2019-01-18 Fri

2008年制作 香港
監督:ウィルソン・イップ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
1930年代の中国広東省佛山。家族と共に平穏な日々を送る詠春拳の達人、イップ・マン。その実力と人格で人々の尊敬を集める一方、彼を倒して名を挙げようとする武術家たちも多く、心ならずも手合わせをしては、いずれも一ひねりにしてしまうのだった。ところが折しも日中戦争が勃発、佛山を占領した日本軍によって家屋を奪われ、窮乏を強いられる。やがて空手の名手でもある日本軍将校・三浦がイップ・マンの実力に目を付け、日本兵たちに中国武術を教えるよう迫るのだが…。
≪感想≫
先日、大好きドニー・イェン兄貴の作品を観て他にも熱が上がってきたので、
早速、他の作品をと思い、本シリーズを発見。
誰もが知っているアクション俳優、ブルース・リーの師匠である武術家の
イップ・マンの自伝的作品。
アクション映画大好き。
ブルース・リーももちろん大好き。
ドニー・イェンも大好きな僕的にはこれは診なきゃ!!と思い鑑賞。
しかもシリーズ物で3作品もあるなんてなんて贅沢な!!
そんなこんなで1作目。
やっぱり大好きドニー・イェン!!
お話について。
ドニー・イェン演じるイップ・マンは詠春拳の達人で武術はもちろんのこと
人間としてもとても出来たお方で魅力的な人物。
他の拳法家が腕試しに来ても軽々とはねのけ、他の拳法家が道場破りに来ても
軽々とやっつけます。
順風満帆に過ごしていたイップ・マン一家だったが、社会は日中戦争に突入。
イップ・マンもその煽りを受けてこれまでの生活が一変、極貧生活となります。
それまで仕事もせずに武術の鍛錬、発展にのみ費やして来たイップ・マンも
肉体労働等をしなければいけない始末。
ここでは戦争の辛さを嫌という程見せつけられて。
しかもこの加害者側が我が国「日本」というのがなんともむず痒い。
日本軍の副将みたいなメガネ野郎が良い意味でめちゃくちゃ嫌なやつだったんですよね。
いかにも、外国人が描く、嫌な日本人的な見た目と性格で、中国人たちを蹂躙します。
観ているこっちもちと複雑な心境に・・・。
ただ、ラスボス的な池内博之さん演じる三浦将校が結構良いやつでね。
義を重んじるというかね。
そこは観ていて、日本人にも良い奴はいるんだぜなんて思ったり。
とはいえ、言葉が通じないイップ・マンとのコミュニケーションは結局
すれ違いのまま終わったんですけど(苦笑)
本作は、ちょっと過去に犯した日本軍の罪を見せつけられる複雑な作品にも
仕上がっておりました。
ここからは大好きなアクションについて。
これはもう言わずもがな!!
もちろん最高!!!!
ドニー兄貴の魅力爆発!!!!
これぞ観たかったドニー・イェンでしょう。
序盤・中盤は冷静に武術の達人として相手をいなしながらの戦い方。
どんな敵でも「冷静」に相手をやっつけます。
それが中盤以降の感情を爆発させて戦うシーン。
日本人に同胞を殺されて怒りが爆発。
自ら10対1のバトルを申し込み、これでもかというほどの暴力。
武術家が本気を出してリミッターを外すとこんなに怖い事になるんだと
まざまざと見せつけられました。
これが「怖い」と「カッコイイ」が同居していて素晴らしいシーンでした。
ラストの三浦将校とのバトルも文字通りボッコボコにやっつけるのも
ちょっとスカッとしたり。
アクションについては、全て見応えがあって◎。
見たかったアクションがきっちりと詰まっていました。
とにもかくにも。
大好きドニー兄貴の作品という事で観ましたが、イップ・マンと言う達人の存在も知れた本作。
ブルース・リーのお師匠さんはどんなお方だったのでしょうか。
そして次はどんなアクションを見せてくれるのかな。
楽しみ〜〜〜!!
≪点数≫
9点
(18.10.06鑑賞)

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