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No.1528 『野良犬たち』
No1528 『野良犬たち』

2014年制作 韓
監督:ハ・ウォンジュン

≪キャッチコピー≫
『「クズ」を見抜くのは、
        同じ「クズ」!』

≪ストーリー≫
不倫と賭博にのめり込む自堕落な日々を過ごしている記者のソ・ユジョン(キム・ジョンフン)は、不倫相手である職場の先輩ヒョンテの妻から関係解消を迫られる。夫とやり直したいと彼女から言われても納得できないユジョンは、力ずくでも奪ってやろうとヒョンテを追って彼が取材に向かっている山の奥深くにある村を訪ねる。だが、ヒョンテが見つからない上に乗ってきた車が故障し、村に滞在する羽目に。やがて、ユジョンはヒョンテなど知らないという村長をはじめ、村民たちに不審なものを感じ始める。

≪感想≫
韓国映画。

とある田舎村に人探しに来た三流記者が、その村の秘密を知ってしまうっつーお話。
謎に包まれた田舎村。
以前観た「黒く濁る村」を思い出したり。
あれも、韓国の田舎村のお話だったような・・・。
少しお話も似ていたような・・・。

まぁまぁまぁ・・・。

本作について。
う〜〜〜ん、ちょっと嫌いよりかも。

ストーリーがまず不快。
この村で起こっている事が不快で不快で。
女性を暴力で押さえつけるのが見ていて嫌で嫌で・・・。
こいつは味方であってくれぃって思ったやつも加害者の一人だったし。
なんだかんだで腐った男どもだったんです。
もっと言うと、主人公のユジュンも最初はおんなじように嫌なやつだった訳で。
最後は一応、綺麗に着地をしたんですが、ユジュンに関しては、その後どういう
男になるのか想像つかなかったんですよね。
成長をそこまで感じることができなかったんです。

あと、被害者である女の子ウンヒ。
彼女に関してはもっと救いを与えて欲しかったなぁ。
もちろん、加害者達をやっつけるという事はできたんですが、
これまたそこまでカタルシスを感じることができなかったんですよね。
彼女の今後のことを考えるとまだまだやるせなくってね。

しかも、本作って実話をベースに作られているんですって。
それを知ってまたわなわなと・・・。

サスペンス作品としても少し派手さに欠けたし、謎解きもイマイチ盛り上がりに欠けたかな。
バイオレンスシーンは少しグッと力が入りましたが、もう少しガツンが欲しかったです。

キャラについて一つ。
あの、殺し屋風の男。
あの強面殺人キラー風体をもっと活かして欲しかったな。

兎にも角にも。
ストーリーが少し嫌い寄りの本作。
もう少しスカッとした終わり方をして欲しかったです。
残念無念。

≪点数≫
  4点
                                           (18.08.26鑑賞)

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No.1527 『未知との遭遇』
No1527 『未知との遭遇』

1977年制作 米
監督:スティーヴン・スピルバーグ

≪キャッチコピー≫
『We are not alone.
宇宙にいるのは われわれだけではない。』

≪ストーリー≫
ある日、ラコーム率いる調査団がメキシコの砂漠で第二次大戦時の戦闘機を発見する。それは、消失当時と変わらぬ姿で残っていた。一方アメリカのインディアナ州では、町一帯の停電を調べていた電気技師ロイがUFOのような光を発見。以来、彼はこの不思議な光にすっかり魅了され、その正体を探っていく。やがて、光が行き着く先はワイオミング州のデビルズ・タワーという山だと判明するのだが…。

≪感想≫
SF映画の金字塔とも名高い本作を今更ながら鑑賞。
監督は名匠スティーブン・スピルバーグ。

本当に本作の評判はよく聞いていて。
いつか観ないとなぁなんて思いながらやっとこさ。
ここまで評判が良いとちょっと観るのにも物怖じしてしまうんですよね。
私、結構、周りに流されてしまうタイプなので(苦笑)
どうしても先入観が入ってしまうタイプなので(苦笑)
まぁまぁまぁ・・・。

さてさて。

なるほどねぇ・・・やっぱり観て良かったです。

本作が制作されたのが1970年代後半。
私が生まれる前な訳で。
その時代にこの作品が作られている事、そして、僕がこれまで観た映画にも
なんとなく似ている作品が散見されているので、やっぱり本作は、
色々な人に影響を与えているんだなぁと感心。
思い出したのが、「メッセージ」「美しい星」あたり。
特に「メッセージ」は色濃く影響を受けている気がします。

そんなこんなで本作について。

最後の最後までちょっとふわっとした印象と言いますか。
悪い意味じゃなく肩透かしを食らった感があると言いますか。
ちょっとくらっくらになった印象。

本作のストーリーは地球に未確認飛行物体が降り立つ。
それを見た人達が色々と振り回されていくっつーお話。

なんとなくこの手の作品って、侵略ものかな?とか
戦争、バトル、アクション全開の作品かな??なんて
思いがちですが・・・。

本作は少し違っていて。

むむむ・・・なんでしょう、未確認飛行物体に振り回されている人間たちが
サスペンスタッチで描かれているというか。
政府の陰謀的な部分をサスペンスタッチで描いているというか。
中盤まで、果たしてこの未確認飛行物体の正体は何なのか。
そして何の目的で地球に降り立っているのか。
そんな謎を残しながらストーリーは続いていて。
それに振り回される人間たちも奇妙な行動取りまくり。
ちょっと取り憑かれた感があって、どう転んでいくのかワクワクドキドキ。

そこからまさかの展開。

クライマックスのシーン。
大きなネタバレですがロイが宇宙人に選ばれて宇宙船に乗っていくシーン。
何故かわかりませんが僕的にグッときたんですよね。

特に、あの博士的なやつと宇宙人が手話みたいなものでコンタクトをとって
ニヤッと微笑むシーンなんでグッとねぇ・・・。

先に書きました、侵略だなんだと思っていた僕が何となくアホらしく思えちゃってね。
それまでず〜〜〜っと、いつかは侵略、痛い目にあうんじゃないかって思っていた自分が
アホらしく思えちゃってね。
まさかの友好関係を築いた形で着地したのは、ほっこりしたり。

あと、コンタクトの方法が「音」だったのも良かったのかも。
ちょっと宗教チックでこれまた不思議な音色にワクワクとね。

他にも良かったところとして、宇宙人のフォルムが奇妙で良かった!!とか
中盤で宇宙船にさらわれてしまう子役の子が尋常じゃなく可愛かった!!とか
色々。

とにもかくにも。
やっぱり観て良かったSF作品の金字塔。
観終わったあと、少し柔らかくなれた不思議な映画でした。

その評判に偽りなし!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.08.25鑑賞)

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No.1526 『カーズ2』
No1526 『カーズ2』

2011年制作 米
監督:ジョン・ラセター

≪キャッチコピー≫
『彼らの“友情”が“世界”を救う!』

≪ストーリー≫
天才レーサーのマックィーンとレッカー車のメーターが訪れた“トーキョー”で大事件が発生。さらには、フランス、イタリア、そしてイギリスと、ワールド・グランプリで世界を旅するマックィーンたちが行く先々でスパイが暗躍。マックィーンたちは巨大な陰謀から世界を救おうと立ち上がる。

≪感想≫
先日鑑賞した「カーズ」の続編。

前作は僕的にめちゃくちゃ楽しめて。

車が擬人化した世界で子供向けのルックと大人向けのストーリーで
万人に受けそうな作りに仕上がっておりましたよ。

さっすがピクサーだなぁと。

そんなこんなで本作。

「・・・あれ?ちょっと毛色が変わったような。」

本作はマックイーンのカーレースに加えマックイーンの親友メーターが
スパイ大作戦的な事件に巻き込まれていくっつーお話で。

車が擬人化という非現実的なお話に加え、さらにもう一つスパイ的な非現実的な
お話をのっける事でちょっと見方が変わっちゃって。

前作もそんなにレースシーンとかに主を置いていなかったのですが、
本作でもレースシーンがそんなに多くなくって、スパイ大作戦に主体を置く。

う〜〜ん、なんでしょう、イマイチ飲み込めなかったかなぁ。

スカッとしないというか。

お話やルック的には本作が派手だったんですけどねぇ。

例えば前作は、ストーリーの中に色々な社会問題を少し組み込んでいて。
なんとなくピクサー作品ってそういう見せ方がとても巧みという印象が。
本作は単純にエンタメ性に特化した作品し仕上げていました。

キャラについて。
これまた少しだけ不満点。
本作はダブル主演的な立ち位置のマックイーンとメーター。
この二人(二台)が成長していく物語だったらなお良かったのですが、
そこまで成長していなくって。
例えば、前作は傲慢なマックイーンが田舎町の気の良い奴らと出会って、
周りの大切さを知る的な成長過程がきっちり描かれていたのですが、
本作は、もともと成長しているマックイーン。
そして天然ちゃんのメーター。
最初と最後の二人(二台)の人間(車)性はあんまり変わっていないような・・・。
特にメーターの空気の読めなさっぷりは全然変わっていないんじゃないかい。
序盤、中盤の空気の読めなさはちょっと、いくらなんでも注意して改善させる
余地がありすぎるだろうって思ったり。
一応、最後は綺麗な着地で終わったので嫌いにはならなかったんですが、
最初の方のメーターの暴挙っぷりは少しイラっとしました(苦笑)

なんて不満をつらつら書いていますが、楽しかった部分もたくさんあるんです。

先に書いた通りルックは本作の方が派手だったので、楽しかったしね。
例えば、スパイ大作戦的なアクションシーンはいくらなんでも感がありありでしたが、
少しワクワクしましたもん。
欲を言えばレースシーンももう少し描いてほしかったな。

あと、前作から引き続き登場してくるキャラたちは相変わらず気の良い奴らばっかり。
僕的にはピットクルーのあいつ(タイヤを替えてくれるあいつ)が好きだなぁ・・・。

世界観も結構好き。
本作では我が日本も描かれていたし。
イタリアも描かれていたし。
ここら辺は観ていて楽しかったですよ。

とにもかくにも。
前作の良さとはまた一味違った本作。
万人向け作品ではあるんですが、深く掘り下げた作品ではないかも。

本シリーズはあと1作品。

ちょっと間を空けるかな・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (18.08.24鑑賞)

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No.1525 『カーズ』
No1525 『カーズ』

2006年制作 米
監督:ジョン・ラセター

≪キャッチコピー≫
『そこは、地図から消えた町――』

≪ストーリー≫
真っ赤でピカピカなボディがトレードマークのレース・カー“ライトニング・マックィーン”は、レースでチャンピオンを目指す人気者。ある日ルート66号線沿いにある田舎町“ラジエイター・スプリングス”に立ち寄り、住民たちと触れ合ったことで、自分の人生には何かが失われていたことに気が付く。

≪感想≫
ひっさしぶりのピクサー作品。

ピクサーといえば「トイ・ストーリー」シリーズ、「モンスターズ・インク」シリーズ、
「ファインディング・ニモ」等々。

素晴らしいアニメ作品の数々。

どれもこれも一定のクオリティを保っていて、万人にお勧めできる作品ばかり。
僕も、たくさん観賞していて、どれも満足できる作品に仕上がっておりました。

そんなこんなで本作。
本作はシリーズ化されていて、今のところ3作品出ているのかな。

トイ・ストーリーではおもちゃの世界。
モンスターズ・インクではお化け。
ファインディング・ニモでは魚。
そして本作は車の世界。

なるほど、相変わらず上手だなぁ・・・。

キャラクターは車なんだけど描いているのは僕達、人間社会の
問題だったりして。

例えば本作の主役であるライトニング・マックイーン。
彼の新人ならではの傲慢っぷりとか、ロートル選手に対する対応っぷりとか
「うんうん、人間社会でも全然あるある!!」
って。

例えば本作の舞台となる田舎町のラジエーター・スプリングス。
時代の波にのみ込まれて廃れた町へと変わっている感じとか、
「現代社会でも全然あり得るよなぁ・・・。」
なんて思ったり。

そのような負の側面をきっちり清算させつつ、子供向けのエンタメ的作品に
仕上げているのはさすがだなって。

例えばピクサー作品ではありませんが、以前観た大傑作「ズートピア」も
そうでしたね。

マックイーンが田舎町の面々と交流しながら、人間(車)的成長を成し遂げていく。
それにつられて周りの人(車)達も心が豊かになっていく。
ベタっちゃあベタなんだけど、観ていてやっぱり気持ちが良い。

これまた万人受けする作品。
先に書きましたが本作は2・3と続いているようで。

どんどん観賞していくぞ!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.08.22鑑賞)

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No.1524 『AVP2 エイリアンズVS. プレデター』
No1524 『AVP2 エイリアンズVS プレデター』

2007年制作 米
監督:コリン・ストラウス
   グレッグ・ストラウス

≪キャッチコピー≫
『新種降臨』

≪ストーリー≫
コロラド州のガニソン。人口5000人余りのこの小さな町で、エイリアンとプレデターの本能を合わせ持つプレデリアンと、対する最強のニュー・プレデターが火花を散らす。壮絶な戦いは住民をも巻き込んで、町はあっという間に破壊され尽くしてしまうが……。

≪感想≫
先日、「エイリアン」シリーズをフル鑑賞。
いろいろ調べていくと、スピンオフとして本シリーズを発見。

前作を観賞して、まぁまぁ楽しめたので続けて観賞することに。

前作・・・僕的にタイトルにあるようにエイリアンVSプレデターの
白熱拮抗バトルが見られるとワクワク観賞したのですが、
案外、そうでもなくって。

そこには人間も加わって、ちょっと邪魔に感じちゃったんですよね。

それで前作のオチが、プレデターがエイリアンを倒した後、自分たちの宇宙船に
戻るんですが、実は、そのプレデターもエイリアンに寄生されていて・・・っつーオチで。

僕的に
「おぉ!!こりゃ続編は宇宙で観たかったエイリアンVSプレデターの壮絶バトルが見れるんじゃ!?」
なんて期待したんです。

そんな期待値マックスの本作について。

「・・・なんじゃい、これ!!前作よりも人間色が濃くなっとる!!!!」

とんだとほほ作品に仕上がっておりました。

ダメダメなところが数点。

まずは、先に書きました人間たちが主体となっている。
本作は人間ドラマ的なエピソードもたっくさん盛り込んでいて。
とにかく登場人物が多数。
例えば、これが「エイリアン」シリーズのように近未来設定で、
人間たちも宇宙空間、異星空間での特殊な空間でのやりとりとかだったら、
まだ新鮮に楽しめたのに。
100歩譲って前作みたいな探索部隊的な設定でも楽しかったのに。
本作はただの田舎町での出来事なので、登場人物たちが良くも悪くも
「普通」の人たちだったんです。
そこにエイリアンやらプレデターやら出てくるもんだから、
正直、人間の存在がノイズに感じちゃったんですよね・・・。

むむむ・・・。

「見たかったのはこんなんじゃないやい!!」

ってひたすらわなわなと・・・。

次にシチュエーションについて。
これも、結構ダメダメに感じた大きな部分なんですが、本作はほとんど
夜の出来事で。
しかも、町中が停電しちゃうので暗闇でのシーンが多数。
これが、正直、何が起こっているのかまったくわかんなかったんです。
確かにエイリアンやプレデターの特性から考えると、暗闇での演出が合っている
とは思うんです。

ただ、アクションシーンとかもその中で見せられても全然、ピンとこないし
怖くもないしカッコ良くもない。

うーーん・・・。

「見たかったのはこんなんじゃないやい!!」

ってひたすらむかむかと・・・。

そんなこんなで、ひたすら遠い目をしながら最後まで観賞。

終わり方もそんなにピンとこなかったかな。

とにもかくにも、だめだめな印象。
そして、明日になったら忘れてしまいそうな作品でした。

残念無念。

何度も書きますが、純粋なエイリアンVSプレデターの白熱バトルが
見たいんだよぅ・・・。

とほほほほ。

≪点数≫
  2点
                                           (18.08.21鑑賞)

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No.1523 『エイリアンVS. プレデター』
No1523 『エイリアンVS プレデター』

2004年制作 米
監督:ポール・W・S・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『――どちらが勝っても…人類に未来はない。』

≪ストーリー≫
南極大陸の氷の下600メートルの地点に、突如、巨大な建造物が出現。実業家のウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は探検家のレックス(サナ・レイサン)を中心に世界中から人材を集め、探検隊を組織する。

≪感想≫
先日、「エイリアン」シリーズをフル鑑賞。
いろいろ調べていくと、スピンオフとして本作を発見。

エイリアンVSプレデター!?

なんだこのB級の香りがプンプンする題名は・・・。
しかも2作品出てるじゃん!!
これはと思い早速借りてまいりました。

実は私・・・。
とんでもなく不覚でお恥ずかしいのですが「プレデター」シリーズを観たことがなくって。
「エイリアン」シリーズと同様、昔、よくテレビでやっていたのは知っていて。
シュワちゃんがプレデターとバトルする的なお話で、それをちょくちょく観ていたりも
したんですが、なんかバイオレンス描写やらがひどくって
「怖い怖い怖い!!!!」
幼少の僕には刺激的だったような・・・。
そんな僕が先に本作を鑑賞するという愚行。

ただ、プレデターのスペックはなんとなくは知っていますよ。
透明になれるところだったり、ジャベリンや鉤爪、手裏剣的な武器を持っていたり。
とにかく武術に長けている戦闘民族なんですよね。

そんなプレデターとこれまたナチュラルボーンバケモノのエイリアンがバトルするという
なんとも楽しそうな設定。

すっごい楽しみにしながら鑑賞。

さてさて。

むむむ・・・なんかもったいない。

序盤は、人間たちが南極大陸の謎の遺跡を発掘していく。
そこからエイリアンやらプレデターやらに襲われて次々と殺されていく。
「ん・・・? VSになってないぞ??」
なんてちょっと肩透かし。

そして中盤から謎の人間とプレデターが共闘してエイリアンとバトルする展開に
「んん・・・?? 人間は要らないよぅ・・・。」
なんてさらに肩透かし。

う〜〜〜ん・・・もっと主役のエイリアンVSプレデターのバトルシーンが見たかったっす。

もちろん、無かった訳ではないんです。
時折ある、バトルシーンはプレデターの戦闘民族っぷりも発揮していてカッコ良かったし。
エイリアンの猟奇的バケモノ感もしっかり出ていたし。
ただ、プレデターのもっとクールでスマートなバトルっぷりがあるのかなって
期待していたので、ちょっとなぁって。

あと、人間の戦闘力が高すぎたのもちょっとピンとこなかったなぁ。
ある意味三つ巴がしっかりと成り立っていて。
人間はもっと弱くっても良かったんじゃなんて思いました。

とにもかくにも。

ちょっと短めの感想。
少し期待外れの本作でしたが、一応、見たかったバトルもそれなりにあったので良しとしよう。

そして、次回作。
この終わり方だと、人間は出てこなくって純粋なエイリアンとプレデターのバトルになりそう。
楽しみですな。

それと同時に普通に「プレデター」も鑑賞しなくちゃ!!!!
と思ったら、新作が劇場公開されていたんですね。
むむむ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (18.08.19鑑賞)

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No.1522 『サイン』
No1522 『サイン』

2002年制作 米
監督: M・ナイト・シャマラン

≪キャッチコピー≫
『それは――決して気づいてはいけない兆候(サイン)』

≪ストーリー≫
信仰に篤い牧師のグラハム・ヘスは、最愛の妻を突然の事故で亡くしてしまう。その時、ある霊的な現象が起きたことでグラハムは神に対して疑念を抱き、やがて牧師を辞める。農夫となったグラハムは、弟と2人の子供たちと共に平穏な日々を送っていた。だが、ある日、農場のトウモロコシ畑に巨大なミステリー・サークルが出現して以来、奇怪な出来事が続発する。幼い娘には不吉な予知能力が宿り、農場の周囲に次々と不幸が起き始める。グラハムはミステリー・サークルがなぜ自分の農場に現われたのか、それが意味するものは何なのか調べようとするが……。

≪感想≫
M・ナイト・シャマラン監督作。

シャマラン監督と言えばやはり「シックス・センス」。
僕もその昔、映画館で鑑賞して衝撃を受けた記憶があります。
その後も色々と作品を撮ってきたシャマラン監督。
僕も「アフター・アース」「デビル」「ヴィジット」辺りを鑑賞してきました。

直近では「スプリット」を鑑賞。
この「スプリット」に関してはちょっとやらかしてしまったんです。
必ず事前に観ないといけない作品があって。
それが「アンブレイカブル」という作品。
その続編的なスピンオフ的な作品だったんですよねぇ・・・。
残念無念。

そこはまぁ置いといて。
そんなシャマラン監督の旧作。

メル・ギブソン演じる元牧師の一家の元に謎の地球外生命体が降り立つっつーお話。

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、なんか変な映画だなぁ。

結局どこに主体を置いていたのかなぁ。

謎の生命体とのバトルを描くアクション作品。
でもなく。

謎の生命体の本性はまさかの!!
的なサスペンス作品でもなく。

妻を、母を、義姉を失った家族の再生のお話でした。
プラス宗教観、信仰心のお話?的な。

ただ、結構どの部分も地味でねぇ・・・。

例えばアクションについて。
本作は宇宙人的な化け物が出てくるんですが、そいつとの格闘シーンとか本当に少ししかなくって。
無いと言っても過言ではなくって。
そして、この化け物のルックがまず地味でカッコ悪い。
泥田坊的なルックで凶暴性もあまりなく、水が苦手というこれまた地味なスペック。
全然、アガらないんだよなぁ・・・。

例えば謎解き的なサスペンス要素について。
確かに化け物をあまり写さずに、ずーっとドキドキさせる手法はまぁ、アリっちゃあアリなんですが、
そこまで深掘りしなかったんですよね。
結局のところ、宇宙人たちはどれくらいの規模で何を目的に地球に現れたのか。
他にもミステリーサークルの解明だとか、色々と気になるところがいっぱい。
そしてこれは最後まで明かされる事なく終わっちゃってて。
これまた全然、アガらないんだよなぁ・・・。

そして、恐らく本作の肝である主人公一家の再生の物語。
これも正直よく分かんなかった。
言葉の節々に「奇跡」とか「信じる」とか神さまに関するお話も多々出て来て。
本作の主人公であるグラハムは元牧師で妻を不慮の事故で亡くしてそれから神を
信じることができなくなって牧師を辞める事に。
ストーリーの途中途中で差し込まれる妻を失う過程。
そしてクライマックス。
グラハム一家はこれまでの生活からヒントを拾い上げ、化け物退治に成功する。
それを、グラハムたちは単なる偶然の積み重ねではなく、「奇跡」、それこそ「お導き」であると感じ
また信仰心を取り戻す。
無宗教の僕的には引っかかりはあるものの、ジンと来るものがなくって。
バケモノとのバトルと上手く絡めてくれればもっと楽しめたのにな。

どっちつかずの感じで物足りなかったです。

そんなこんなで。
僕的にはピンとこなかった1作。
シャマラン監督の作品だからとハードルを上げちゃったかな。

ムムム・・・ドンマイドンマイ!!

≪点数≫
  3点
                                           (18.08.18鑑賞)


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No.1521 『20センチュリー・ウーマン』
No1521 『20センチュリー・ウーマン』

2016年制作 米
監督:マイク・ミルズ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1979年のカリフォルニア州サンタバーバラ、自由奔放なシングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、15歳の息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に頭を悩ませていた。そこで、ルームシェアしているパンクな写真家のアビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に暮らすジェイミーの幼なじみジュリー(エル・ファニング)に相談する。

≪感想≫
時は1979年。
思春期を迎えたジェイミーは母子家庭で育つ。
ジェイミーは母親のドロシア、幼馴染のジュリー、同居人のアビー、
そしてウィリアムとの交流で一つ、また一つと大人になっていく。

特に大きな事件が起こるわけではなくって。
ただ、それぞれの中では色々な葛藤が生まれ、そしてそれがしっかりと描かれていて。
何気ない生活の中でどんどん人格が形成されていく。
何気ない生活が自分の中で大切な思い出となる。
もしかしたら明日、何かが起こるかもしれない。
もしかしたらこれからも、何も起こらないかもしれない。
それでも自分の中では、その毎日は大切で大きな事なんだなぁと。

本作では、子育てとは何かも描かれているような気がした。
親の心子知らずなんて言葉がありますが、本作のドロシアとジェイミーの関係がそう。
というか一般的に親子の関係ってそんなもんなんでしょうね。
ただ、いつかふと思い出すのは、親から受けた愛情だったりするのでしょう。
そして親のありがたさ、というか側にいた人のありがたさに気付くのでしょう。

あと本作では「時代」も重要なキーワードとして描かれていたような気がします。
時は1970年代という事で色々なその当時の写真を差し込んだりしていました。
僕はその時代のことはよく分かりませんが、音楽ではパンクが流行ったり、
ヒッピーが流行っていたりしていたのかな。

そこで思うのは、人が成長する過程で「時代」そしてそこにある「社会」もとても影響しているという事。
例えばその時代の男女の立ち位置。
例えばその時代のテクノロジーの発達。
人は、特に子供達はそれらを敏感に感じ取り吸収し成長していく。

本作はちょっと女性向け的側面もあったのでしょうか。
僕は男性でかつ未婚で子なしのため少し鑑賞の角度が違ったかな。

僕的には人が生きていく上で環境、家族、友人、全てが自分を紡いでいく過程で
繋がっているんだなぁとふと思わされました。

そして、こんなことって、きっとこんな作品に出会わなければ
思うこともなかったんだろうとジンときましたよ。

おすすめの良作。

特に女性が観ても良いかもしれないなぁと。
そこには母としての生き方も描かれていたのでね。

≪点数≫
  8点
                                           (18.08.17鑑賞)
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No.1520 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
No1520 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』

2018年制作 米
監督:J・A・バヨナ

≪キャッチコピー≫
『生命は、新たな道を見つける』

≪ストーリー≫
ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-REXの激しいバトルで崩壊した「ジュラシック・ワールド」があるイスラ・ヌブラル島の火山に、噴火の予兆が見られた。恐竜たちを見殺しにするのか、彼らを救うべきか。テーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と恐竜行動学の専門家であるオーウェン(クリス・プラット)は、悩みながらも恐竜救出を決意し島へ向かうが、火山が噴火してしまい……。

≪感想≫
「ジュラシック・パーク」シリーズ最新作。
シリーズはこれまで4作品発表。
1作目は映画館で鑑賞。
その後もテレビで放送される度に観ておりました。
結構、思い出深い作品の一つです。
をの後、2作目、3作目と見ていくうちにどんどん不快感が・・・。
だって、登場する人間たちがちょっとわがままと言うかおバカというか。
特に3作目はそれが顕著に現れていて、ちょっと嫌いよりな作品でした。

そして前作。
だいぶ年月が経っての新作という事で、リブートに近い作品なのかな。

出演者が旬のクリス・プラットだったり、現在の映像技術のおかげで
すごく楽しめた記憶が・・・。

ただ、やっぱりこういうすごい映像はやっぱり大画面で見てこそだよなぁと感じつつ。

そんなこんなで。

シリーズ最新作の本作、いざ劇場にて観賞してきましたよ!!

いやぁ、やっぱ本シリーズは劇場で観るべきでしょう!!
大迫力の映像のオンパレード。
大緊張な演出のオンパレード。
これでもかというほどの演出を堪能させていただきました。

お話について。
本作は結構ダークに描かれていましたね。
先に書きましたが本シリーズに出てくる人間って嫌な奴でおバカな奴も多くって。
本作でも、恐竜を捕まえて商売にしようとする輩がたっくさん出て来ます。
「結局、人間ってこうなのかよ!!」
なんて憤慨。
過去の問題を活かす事なくおんなじことの繰り返し。
「ほんと、ばっかだなぁ・・・。」
って。
しかも、恐竜だけではなく人間のクローン問題も絡めていましたね。
そして最後の着地ですが、ちょっとこう猿の惑星的な。
恐らく続編が作られるのでしょうが、今後の人間世界は恐竜たちにやられてしまうんじゃ!?
この自業自得的結果にちょっと辟易しちゃいましたよ。

キャラについて。
本作でも恐竜たちがたっくさん。
序盤の恐竜たちが火山の噴火から逃げ惑うシーンとか圧巻でしたね。
前作から登場のラプトルのブルー。
そして本作から登場の新種インドラプトル。
この2体の最後のバトルは震えました。
特にブルーのあのラストカットはめちゃくちゃカッコ良かったです!!
あと、名前は分かりませんが石頭恐竜が出てましたね。
こいつはとってもチャーミングで愛すべきキャラクターでしたよ。
他にも水中にはメガロドン的などデカイ恐竜も出ていました。
こいつは今後どうなるのでしょう・・・。
あまり活躍はしませんでしたが、確実に今も生きているんですよね。
ジョーズなんかよりもバカでかかったような・・・。
とにかく恐竜たちのルックやアクションは映画館で観てこその興奮度でした。

人間側のキャラ。
恐竜の味方側の人間は置いといて。
恐竜をビジネスに使おうという輩たち。
僕的に気になったのが恐竜ハンター的なあいつ。
ちょっと以前観た「キングコング:髑髏島の巨神」のサミュエル・L・ジャクソンを思い出しました。
あの人間万歳!!的な立ち振る舞いがね。
彼の最期にはスカッとしましたよ。
他の嫌なヤツらはきっちりと制裁を受けていたのでここら辺は気持ちが良かったです。

アクションや演出について。
本作はホラー的な演出もたくさんありました。
真っ暗闇の中から光がパッパッと点滅した時にのみ映る恐竜の恐ろしさ。
他にも徐々に人間に恐竜が近づいてくる感じの緊張感ったらもう。
もちろんド派手に襲いかかってくるパターンもあって、いろんな方法で怖さと緊張感を
映し出してくる。
ここら辺も見所があって良かったな。

そんなこんなで。
大迫力の恐竜描写とアクションの数々。
やっぱり映画館で観て良かったです。
きっと続編も作られることでしょう。

次回作も映画館で観るぞ!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.08.16鑑賞)
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No.1519 『ジョン・ウィック:チャプター2』
No1519 『ジョン・ウィック:チャプター2』

2017年制作 米
監督:チャド・スタエルスキ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)はイタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)から新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり……。

≪感想≫
マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブス主演の本シリーズ。
僕は前作である一作目が大好きで。
お話も楽しかったんですが、何と言ってもその世界観、そして
とんでもなく素晴らしいアクションが最高に楽しめて。

続編を作って欲しいなぁと思っていたら、なんと3部作となって復活!!
最高かよ!!!!

そんなこんなで続編である本作。

いやぁもうこれまた最高な一作でしたよ。

僕的に前作で好きだったところがさらに倍増されて提供された感じ。
こりゃもう最高って言うしかないでしょう。

1つ目。
その世界観。
主人公であるジョン・ウィックは殺し屋の世界の男。
本作は言ってみると、殺し屋の世界以外の世界はあくまでも景色みたいなもんで。
出てくる人たちもみんな悪役かその筋の人たちばかり。
一般人的な人は一切ストーリーに関係しなくってね。
ここまで排してくれると逆にその世界に浸れるので良かったんです。
良い意味でファンタジー的なフィクション的な感覚になって観たい世界だけを見せてもらった感じ。

あとねぇ。
本シリーズの殺し屋たちが所属?する世界がコンチネンタル・ホテルグループなんですが、
その中で行われる一つ一つがどれもプロフェッショナルで。
そこには武器を取り扱う部門があったり。
そこにはスーツを取り扱う部門があったり。
色々な情報を取り扱う部門があったり。
もちろんホテルマンとしても一流でね。
どれもこれもスマートでプロフェッショナルでカッコ良いんですよね。
殺し屋としてプロフェッショナルなジョン・ウィックとのカラミも見ていてとっても気持ち良い。
次はどの分野が出るんだろうとワクワクしながら観ていました。
とにかくこの世界観が最高でしたよ。

2つ目。
アクション!!!!!
本シリーズのアクションは、ガンアクションとカンフーを合体させたガンフーアクション。
カーアクションとカンフーを合体させたカーフー(この言い方はあっているのか??)。
他にもナイフアクションとかもあってね。
このアクションの数々がとんでもなく見応えがあって最高なんですよね。
本作はRー15作品なのでバイオレンス描写も◎。
序盤。
いきなり始まるカーアクション。
あの車をドリフトさせつつ敵を轢いてやっつける感じとか。
あえて車を武器にして敵をなぎ倒していくアクションとか、最高かよ!!
中盤、敵の女性ボスを暗殺して逃げながら戦うシーン。
あの地下道で暗がりの中のガンアクションの数々。
そこで、前に細々と銃を購入していた伏線が活きてきて。
小さい銃から中型、そして大型の銃を駆使して爆ぜる爆ぜる。
これがまためちゃくちゃカッコ良いんです!!
本シリーズのガンアクションって、しっかりと敵を仕留めるやり方なんですよね。
例えば、足を撃ち抜くとします。
普通の作品ならそれで終わったりするんですが、本シリーズのジョン・ウィックは違う。
しっかりと頭を撃ち抜いてトドメをさすんです。
確かに足だけ撃ち抜いたらその後反撃される可能性がありますもんね。
本作はしっかりとぶち殺す(言葉が悪くてすいません・・・)。
序盤中盤とアクションてんこ盛りでしたが、終盤にかけても衰える事なくアクションシーンの数々。
終盤にかけてジョン・ウィックが懸賞金にかけられいろんな殺し屋たちに狙われる羽目に。
そこでもいろんなタイプの殺し屋たちとのバトルバトルバトル。
ここではガンアクションに加え肉弾戦の数々。
柔術的なアクションで敵を倒して拳銃でバンッと。
これがいわゆるガンフーってやつですね。
こちらもしっかりとトドメを刺したり、見ていてしっかりと死んでいると確認できる殺りかたは
素晴らしかったです。
あとは、ナイフアクションとか手元にあるもの(例えば鉛筆的なもの)を使って、
しっかりとトドメを刺す。
本当に新鮮で見応えたっぷり。
ここまでいろんなフレッシュな殺り方、アクションを観ていて飽きがきそうなころ、
今度は、シチュエーションでの味付けをしてくれて。
鏡張りの部屋でのバトルシーン。
僕的にはこれも観ていてとてもフレッシュに感じて◎。
アクションに関しては本当に見応えがあって大大大大大大大満足でしたよ。
何でしょう、本作のアクションはちょっとゲーム的というか、横スクロールのゲームを思い出したり。
しっかりと敵をやっつける感じとか、それをしっかりと見る側にも伝わっている感じとかね。
そんなこと思いました。

キャラクターも良かったな。
コンチネンタルグループの面々は言わずもがな最高。
同じ殺し屋のカシアンや名前を忘れてしまいましたが女殺し屋も最高にクールでカッコ良かった。
とにかく一人一人が役割を担っていて素晴らしかったですよ。

アクション、世界観に堪能しつつ・・・。
絶賛しつつもここからはちょっと悪いところを・・・。

これは個人的な、本当に我儘な意見なのですが・・・。
最後のオチがちょっと嫌だった・・・。
大きなネタバレになりますが、ジョン・ウィックはコンチネンタル・ホテルでの
約束事(ホテル内での殺人、血を流すのはご法度)を破ってしまうんです。
僕はそれを観た瞬間
「いやいや、それはプロとして・・・。」
なんて思ったり。
と言うか僕的に、このコンチネンタルグループとジョン・ウィックのやりとりが
大好きだっただけに、それを反故にするなよなぁなんて・・・。

今後のことを考えるとめちゃくちゃショックだったんですよねぇ・・・。

はぁ〜〜〜あ・・・。

悪かった(というか個人的に見たくなかった)のはこのぐらいかな。

とにもかくにも

最高かよ!!!
なんて言ってしまう良作。

予定ではもう一作あるんですよね。
もう一作と言わずにもっとシリーズ化して欲しいなぁ。

本当に楽しみ!!

次回作は映画館で観るんだい!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (18.08.16鑑賞)

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No.1518 『散歩する侵略者』
No1518 『散歩する侵略者』

2017年制作 邦
監督:黒沢 清

≪キャッチコピー≫
『世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。』

≪ストーリー≫
鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。

≪感想≫
リアル~完全なる首長竜の日~」「クリーピー 偽りの隣人」の黒澤清監督作品。

調べてみると原作は劇団イキウメの舞台が基で、その後小説も発売されているみたい。
劇団イキウメ・・・どこかで聞いた事あるなぁなんて思ったら、以前観た「太陽」という作品も
そうでした。

さぁさぁ。

宇宙人が地球に降り立って侵略の準備を始めるっつーお話。
地球侵略ものと言えば思い出したのが最近観た「美しい星」。
あれも侵略ものというより宇宙人が地球に降り立って色々と警告をするっつーお話でしたっけ。
あと、映画化もされましたが人気漫画の「寄生獣」もそうですね。
本作はこの「寄生獣」の方がより似ているかも。
異星人が地球人に乗っ取って色々やらかすところがそっくり。
本作で素晴らしいアイディアだなぁと感じたのが、この宇宙人が地球人の概念を
奪っていくというアイディア。
これはあまり見たことがなくってフレッシュでした。
その設定が最後の最後まで上手く活きていたんですよね。
概念を奪われるという行為にちょっと変化が解りにくい部分もあったりしたんですが、
「家族」という概念が奪われたら、「自分」という概念が奪われたら、
「仕事」という概念が奪われたらというあたりは見ていてとっても感心させられましたよ。
特に「愛」という概念を奪われた人間がどうなるかはとても納得させられました。
そして「愛」という概念を奪った宇宙人がとった行動にもね。
ここら辺はお話、設定が上手く活きていたかな。
中盤の東出昌弘くんが語っていた「愛」についてのお話も興味深かったし。

う〜〜ん、なんでしょう。

SFチックな作品なので引っかかるとこもたっくさんあったし、いくらなんでもそりゃないぜって
部分もたっくさん。
ただ、それでも最後の最後までググッと前のめりで観ることができたんですよね。
お話が面白かったのもあるし、演出がイロトリドリだったのもあるからかな。

例えばアクションシーン。
本作、意外にアクションシーンが多くって。
マシンガン的なガンアクションもバンバンあったし、空爆的なシーンもドッカンバッカンあったし。
そして僕的に大好きだったのは、侵略してくる宇宙人の一人に女の子のキャラがいて。
その子の体術が結構、カッコ良かったんですよね。
観ているこっちは予想だにしていなかったので、嬉しい誤算でした。

もちろんひっかかった部分もあったんですよ。
それは日本政府の対応。
いつのまにか、全部を把握していて武装した軍隊を送り出したりするのも
いくらなんでもと思ったし。
クライマックスの病院のパニックシーンも、いつのまにあんなに大ごとになっているのかも
ピンとこなかったし。
とにかくこの宇宙人が来た事に対するリアクションがそこまで頷けなかったなぁ。

ただ、やっぱりその勢いとかお話の面白さでググイと持っていかれた本作。

十分に堪能させていただきました!!

原作本を読んでみようかなぁ。
というか、劇団イキウメの舞台版を鑑賞したいなぁ。
僕の街にも来てくれないでしょうか・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (18.08.14鑑賞)

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No.1517 『三度目の殺人』
No1517 『三度目の殺人』

2017年制作 邦
監督:是枝 裕和

≪キャッチコピー≫
『犯人は捕まった。真実は逃げつづけた。』

≪ストーリー≫
勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛(福山雅治)は、殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……。

≪感想≫
歩いても 歩いても」「奇跡」の是枝裕和監督作品。
海街diary」「そして父になる」なんて作品もありました。
「海街〜」は大好きな作品です。
そして今年、最新作の「万引き家族」はカンヌ映画祭にて最高賞のパルム・ドールを受賞。
未見ですがいずれ必ず。

さてさて。

僕的に是枝監督の作品は現代社会の問題をドキュメンタリックな撮り方でドラマティックに
映し出しているという印象。
特にこれまた未見ですが「誰も知らない」という作品や「そして父になる」がそうでした。
「海街〜」や「奇跡」はちょっと違いますが。

先日「午後8時の訪問者」という作品を観た時に感じたのが、その作品の監督であるダルデンヌ兄弟の
作風と少し近しいものがあるんじゃないかと感じています。

本作についてもそんな感じの作風で。
弁護士の福山雅治が殺人事件の容疑者である役所広司の冤罪を晴らすために奮闘するっつーお話。
出演は福山雅治、役所広司、広瀬すずらスーパースター級がずらり。
人気キャストを揃えつつズシリと重いサスペンス作品に仕上がっていました。

ただ、最後の最後まで綺麗に着地せず、鑑賞後もモヤモヤと残る終わり方で。
物語に重きを置かずに、そこに見え隠れするメッセージをどう受け取って、それを
どう持ち帰るか的な。

う〜〜〜〜〜ん、もやもやもやもや。

例えば、司法制度について。
本作では、司法制度、死刑制度についての問題が見え隠れ。
裁判官、弁護士、検事がそれぞれの事情を忖度して、なんとなく一つのゴールへ向かっていく。
本作のそれは少し極端に描かれていたように見受けられましたが、結構ゾッとしたな。
それなら、何が正解で、何が間違いなのか。
本当にそんなやり方でそれこそ、本作でも何度も出ていたキーワード「裁く」ことを
今の司法制度で行っていいのかってね。

ただ、一方で僕的にはやっぱり何か事件があった際にはどこかで
それが「悪」なのか「善」なのかを線引き、判断してくれる機関がなきゃ
いけないと思うんです。
もちろん、それが本当に正しいのかは分かんないのかもしれませんが。

う〜〜〜〜〜ん、もやもやもやもや。

演者について。
容疑者三隅を演じた役所広司さん。
怪演とはこの事で、供述もころころ二転三転するし、本当にこいつが殺したのか、
殺していないのか、最後の最後まで曲者感、不気味感を維持したまま終わっていく。
これは役所広司さんのまさしく「怪演」があったからこそ。
僕的に物語だけに特化して解釈すると、結局のところ、三隅は殺人を犯していたんだろうなぁと。
そして被害者の娘の咲江の証言も全て本当だったんだろうなぁと。
ただ、三隅は咲江のための殺人ではなくって、もっと色々な事情が重なってのことなんじゃないかなと。
もっというと三隅はサイコパスで、ある種本作での立ち位置は観るものや物語で
出会う人たちにとっての鏡的な存在だったのではと。
物語でも語られていた「器」のようなね。
この三隅というキャラクターを観ていて思い出したのが、韓国映画の
哭声/コクソン」の國村隼さんが演じた男。
あの作品もきっちりとした答えもなく、受け手がその存在をどう受け取るか的なお話でした。
この國村隼の怪演もとんでもなかった記憶があります。
本作の役所広司がその立ち位置だったかなぁと。

とにもかくにも。
もやもやが止まらない本作。
こうして感想を書いても全然まとまらないし、考えもまとまらない。
好きなのか嫌いなのかも分からない。
とても良い作品なのは間違い無いのですが、なんだか上手く立ち上がれないと言うか。

むむむ・・・もう少し考える時間をください(苦笑)

≪点数≫
  8点
                                           (18.08.14鑑賞)

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