズ。
大した事じゃないんですけど彼女を観ていると「ファインディング・ニモ」の
ドリーを思い出したな。

2点目はマックイーンが新しく所属する事になるスポンサーの社長さん。
僕的に彼の扱いにとっても違和感があって。
彼がマックイーンを引退させようとするんですが、彼の対応や言っていることって
別に間違いじゃないし、結構マックイーンのこともリスペクトしての行動だったり
するんですよね。
それが、なんとなく悪役っぽい扱いでちょっと可哀想に見えましたよ。

そんなこんなで。
前作で少し違ったテイストを見せた本シリーズでしたが、原点回帰でマックイーンを
主役に起きレースと内面の成長物語をしっかりと描いてくれました。

先に書きましたが、恐らく本作がシリーズ最終作になるでしょう。
もったいないですが、素晴らしい物語の締め方だったのではないでしょうか!!

大満足です!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.10.14鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)