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No.1534 『ガール・オン・ザ・トレイン』
No1534 『ガール・オン・ザ・トレイン』

2016年制作 米
監督:テイト・テイラー

≪キャッチコピー≫
『人はひとを殺したことを
      忘れられるのか?』

≪ストーリー≫
夫トム(ジャスティン・セロー)と離婚し、深い悲しみに沈むレイチェル(エミリー・ブラント)。そんな彼女を慰めるのが、かつてトムと暮らしていた家の近所に住む夫婦の仲むつまじい姿だった。通勤電車の窓から二人を眺めてはトムと過ごした日々を思い出す彼女だったが、その夫婦の妻が不倫にふけっている現場を目撃する。次の日、電車を降りて彼らの様子を確かめようとするが、不意に記憶を失ってしまう。やがて自分の部屋で大けがを負った状態で目を覚ましたレイチェルは、その人妻が死体で発見されたのを知るが……。

≪感想≫
ミステリ作品。

そんな前情報を入れずに鑑賞。

映画館で本作の予告をちょくちょく観ていて、なんとなく面白そうだなぁって
思っていたので、いざレンタルして観る事にしました。

とある女性が電車の窓からいつも見ている風景。
その女性にはその景色を見ている理由があって・・・。
そしてその景色に異変を感じた彼女は・・・。
的なお話。

う〜〜〜ん、ちょっともやっといらっと後味の悪い作品でした。

まず、登場人物たちが全てダメダメな人達で。
大きなネタバレしますが、本作では三人の女性が一人の男に振り回されるという構造が。

まず一人目の女性、主役的立ち位置であるレイチェル(エミリー・ブラント)。
彼女は一応、色々考えると被害者の一人ではあるんですが、そもそもアルコール中毒なんですよね。
彼女の落ち度が見える分、ちょっとモヤモヤっとね。

次に二人目の女性、トムの再婚相手であるアナ。
彼女も今回の被害者ではあるんですが、元を考えると、レイチェルから
旦那であるトムを奪った相手ではあるんですよねぇ・・・。
本作の大きなテーマである不貞行為(不倫)の愚かさを彼女はしてしまっているんですよね。
そこらへんがちょっとモヤモヤっとね。

最後に三人目の女性、トムの最新の不倫相手であるメガン。
彼女も悲しい過去を背負っているのですが、結局、彼女も不倫という行為に
走ってしまっているのでなんだかモヤモヤっとね。

もちろん本作での一番の悪はトムという男。
誰彼構わず女性を物として扱うかのごとく、蹂躙していく。
めちゃくちゃ不快で不愉快なキャラクターでした。

とまぁ、全体的に出てくるキャラは一癖も二癖もある方々だったので、
誰かに肩入れする感じでもなくってね。

ひたすらもやもやと観賞していましたよ。

演出について。
本作はミステリ、サスペンスタッチの作風。
ここに関しては、先に書いた嫌なキャラ達のおかげで、最後までグッとのめり込んで
観る事ができました。
時間軸をずらしたり、主人公格のレイチェルの酒癖の悪さのキャラクターを活かして、
何が本当か何が嘘なのかという謎を引っ張りながら進んでいく手法はなるほどねぇと。
ただやっぱり、どうしてもストーリーやキャラクターに違和感を感じたので、
最終的にはもやっといやぁな気分になってしまったという所です。

むむむ・・・どんより・・・。

≪点数≫
  4点
                                           (18.09.09鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)